AIPSによる処理(8) FITSファイルを書き出し
較正済みのファイルを、Difmapでイメージングの処理をするためにFITSに書き出します。
1. FITSファイルに出力する (FITTP)
FITTPの名称は、FITSファイルを磁気テープに書き出す、というところに由来するのですが、今どきは磁気テープでなくハードディスクに出力するのが普通でしょう。
task 'fittp' FITTPというtaskの使用宣言
getn 3 カタログ番号3番のファイルを選択
AIPS 1: Got(1) disk= 1 user=3018 type=UV DA193.SP2CM.1
outf 'fits:BK084.DA193.SP2CM.fits' 出力ファイル名を指定
outt 0 磁気テープではなく、ハードディスクに書き出し
inp パラメーターの一覧を表示して確認します。
(fittpのパラメーターの一覧はこちら)
goと打って実行します。終了したら、AIPS_ROOT/FITS/BK084.DA193.SP2CM.FITS というファイルが UNIXのファイルシステム上に出来ているはずです。このFITSファイルをDifmapで用います。
AIPSでの較正は終わりです。お疲れさまでした。
AIPSの終了のしかたは覚えていますでしょうか。この後は、Difmapで楽しいお絵描きの時間です。
最終更新:2007年10月04日 20:53