このSSは『【けいおん!】唯×梓スレ 2』というスレに投下されたものです
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737 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/06(日) 19:28:47 ID:xI70NOeS
こんにちは、中野梓です。秋が近づいてきましたね。暑いのが苦手な唯先輩は涼しくなってきて絶好調です。
「あずにゃん~。そろそろ秋だねえ~。」
がらんとした音楽室は唯先輩と私の二人っきりだ。
「まだ夏休みは終わってませんよ。宿題は終わりましたか?」
そういいながらも私はダラダしてる唯先輩もいいなあ~、と思ってしまった。今なら憂の言う事も分からなくもない。
「もちろん終わったよー。憂と一緒にやったから~。」
「憂が一人で一生懸命やってる姿が目に浮かびます・・・。」
「えー酷いあずにゃん、ちゃんと私もやったよー!」
唯先輩が膨れっ面で私を睨む。うわあ、なんですかこの可愛い生き物は。リセイガ・・・。
「ところであずにゃん。」
顔を真っ赤にして妄想も世界に入っていた私を唯先輩が現実世界に引き戻す。私はどぎまぎしながら何とか答えた。
「な、なんですか?」
「秋と言えば食欲の秋だねえ~。」
「そうですね。あんまりお菓子に夢中にならずに練習もして下さいよ。芸術の秋でもあるんですから。」
一応私は真面目に答えておいた。釘を刺しておかないと後で大変な事になる。するといつもならシュンとなるはずの先輩が珍しく強気にニヤリと不敵な笑みを浮かべた。
「ほほう~、と、言う事はあずにゃんはこれはいらないんだね?」
そういって唯先輩は鞄の中からタイヤキを取り出した。
「いただきます!」
即答しました。だって最近は食べてなかったから・・・。先輩から1つ頂いて早速食べ始めた。
「先輩甘いものばっかり食べると太りますよ。」
「大丈夫~私は太らない体質だからねえ~。そういうあずにゃんはどうなのかな?」
不意に唯先輩が私の横腹をつついた。思わずタイヤキを喉に詰まらせてむせる。
「な、何するんですか!?」
「おお~あずにゃんの横腹プニプニ~♪」
唯先輩は攻撃の手を緩めずに突っつく。それだけでも私の理性が飛びそうになるのに大胆にも制服の下に手を入れて直接脇腹をもみ始めた。
「ちょ!ゆ、唯先輩!」
「うふふ♪」
「や、やめ・・・ひゃうっ!」
思わず変な声が漏れる。それを見た唯先輩がまたまた不敵に笑った。
「おお!あずにゃん意外と感じやすいんだねえ。そんな声出されるともっといじめたくなっちゃうよ~♪」
と、いって私の制服の前ボタンに手をかける。ちょっ、先輩これ一線超えちゃいますよ!
頭ではやめなければいけない事は分かっているが、体が言う事を聞いてくれない。ふにゃ・・・もう駄目です・・・。好きにして下さい・・・。
唯先輩は忘れていた。まだ他の先輩方が来ていないのを・・・。
「オ~!遅れてごめ・・・。」
律先輩と澪先輩が入り口で凍り付いた。そりゃそうですよ唯先輩は私を下着姿にしてるし私は私で恍惚とした表情でいますし・・・。
「い・・・イヤアアアアア!」
私の叫び声が部室にこだました。



すばらしい作品をありがとう

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最終更新:2009年09月06日 19:35