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  ムジカ・エクス・マキナ  ◆WB4ih.bmzelP

「おい待て上田!私を置いてくな!」
アメリカ合衆国西海岸沖に佇むリゾート地、セント・マデリーナ島。
その中心部に位置する商店街でそう叫びながらスキップのように走る貧乳の女がいた。
彼女の名前は山田奈緒子。自称超一流のマジシャンだが、
彼女がアルバイトで出演するテーマパークの手品ショーはいつも閑古鳥が
鳴き、そのためすぐに首を切られてしまうのだ。そのせいで家賃の支払いが
滞っているために大家のおばさんとはうまくいってない。
そして、その奈緒子に追いかけられている長身の男。彼の名は上田次郎。
日本科学技術大学の教授であり、幼い頃から数々の伝説を作ってきたとされる男だ。
科学的観点から、これまで数々のインチキ超能力者のペテンを暴いてきた
彼だが、その影には常に奈緒子の存在があり、上田も何かと付きまとう
奈緒子を疎ましく思いながらも結構信頼しているのだ。
所謂、腐れ縁という奴だ。さて、そんな二人が日本を飛び出し遠く離れた
観光地にいるのはもちろんれっきとした理由がある。
一月程前、上田の研究室に一通の手紙が届いた。差出人はかかれていなかった。
ふん、おおかたまた超常現象を解明してくれという類いの依頼だろう。
この多忙を極める日本科学技術大学教授、上田次郎はいちいち
構っていられないのだ。そんなことは警察に任せておけばいい、

的なノリで一応はその手紙を読んでみた。依頼者に恨まれるのも
ばつが悪い。読むだけ読んで、さっさと断りの連絡をくれてやるのだ。
ちなみに彼がそう考えて実際に断ったことは一度としてない。
手紙の文面は達筆な英語で書かれていた。どうやら海外からの手紙のようだった。
その手紙の内容はこうだ。
「最近、住民の一部が突然発狂して近所の人間を襲撃するという事件が
起こった島があります。その島はセント・マデリーナ島というのですが
観光地でこの事件を公に出来ずに困っています。そこで是非
上田次郎先生の優秀な頭脳をお借りしたいと思い、ご連絡差し上げました。
この手紙を見せれば上田先生を含め二人までVIP待遇を受けられるよう
ホテルに手配しておきました。では、ご来訪、お待ちしております」

…ちょっとまて。私は物理学者であり生物学にはあまり詳しくないのだが。
そんなのは生物学者かあるいは精神科医の仕事だろう。
物理となんの関わりもないではないか。だが…このホテルでVIP待遇と
いうのは大きな魅力だ。自分を含めて二人までという話だが…
こんな時役に立ちそうな女が一人いるじゃないか。大方あのぼろアパートで
今も暮らしているのだろう。一人で行くのも寂しいものだ。
仕方ない。誘ってやろう。携帯電話を取りだし、アドレス帳から奈緒子の
番号を探し、電話をかけた。最近携帯を買ったと奈緒子から連絡があり、
丁度や行が一人もいなかったことから仕方なく登録してやったのだが…
これは同時に上田が初めて女性の番号を登録した瞬間でもあった。
初めての女性がよりによって山田とはなんたる不覚!まあいい、
これから私が世界的有名人になるにつれてどんどん増えていくのだからな。
そんなことを考えつつ、携帯の発信ボタンを押す上田。
TELLLLLL…ガチャ。

「おお、どうした上田。お前の方からかけてくるなんて珍しいな。
飯でもおごってくれるのか?私はカルボナーラと牛丼がいいな」
飯のことしか頭にないのかこの女は!だいたいカルボナーラと牛丼が
一緒においてある店などあるのか?まあいい、本題に移ろう。
「当たらずとも遠からず、と言っておこう。実は仕事で海外に行く
ことになってな。助手であるお前も一緒につれていってやろうと電話した」
「私がいつお前の助手になった!だが、海外に行くというのは初めてだな。
一人で行くと寂しいのが辛いっていうなら着いていってやるぞ」
お互いにお互いの上に立とうとするのがこのコンビの特徴である。

「とにかく、今から車で迎えに行くから支度しておけ。
12時間後には外国の地を踏んでいるだろう」
「おい!?今から行くのか!それはまた急だな!?」
電話の向こうでギャーギャー騒ぐ奈緒子を尻目に上田はさっさと電話を切り
荷物をまとめそれを愛車「次郎号」のトランクに詰め込み奈緒子の
ぼろアパートへと向かった。車を走らせること一時間半、ぼろアパートの
前へとたどり着いた。既に奈緒子はやたらでかいトランクを両手に
ぶら下げて待っていた。上田は直感した。もしや、外国人相手に
あの小学生でもタネが解りそうなクソ手品を披露するつもりなのか?
恥をかくだけだからやめておけと忠告しようと一瞬考えたが
その方がいい薬になるだろうと思い直し、トランクの中身は
敢えて聞かないでおくことにした。奈緒子の前に車を止める上田。
後部座席にトランクを放り込み、助手席に腰かける奈緒子。
行き先は羽田空港だ。都合のいいことにあの手紙は飛行機のチケットの
引換券が二枚同封されていた。行き先はハワイ・ホノルル空港経由、
セント・マデリーナ島行き、となっていた。
「セント・マデリーナ島?どこですかそこ」
ハンドルを握る上田からチケットの引換券を受け取った助手席の
奈緒子は思ったことをそのまま口にした。
上田が説明する。
「アメリカ西海岸沖に佇む観光地でな。そこで一部の住民が発狂して
人を襲うと事件が起こったらしく、その調査を俺に依頼してきた。これがその手紙だ」
懐から件の手紙を取りだし、奈緒子に手渡す上田。
「あれ、この手紙差出人が書かれてないですね。まあでもどうせ
いつものようにインチキ超能力者がトリックを使って人を操ったんでしょう。
パパッと暴いて観光を楽しみましょうよ」
お気楽口調で話す奈緒子に上田は真剣な口調で返事をした。

「だといいがな。今回はどうにも嫌な予感がする。大勢の人が
悲惨な目に合う。そんな気がしてならないんだが」
真剣な口調、表情でそう語る上田に奈緒子もなにかを感じ取ったのか、
その後は何も言わずに無言の時間が流れた。そして一時間後。
羽田空港にたどり着いた二人はフロントにて先の引換券を職員に手渡した。
ホテルでVIP待遇と言うくらいだから飛行機は多分エコノミーで我慢してくれと
いうと思いきや、職員から手渡されたのはファーストクラスのチケットだった

奈緒子は大喜びだったが上田はというと少しショックを受けていた。
何てことだ。私の人生設計ではファーストクラスに乗るのは
ノーベル物理学賞を受賞する時となっていたのにまさかこんな
半ばどうでもいい依頼のためにライフプランが前倒しになるとは。
などと考えつつ、上田と奈緒子は飛行機に乗り込んだ。
最近の不景気と言うこともあり、ファーストクラスの乗客は
上田と奈緒子の二人だけだった。やがてテイクオフの時を迎え、
飛行機は大空へと飛び立った。その後出された機内食を食べて
しばしの眠りにつくのだが…
意味不明の寝言を連発する奈緒子のせいで上田はなかなか寝付けなかった。
ようやく上田が眠りに落ちたのは奈緒子が夢も見ないほど深い眠りに
ついた時、2時間後だった。そして、眠りから覚めるとハワイ・ホノルル空港
到着一時間前とのアナウンスが日本語と英語で流れる。

再び意味不明の寝言を連発する奈緒子をゆり起こし、到着一時間前だと
言うことを伝える。それを聞いて奈緒子は目を擦りながら言った。
「一時間前ならも少し寝かせといてくださいよ…あと少しで
一キロステーキ完食できたのに…」
やはりこの女は飯のことしか頭にないらしい。呆れた顔で上田はトイレに行った。
それからしばらくしてハワイ・ホノルル空港に到着した二人は、
荷物をカウンターにて受けとると、セント・マデリーナ島行きの
小型機に乗り込んだ。一時間ほどのフライトを経て、二人が
セント・マデリーナ島の地を踏んだのはあの悪夢から29日前のことだった。

そして時間は冒頭に巻き戻る。あらかたの調査を終え、帰国の途に
就くことになった二人だが、奈緒子が土産を買いたいとだだをこね、
仕方なく上田もその買い物に付き合ったのだが、奈緒子があまりにも
買い物に迷っているので痺れを切らした上田は彼女を置いて一人で
ホテルに戻ろうとしたところを買い物を済ませた奈緒子が追走したところだ。
その後、ホテルのスィートルームに戻り、身支度を整える二人。
ここで上田がこれまでの調査結果を振り返る。まず上田が調べたのは
この島の歴史だ。その土地がこれまでどんな発展を遂げてきたかを
知ることはその土地を調べる上で必ず押さえておかねばならないポイントだ。
さて、その歴史だが19世紀末にアメリカ本土が現地のアメリカ人の保護を
口実に侵略を開始。圧倒的な物量と兵器にものを言わせて、
二月足らずで島を占領する計画だった。しかし…実際に占領が完了したのは
作戦開始から実に11ヶ月後のことだった。だが、上田が手に入れた資料から
解る情報はこれだけで、それと今回の事件の因果関係は解らずじまいだった。
続いて上田と奈緒子が調査にやってきたのは病院だ。襲撃されたというくらいだから当然被害者は負傷し、
入院しているのだろう。事件の当事者から詳しい話を聞くことにしたのだ。しかし、名前がわからない。

そこで上田はフロントの看護師にこう尋ねた。
「看護師さん、ここ最近暴行事件の被害を受けて入院された方がいるはずですが、お見舞いに来ました。
入院している病室を教えていただきたいのですが」
しかし、看護師が口にした答えは二人に衝撃を与える内容だった。
「ああ、レオン・オドネルさんなら…お亡くなりになられましたよ」
被害者はすでに死亡していた。あまり詳しい話を聞くと疑われそうだったので二人はそのまま病院を後にするしかなかった。
となると…残るは警察だ。依頼主も言っていたとおりこの件を公にすればこの島へやってくる観光客は激減するだろう。

この島のウリの一つは治安のよさだ。
今回の事件を白日の下にさらせばこれまでこの島が誇ってきた様々なものが
水泡に帰すだろう。
上田と奈緒子も今回の調査のためにこの島に滞在し、この島があるゆる意味ですばらしい場所だと
いうことを実感していた。ならばマスコミ関係者という可能性がある以上住民に聞き込むのは得策じゃない。
マスコミというのはこの類の事件が起こったとき面白半分に取り上げて大勢の人間に迷惑をかけ、
「報道の自由」の名のもとに行ったと主張し何の責任も取ろうとしない。そんな連中にこの島を破壊させてなるものか。
それが上田と奈緒子の共通の見解だった。セント・マデリーナ島警察署に乗り込み、件の手紙を示し事情を説明する。
すると、応対した係員は今回の事件の詳細な資料を持ってきてくれた。禁退出であるために持ち出しはできなかったが、
事件の起こった様子などが事細かに記されており、今回の事件の解明に大変参考になった。
今回の事件の全貌はこうだ。某日未明、住人の一人が突如発狂、深夜徘徊していたところを通りかかった
レオン・オドネルさん(18歳)を襲撃。巡回中の警官がその現場を発見し逮捕しようとするも
抵抗を示した犯人を取り押さえようとしたところ、不自然な形に首が曲がったというのだ。
しかも、信じがたいことに犯人はそれでも向かってきたためにやむを得ず射殺したのだという。
自然公園付近で近隣に住居が少なく、しかも深夜ということでその事件が起こったことは一般人はほとんど知られてはいない。
犯人の死体を解剖した病院はこれを未知の奇病と判断し、ある医者にこの病気の解明を依頼したという。
原因が病気であるのならば物理学者である上田にできることは何もない。その医者に事後を任せ、この島を後にすることにしたのだ。
だが、この件を依頼してきたクライアントとは結局会えずじまいだ。
手紙に書いてあった通りVIP待遇を受けることは出来たが、依頼主は
この話をホテルに通すために当然このホテルを訪れる必要がある訳で、
フロントの係員なら知っているはずと聞き込んでみたが有力な情報は得られなかった。
何か釈然としないものを抱えながらも上田と奈緒子はこの島を後にするべく部屋の扉を開いた。

上田と奈緒子が部屋をあとにしたまさにその時、ハヤテと美穂子は
ホテルの廊下にてゾンビの軍団と対峙し苦戦を強いられていた。
ハヤテのそのパッと見少女と見違える外見とは裏腹に彼の戦闘力は
並外れているのだが、いかんせんゾンビの数が多すぎる。
さらにまずいことに、今のハヤテには守らなければならない人がいる。
美穂子を守りながら圧倒的多数のゾンビと懸命に戦うハヤテ。
先ほどなぜか部屋にあった木製バットを見事に使いこなし、ゾンビの頭部目掛けそれを振り下ろす。
首の骨が折れ、脊椎を損傷して身動きが取れなくなるゾンビたち。
バット一本でゾンビの息の根を止めるのは相当な時間がかかる。
もとよりこの数だ。一体のゾンビに割ける時間など長くて5秒だ。
ならば、殺すことは出来ずとも首の骨を折り脊椎を切断し行動を
封じるというハヤテの頭脳プレーだった。自らの知恵とバット捌きを
駆使し、確実にゾンビを駆逐していくハヤテ。しかし、当初20体いたゾンビが残り5体までその数を減じたとき、
とうとうハヤテの息が切れる。しかし、それでめ美穂子を守ろうと
彼女の盾のごとくゾンビの前に立ちはだかる。しかし、そんなハヤテの勇姿を
あざ笑うかのごとくにゾンビはどんどんこちらに向かってくる。
美穂子だけでも逃がしたかったが、壁を背にしてしまっているために
それも叶わない。ハヤテの心臓はもうこれ以上動けないと悲鳴を上げ、
それは鼓動としてハヤテ自身に伝わる。
「もう少しだけ…頑張って…くれないかな…」
途切れ途切れの声で呟くが心臓は聞く耳を持たない。
ハヤテの服を震える手で握りしめる美穂子。その感触を受け、ハヤテの頭に
多くの人たちの顔が浮かぶ。ナギお嬢様、マリアさん、西沢さん、ヒナギクさん、
他にも三千院家の執事として働いてきた中で出会った多くの人達。そのみんなにもう二度と会えなくなる。
それは…嫌だ。そう思ったとき、頭の中のみんなが口を揃えてハヤテに言った。

「なぜベストを尽くさないのか?」
そして我に帰るハヤテ。そうだ。まだ僕はベストを尽くしていない。
心臓がどんな悲鳴を上げようが知ったことじゃない。
僕の主がナギお嬢様であるように君の主はこの僕だ。主の命は絶対だ。
諦めかけていたハヤテの瞳に熱い何かが蘇る。美穂子にはその姿が
物凄く頼もしく見えていた。そして、ハヤテがバットを構え、
ゾンビに突進したその瞬間、目の前のゾンビのうち2体が
横薙に吹き飛ばされた。何故かと状況確認するよりも早く、バットの
一閃をゾンビの頭に見舞っていた。これでハヤテが打ち倒した
ゾンビは16体。撃墜王も見えてきた。残り2体を片付けようと
その方向を向いたとき、既にゾンビは謎の二人組によって倒されていた。
「ありがとうございます。助かりました」
二人に歩み寄りながら礼の言葉をのべるハヤテ。しかし、二人は
それをそっちのけで口喧嘩を開始した。

「山田。お前もう少しコンパクトに振れないのかそのトランク。
勢い余って俺にまでぶつかるところだったぞ」
「そういう上田だってあの回し蹴りもう少しで私にまで当たるところ
だったぞ。だいたい、この訳のわからない怪物を階段から見たときに
真っ先に逃げようとしたお前に言われたくない!」
「まさか人が襲われているとは思わなくてな。君子危うきに近寄らず、
というやつだ。お前のようにただ猪突猛進するだけじゃ
これから先命がいくつあっても足りなくなるぞ」
「でも実際上田も入ってきたじゃないか。そんなこというなら黙ってみてればよかったのに」
「お前に死なれてしかもこの化け物の仲間入りなんてことになったら
寝覚めが悪すぎるからな。仕方なく加勢してやったんだ。ありがたく思え」
その後も口喧嘩が絶えない二人。その様子を苦笑いを浮かべ眺めるハヤテと美穂子。
「あ、あの〜…」
その口喧嘩を止めようと声をかけるハヤテ。すると若い女性と
長身の男は口論をやめ、ハヤテの方に向き直った。

「ああごめんね。少年少女よ、怪我はないかな ?」
明るい笑顔を浮かべその女性がまず二人に話しかける。
「ちょっと疲れましたけど大丈夫です。それより助けていただいてありがとうございます」
改めて二人に礼を言うハヤテ。美穂子もそれに続く。
「気にしないで。困っている人を助けるのは当然のことだから。
あ、私は山田奈緒子。超一流の手品師。よろしくね?で、こっちのでくの坊が…」
「誰がでくの坊…まあいい。俺は上田次郎。日本科学技術大学の教授だ。
よろしく頼む。あと、本を書いていてな。これも何かの縁だ。君たちに差し上げよう」
といって上田は鞄から取り出した本を一冊ずつ美穂子とハヤテに
手渡した。美穂子の本に書かれていたタイトルは
「日本科学技術大学教授 上田次郎の どんとこい!超常現象」
であり、表紙には上田本人が写っていた。苦笑いを浮かべる美穂子。
一方、ハヤテの本はというと、
「日本科学技術大学教授 上田次郎の 何故ベストを尽くさないのか?」
というタイトルであり、同じく上田本人が写っていたが、
ハヤテはその本の表紙をじっと眺めていた。何かの偶然か、
この本のタイトルは先程彼の頭の中で大勢の仲間たちに呼び掛けられた
台詞と全く同じものだということに気付く。偶然にしては出来すぎていた。

この二人に何か奇妙な縁を感じながらハヤテはゆっくりと口を開いた。
「ありがとうございます。あ、自己紹介がまだでしたね。僕は綾崎ハヤテ。
執事をやってます。そしてこちらが…」
「福路美穂子といいます。風越女子高校の3年生です。あの、よろしくお願いします」
自己紹介を済ませる4人。そして話し合ったのはこれからの行動についてだ。
「なるほど。事情はわかった。つまり下にいる君の仲間と合流したあと、さらに君の後輩3人も見つけ出し合流して態勢を整える、ということだな」
上田がこれからの行動を整理する。もし一人も死ぬことなく
合流することが出来れば人数は9人。この状況下において
この人数は頼もしく感じられるのだが、実際に戦えるのは
執事と言いながら見事な立ち振舞いを披露した綾崎ハヤテとそのガールフレンド?
の桂ヒナギク。聞くところによると彼女は剣道の達人らしい。
それとトランクを容易く振り回しゾンビを薙ぎ倒した山田奈緒子。
最後に通信教育で空手をマスターした上田次郎の4人だけだった。
しかし今は考えるよりも迅速な行動が先決だった。その3人の少女は
今もせまりくるゾンビに怯えているのかもしれないのだ。
「ヒナギクさんと池田さんが待ってます。早く行きましょう」
ハヤテのその言葉を皮切りに4人は再び歩き出したのだった。


【G‐04/ホテルの廊下/一日目・日中】

【上田次郎@トリック】
 [状態]:疲れ・緊張などほとんどなし
 [服装]:劇場版トリック2にてきていた服
 [装備]:特になし
 [道具]:大きめのリュックサック(調査資料・自分が書いた本・筆記用具・パスポートなど)、携帯電話・手帳
 [思考]:1、福路女史の後輩を探し出す
     2、下にいる、綾崎少年の仲間と合流する
     3、山田、死ぬなよ。
 [備考]:劇場版トリック2終了後の設定です。関係ない話ですが、上田が二人に渡した本は実在するのでよかったら探して読んでみてください。

【山田奈緒子@トリック】
 [状態]:疲れ・緊張等ほとんどなし
 [服装]:劇場版トリック2にてきていた服
 [装備]:手品道具一式が詰まったトランクケース
 [道具]:トランクケース(手品道具一式)、パスポート・携帯電話
 [思考]:1、美穂子ちゃんの後輩を探し出す
     2、下にいる、ハヤテくんのお友達と合流する
     3、上田、生きて帰るぞ。
 [備考]:劇場版トリック2終了後の設定です。

【綾崎ハヤテ@ハヤテのごとく】
【状態】:やや疲れ・緊張などほとんどなし
【装備】:木製バット
【服装】:ハヤテのごとく!の執事服
【所持品】:旅行用の道具一式 (着替え・洗面用具・携帯電話・パスポートなど)
【思考】基本:ヒナギクさんと合流してから、この人(福路美穂子)の後輩を探す
    1:この偶然、なんなんだろう?

【福路美穂子@咲-saki-】
【状態】:疲れ・緊張などまったくなし
【道具】:特になし
【装備】:特に無し
【服装】:制服
【所持品】:無し
【思考】基本:皆で無事に島から脱出する
    1:面白い人たちですね。山田さんと上田さん。