一眼レフってレンズが交換出来るけど何を使えば良いの?って人向け

レンズの見方

レンズ選びで必要な情報は大きく2つ

焦点距離とf値(開放f値)

  • 焦点距離
 ○○mm(ミリメートル)という数字
 ○○〜▲▲mmとはその範囲でズームが出来るってこと
 数字が大きいほど望遠で撮影出来る
  • f値(開放f値)
 最大に絞りを開いた時の明るさの指標
 数字が小さいほど絞りが開けられる=明るい

また、があります
ズームレンズはその名の通り、焦点距離を変えられるレンズ、単焦点レンズは変えられないレンズです
単焦点レンズはその代わりにf値が小さい=明るいレンズが多い

さてこれらの情報からどう選ぶか・・・

焦点距離について

撮りたいもの、どういう写真にしたいかで決める
  • 人間の目で見たままの焦点距離=約50mmと言われています
 この付近の焦点距離のレンズを標準レンズと言います
  • 〜35mm位までの焦点距離のレンズを広角レンズと言います
 人間の目より広い範囲を写せます。被写界深度が深くなり、広範囲にピントが合います
 また、自分からの距離が強調されて写ります
  • 85mm位〜の焦点距離のレンズを望遠レンズと言います
 遠くのものを大きく写せます。被写界深度が浅くなり、ピントが合ってない範囲がボケやすくなります
 また、主となる被写体と前後の被写体が近く見える、圧縮効果があります
(広角、望遠などの区切りは明確な基準があるわけではありません)

レンズの焦点距離はAPS-C専用レンズなどでも35mmフィルムサイズで表されています
サイズがAPS-Cならば見かけ上約1.5倍、4/3なら見かけ上約2倍の焦点距離になります

※つまり
35mm換算で焦点距離50mmのレンズが欲しい→
持ってるカメラはAPS-C(1.5倍)→○mm×1.5=50mm ○=約34mm→
焦点距離34mm位のレンズを使うと50mmのレンズのように写る
だいたいこんな感じ

f値について

被写界深度、シャッタースピードに影響します
同じ焦点距離のレンズでは
背景が大きくボケた写真を撮りたいならf値の小さいレンズを選びましょう
また、f値が小さい=明るいのでシャッタースピードを速くできます
シャッタースピードが速いと手ぶれ、被写体ぶれを抑制できます
一概ではありませんが望遠になるほどf値は大きくなります
これはズームレンズでも言えますが、ズームしてもf値の変わらないレンズもあります

まとめ

焦点距離(○○mm) 小さい 大きい
写る範囲 大きい 小さい
被写界深度 深い 浅い

f値 小さい 大きい
被写界深度 浅い 深い
SS 速い 遅い

つまりより焦点距離の大きく、よりf値の小さなレンズの方がボケが大きくなります
でも300mm F=2.8なんて目が飛び出るような値段するよ!

結局どうすればいいの?

まずは付いてきたレンズを使ってカメラの機能を理解することから始める
だいたい35mm換算で20〜80mmのレンズが付いてきてると思うから2本目をどうするか

撮りたいもので決める

  • 街を歩いてスナップしたい
  標準単焦点レンズ:軽い、速いSSで手持ちで撮れる、ボケを生かしてポートレートもできる
  • 建物、風景を撮りたい
  広角単焦点、ズームレンズ:広い範囲が撮れる、ビルの根元から上まで撮れる(※三脚があった方がいい)
  • 人物を印象的に撮りたい
  70〜150mm位(中望遠)のf値が小さい(だいたい2.8以下)のレンズ:ポートレートレンズ、背景がボケる、顔に寄れば立体的に撮れる
  • 室内で子供、ペットを撮りたい
  広角でf値が小さいレンズ:室内ってのは案外暗い、被写体が動いていても速いSSでブレずに撮れる
  • 野生の動物、鳥が撮りたい
  200mm以上のレンズ:遠くからでも大きく撮れる、f値が小さい方が羽ばたきを止めた写真なども撮れるのでいい
  • 鉄道が撮りたい
  標準レンズ:駅に停まってる車両、駅舎など
  望遠で明るいレンズ:走ってる車両を速いSSでブレずに撮れる

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最終更新:2009年11月17日 02:24