魔法少女リリカルなのはStrikerS第7巻 魔法辞典

ストームレイダー
ヴァイスの保有するインテリジェントデバイス。待機形態でJF704式ヘリに搭載され、管制・操縦サポートを行っていた。
主と共に戦う心あるデバイスだが、かつての「誤射」事件についての思いを語ることも今はなく、
主とともに日々を過ごしてきた。その身に秘めた思いは…。

ヘリ・パイロット アルト・クラエッタ
八神はやてが準備した数多くの裏技のうちの一つ、「通信士として獲得した、戦闘機動を行えるヘリパイロット」。
アルト自身の夢であったヘリパイロットへの道は、彼女にとっては幾分不本意な形で拓けたが、それでも先輩であるヴァイスのため、
採用してくれたはやてのため、六課メンバーのため。代替機として借り受けてきたJF704式を空へと飛ばす。

艦船操舵主 ルキノ・リリエ
アルト同様、通信士として獲得した艦船操舵主。現在の機動六課の本部を預かる操舵主として、彼女は銀の翼を駆る。

マッハキャリバー
先の戦闘で破損したマッハキャリバー。出会いの頃にはひどく機械的だった意識や思いは、スバルとの日々の中、
はっきりとした「心」に育ちつつある。そんな心で伝える戦いへの意志と、自らを駆る乗り手への激励。
逆境を越え、主を勝利に導くために自らを改良しようとする願いはスバルに届いた。
心をつないだひとりと一機の戦いは、ここから再び始まってゆく。

ブラスターモード
なのはの切り札となる「ブラスターモード」。
いくつかの要素が複合し、組み合わさる事で完成するこのモードは限界のその先を越えた絶対的な威力と引き替えに、
なのはとレイジングハート、双方の体に極めて強い負担をかける。リインフォースIIが心配するのは、その危険性だけでなく、
なのはとレイジングハートは「その必要」があれば、迷うことなく使ってしまうであろうこと。
物心ついた頃から世話になっている姉のような人とその愛機に対して、リインフォースIIの心配は尽きない。

戦闘訓練
襲撃事件での撃墜経験以後、エリオはシグナムに教えを受けている。
近代古代の差はあっても、武器を手に五体を駆使して戦うベルカ騎士という点では同様。
教導でもなく指南でもなく、実戦形式の「戦い」の中、エリオは何かを掴もうとしている。

守護騎士システム
元々は「闇の書」の一部である「守護騎士」たち。騎士たちと主をつなげ、再生機能や安全機能を保全するための機能が「守護騎士システム」。
その機能は闇の書の管制プログラムであった初代リインフォースが司っていた。
10年前、初代リインフォースの消滅によって守護騎士システムははやて個人に依存し、「はやての死亡」によって守護騎士システムは機能停止、
再生機能が停止するとされていた。最後の主であるはやてと運命を共にし、はやてを見送った後に命を失えば、そのまま静かに眠る。
それが、初代リインフォースからの「贈り物」であった。

守護騎士システム(2)
守護騎士システムの破損によって、現時点ですでに無限再生の機能が失われつつある……つまり、
はやてからのリカバリーを受けても「致命的な重傷や死亡時に、再生することが不可能かもしれない」という状況を指して、
ヴィータは「贈り物の続き」と評している。それは限りがあり、わずかな出来事で消えてしまうかもしれないが、
それでも炎のように燃えて煌めきを残せる生涯を「生きる」ことができるようになったことへの喜びでもある。
ただ生きながらえるだけでなく、自身の為すべきことを成し遂げるため。
愛しい主と、過去から未来に蒔かれた小さな萌芽を護り育てるため。守護騎士たちは、自らの戦場へと向かってゆく。

データ蓄積
ナンバーズたちは、各人が活動した動作データを共有、再編して自らの動作にフィードバックし、活用することができる。
これにより、常人より遥かに早い速度で「経験」を積んでゆくことが可能となる。プログラムのコピーではなく、
生きた経験と動作感覚の共有と蓄積。それは機械の体と「生命」の価値を最大に生かした技術とも言える。

無限の猟犬(ウンエントリヒ・ヤークト)
ヴェロッサの保有する稀少技能の一つ。魔力で生み出した猟犬を放ち、捜査・探索を行わせる。
目視や魔力探査にかかりづらいステルス性能を持ち、その目や耳で確認した情報をヴェロッサに送信・あるいは記録しておくことが可能。
生成時に込められた魔力が尽きるまで自律行動を行いつづけることが可能で、その活動はヴェロッサの魔力に依存しないため、
運用距離に制限は存在しない。また「猟犬」の名の通り、単体で戦闘活動を行うことも可能となっている。

NO.XIII
13番目の戦闘機人。武装であるリボルバーナックルとブリッツキャリバーはそのまま残されているが、
衣装は他のナンバーズたちと同様のスーツを装備している。

地雷震
多数の地雷王による局所的地震発生。
効果的な落盤や土壌崩壊を起こすことで、単独では時間のかかる「ゆりかご」の浮上を助けている。

聖王のゆりかご
古代ベルカの時代に生まれた空中戦艦。「戦船」と呼ばれた機体の中でも希有な性能を誇っており、長く続いた戦乱の最中、
高い武力を誇った古代ベルカ聖王家はこの船を居城とし、王家の血族のうちある一族の者たちはこの戦船の内部で生まれ、
育ち、子を残していった。それゆえつけられた名が「聖王のゆりかご」。
これまで多くの歴史学者・考古学者・神学者がその行方や痕跡を探していたが、発見されていなかった。

鍵の聖王
そのゆりかごを起動させる「鍵」となるのが、聖王の血族。鍵となる聖王が玉座の間につくことで、ゆりかごは初めてその機能を開始する。

聖遺物
聖王教会の信仰対象である「聖王」は、永く続いた他古代ベルカの戦乱の歴史を終結に導いた、実在する王である。
その王自身と王のそばにあった騎士たち、近しい血族たちが信仰の対象であり、彼らの遺物は「聖遺物」として畏敬の対象となる。
司祭が手をつけたのは、聖王本人の遺体をくるんだと言われる聖骸布。
そこから取り出された遺伝子によって生み出されたヴィヴィオが「鍵の聖王」となったことから、
教会が守り続けた聖遺物は紛れもない「本物」であったことが証明されたことになる。

最高評議会
管理局創設に尽力したかつての功労者たち。
紛れもなく管理局を導き続けてきた生ける英雄であるのだが、その思想は歪んだのか、あるいは時代が変わったのか。
傷つきながらも育ちゆく世界の成長を、ただ見守ることができなかったのか。その真実が明かされる機会は、永遠に無くなってしまった。

リミッター解除
能力限定の完全解除。機動六課隊長陣、ニア~オーバーSランクの魔導師・騎士たちが、全力を持って事態にあたる。

エクシードドライブ
使用頻度の多さと高効率の運用性能のため、
デフォルトに登録しているアグレッサーモードから「本来の実力」を発揮するためのエクシードモードへの換装。
高速機動や回避を想定外とし、引き替えに得る重装甲と爆発的な威力を、練達の技術で自在に振るう。
不屈のエースオブエースが、ゆりかごへと向かってゆく。

No.II ドゥーエ
潜入工作・諜報活動を行うことを旨とした、知能と話術に秀でたナンバーズの「2人目」。
長期に渡って単独任務を行い、聖骸布の入手や最高議会の通信・メンテスタッフとしての潜入といった高難度な任務を見事に果たした。
今回の作戦におけるスカリエッティ一味影の功労者。IS「ライアーズマスク」は、主要世界で行われるほぼあらゆる検査を騙す、高度な変身技能。

ジェイル・スカリエッティ
最高評議会によって生み出された「アルハザードの遺児」。「無限の欲望」の名の通り、その探求欲は無限に等しく、
最高評議会が自身らの切り札として確保していた最強兵器「ゆりかご」を占有する計画を立案、見事実行した。

アルハザード
すでに遺失した古代世界。卓越した技術と魔法の文化を持ち、そこに辿り着けばあらゆる望みが叶うと言われた伝承の理想郷。
そのため「過ぎた技術で自らを滅ぼした墜ちた都市」や「決してかなわぬ夢、なしうるはずのない理想」の揶揄として用いられることもある。
現存を信じるものは少ないながら存在し、そこを目指す片道の旅路に向かうものは後を絶たない。

ストレイトバスター
なのはの直射砲。エクセリオンバスターの応用系で、反応炸裂効果が高めてあるため、
敵密集地においては敵対象を伝搬して連鎖爆発を引き起こす効果から、使用法によっては消費魔力と比較して極めて高い殲滅力を持つ。
「最短最速での敵撃破」と「魔力温存」を両立させる、教導隊流の魔力運用である。

無限書庫司書長 ユーノ・スクライア
次元世界のあらゆる書物が納められた無限書庫。混沌状態だったその書庫を、10年の時をかけて探索・整理し、
検索性能を高め、緊急有用度の高いデータベースに変えたのがこの若き司書長、ユーノ・スクライアである。
事件発生時点で、ヴェロッサからの依頼で調査していた「ゆりかご」のデータもすでに揃えてあった。

アルフ
現在はフェイトの実家にて家事手伝いを行っているフェイトの使い魔。先日からの緊急事態で、無限書庫データ整理の協力に訪れている。

軌道ポイント
ミッドチルダの軌道上を回る二つの月は、古来より魔力を持ち、魔力運用に影響をもたらすと言われている。
現在、地上においては月の位置によって発生する実質的な魔力の影響はない、というのが通説であり魔導師たちの実感だが、
軌道上における実験では一部の特異な魔法は月の位置に多大な影響を受けるという研究成果も存在する。
そのため、「ゆりかご」は、そういった種類の魔力運用を行っていると思われる…というのが、ユーノの調査によって判明したデータである。

AMF
ゆりかご艦内を高濃度に満たす魔力結合阻害フィールド。
完全遮断を行わないのは、ミッドチルダ地上において魔力は極めて高効率かつ優秀なエネルギー源であり、
乗艦している者たちの活動や機関運用には不可欠なものであるため。
ゆりかごに乗る乗組員や騎士たちがAMF対抗の訓練を重ねることで、自分たちは魔力を運用し、
侵入してきた敵対象は魔力を使用しづらいという状況にすることで艦内の防衛力を高めていたと思われる。

烈風一迅
シャッハの攻撃。技名ではあるが、決まった型があるわけではなく、高密度な魔力を乗せた斬撃の総称という点で、
シグナムの「紫電一閃」に共通する。
愛機ヴィンデルシャフトによる切断・破砕能力は高く、シャッハ自身の神足の歩法と合わせて、高い戦闘性能を誇る。

ジェットザンバー
バルディッシュ・ザンバーフォームの刀身による斬撃。長く伸ばした刀身によって、長い間合いと高い威力を誇る。
今回は屋内であり、AMF環境下であることもあって、刀身の伸展は控えめに為されている。

IS レイストーム
No.VIII・オットーの固有技能。攻撃においては長い射程を誇り、発射位置を悟らせないための回り込むような誘導軌道を取る。

エリアルキャノン
No.XI・ウェンディの射撃。
ミッドチルダ式魔導師における「砲撃魔法」に相当するエネルギー運用で、命中地点を中心に爆破衝撃を発生させる。

ホイールプロテクション
キャロの防御魔法。渦を巻く魔力によって対象の攻撃を防ぐ。複数の運用がある応用性の高い防御魔法で、キャロが使用したような、
渦を伸ばして飛行対象の飛行を阻害する使い方の他、手元で膜状に回転させることで強力な攻撃の威力を分散させて防ぐことも可能。

プリスナーボックス
オットーの対象捕獲技能。魔法における「結界」と同等の性能を持ち、対象の檻外への移動や逃走を物理・魔力両面で阻害し、閉じこめる。

コメートフリーゲン
ヴィータの投擲魔法。シュワルベフリーゲンの強化版とも言える魔法で、発生させた大型鉄球をギガントフォルムのヘッドで撃ち出し、
放たれた鉄球本体と爆散破片で対象を破壊する。「彗星」の名の通り高い威力を誇るが、消耗は激しい。

解析システム
ナンバーズの「目」に備わる、状況解析システム。熱源や魔力をはじめとする探査システムが充実しており、スバルから得た情報のもと、
それらの探査項目を騙すよう設定されたティアナの幻術も、前回の交戦で得たデータから解析されてしまっている。

シュートバレット
ティアナの基本射撃。打撃を受け、被弾しながらも発生した爆煙を利用し、瞬時に正確な誘導射撃を放ち、
安全に状況から離脱・態勢の立て直しに入っている。
訓練と教導の通り、基本に忠実かつ、生き残るためにより確実な戦闘進行をティアナは行っている。

ライディングボード
乗機・砲塔としての使用の他、「盾」としても使用できる万能武装である一面を見せている。
ウェンディがノーヴェを守ったのは、姉であり、ポジション的にも守るべき対象であった事以外に、
ティアナの射撃弾の精度と威力を侮らなかったからでもある。同じ「射撃」を得意分野とする者として、
ウェンディは細心の注意を持って事態に当たるつもりである。

シューティングレイ
キャロの射撃魔法。セカンドモード以降、ケリュケイオンは「射撃」を視野にいれた魔力運用を行っている。
補助や味方の保護ばかりに頼らず、攻撃・防御に隙のない能力を見せることで、より「狙われづらく」なる。
そういった観点からなのはが教えた基礎の攻防だが、訓練の成果もあり、ルーテシアと対峙しても引けをとらない正確さとセンスを見せている。

ユニゾン
シグナムとリインフォースIIのユニゾン。
ユニゾン時でもそれぞれに生かしあって協力するヴィータとのユニゾンに対して、シグナムとのユニゾンにおいてリインフォースIIは補助に徹底する。
それは、炎熱変換に特別な適性があるわけではないリインフォースIIは、シグナムの魔力や炎熱能力をそれほど効率よく使用できない、
という負の面もあるが、シグナムの高い剣撃技能と威力をより高く、防御をより固く。そうすることが二人の最大戦力を生み、
ランク超過の戦闘・行動能力を生むという結論を、これまでの訓練と経験で学んでいるからでもある。

「墜落事故」
まだ幼かった高町なのはの墜落。その現場を目の当たりにしたヴィータ。
それぞれの心に消えない傷と強い決意を残したこの事故の直接的な「原因」は、未確認の機械兵器にあった。

ガジェットIV型
この事件の後に「ガジェットIV型」と名付けられる事になるこの機械兵器は、スカリエッティ作のガジェットの4種目の機体ではなく、
ゆりかごの「備品」であった自律行動兵器であり、スカリエッティはこの機体を参考にガジェットたちを製作したと後に語っている。
視認と探査を避けるステルス性能、強固な防御や騎士服をも容易く突き抜く刃は、極めて悪辣な殺戮性能を持つ。
かつてゆりかごを不落の船としたその一端を担う兵器である。

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最終更新:2010年10月16日 13:36
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