69 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/08/11(火) 17:32:01.68 ID:StIDXfBGO
紬「軽音部幼女化計画を実行する」



斉藤「………お嬢様、それはいったい…」

紬「軽音部のみんなを幼女にするのよ」



紬「私の理想郷のために」


BGM:地上の星

全ては、この言葉から始まった――――――

琴吹家の長女、琴吹紬。彼女には野望があった…

斉藤「お嬢様はやると決めたらやる人です。…軽音楽部はもうダメかもしれない」

―――軽音楽部はもうダメかもしれない

しかし、それでも彼女はやり遂げてみせたのだ――――――


プロジェクト ツムギ
―百合への挑戦者たち―

73 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/08/11(火) 17:38:51.80 ID:StIDXfBGO
紬「…ということで、研究員たちを集めてきなさい」

斉藤「…正気ですかお嬢様」

紬「ええ、もちろん…今回、憂ちゃんも協力してくれるのよ」

憂「初めまして」ペコリ

斉藤「あ、は、はい…あの、あなたこんな計画に手を突っ込んでいいんですか…?」

憂「何言ってるんですか?手を突っ込むのは至極当然じゃないですか」

紬「そうよねぇ憂ちゃん。クックックッ」

紬憂「アーッハッハッハ!!!」

斉藤(良心が私しかいない…もう、おしまいだ…!)

憂「アーッハッハッハ!」(幼女にしたら、お姉ちゃんを私の虜に…!)

紬「アーッハッハッハ!」(幼女律×幼女澪…!幼女唯×幼女澪も捨てがたいわ…!)

75 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/08/11(火) 17:47:10.88 ID:StIDXfBGO
―数日後―

研究員「やった…やりましたよお嬢様!フヒヒこれでやっと帰れる!」

紬「…フフ、予定通り空気感染型にしてくれたわ…」

じゅん「……おねえちゃん、だぁれ?」

憂「あれ、純ちゃん?」

紬「彼女にも協力してもらったのよ。…感染前の記憶は失うらしいわね、いい仕事をしてくれたわ…!」

研究員「フヒヒ!ちなみにこれが抗体物質です!」

紬「ありがとう、あなたもう帰っていいわよ。…臭いわ…」

研究員「ずっと風呂に入ってませんからね!じゃあ帰らせてもらいますわ」ダッ

紬「……よし…後は私が薬をまくわ、憂ちゃんは私に任せてちょうだい」

憂「イェスマム」

77 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/08/11(火) 17:56:16.94 ID:StIDXfBGO
紬「よくじつ!」



シュウウウウ
紬「………よし、薬はまいたわ…!後は抗体を注射しなくちゃ…ンンッ」プスッ

紬「ふぅ…いくつになっても注射は慣れないわね」

紬「さてと、マスクははずしますか」スッ



律「おいっす……お、ムギはやいなぁ」

紬「ううん、いつものことよ♪さぁ座って座って」

律「ああ、そうさせてもらうよ!あ、レモンティーちょうだい!」

紬「はいはーい(そうだ、お茶にも薬を混ぜたらどうなるかしら…試してみよっと)」
78 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/08/11(火) 18:02:47.93 ID:StIDXfBGO
紬「(気づかれないように混ぜ込んで…)…ふぅ、できたわ」トテトテ

律「ああ、ありがとう…んっくんっく」ゴクゴク

紬「りっちゃん、静かに飲んだ方が…」

律「ぷはぁ!…いやー、ずっとのど乾いてたからさー(ドクン)…あれ?」

紬「?りっちゃん、どうしたの?」

律「いや、目眩がするんだ…ムギが二人に見える…(ズキッ)うう、頭が…!」ドサッ

紬「りっちゃん、大丈夫!?りっちゃん!(計 画 通 り)」

80 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/08/11(火) 18:09:53.11 ID:StIDXfBGO
律「ぐっ、うう…体が………!」ズキンズキン

紬「りっちゃん、しっかりして!(だんだん体が小さくなってきた…ついに、私の望みが叶う―――!)」

律「うっ、あ、あああ―――――」シュインシュイン

紬(ワクテカ!)

律「ぎ、ぎゃああああ―――――――っ!!!!!!」カッ!

紬「ま、眩しい!いったい何が…」

りちゅ「……ばぶ?」

紬「………その姿は……ベビーりっちゃん……?」

りちゅ「ままー♪」ヨチヨチ

紬「し、失敗した…!悔しい…!」ガクッ

りちゅ「ちっぱ!ちっぱ!」キャタキャタ

82 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/08/11(火) 18:14:48.21 ID:StIDXfBGO
紬「うるさい、笑うんじゃ………!?」

りちゅ「う、ふぇっ…」ジワッ…

紬「あ、ご、ごめんなさい!だから泣かないで?ねっねっ」

りちゅ「ふぇっ、うぇ…」

紬「マズイ、このままじゃ!……ほーらりっちゃんみてみて、私の眉毛はがせるのよ!たくあんっ!」ペリッ

りちゅ「(ビクゥッ)うぇえ――――ん!」

紬「泣いてしまった!どうしようどうしよう」オロオロ

85 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/08/11(火) 18:22:07.46 ID:StIDXfBGO
紬(チラッ)「!そうだりっちゃん、ドラム!これドラムよ!」

りちゅ「うぇぇ――――――…ふぃ?」

紬「よし、食いついたッ!さぁこれを叩いて遊びなさい!」

りちゅ「だーだー!キャッキャッ!」ドンダカタンタララッ

紬「ふぅ、よかった…さて、これからどうしようかしら…」
ガチャ
澪「うぃーっす、みんないるかー?」



紬「あ」

澪「あ」

りちゅ「…ばぶ?」




律編 完

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2009年08月25日 15:53