81 :便秘 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/03(水) 11:17:26.63 ID:sdlBoDLkO
澪(あぁ・・トイレに行きたい・・・)
私は今猛烈に小便がしたかった
しかし今はバンド全体で合わせてる最中
とても言い出せる空気ではなかった
それにドラムの律
彼女は明らかに私を虐めるのが好きなのだ
82 :人食 ◆666pMqUd9E (デコいらね):2009/06/03(水) 11:20:29.72 ID:v9WsOg1+O
>>80
よしさっさと投下しろ
83 :便秘 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/03(水) 11:22:32.92 ID:sdlBoDLkO
幸い彼女にはまだ悟られてないようだ
澪(このままいけば次の休憩まではもつかな・・)
私はおそらくひどく安心したような顔をしていただろう
その時にだった
気のせいだろうか律は不気味に微笑んでいた
84 :便秘 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/03(水) 11:28:09.41 ID:sdlBoDLkO
>>82
律「いらねえとか言うな」
彼女は唐突に意味深な事を叫んだ
律(澪のやつトイレにでも行きたいんだな)
律(よーしちょっとちょっかい出してやろ)
律「あんまいい演奏が出来てなかったな」
律「休憩の時間だけどもうちょっと練習するか!」
澪「?!」
85 :便秘 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/03(水) 11:33:30.65 ID:sdlBoDLkO
唯「そうだね!学園祭も近いし!」
紬「私も賛成です」
律「んっと、じゃあ澪は?」ニヤッ
澪(?!なんだ今の気味悪い微笑みは?ま、まさか)
律「」ニヤニヤ
澪(いや間違いない!こいつ気付いているッ!!)
澪(しかしトイレに行きたいなんて言いたくない!恥ずかしいからだ)
澪「う、うん。私も賛成だ」
86 :便秘:2009/06/03(水) 11:45:39.09 ID:sdlBoDLkO
澪(畜生!これじゃ奴の思うツボじゃないか)
律「そうと決まれば今日は夜までやるぞーっ」
澪(おいおいおい冗談じゃないぜ!そんなにやってたら私の膀胱が限界突破しちまう)
澪「おい、そんなにやるならちょっと休憩いれたほうがいいんじゃないか?」
律「いや大丈夫だよ!みんな賛成してるし」
律「それともトイレにでも行きたいのか?」ニヤニヤ
澪(こいつって奴ぁどこまで鬼畜なんだい全く・・・)
澪「いやさすがに夜まで通しでは疲れると思ってな。みんなが大丈夫ならいいんだ」
87 :人食 ◆666pMqUd9E :2009/06/03(水) 11:47:51.04 ID:v9WsOg1+O
、
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/: : : : : : : : :>‐く
n ,. ⌒乙)` : : /⌒>‐: :’ ̄ ̄:ミ: . 、
{ {/,h _ノ: :彡 :´ ̄ : : : : : : : : : : : : : `:ー. .、
r v′ { ブ'´: : : .:: : : / : : : : :/:.: : : : : : : : :\
ヽ /´\ (/ : : / : :/{ィ : : : :}∧:. : : : : : : : : : : ヽ
∨ r≦`ヽ ノ': : :/ : :/ {、 |イ: : /__人:ヽ : :ヽ: : : : : : 丶
ヽ. / / : .:/:,/.:/ ` ヽ:厂´ ` }: : ::}:. : : : : : : :'.
〈 / : : :.::/ ´{イ _ ′ |: : リ : : : : : : : : '.
}/ィ: : /: :.: .:| ,ィ 竺ミ r≦ミ. } :/: : : ::.. : : : : : i
∧.{: :/ : /: /| {{ ん:::i /心`ヽ 从: : : : :\:.. : : : |
'∨: : : : :八.i ヽヒツ ト:::ィ} }} }:、: : : :i : ::.. : : |
{: : ,: :/i{:.:.:}/// ' `ー' '′ レ'ヽ: : :| : :.ヽ:. :|
}イ V {V.:{ ,. ァ= 、 /// 厂 }. : ト : }:ト: :|
V .ハ人 {/ } ,___.ノ∧ .:.:.|/∧:ノ
ヽ > . 丶. ノ . 彡 ド<:}ノ´}′
ヽ. i {ミ ┬ ´ / _.ノ `ヽ
∨| \ヽ.__. 彡 '´ ミ 、
ヾ ヽ.__ ´ \
'. く`「{n ⌒ヽ.
i( iァ,ヽソ_「i_n ′ \
} `´)_} ‘i ru )r‐-、 / ヽ.
| `' ´ `つ ) 廴 __ ヽ
88 : ◆2IQHFwnzsc :2009/06/03(水) 11:56:50.94 ID:sdlBoDLkO
>>87
律「ロリ唯は俺の娘」
澪「えっ」
律「えっ」
澪「なにそれこわい」
律「そっかぁ。じゃあ練習始めるよ」
一時間後
ズンチャバキバキキュイーンホワワーン
澪(畜生!こいつぁ一体どういうことなんだ!もう我慢できねぇぜ!)
澪「あの・・・律!」
律「ん?どうしたんだ澪」ニヤッ
澪「ちょっとトイレ行ってきてもいいか?」
律「なんだお前トイレ行きたかったのか」
澪(お前絶対気付いてただろ!)
律「演奏止めてまでトイレ行きたいなんて・・・もうこいつは末期だな」
律「とりあえず漏らされたら困るから早くいってこい」
89 :便秘 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/03(水) 12:01:15.73 ID:sdlBoDLkO
澪「かたじけない」タッタッ
トイレ前
澪「ふうやっとトイレについたよ」
澪「私もとうとうこの尿意から解放されるんだな」
ガチャ
トイレのドアを開けた瞬間、澪は絶句した
鏡越しに写ったトイレの奥には虎がいたのだ
96 :便秘 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/03(水) 12:55:44.31 ID:sdlBoDLkO
澪「やばい・・どうして・・・?」
私は奥にいる猛獣にどうすることも出来ず一度外へ出た
バタン
澪「・・・」
澪「これじゃおしっこ出来ないよ・・・」
97 :スーパー便所飯タイム ◆2IQHFwnzsc :2009/06/03(水) 13:03:55.53 ID:sdlBoDLkO
どうすることも出来ず私はトイレの扉の前に座り込んでいた
律(あっいた)
律(澪のやつなんでトイレの前でしゃがんでるんだ)
律(声かけてみるか)
律「おい澪」
律「おーい澪」
しかし澪は何の反応もない
律(聞こえてないのか?!こんな至近距離で)
律「おい澪!聞いてるのか?」バンッ
98 :イケメンぼっちはステータス ◆2IQHFwnzsc :2009/06/03(水) 13:07:26.19 ID:sdlBoDLkO
律は澪の名前を呼ぶのと同時に強く肩を叩いた
澪「ぎぃやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
律「ひぃっ・・」
澪「・・・あ、なんだ律か」
律「なんだじゃないよ!澪が戻ってくるの遅いから探しにきて声かけたのに聞こえてないし!」
澪「そ、それより律助けてくれよ」グスッ
律「ん、あぁ。どうした?」
100 :便秘 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/03(水) 13:10:35.80 ID:sdlBoDLkO
澪「あぁ、実はな・・」
かくかくしかじか
律「えぇっ?!トイレの中に虎がいるのかい?」
澪「そうなんだ律!どうしたらいいんだ」ウルウル
律「(うぅ、可愛い)仕方ないな。私が一度みてきてやるよ」
澪「そうか!ありがとう律!」
律「もしかしたら澪の妄想かもしれないしな」
101 : ◆2IQHFwnzsc :2009/06/03(水) 13:16:26.46 ID:sdlBoDLkO
ガチャ
律「おーい虎公出ておいで」
澪「おい、出すぎだぞ!自重せよ!」
律「大丈夫だって。虎なんているはずないだろ」
律「ほーらにゃんにゃん出ておいで」
ちょうど彼女が横に曲がったときだろうか
大きな悲鳴が聞こえた
しかし私はそれを聞いていられる程強い精神は持っていなかった
102 : ◆2IQHFwnzsc :2009/06/03(水) 13:19:09.75 ID:sdlBoDLkO
どれくらい経っただろう
私はずっと耳を塞いでた
耳を塞ぐ手をどけると微かな舌なめずりする音だけが聞こえてきた
恐る恐る中に入り奥を見る
血塗られた床、散らばる肉片、そして無残に転がる律の頭
しかし私が目の前にいるのに虎は威嚇一つしてこない
もう腹がいっぱいで相手にもしてこないだけだろうか
103 : ◆2IQHFwnzsc :2009/06/03(水) 13:22:03.13 ID:sdlBoDLkO
私は虎の目を盗みトイレに入った
このおしっこを出すために律の命を犠牲にしてしまった
私は大きな罪悪感にかられた
私は悪くないと思う心が少しくらいはあったが
104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/03(水) 13:24:49.20 ID:sdlBoDLkO
澪「んーむにゃむにゃ」
澪「はっ、あれ?律?」
澪「・・・夢か」
そうか、今日律に勉強を教えるために律の家に泊まってたんだ
隣にいる律を見て私は深く安心した
おわり
105 : ◆2IQHFwnzsc :2009/06/03(水) 13:26:57.13 ID:sdlBoDLkO
ごめん結局夢オチで・・・
律を殺したくなかったんだ
106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/03(水) 13:34:02.77 ID:sdlBoDLkO
ちなみに元ネタはスティーブンキングのほら虎がいるって話でした
最終更新:2009年06月05日 01:06