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6人が西洋文化研究会として集まったのは新年が明けてからすこし経った冬のことで、
今回はそれから4ヶ月ほど経過し、街中に夏の日差しが差し込み始めたある休日の話である。



「フルハウス」にある時計は午前の11時を過ぎていた。

「おい、さっさと起きろ」とフックが言った。

「・・・・ん~、・・・・・まだ眠いヅラ・・・」

「ヌ~、・・・・・・・バタートショウガモ・・・・・・・ヴッ」
ソファーで寝ているかもめとcoxinhaに起きる気配は無い。

この古びた小さなバーの閉店時間は通常夜中の2時で、片付けだのなんだので
結局、店員が床に着けるのは午前の4時過ぎなのである。
おまけにここはバーで、お酒飲みホーダイときたもんだ。

だから11時とはいっても、彼らにとって起きるのはまだきつい時間だったりするのである。

「うう~・・・昨日飲み過ぎたぁぁ~・・・・・まだぐるぐる言ってるわぁぁぁ~・・・。」

「・・・コノサイデンピョウニモ・・・・・・チカラオカシテモライマス・・・・・ヌ~、ヌ~・・・」

「ああ、こりゃどうすっかなぁ・・・」

流石にフックはバーのマスターというだけあって酒には強い。

彼が二日酔いとか言ってうなだれているジジイと外国人に頭を悩ましていると、
突然ベルの鈍い音が鳴り、扉が開いた。

「こんにちは~」

そう言ってよいしゃっが入ってきた。

「おお、こんにちは。 ・・・どうしたの?」

昼間は見かけない顔に対して、フックがそう言った。

「大学、今日から連休なんです。シフトも入ってないし暇なんで、お店手伝おうと思って来ました」

なんて献身的な子・・・、こういう子が日本の将来を支えるんだなぁと、フックは思った。

「どうかしましたか?」

「あっ、いえ、あの・・・じゃあまずはそこの二人を起こすの手伝ってもらえますか?」

「はいっ、分かりました」

それから小一時間、二人を起こすのに四苦八苦して、よいしゃっが竹刀を取り出したところで
ようやっと二人が起きたので、さあ仕事の分担どうしようか、ということになった。

「わしらも仕事手伝わなきゃいかんのか?」

「まあ居候なんだしそのぐらいはやって貰わないとな」

「イソウロウッテ ナンデスカ?」

「お金払わないで下宿させてもらっている人のことですよ」

さて、その仕事内容だが、「フルハウス」にて今日やる仕事は、店内の掃除とワインの発注だそうだ。

「発注って、どこまで行くんですか?」

「駅の近くにある、洋酒取り扱い店です」

「こっからあそこまでは結構あるな」

「クルマハ ナインデスカ?」

「残念。今、車検に出しちゃってる」

「代車はないんですか?」

「俺、あんまり乗らないから用意してない」

「じゃあ、自転車で行くしかないの」

「う~ん・・・、受け取るブツが結構重たいから無理だと思う」

「モシカシテ アルクンデスカ?」

「そう・・・、なりますよね」


ここはみんな平等に、というcoxinhaの意見により、発注は一人ひとり交代で行くこととなった。

順番はトランプを引いて決めた結果、
かもめ→coxinha→フック→よいしゃっの順になった。

「・・・それじゃぁ、行くぞっ」
早速かもめはレシートのような小さい紙とお金を持って、店を後にした。

残った3人はというと・・・。

「よしっ、じゃあ私達もやりますかっ」

「「オ~」」

      • 果たしてどうなるやら。