コミンテルン

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'''コミンテルン''' ([[ロシア語]]:'''{{lang|ru|Коминтерн}}'''<small>カミンチェールン</small>;[[ラテン文字]]転写の例:''{{lang|la|Komintern}}'';[[英語]]:'''{{lang|en|Comintern}}''') は、[[共産主義]]の国際組織である。共産主義インターナショナル、第三インターナショナル、国際共産党。「共産主義のインターナショナル」という意味の'''コムニスチーチェスキイ・インテルナツィオナール'''('''''{{lang|ru|Ком'''мунистический '''Интерн'''ационал}}'';'''''{{lang|en|Com'''munist '''Intern'''ational}}'')の略称。 ''' == 概要 == [[第二インターナショナル]]は、[[第一次世界大戦]]の際、加盟する社会民主主義政党がそれぞれ自国の戦争を支持したために瓦解した。これに反対する諸派がスイスのツィンメルワルトで開いた国際会議がコミンテルンの源流。[[十月革命]]後の[[1919年]]3月、[[ボリシェヴィキ]]の呼びかけに応じて[[モスクワ]]に21カ国の代表が集まり、第一回大会を開いた。 当初は世界革命の実現を目指し、ボリシェヴィキが各国の革命運動を支援するための枠組として機能した。また、1920年の[[インドネシア共産党]]、1921年の[[中国共産党]]結成とも結びつき、[[中国国民党]]との[[国共合作]]にも尽力した。しかしレーニン死後にスターリンが[[一国社会主義論]]を打ち出したことで役割が変わり、各国の共産党がソ連の外交政策を擁護するのが中心になっていった。1920年代中頃には中国で国民党政権と協調し、共産党が弾圧されても黙認した。1928年夏のコミンテルン第六回大会ではファシズムと社会民主主義のつながりが強調され「[[社会ファシズム論]]」が台頭したが、1930年代前半よりドイツで台頭するナチスに対し、社会ファシズム論に基づいて[[ドイツ社会民主党]]との対立にあけくれたことは、ナチスの権力獲得を許す一因となった。1935年には、コミンテルン第七回大会で方針転換をはかり、[[人民戦線]]の戦術を提唱し、スペインやフランスで人民戦線政府が誕生したが、スペインはフランコによる反乱からの内戦で壊滅した。また、[[独ソ不可侵条約]]の成立と、第二次世界大戦初期のポーランド分割の結果、人民戦線戦術は放棄された。 <!-- これらの点は[[トロツキー]]に厳しく批判された。トロツキーは1938年に[[第四インターナショナル]]を設立する。--> [[第二次世界大戦]]の勃発に伴って名実ともに存在意義を失い、[[1943年]]5月に解散した。 == 日本共産党とコミンテルンテーゼ == [[1922年]]に[[日本共産党]]が承認された。(日本共産党はコミンテルン支部となる) *[[22年テーゼ]](草案) :1922年にコミンテルンの[[ニコライ・ブハーリン|ブハーリン]]が起草した「日本共産党綱領草案」。日本共産党では君主制廃止をめぐる内部意見の対立から正式な綱領(テーゼ)とはしなかったが、理論的に承認した(1923年)。 *[[27年テーゼ]] :関東大震災で打撃を受けた日本共産党は1926年に再建し、1927年コミンテルンで採択された「日本問題に関する決議」が活動方針になった。 *[[32年テーゼ]] :コミンテルンと[[片山潜]]、[[野坂参三]]、[[山本懸蔵]]らの討議を経て、1932年に「日本の情勢と日本共産党の任務に関するテーゼ」が採択され、日本共産党の新たな活動方針になった。 == 関連項目 == *[[インターナショナル]] *[[コミンフォルム]] *[[東方勤労者共産大学]] *[[パーミャチ・メルクーリヤ (防護巡洋艦)|コミンテルン]]([[ソ連海軍]]の練習[[巡洋艦]]・[[機雷敷設艦]]) *[[治安維持法]] *[[日独防共協定]] [http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%AB%E3%83%B3 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』_2008年3月13日 (木) 05:44。]     

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