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六人全員がそろった店内は まったく知らない者同士なので 何か気まずいムードが漂っていた。 周りがおっさんばかりなので すこし不安になっていたよいしゃっだが それほど怖そうな人はいなかった。 黙っても仕方ないのでフックが口を開いた 「え~と、この6人が西洋何とか会の会員なのですよね?」 「だろうな。」 みんなが招待状を見せ合った。 「とりあえず初対面なんじゃ、自己紹介といこう。」 かもめの提案に賛成した5人は順番に話した。 「私はフックだ。45歳で、見てのとおりこの店でマスターをしている。トランプ専門だ。」 「ワシはかもめじゃ。もう87歳じゃが麻雀だけは得意なままじゃ。」 「サイパンです。15歳です。ダーツ専門です。」 「かたつむりです。今年で77歳になります。チェス専門っす。」 「coxinhaッス!5ツノトキブラジルカラキタ。32ス。ビリヤードヤッテマス。コトヨロ!」 何だこいつ?外人?絡みづら!それに27年も日本にいるのにカタコトかよっ!! 全員そう思っていた。 順々に紹介が終わり残るよいしゃっに目線が集まった。 「あ・・・、えっと。。。」 ぼーっと聞いていたよいしゃっは不意に振られ、慌ててしまった。 「よいしゃっです。あの大学通ってます。一応数学はトップです。」 おぉ~という顔がまばらにあった。 まあ取り合えず、これで集合ってわけだ。 一通り全員の自己紹介が終わり、空気も話しやすくなってきた。 「じゃあつまり・・。」 かもめが口を開いた。 「ワシら6人でこれからこの会をやっていく訳だな?」 「いや、そうでもないぜ。オレはくだらなかったら帰るつもりだし。」 とかたつむり。 「おれも。」 サイパン。 「私もが学校あるし・・・。」 最初の空気に戻ってしまった。 気まずいのでフックが話した。 「どちらにせよ、おれ達はここで何をすればいいんだ?  集まれとは言われたけど、この会の目的は何なんだろう?」 その意見に全員が賛成した。 たしかに、集まってそれから何をするのだろう。「西洋文化」って言うくらいだから それが絡んでくるはずだし。そして偶然にも、ここにいる皆は全員が西洋の文化と関わっている人であること。 そして何らかの形で、両親が突然死している。本当に偶然か。裏には絶対何かがある。 「だいたい、西洋文化を研究する会なんておかしくないか?  そんなもんが存在すること自体、おかしいんじゃねぇの?」 サイパン。 「ワタシ、ブラジルシュッシンデスケド、セイヨウブンカスキデス。」 頼むから、お前は黙っていてくれと思う皆であったがそのとき、 全員のケータイがいっせいに鳴った。 ぷるるるるるるるるる・・・。 急なことなのでびびった。 全員が緊張した気持ちを落ち着かせ ケータイを取り出した。 画面には非通知のマークがあった。 「もしもし?」 一瞬、間があった。 そして男の声が聞こえた。 「西洋文化研究会会長です。」 全員が、息をのんだ。 present by coxinha
六人全員がそろった店内は まったく知らない者同士なので 何か気まずいムードが漂っていた。 周りがおっさんばかりなので すこし不安になっていたよいしゃっだが それほど怖そうな人はいなかった。 黙っていても仕方ないと思ったフックが口を開いた。 「え~と、この6人が西洋何とか会の会員なのですよね?」 「だろうな。」 みんなが招待状を見せ合った。 「とりあえず初対面なんじゃ、自己紹介といこう。」 かもめの提案に賛成した5人は順番に話した。 「私はフックだ。45歳で、見てのとおりこの店でマスターをしている。トランプ専門だ。」 「ワシはかもめじゃ。もう87歳じゃが麻雀だけは得意なままじゃ。」 「サイパンです。15歳です。ダーツ専門です。」 「かたつむりです。今年で77歳になります。チェス専門っす。」 「coxinhaッス!5ツノトキブラジルカラキタ。32ス。ビリヤードヤッテマス。コトヨロ!」 何だこいつ?外人?絡みづら!それに27年も日本にいるのにカタコトかよっ!! 全員そう思っていた。 順々に紹介が終わり残るよいしゃっに目線が集まった。 「あ・・・、えっと。。。」 ぼーっと聞いていたよいしゃっは不意に振られ、慌ててしまった。 「よいしゃっです。あの大学通ってます。一応数学はトップです。」 おぉ~という顔がまばらにあった。 まあ取り合えず、これで集合ってわけだ。 一通り全員の自己紹介が終わり、空気も話しやすくなってきた。 「じゃあつまり・・。」 かもめが口を開いた。 「ワシら6人でこれからこの会をやっていく訳だな?」 「いや、そうでもないぜ。オレはくだらなかったら帰るつもりだし。」 とかたつむり。 「おれも。」 サイパン。 「私もが学校あるし・・・。」 最初の空気に戻ってしまった。 気まずいのでフックが話した。 「どちらにせよ、おれ達はここで何をすればいいんだ?  集まれとは言われたけど、この会の目的は何なんだろう?」 その意見に全員が賛成した。 たしかに、集まってそれから何をするのだろう。「西洋文化」って言うくらいだから それが絡んでくるはずだし。そして偶然にも、ここにいる皆は全員が西洋の文化と関わっている人であること。 そして何らかの形で、両親が突然死している。本当に偶然か。裏には絶対何かがある。 「だいたい、西洋文化を研究する会なんておかしくないか?  そんなもんが存在すること自体、おかしいんじゃねぇの?」 サイパン。 「ワタシ、ブラジルシュッシンデスケド、セイヨウブンカスキデス。」 頼むから、お前は黙っていてくれと思う皆であったがそのとき、 全員のケータイがいっせいに鳴った。 ぷるるるるるるるるる・・・。 急なことなのでびびった。 全員が緊張した気持ちを落ち着かせ ケータイを取り出した。 画面には非通知のマークがあった。 「もしもし?」 一瞬、間があった。 そして男の声が聞こえた。 「西洋文化研究会会長です。」 全員が、息をのんだ。 present by coxinha

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