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「おーい、古泉!」
自分の部屋で機関に提出するレポートを書いていると、突然リビングの方から彼の声が響いてきた。
「はーい」
僕は一旦ペンを置き、ライトスタンドを消すと、声のした方へと足を向けた。
リビングの扉を開くと、彼は食卓の椅子に座っていて、彼の前には掌サイズの人形が置かれていた。
近づいて見てみると、それはどことなく僕に似ていて、というか、どこからどう見ても僕を模した物だった。
「何なんですか、これ」
彼の前の椅子に座りながら聞くと、彼は、郵便受けに怪しげな箱が入っていて、開けてみればこれが入っていたのだと答えた。
「実はさっきまでは違う形だったんだが……。古泉、箱の中に説明書が入ってただろ、ちょっと読んでみろよ」
人形の横に置いてある箱を見れば、確かに取り扱い説明書と書かれた薄い冊子が入っていた。
1枚めくってみると、黒い紙に赤い文字で愛玩人形と書かれていた。
「えっと……この人形が届いた貴方は超ラッキー!何がラッキーかは使ってからのお楽しみ!まずは人形に向かって、大好きなあの子や恨みがあるあいつ、誰でも良いのでその人の名前を呼んでみよう。
但し、一度呼んだら修正はききませんので悪しからず。それからの用途は貴方におまかせ☆有効的に使ってくださいね!……だそうです」
人を小馬鹿にしたような説明書を読み終わると、彼はへぇ、と納得したような声をもらした。
「どうかしましたか?」
「いや、だからお前の形になったのか、と思って」

「どういう事ですか?もしかして貴方、この人形に向かって僕の名前を?」
僕の言葉に彼は頷いた。
「つーか、人形持ったまま部屋にいたお前を呼んだだけなんだが。それでも有効だったみたいだな」
と言って、彼は机の上にちょこんと立っているその人形の額をちょんちょんと突っついた。
すると、それと同じ回数僕の額に指で突っつかれる感覚が走った。
え?と思い、額を触ってみても何も無い。
「どうかしたか?」
僕が首を傾げれば彼が尋ねてきた。
「いえ、何でもありません」
きっと気のせいだと思って笑ってみせれば、彼はならいいけど、と今度はその人形を掴んで持ち上げた。
「うっ!」
途端に僕の身体が何かに巻き付かれたかのように動かなくなり、息が詰まる。
「古泉!?」
あまりの苦しさに咳き込めば、彼は慌てて人形を机の上に戻し、ゼェゼェいっている僕の背中を落ち着かせるように擦ってくれた。
「どうしたんだ、お前さっきから変だぞ?」
彼は心配そうに僕の顔を覗き込んだ。
「僕にも何が何だか……。ただ、あなたがあの人形を触る度に変な感覚がして。すみません、もう大丈夫です」
お礼言うため顔を上げれば、彼は何かを考えるように顎に手をあてて立っていた。
「あ、あの、ありがとうございまし…た?」
彼の目の前で掌を振ってみても、彼は無反応。
「聞いてますか?」
彼の肩に手を置こうをした瞬間、彼が「わかったー!」と叫び声を上げた。
あまりの大声に驚いて手を引っ込めると、彼は僕の方を見て不敵に笑うと、例の人形に手を伸ばした。
僕は咄嗟に身体を強張らせた。
またさっきみたいな感覚に囚われるなんて堪ったもんじゃない!
しかし、先程とは違い、今度は柔らかく包み込まれる感覚がした。
恐々目を開けると、人形は彼の掌に優しく包み込まれていた。
「多分、これに与えられた感覚は全部お前に伝わるみたいだな。言うなれば、一心同体。ほら、こうするとお前も擽ったいだろ?」
そう言って彼は人形の脇腹をコチョコチョと擽った。
「あはっあはははっくくっや、やめっはは」
彼の言った通りだ。
彼の手が動くのに合わせて僕の身体を襲う感覚も移動する。
脇の下を擽られて耐えきれなくなった僕は、ついに椅子から落っこちて、床に尻餅をついた。
それでも彼は人形を触る手を止めようとはせず、僕は床で転がり続けた。

やっと擽ったさから解放された頃、僕の目からは涙が溢れていた。
「はぁ…はぁ…、貴方、知ってますか?人間というのは擽ったくて死ぬ事もあるのですよ?」
息をつぎつつ彼を睨めば、笑いながらごめんと謝られた。
「物珍しくて、ついな」
そう言いつつ彼は人形の頭を撫でた。
「反省しているならいいんです」
そうされると、自分の頭にも撫でられる感覚がして、僕はそれ以上何も言えなくなり、フイと彼から視線をそらした。
……こんなのずるい。
「なぁ、こうすると気持ちいいか?」
笑いすぎて力の抜けてしまった僕が床に寝転がったままでいるをいいことに、彼は人形の衣服を脱がし、指で急所を撫で上げた。
「ひゃぁ」
当然僕のソコにもその刺激が伝わってくる訳で、僕はパンツもズボンもはいているにも関わらず直接触られているような感覚に、言い表せないほどの快楽を感じた。
「この人形すごいな。ココ勃ってきた」
そう言って彼は僕の目の前に人形を掲げた。
彼の言う通り人形の股間は反応を示しいて、恥ずかしさにギュッと目を瞑れば、新たに溢れ出してきた涙が頬を伝った。
「泣くなよ、古泉」
彼はそう言って涙が這った跡を舐めてくれ、そのまま唇を合わせてくれた。
やっと直接彼に触れられて安心した僕は彼の首に手を回そうとすれば、手首を捕まれやんわり断られた。
「今日はコレでイかせてやるから」
そう言って彼は立ち上がり、僕の手の届かない所へ行ってしまった。
彼の手には未だあの人形が握られている。
僕は自分にそっくりなその人形を睨み付けた。
あれさえなければ彼は直接僕に触ってくれるのに……。
「今度はこっちな」
彼はそんな僕の気持ちなんて知る由も無く、今度は人形の後孔へ指を這わせた。
「んんっ…」
さすがに何の滑りもないソコにいきなり突っ込むのは危険だと思ったのか、彼は人形を持ち直すと徐に口元に近づけペロリとソコを舐めた。
端から見れば彼はただの変態だ。
しかし、彼と人形の間でぴちゃぴちゃと卑猥な水音が響く度に、僕のお尻にも濡れる感覚がして堪らない。
目の前には誰もいないのに、僕のお尻にはいつも彼が与えてくれる感覚がする。
そんなの気持ち悪いはずなのに、僕の身体は快楽として受け止め、僕の股間は先走りを垂らし始めた。
「あっぁっやだ……もっ…ぃやだぁ……!」
僕は間接的に与えられる感触が嫌だと訴えたが、彼は違う意味でとらえてしまったらしい。
人形から顔を離すと、僕によく見えるように人形の足を開かせ、人差し指を一気に中に埋め込んだ。
「ひっ……いやだあああああ!!」
後孔に入り込んでくる感覚に僕は絶叫した。
人形の大きさに対して彼の指は太すぎたらしい。
僕の中に入ってきたそれは、いつも受け入れている彼のペニスよりも二回り以上太い。
それを乱暴に出し入れされて、僕は痛さとそれに勝る程の快楽に奇声を発し続けた。

「あ゙あ゙あぁっ!!ふぇっ…ぁあ゙っんぅ…ぁが」
助けて欲しくて彼の方を見れば、彼は人形への刺激はそのままに、しかし熱い視線を僕の方へ送っていた。
僕はそれが嬉しくて、もっと彼を僕に夢中にさせようと、ズボンやパンツを必死に脱いだ。
そして下半身を彼の方へ向けて、少し足を開き腰を浮かせる。
そうすれば、今彼が弄っているの人形の部分と同じ所が見えるはずだ。
「見え……ますっ?ぁっ…僕のここヒク、ヒクして、んあぁぁああ!」
何も無いのにポッカリと口を開きヒクヒク蠢く僕のアナルを見て彼は舌舐めずりをした。
そして後孔への刺激はそのままに、人形の勃ちあがった小さなペニスに吸い付くと思いきり吸い上げた。
熱くて滑った物に包まれ強力に吸い上げられ、さらにはこれでもかと言うほどアナルの奥を太い物で擦られて、僕はびゅるるっと濃い精液を吐き出した。
それは僕のお臍の辺りに水溜まりを作り、ゆっくりと床へ流れていった。
「古泉……っ」
絶頂の波が去り、ぐったりと天井を眺めていれば、荒い息の彼が覆い被さってきた。
先程とは違って獰猛な獣のような口づけ。
首に腕を回せば今度は振り払う事無く、さらには抱きしめ返してくれた。
チラリと視線を動かせば、彼の手に人形は無く、机の上から僕たちを見下ろしていた。



ーーーあの時、僕が感じたのは優越感。

「人形に嫉妬していたなんて狂ってますよね。貴方もそう思うでしょう?」
また今度使おう、と言って彼が大切そうに仕舞った人形を真っ暗な部屋で取り出して、僕はそれに話しかけた。
「ですから、貴方にはいなくなって貰いましょう」
ね?と笑いかけながら、僕は机に横たわるそれへギラリと光る刃物を突き立てた。



取り扱い説明書P3

☆★☆使用上の注意☆★☆
本製品は、愛玩人形と銘打った藁人形です。
殺害対象の人物の名前を呼び、その日の夜迄に相手の手の届く場所に置いて置けば、あとは寝て待つだけ☆
対象の人物が自ら人形に手を下し、貴方の手を汚すこと無く殺害に成功します!
殺害までの効果を恋人と一緒に楽しみたい方、誤って殺害対象以外の人物の名前を呼んでしまった方など、効果を中断させたい方は人形に向かって『ふんもっふ』と叫んで下いネ!

それでは、使用方法はあなた次第☆
本製品を存分にお楽しみ下さい!!








おまけ


一週間後、そこには元気に走り回る古泉の姿が!


古泉「いやあ僕に攻撃時『ふんもっふ』と叫ぶ癖がなかったら
今頃命はありませんでした」

俺「もう二度と呪いのアイテムには手をださないよ!」