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第1部


『ふたりはSN(仮)』by アイリス

◆◇◆◇◆

  「(ん?あれは…)」

 5人の不良風の男たちが1人の美少年を取り囲んでいた。5人の男たちは殺気立ち、
声を荒げ、今にも美少年に飛びかかりそうだ。対照的に、真ん中の美少年は非常に
クールな立ち振る舞いをしている。美少年が不良の言いがかりを上手く受け流し、
その場を立ち去ろうとしたそのとき、不良の1人が美少年に殴りかかった。
「まてやコラァー!」

 不良のパンチを華麗にかわすと同時に、美少年は鋭い貫き手を不良の鳩尾に放った。
貫き手をくらった不良は声を上げることもできずに、その場に崩れ落ちる。残りの
不良たちは、目の前で起こった一瞬の出来事に呆気にとられ、身動きが取れずにいた。

  「(相変わらず見事なもんだ。でも、いつもより少し動きにキレが無いような…)」

 数秒後、我に返った4人の不良が次々と美少年に襲いかかった。
「てめえ!ふざけんなコラァー!!」

 美少年の動きは不良たちのそれとは次元が違った。美少年は必要最小限の動きで
不良たちの攻撃をかわし、それと同時に光速のカウンターをみまった。2人の不良が
声を出すこともできずに倒れた。
 3人目までをあっという間に倒した美少年だったが、4人目は不良たちのリーダー
らしく、一撃では仕留められなかった。さらに、その間に1人の不良に後ろに回られて
しまった。

  「(あいつ、1人後ろに回ったのに気づいてねえ…。くそっ、間に合うか?)」

ダッダッダッ
「うおりゃぁ!!」
 不良が背後から美少年をナイフで襲おうとするところに、黒いダンプカーのような塊が
ものすごい勢いで突っ込んできた。その塊は、学ランを着た体格のいい少年だった。
学ランの少年は高速タックルで不良をダウンさせたあと、そのままスムーズにマウント
ポジションを取り、パウンドを3発放ち、とどめを刺した。
 ほぼ同時に、美少年の方もリーダー格の不良を貫き手で仕留めていた。

 美少年の名は夏焼、学ランの少年の名は須藤。2人は同じベリーズ高校の生徒だった。
スタイルは違えども、2人とも喧嘩の実力は番長クラスで、お互いに力を認め合っていた。
そして、2人の間には2人だけの秘密があった………。

夏焼「助かったよ…須藤…」
須藤「お礼はいつものアレでいいぜ…」
 須藤はニヤリと笑った。


 2人は公衆便所の個室に入った。
夏焼「…須藤、もうこういうことは止めにしたいんだが…」
須藤「なに言ってんだ。助けてやっただろ」
夏焼「…それはそうだけど…お礼はもっと別の形でもいいんじゃ…」
須藤「それを決めるのは俺だろ」
夏焼「……」
 須藤がボンタンのジッパーを下ろし、自らの大きなイチモツを露出させた。
須藤「しゃぶれよ」
夏焼「…」
 無言で従う夏焼。個室内に、チュポッ、ジュボッ という音が響き渡る。須藤のペニスは、
夏焼の唾液と自らのカウパー液でヌルヌルになり、次第に上方へ反り返るとともに硬度を
増していった。
須藤「よし。脱いでケツをこっちに向けろ」
夏焼「……」
須藤「早くしろよ」
 おとなしく従う夏焼。ズボンとパンツが同時に下げられ、美しい尻と太腿が露わに
なった。それを見た須藤のペニスは、反りと硬さをさらに増大させた。
須藤「力抜けよ夏焼」
夏焼「須藤…くん……」
 須藤のモンスターが、容赦なく夏焼の菊門を襲った。
須藤「いくぞっ夏焼っ!」
夏焼「あ、あっ、入ってき、あっ、アッーーーーー!!」

◆◇◆◇◆

菅谷「こ、これは……」
愛理「まだ途中なんだけど、どう?良くない? ケッケッケ」
菅谷「う、うん…、なんか…すごいね……」
愛理「いいでしょー!やっぱ“すどなつ”最高よね。あのまっすぐな性格の須藤くんが、
    実は裏にどす黒いものを抱えてるっていう設定がポイントなの。そして、いつもは
    どんなごっつい相手にでも怯まない夏焼くんが、須藤くんの前ではおとなしく
    なっちゃうの。夏焼くんは、自覚してはいないんだけど、実は心の奥では須藤くんに
    めちゃくちゃにされたいって思ってるの… ハァハァ…」
菅谷「は、はあ…」


 数日後、なんと偶然にも愛理の同人小説と同じ状況が起こっていた。登校途中の夏焼が5人の
不良にからまれ、4人倒し、最後の1人にやられそうになったところを須藤が助けた。

須藤「相手が5人だったとは言え、あんな奴らにやられそうになるとは、お前らしくないな」
夏焼「いやー、昨日一晩中調べ物してたから寝てなくてさ。フラフラだったんだよね。
    それにしても助かったよ。お礼におせんべでもおごるよ」
須藤「お礼か…」
夏焼「ん?」
須藤「いや、お礼は別にいいんだが…、ちょっと相談に乗ってほしいんだ…」
夏焼「なんだい?急に改まって。君から相談とは珍しいね」
須藤「お前にしかできない相談なんだ…」
夏焼「…深刻そうだね……聞くよ」
須藤「…じ、実は…、お、お、女のことなんだ…」
夏焼「!?」
須藤「菅谷は俺の弟分だから相談できねえ、熊井は女っ気無さそうだし、徳永は熟女ずきのチャラ男だ、
    清水はシスコンだから論外だし、嗣永に至ってはホモときてる、だからお前しかいねえんだ」
夏焼「なるほどね…」
須藤「実はこの前――」

◇◆◇◆◇

 2週間ほど前のこと。風邪だかなんだか知らんが、俺は鼻炎が酷くて耳鼻科に行った。
家の近くの、いわゆる街のお医者さんって感じの小さな病院なんだが、耳鼻科だけじゃなく
眼科もやってて、いつもそこそこ混んでる病院だ。
 けど、その日はわりと空いてて、10分ほど待ったら名前を呼ばれた。
「須藤茉太さーん」
 俺は読んでいた漫画を鞄にしまいながら立ち上がり、診察室の方へ歩き出した。そのとき――
ドンッ
「きゃっ!」
 俺はちゃんと前を見ないで歩き出したため、前にいた女の子とぶつかってしまった。
そして、女の子と俺はかなり体格差があったために、ぶつかった拍子に女の子は倒れて
しまった。
「ごめん。大丈夫?」
「イタタタ あ、大丈夫でしゅよ」
「(!!!)」

   そのとき、俺の心と体に衝撃が走った。

 簡単に言えば、一目惚れってやつだ。倒してしまった女の子を一目見て、俺は今までに
感じたことの無い感覚を覚えた。この世に!こんなにも!かわいらしい女の子がいるのか!
と、俺の魂が感動していた。

「あの…、本当に大丈夫でしゅよ…」
ハッ「あ、いや、あの…」
 声を掛けられて、俺は感動しながらその子を凝視し続けていたことに気づいた。
「須藤さーん、須藤茉太さーん!」診察室の方からは俺を呼ぶ声が聞こえる。
「呼ばれてましゅよ」
「あの…、本当にごめんね」と言いながら、俺は診察室の方へ足を向けた。
 その子はニッコリ笑って、俺に手を振ってくれた。

「先生、今いた女の子目が悪いんですか? さっきちょっとぶつかっちゃったんですけど、
  そのとき白い杖を落としてたんで…」
「ああ、舞ちゃんか」
「舞ちゃん…」
「萩原舞ちゃん。生まれつき目が悪くてな…。全く見えないわけじゃないんだけど、視野が
  狭いから杖を使ってるんだ。あと直射日光が目に悪いんで、晴れてる日はサングラスを
  してないといけないんだ」
「そうなんですか…」

 数日後、俺は薬をもらいにまた病院に行った。淡い期待を抱きながら…。

 病院のドアを開けた瞬間、また俺は固まってしまった。あの子が、舞ちゃんがそこにいた
のだ。舞ちゃんはサングラスをおでこにずらし、ちょこんとイスに座って漫画を読んでいた。
その姿は先日と変わらず天使のようにかわいかった。

 俺は倒してしまったことを改めて謝ろうと、勇気を振り絞って声を掛けた。
「あの…、この前…」
「ん…? あー!この前のお兄ちゃん!」
「この前は本当にごめんね」
「全然気にしてないでしゅって!」
 いい子だなあと俺は思った。そして本当にかわいい。。。
 そのとき、俺は舞ちゃんが手にしていた漫画に目が留まった。
「あ、その漫画『コナン』?」
「知ってましゅか?『迷探偵コナン』」
「知ってるもなにも、俺が一番好きな漫画だよ」
「そうなんでしゅか!舞も『コナン』が一番好きでしゅ!あ、わたし“舞”って言いましゅ。
  萩原舞。小6でしゅ。」
「あ、俺は…」
「すどうまあた!」
「え? なんで俺の名前を…」
「看護師さんが何回も呼んでましたよw“すどうまあたさーん!”ってw」
「そっか。そうだよねw ハハハw」
「――――w」
「――――w」
 ―――
 ――
 ―

◇◆◇◆◇

須藤「――というわけで、俺は完全にその子に惚れちまったんだ。俺こんなに女を好きになったの
    初めてだし…、相手は小学生だし…、どうしたらいいのか…」
夏焼「フー 熊井くんといい、君といい、うちの学校は本当にバカばっかりだな…」
須藤「なに!?」
夏焼「そんなの、どこかデートにでも誘って、好きって伝えればいいだけじゃないか。
    そういうことは小学生だろうと熟女だろうといっしょだよ」
須藤「そ、そうなのか…。…で、でも、俺は熊井ほどはバカじゃねえぞ!」
夏焼「いやー、なかなかいい勝負だと思うよ」
須藤「なんだと!? …そ、そういうお前だって、この前の英語の授業で“マネーガクーン”とか
    言ってたじゃねえかw」
夏焼「あ、あれは…」
 そこへ、2人の後ろから人影が…

  「へ~~~、須藤が女とはね~w しかも小学生てww」

 一斉に振り向く須藤と夏焼。そこにいたのは…
須藤「と、徳永!!お前いつからそこに!!」
徳永「全部聞いちゃったーw 大丈夫大丈夫!みんなには黙っておいてやるからさw それにしても
    小学生ねぇw」
須藤「絶対だぞ!!絶対誰にも言うんじゃねえぞ!!!」
徳永「はいはいw」
夏焼「(須藤、一番聞かれちゃいけないやつに聞かれちゃったな…)」


キーンコーンカーンコーン
 昼休みを迎えたベリーズ高校。須藤の教室に、後輩の菅谷がやって来た。
菅谷「須藤さん…、あの……」
須藤「ん? おぅ、どうした菅谷?」
菅谷「あの…、ただの風の噂なんですけど…」
須藤「なんだよ。言ってみろよ」
菅谷「あの…、須藤さんがロリコンって本当ですか…?」
須藤「な…!?」
 菅谷の後ろから現れる3人。
清水「いやー、まさかあの須藤くんがロリコンだったとはねー」
嗣永「意外だなぁ。須藤くんがロリコンだったなんて」
熊井「…変態」
 顔がみるみる真っ赤になる須藤。
須藤「と、徳永!!てめえしゃべりやがったな!!!」
 こっそり逃げ出そうとする徳永をふん捕まえて、本気で締め上げる須藤。
徳永「ぐっ、ぐるじい…、ギブギブ。 グエッ…」
嗣永「須藤くん!それ以上やったら死んじゃうよぉ!!」
 嗣永が必死で止めに入り、須藤はようやく手を離した。
徳永「ゲホゲホッ あ゛ー苦しかった。…ばらしたのは悪かったよw ごめん…。お詫びにこれやるからさ。
    許してよw」
須藤「ん? なんだこれは?」
徳永「『雄叫びランド』の1日乗り放題のパスポートだよ。マリマリと行く予定だったんだけどさ。
    須藤の女関係のこととか初めてだし、協力してやるよ」
須藤「徳永…」
夏焼「丁度よかったじゃん。誘ってみろよ」
須藤「夏焼…」