バレンタイン編

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wivern

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 ― Seagullの場合 ―

「フォールちゃんっ♪」
「むぉぁっ急に出てくんなよ・・・ってかフォルちゃんって呼ぶな。」
「今日は何の日か知ってる?」
「・・・俺の発言はあくまでスルーですか・・・んー・・・誰かの誕生日とか?」
「違うわよ・・・しっかり思い出して・・・ほら・・・」
フォルちゃんと呼ばれる男は数分考え続けた挙句こう答えた
「あー・・・バレンタインだっけ?」
「ふぅ・・・やっとわかったか。もう・・・」
「で、そのバレンタインになんだよ。どうせ俺は男臭いだけd・・・」
「はい。これ」
「お・・・?」
「どーせ貰えないでしょうから私があげるわよ。別に・・・みんな渡すから便乗するだけだからねっ」
「へいへい。ありがとな」(こんな時にまでツンデレって・・・)
「・・・うん」


 ― アルミアの場合 ―

青春真っ盛りとでもいうべきか純情さが見え隠れして初々しい光景である
「pro・・・protoさん・・・その・・・あの・・・」
「?」
「あの・・・その・・・これ・・・これを・・・」
「あ・・・んー・・・?」
「これを・・・お前にレインボーっ☆」
「・・・what?」
来年もおんなじパターンでループするのは言わずもがな。


 ― エフレシアの場合 ―

「でーきたっ♪これを御陵君に食べさせれば・・・えっへへー♪」
後に「エフレシア騒動」と呼ばれる御陵既成事実疑惑は、騎士団の中でも伝説とされる騒動である


 ― Aredeaの場合 ―

「御陵さんっあーん♪」
「あーん」
「美味しいですか?」
「HAHAHAっあるの作ったものはどれもグゥレイトなワンダフルテイストさっ☆」
「もう・・・まだまだたくさんありますけど・・・その前に・・・私はいかが?」
「おいおい・・・愛しのマイスィートハニー・・・一気によい子はオネムの時間じゃないかっ☆いただくぜっ」
「エクスタシーッ」
「・・・どうかしたの?あるちゃん?」
「え・・・エフリィお姉さんがいきなりバレンタインの話をするから・・・」
「・・・また危ない妄想をしてたのね・・・アンタって子は・・・仕方ないバレンタインがなんたるかを教えてあげよ  うっ☆」

 ― 翌日 ―

「ごりょ・・・御陵さん・・・」
「ん?」
「何も言わず・・・目を閉じてください」
「・・・?」
そういうと男は流れのまま目を瞑る

―チュッ

少女と自分の唇が重なり合う。その瞬間口いっぱいにチョコレートの甘い香りが広がっていく
「っ!?あ・・・あるっ・・・!?」
「エフリィお姉さんが男はこういうのが大好きだっていうから・・・もう一口・・・要りませんか・・・?」
「・・・いただきます。」


 ― Chaikaの場合 ―

「ごりょーさーんっ義理チョコですけど持ってきまs・・・!?」
そう彼女が言おうとしたとき目の前の光景は甘ったるい俗にいうゲロ甘状態のバカップルであった
「口移しで食べさせるなんて・・・ふけ・・・不潔よぉぉぉっ」

―本日のバレンタイン。別名「御陵の女難」
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