※このページは個人用のメモであり、しかも執筆中の仕掛品です。
概要
- lvm は、利用可能な1つ以上の記憶装置を統合し、記憶領域として抽象的に扱う。
- 伝統的な /dev 管理系(? 呼び方が分からないので仮にこう呼ぶ)を置き換えるものではない。lvm と /dev 管理系は、併存し同時に利用される互いに別の層。/dev 管理系を再構成したものと考えるのがよいかもしれない。
- 利用可能な記憶装置は、ボリュームグループと、ボリュームに含まれない領域からなる記憶領域に再構成される。
- ボリュームに含まれない領域は、伝統的な /dev 管理系のまま。たとえば /dev/sda1 に linux パーティション(0x83)が置かれ、ext3 のファイルシステムが作られ、/boot がマウントされる、など。
- ボリュームグループは、1つ以上の論理ボリュームから構成される。
- 複数の記憶装置上の領域を 1つのボリュームグループに統合することが可能。
/dev 系での lvm 管理下領域の扱い
/dev 系では、ボリュームグループ VolGroup00 の論理ボリューム LogVol00 は /dev/VolGroup00/LogVol00 として扱われる。たとえば /etc/fstab の記述にはこの表記法を使う。
lvm の管理外のHDD区画(たとえば /dev/sda1 に /boot を割り当てるとき)には UUID が割り当てられている。/etc/fstab の記述には、/boot のマウントに UUID を書く。/dev/sda1 を /boot に当てている場合でも、そのような書き方はされない。(理由不明。/dev/sda1 と書くと通らないのだろうか。これについて、調べていない。)
管理ツール
グラフィカルな管理ツール system-config-lvm を利用できる。
参考文献
最終更新:2009年07月23日 07:25