何回研究―いや、遊びと言ったほうが良いだろう―をしただろうか。
いつもの二人しか客の居ない昼間の店で、一人ソリティアをしながらフックはそんなことを考えていた。老人は異国者に麻雀を教えている。
 長い間遊び場になっていた「フルハウス」はその環境に適するように、その二人によって改造された。テーブルの裏には雀卓や、ビリヤード卓、チェス板が設置された。
西研会のためになると思い、フックはテーブル裏の改造を許可したがここ最近は遊んでばかりなので、なんだか損した気分になっている。

 その夜、集会があった。

いつも通り集会が終わった。
そこまではいつもと一緒だった。

メールが来た。
「そろそろ、研究会として働いてもらいます。
まずは政治関係です。
わいろ政治を行っている政治家をギャンブルでこらしめてください。
相手が小規模に加え、大人数で動くのはまずいので
アンケートをとり、上位3名が移動する事になります。
大丈夫、この作戦で動けなかった人は後ほどにシメとして(?)
動いてもらいますから
ま、運だけどね」

かたつむり[3]
かもめ[5]
コシーニャ[5]
サイパン[2]
フック[1]
よいしゃっ[6])

※名前順です

全員は期待と不安に包まれた。
文責/かもめ
最終更新:2009年03月30日 13:43