勝利のチームメイク
投稿者:田林 投稿日:2004/12/14(Tue) 18:20
のレビューです。
この本は、サッカー元日本代表監督岡田、ラグビー元日本代表、前神戸製鋼監督平尾、古田、の対談形式で進みます。それぞれのチーム理論、これまでのチームメイクにおける哲学、失敗談成功談がのっています。それぞれが自分の哲学をきちんと持っているのが素晴らしいし、かなり参考になりました。一番印象に残っているのは岡田監督が言った「選手を育てようなんていうおこがましい考えは捨てた。選手のいいところを勝つために利用させてもらう。」(要約)というのに、プロコーチとして、選手ときちんと一線を画す態度がすごいなあ、と思いました。本気で勝ちにいく厳しさが本からも伝わってきました。平尾さんはイメージを大切にします。表紙にも書いてありますが、「『何の為にこのプレーを行おうとしているのか』を、チーム全員が理解していれば、『どこでミスが起こるだろうか』ということまで予測できる」とあります。これは「文体とパスの精度」で中田が似たような考えを示していて、彼はパスをわざと相手の足許に出さず、少し開いたスペースに出す事があるそうです。そうすることで相手に「そっちでもらえばスペースがあるぞ」と意思表示するそうです。
僕は、プレーは瞬間的なイメージの共有の繰り返しなんだろうなと感じました。そして戦術はイメージ共有の手段なんだろうな、と思いました。
なんか感想文みたいになってますね。実際読んでみないと分からない部分があると思うので興味があればお貸しします。
[989へのレス] Re: 勝利のチームメイク 投稿者:旧0 投稿日:2004/12/14(Tue) 18:55
パスでの意思表示は俺も考えたことあって興味あるわ。
かなり難しいんだけどね。
[989へのレス] Re: 勝利のチームメイク 投稿者:okumuri 投稿日:2004/12/15(Wed) 16:42
俺はそれを、相手の次のプレーを引き出すようなパスと女ラクの練習で表現してました。
ちょっと分かりづらかったかもですね。
[989へのレス] Re: 勝利のチームメイク 投稿者:旧0 投稿日:2004/12/15(Wed) 22:59
いやいや、まさにそれっすよ。
俺がこっちに動きながらそっちにパス出したんだから、お前は
そっちにいってくれってな感じで。
まあ字にしちゃうと伝わりにくそうですね。
最終更新:2008年02月01日 01:39