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 賑やかで豊かな町「セリパーノ」そこは、魂獣の存在も知らず、あんまり寄せ付けないことで有名。リュウト達は食料の調達と情報収集のために向かっていた。その中謎の軍団は新たなる刺客を用意した。

「次はこれで…。暴走族団。頼んだぞ」

「了解。久しぶりに暴れるぜ」

 バイクの音を鳴らし、暴走族のようにベルを大量に出して、凄い煙でセリパーノへ向かった。

「ゴホッ! ゴホッ! 大丈夫かな…。バイオビーストに変換してやったのはいいが」




第9話「セリパーノの大騒動」


「ここがセリパーノだ」

 町が豊かで、人もいて、家と店がたくさんある。これで情報を収集すれば何とかなるだろう。町へ入ると、ほとんど仕事しているようだ。

「最終確認だ。注意は魂獣の名前、能力を使わないことだ。それじゃ、食料調達と情報収集のために自由行動だ」

 それぞれの場所へ食料調達と情報収集へ分かれた。

「ここが町なのか…。俺は野生獣撲滅基地にいたからな。外の状況が分からこんな風景なかったな…。すごい懐かしい感じが…」

 懐かしい記憶を感じながらうろちょろする。すると、小さくて幼い一人の少女の周りに数人の男性が囲まれていた。

「おい! 金と食料を渡せ。命は助けてやるぞ」

「いやだ! これは私の大切な命綱よ。絶対渡さないわ」

「そうか。それじゃ…死ねっ!」

 番長が強いパンチで少女を攻撃してきたが…。誰か右手で受け止められた。それは、リュウトだった。

「何!? 俺様のパンチを受け止めるなんて」

「大人のパンチって、こうなんだ。それ!」

 右手で番長を少し投げ飛ばした。

「何なんだあの小僧は」

「それじゃいっそ手加減なくいこうよ」

「そうだな…。小僧、覚悟!」

 男達一斉にリュウトに攻撃してきた。リュウトはジャンプして、相手をぶつけ、かかとおとしで数人の男を倒れ、一人の男が右拳でパンチするが、楽に受け止め、別の男に向けて投げ飛ばした。あと一人の番長は右足でかかとおとし。だが、右腕で受け止めて、左手で投げ飛ばした。

 あっというまに男達は倒れた。リュウトは無傷のようだ。少女はリュウトのところへ近づいた。

「あの…。有難うございます」

「基本的なことをしただけですよ」

「そういえば、見かけない顔ですね。貴方は一体…。家についてきて。そこで話そう」

「あ…ああ…」

『(本当にいいのか? ばれてしまったらおしまいだぞ)』

「(わかっているよ。そこで情報収集しないとな)」

 少女は左手をリュウトの右手首を掴んで少女の家を連れて行った。

 少女の家について遠慮なく入った。机と一緒にある椅子に座らせ、本題へはいる。

「改めて、貴方は一体何者なんでしょうか?」

「俺は…」

 自己紹介と詳細を言おうとした瞬間、あのときの言葉を思い出す「魂獣の名前、能力禁止」っと、でも、ばれなければ…っと思っても、下手でもすればすぐにばれる。人間らしく、自己紹介する。

「俺の名前はリュウト。遠いほうからの旅人です」

「見かけない顔だと思ったら旅人ですか。そういえば、結構おとなしいですね。不良たちと戦ったときはかなりかっこよかったのに」

「そういう俺なんです」

「へぇ~。旅人って外の世界大変でしょ? 変な化け物がきたりで」

「はい。俺の力で進んでいきました」

 速訊竜の力で進んだっていえない…。

「だから不良たちを軽々とたおせたんですね。そうそう、裏の図書館がありまして、そこでは旅に役立つ情報がありまして便利ですよ。行って見ます?」

「うーん。いい情報があれば」

「それは良かった。早く行こう!」

 少女の右手がリュウトの右手首を持って強制なやり方で裏の図書館へ向かった。それを見たエレギンは。

「? 最近意味分からないことをする人おおいな~」


 裏の図書館。地下にある大きな図書館だ。地元の人しか知らず、外部の人は地元の人に認めなければいけないのだ。

「ここが裏の図書館よ。外部の人には絶対話さないでね。そうだ。私が届かないところがあるの。手伝って」

「手伝ってやるとも」

 ちょっと調子がくるってしまうが、魂獣者にとってはしょうがないことだ。場所はBの2段ぐらいのところ。多分科学についての資料だと思われる。この大きさだったら少女は無理としても、リュウトは取れそうだ。

 小さなはしごを使って上って、本をとろうとした。だが、そこに資料の本の横に魂獣についての関連本を見つけた。それもついでに取ろうかと思いきや、バランスが崩れ、落ちてしまった。リュウトや本は床に落ち、資料は少女の手に。

「だ…大丈夫!?」

「大丈夫。こんなぐらい平気さ。貴方は先に向こうにあるから、先によんでおいてください」

「え!? なんでそんなことを知っているの?」

「だって…。すぐそこに、座るところがあるから…」

「あ、そうですね。有難うリュウト君」

 少女は資料の本を持って座る場所へ向かった。ちょっと深呼吸したあと、大量に埋もれた本から脱出し、立ち上げた。

「さて…。誰も…見ていないもんな…。よし!」

 本をどかし、小さいはしごを立て、自分の脚力とスピードで本を片付ける。だが…。

「でも…。何か気になるな…。最近、脚力やスピードがあんまりよくない。一体何故…」

 っと感じながら、本を片付け、最後の1冊である魂獣についての資料をとり、座るところへ向かい、席に着き、真剣に本を読み始めた。

「この本は…野生獣撲滅基地よりも読みやすい。速訊竜の項目がある。見てみよう…」

 『速訊竜』という項目を開いて、真剣に読むと、何か疑問が。

「でも…何故。俺の速訊竜と本に載ってある速訊竜とは、姿が違う」

 本に載ってある速訊竜は翼をはえていて、リュウトの速訊竜は翼が生えていないのだ。

「一体何故なんだ…」

 他の項目を読んで、知識を高めた。それをみた少女は。

「あの人は…まさか」

 裏の図書館から出たときはもう夕方になっていた。凄い夕焼けの光がまぶしく、ちょっと目をつぶってしまうほど。

「リュウト君、これからはどうするの?」

「これからは…。仲間と合流して、この町から出て行くだけさ」

「そうなの…」

 少女の顔には少しの涙が出ていた。出て行ってしまうと二度と少女と会えないかも知れないからだ。

「キミは…まさか」

 その時、凄い音を鳴らしながら、誰かやってきた。

「ふーははははは。ここがセリパーノかー。豊か過ぎてヘドが出そうだ」

「まぁ、ここをあらしましょうか? 兄貴!」

「おう! 俺様のバイクが叫んでいるぜ!」

 大きなバイクの音、破壊する音、怖くなった住民は逃げ出し、どこかへ避難するが…。

「リュウト君、あの人たちも勝てるよね。貴方の力で倒してください!」

「……………」

「リュウト君?」

「あいつらは人間じゃないし、俺では、あいつらを倒せないよ。だから…逃げる!」

 リュウトは急に走り出してその場から離れようとした。少女もリュウトと一緒に走って逃げる。

「ど…どうしてなの!?」

「だから、あいつらは人間ではないのだ。れっきとした化け物なんだ。人間である俺じゃ、倒せないよ」

「そ…そう。うわ!」

 必死にはしったせいなのか、石ころに当たり、転んでしまった。

「大丈夫か!」

「大丈夫…。リュウト君、先に行って…」

「何をいうんですか! 誰一人も犠牲を出したくない」

 リュウトの背後に暴走族の兄貴が出てきた。

「ぐふふふ…。その女性をよこせ」

 すぐに兄貴の方を目に向いて両手を半分あげた。

「何のつもりだね」

「少女は死んでもわたさない。どんな命令をうけても」

「リュウト君…。私のために」

「言い遅れてすまない。実は俺は…俺は…」

「そういうなら…死ねっ!」

 兄貴は大きな斧をリュウトに向けて振り下ろした。それでも、目はつぶらなかった。その時。

「ライジングパンチを食らえ!」

 右の方向からエレギンが飛んできて、ライジングパンチで兄貴の頬を当たらせ、民家の方へ飛ばした。

「ついに親玉発見!」

「親玉を見つけるのに、苦労した…」

「全てザコばっかりだったが、全て排除」

「ストーム! アルマー師匠! それに…電気土竜」

「何故オイラだけ電気土竜!」

「リュウト君。この人達がリュウト君の仲間なの?」

「ああ。実は…仲間もそうなんだが、俺達は…ソウルビーストという普通の人間とはずれた者なんだ」

 少女は驚いていた。ごく普通の人間に見えるリュウトが魂獣だったことを。でも、やっぱりっと思った部分もある。

「というわけなんだ。多分怖がってしまうと思うが、その時は目をつぶってください。そして、俺が別の姿に変わったら、暴れるので、逃げてください…。グオオオ!!!」

 凄い風がリュウトに包みこみ、速訊竜に変わった。一回少女の方を目をむいてから、兄貴の方を目を向けた。

「それじゃ、私達も」

「「うん!」」

 アルマーは騎士獣に、ストームは石獣に、エレギンは電気土竜に変わった。

「グフフフ。魂獣が4体揃っているじゃないか。本気でもいこうかな!」

 身体全体が変化し、バイクが大きな足に換わり、腕は太くなって、大きな斧もさらに大きくなり、頭に大きな角をはえた。まさに大きなゴブリンみたいになった。

「かかって来い! 大きな斧でお前らを切り裂いてやる」

「遠慮なく…いくぞ!」

 速訊竜の右手を空に向けてあげ、風を集め始めた。

「私は二刀流で」

「オイラはエレキビリビリで」

「我は岩の力で」

「「時間稼ぎする!」」

 電気土竜は地面にもぐり、バイオビーストのところまで進む。その間、石獣はバイオビーストのところにきて重さで封じ込む。

「重い! 切り裂いてやる!」

 バイオビーストの斧で石獣を切り裂こうとするが、硬すぎて切り裂けない。

「なんだと!?」

「我の硬さをなめるなよ!」

 石獣はすぐにその場からはなれ、バイオビーストの前に電気土竜がやってきた。速訊竜は右手を握り、トルネードを作る。

「オイラを忘れるなよ! エレキビリビリ!」

 エレキビリビリでバイオビーストをしびれさせて、電気土竜もその場を離れ、騎士獣が次の攻撃の準備をしていた。

「私の技をくらえ! ドラゴンバースト!」

 ドラゴンバーストでバイオビーストに直撃。動けなくなった隙に。

「これで留めだ! トルネードバスター!!」

 凄いパワーを持ったトルネードバスターでバイオビーストを消滅させた。

「こいつら…ごときに…やられるなんて…」

 かと思いきや、大きな斧でガードされる。速訊竜は気合で威力を上げ、斧を壊し、本当の意味で消滅した。

「リュ……リュウト君?」

 少女の声に反応して、速訊竜は少女の方に目を向ける。

「やっぱりそうだったんですね。貴方は魂獣者だったことをうすうすと気づいていました。この前、魂獣について本を見つけ、読みました。リュウト君はこんなに凶暴そうな姿でもリュウト君のままでしょ?」

『(魂獣について知らなく、恐れている町なのに、この少女だけ恐れないなんてな。基本的な知識を持っているとは)』

「(…………)」

 そこに逃げていた住民が戻ってきた。すぐに逃げようとする速訊竜たちだが、少女によってとめ、住民に説得し始める。

「待って皆さん! あの人たちは町を守ってくれた人たちですよ。魂獣という不思議な生き物を使って正義のためにたたかっているの。だから、あんまり虐めないで」

 住民達は納得したかのように各場所へ戻っていった。



 数分後、人間に戻ったリュウトたちはセリパーノから出て行こうとするとき。

「あの時はかばってくれてありがとう。ちょっとヒヤッとしたけど」

「別にいいですよ。私の知識がつかえたんですから。あ、これ助けてくれたときのお礼」

 紙袋らしきものをリュウトに渡した。

「こ…これは…」

「開けてからのお楽しみ。もう…お別れだね。今度いつ会えるの?」

「それは…分からない」

「旅人だもんね。分からないのも無理は…無いね」

「でも、いつかはまたここに来る。ここだけは約束しよう」

「本当!?」

「ああ。それじゃ」

「絶対来てよね!」

 再び来ることを約束し、リュウトたちはセリパーノを後にした。

「そういえば、ライジングパンチって一体…。電気土竜」

「電気土竜って言うなよ! ライジングパンチというのは…。電気を右拳に集め、相手にダメージを与えるという技なんだ」

「へぇ~。それじゃなくて、技をどうやって」

「私がいいましょうか。私は勿論、リュウトは蘇生投合型は不可能だけど、寄生投合型は人間の状態でも技を使うことが出来る。でも、使える技と使えない技があって複雑だけどね」

「へぇ~。それじゃ、あの特効薬を作るときに入れた電気も技なのか?」

「そういうことだね」

「羨ましい…。そういうことが可能なんて…」

「あ、でも、例外もあるから、人によっては蘇生投合型でも技を出せるから」

「これでも羨ましいほうだよー」

 楽しく話しながらナイトタワーへ向かっていた。

 その裏で監視している謎の場所では。

「あの暴走族までも…。どうですか?」

「………」

 大きなイスのようなものを座っているのは、身体全体が黒く。目も赤い。種族は竜だってことが分かる。それ以外は分からない。黒い竜はアルマーを見つめていた。アルマーを見た黒い竜はこんなことを言った。

「闇の契約…………」

「え? なんと言いました?」

「闇の契約をした者がいる……。闇の覚醒の時…」

「闇…アルマーという人物はそう見えませんが」

 闇の契約とは、アルマーと闇との関係は。