501 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/01(月) 19:55:03.66 ID:ju9SzTsO0
最近、ある会社のグループ全体の株が大暴落した。
この大暴落、不況の風が巻き起こした物で唯の父もその風に飲み込まれてしまった。、
唯の両親は互いに仲がよく、よく旅行に出かけることがある。
だが、ほんの少し目を放した隙に旅行先のサイパンで唯の父の投資している会社の株が大暴落した。
このころからである。
唯がおかしくなり始めたのは。
504 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/01(月) 19:58:16.36 ID:ju9SzTsO0
紬が学校に来なくなって約1ヶ月。
唯の両親は金が無く、日本に戻ることができずにいた。
それゆえ、唯は現在憂との2人暮らしだ。
生活費はギターを買う際のバイト代でまかなっていたが、それももう、底をついてしまった。
不況の上、唯のような無能ではバイトをしても長続きすることはめったに無かった。
唯は学校をたびたび休むようになったのだが。
だが、飢えた様子は無い。
505 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/01(月) 20:00:44.40 ID:ju9SzTsO0
澪も律も梓も、唯が気の毒そうではあったが、唯の元気な様子にそこまで事態を深刻とは思ってなかった。
だが事態は泥沼と化してゆく。
唯が学校に来なくなったのだ。
憂はそれよりも前から学校に来ていないが。
506 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/01(月) 20:02:55.21 ID:ju9SzTsO0
ピロリロリロ・・・ブッ
律「唯か!律だけど、大丈夫なのk」
「こちらは留守番サービスセンターでございます。ピーッとなったら・・・」
律「くそ!唯も紬も憂ちゃんもどうしちゃったんだ!?」
澪「まぁ律、今日の放課後、唯のうちに行ってみようか」
507 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/01(月) 20:04:55.49 ID:ju9SzTsO0
律「・・・いや、待つ!大丈夫!明日には唯は来る!そりゃぁ、唯は馬鹿だし、両親もいないけど・・・」
律「でも来る!」
澪「そうか・・・そうだな。でも、明日来なかったら行こう。な?」
律「・・・うん」
梓「・・・」
511 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/01(月) 20:08:44.56 ID:ju9SzTsO0
翌日。
やはり唯は来なかった。
放課後。
またも律はやはり唯を信じると言って教室に残った。
澪「仕方ない。私だけで行くか・・・。あ、梓は?」
梓「ゴメンナサイ。今日は用が・・・」
澪「そっか。じゃぁ行くか・・・」
律と梓が澪の「哀れな」姿を見ることになるのはほんの数日後のことである。
514 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/01(月) 20:11:48.89 ID:ju9SzTsO0
平沢宅。
澪「唯・・・?いるの?唯ー・・・」ガチャ・・・リ
澪「空いてる・・・?」
澪「いるのか・・・?2階かな」
♪
澪「ヒッ!」
おそらく家にいるであろう唯からその家の中にいる澪に電話があった。
唯「ごめーん澪ちゃん。今手が離せなくて。悪いけどキッチンに来てミ☆」
515 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/01(月) 20:14:43.46 ID:ju9SzTsO0
澪「何だろう・・・うわ臭い!」
大量の大型ゴミ袋。
ドアを開けると強烈な腐臭。
床を這う蛆虫。
赤いドアノブ。
足の踏み場も無いほどだ。
澪が恐る恐るキッチンンに近づく。
ん?
澪は踏み入れた足に何か「ボール」のような物体を感じた。
518 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/01(月) 20:16:45.36 ID:ju9SzTsO0
澪はそのボールを何の気なしに持ち上げる。
澪「」
澪「」
澪「」
澪は絶句したが、反射的にその「ボール」を壁に投げつけた。
学校に来なくなっていた紬の頭部が壁に当たって床に落ちる音がキッチンに響いた。
520 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/01(月) 20:19:07.18 ID:ju9SzTsO0
澪「つむ・・・ぎ・・・・ギギィ」
みーおちゃん☆
澪「ゆ、ゆい!ここここここここれはいったたたったい」
唯「澪ちゃん、人の家は荒らしちゃだめだよ」
唯の右手には包丁が握られていた。
左手に持っているのはチキンだろうか。
526 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/01(月) 20:22:57.49 ID:ju9SzTsO0
もちろん、今の平沢家にそんな金は無い。
澪は少しずつ前進すると、キッチンには憂の四肢切断された死体がまな板の上に置いてあった。
唯はその遺体を抱きかかえて、澪のほうに向けて喋り始めた。
唯「わたしたちね、もうお金なくなちゃったの」
唯「食べ物もなくなちゃって、しばらく2人で悩んだんだー」
唯「だからね、会社のお株が暴落して困ってたむぎちゃんと一緒に考えることにしたの」
528 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/01(月) 20:26:38.07 ID:ju9SzTsO0
唯「むぎちゃんを家に招いて・・・最初のうちは楽しかったんだ。同じ境遇同士で」
唯「私、むぎちゃんとちょっとエッチなこともしちゃった☆」
澪「・・・」
唯「でもね、次第に食料も底を尽きて、金も無くなって」
唯「でもね、私思いついた!」
唯「食べ物が無いならむぎちゃんを食べちゃおう、って!」
530 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/01(月) 20:29:07.81 ID:ju9SzTsO0
唯「憂も協力してくれたよ」
唯「憂は料理上手だから、むぎちゃんもチョーおいしかったよ」
唯「でもね」
唯「2人の食事量に対してむぎちゃんの体って何日も持つような量じゃないんだよ」
唯「そりゃ、1日ぐらい食べなくたって死なないかも知れないけど」
唯「でも」
唯「どうせなら1人でたらふく食べたいじゃん・・?ね?」
533 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/01(月) 20:31:29.39 ID:ju9SzTsO0
澪「これがその結果・・・」
唯「そう!これで何日も持つよ!」
唯「私は生きなくちゃ!」
唯「武道館目指さなくちゃ!」
唯「だからわたしまだけいおん部にいられる!やったぁ!あははははは」
澪(キチガイ・・・・!)
澪「ふざけんな!」
唯「!?」ビクッ
534 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/01(月) 20:33:22.94 ID:ju9SzTsO0
澪「唯!お前何したかわかってるのか!」
唯「澪ちゃん?」
澪「友達を殺したんだぞ!」
澪「食べたんだぞ!」
澪「この・・・キチガイ!」
^p^「!?」
^p^(わたしが・・・・キチガイ・・・!?)
537 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/01(月) 20:35:29.19 ID:ju9SzTsO0
澪「も、もう駄目だ、唯。私は警察にいk」
唯「・・・ないよ」
澪「え・・・・?」
唯「行かせないよ?」
.トモダチ
唯「だって澪ちゃんも私の大切な食糧だもん!」
539 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/01(月) 20:37:46.19 ID:ju9SzTsO0
澪「ゆ・・・唯、お前なに言っt」
澪の胸には唯の右手の包丁が刺さっていた。
澪(わたし・・・しぬのかな)
澪(まだけいおん部続けたいよ)
澪(でも・・・もうだめかな)
澪(紬、律、梓。バイバイ)
唯「終わらせねぇーよ!?」
540 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/01(月) 20:39:35.82 ID:ju9SzTsO0
唯「巨乳っていいよね。包丁が心臓に届かなかったよ」
澪は生きていた。
その豊満な胸が澪の命を救った。
だが動けなかった。
それは体の痛みでも、恐怖でもない。
縛られているのだ、台所に。
541 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/01(月) 20:43:11.00 ID:ju9SzTsO0
唯は刺身用の包丁を持っていた。
もう澪はしゃべる事ができなくなった。
唯は澪の恐怖の色をオカズに飯を食い、
もっとおかずが欲しかったらフライパンで澪の体の部位をキリオトシて食べる。
胸、指、頬、腹、尻、乳首、陰核。
小腸、大腸。
髪の毛ソーメン、血液炊きご飯の居詰め。
544 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/01(月) 20:45:08.62 ID:ju9SzTsO0
翌日、唯は元気に学校に登校した。
澪も唯と登校した。
しかしそれは、唯の弁当箱に入って、だが。
550 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/01(月) 20:57:01.68 ID:ju9SzTsO0
唯は今日も音楽室でギターを弾く。
律と梓の3人しか居ないけいおん部。
ジャーン、ジャーン、ドチドチ。
律「澪と紬、どうしちゃったのかな・・・・。警察にとd
唯「りっちゃんりっちゃん」
律「あ?」
唯「心配だよね・・・。あ、そうだ。りっちゃんもあずにゃんも今日私の家に来ない?」 終