206 : ◆HlzK/SyJRk :2009/06/06(土) 10:27:45.93 ID:vzrLyQQK0
唯「あずにゃん可愛い~」

梓「可愛いのは唯先輩の方です! ……ハッ」

紬(キマシタワー!!)

律「お、今なんか梓が面白い事聞いたな(ニヤニヤ)」


梓「な、何でもありません! いきなり先輩が抱きついて来るからつい変な事言ってしまっただけです」

唯「あずにゃん…それじゃ私可愛くないの…?」ウルウル

梓「うっ……」

澪「おいおい梓が困ってるだろ それ位にしてやれよ」

唯「ねぇ、あずにゃ~ん」

梓「ゆ……唯先輩はとっても……とっても可愛……(ボソボソ)って 何言わせるんですか!」


208 : ◆HlzK/SyJRk :2009/06/06(土) 10:33:39.87 ID:vzrLyQQK0
唯「澪ちゃ~ん あずにゃんが怒ったぁ~(泣)」

澪「自業自得だろ ほら、さっさと練習始めるぞ」



ジャラ~♪


唯「あれ? ここってどうやって押さえるんだっけ?」

梓「あ、それはですね ここをこうやって……」

唯「こう?」

梓「いえ、もっとこの指を……ちょっと失礼します」

ギュッ

梓(わ、私ったら唯先輩の手を握ってる~ 唯先輩の手って暖かいな……)
209 : ◆HlzK/SyJRk :2009/06/06(土) 10:37:24.72 ID:vzrLyQQK0
唯「へぇ~ こう抑えるんだぁ あずにゃんありがと~」

梓「い、いえ ……そ、そうだ 先輩、ギターの持ち方を少し変えた方がいいですよ えっとですね……」

ギュゥ

唯「はわっ」

梓(私ったら後ろから唯先輩に抱きついてる……先輩っていい匂い……)

210 : ◆HlzK/SyJRk :2009/06/06(土) 10:37:46.64 ID:vzrLyQQK0
澪「全く どっちが先輩なんだか……っていうかわざわざ抱きつかなくても
  目の前で構えて見本見せるだけでもいいんじゃないか?」

律「澪 ついでだから私もベースの持ち方を確認してやるよ」

澪「ヒャッ お、おい! 抱きつくな! 恥ずかしいだろ!」

律「唯達だってやってるんだし気にするなって」

澪「おい! どさくさに紛れてどこ触ってる!」

唯「あずにゃん、くすぐったいよぉ~」

梓「クンクン」ウットリ


紬(軽音部に入って本当に良かったです♪)
211 : ◆HlzK/SyJRk :2009/06/06(土) 10:42:01.60 ID:vzrLyQQK0


澪「さて、練習も一区切りついたし後片付けして帰るか」

律「おいさー」

紬(……そうだ! いい事思いついたぁ~)

コトッ (ネコ耳カチューシャを取り出して梓の気づく所にこっそり置く)

紬(サササ)

梓(唯先輩今日も可愛かったなぁ~)

ゴソゴソ

梓(あれ? ネコ耳カチューシャがこんな所に)

梓(………)
212 : ◆HlzK/SyJRk :2009/06/06(土) 10:44:53.50 ID:vzrLyQQK0
コトッ (唯の気づく所にネコ耳カチューシャを置く)

唯「あぁー ネコ耳だぁ~ あずにゃん、せっかくだからまた付けてよぉ」

梓「(キタ―) 嫌です! 私をお人形みたいにしないで下さい!」

律「だったら何で唯の目の前に置いたんだ?」

澪「確かに普通だったら唯の目の届かない所に置くよな」

梓「それはその……と、とにかく間違えたんです! 唯先輩に抱きしめられたくて置いた訳では断じて無いですからね!」

唯「はい、あずにゃん」

スポッ 

唯「うわぁ~ やっぱりあずにゃん可愛い~」

ギュ~

梓「く、苦しいからそんなに強く抱きしめないで下さい!」

紬(梓ちゃんったら口ではそう言いながら顔は相当ニヤけてるわね。たまりませんわぁ~)

233 : ◆HlzK/SyJRk :2009/06/06(土) 12:34:23.90 ID:vzrLyQQK0


~そんな数日後~

律「今日はなんかスゲー寒いなぁ」

澪「もう12月だしな 冷たくなったベースが太ももに当たるの辛いから憂鬱だよ……」

律「この前みたいに『ひゃう!』って可愛い声出してくれよ~」

澪「う、うるさいっ!」


梓「ひゃう!」
律&唯「おお!」

澪「梓、大丈夫か?」

梓「だ、大丈夫です 冷たくなったギターが太ももに当たって……」

唯「あずにゃんの鳴き声かわいい~」

律「狙ってるのか?(ニヤニヤ)」

236 : ◆HlzK/SyJRk :2009/06/06(土) 12:39:44.24 ID:vzrLyQQK0
梓「い、今のは本当にわざとじゃ……コホン そ、それより唯先輩は大丈夫ですか?」

唯「うん。手はジンジンするけど、タイツ履いてるから太ももに当たるのは平気だよ」

梓「うぅ……羨ましいです」

唯「よーし それなら可愛いあずにゃんの為に一肌脱ぐね」
グィッ

澪「お、おい唯」

梓「何本当に脱いでるんですか!」
239 : ◆HlzK/SyJRk :2009/06/06(土) 12:46:13.10 ID:vzrLyQQK0
唯「脱ぐのはタイツだけだよ (ヌギヌギ)はい、あずにゃん」

梓「……はい?」

律「唯……お前何してるんだ?」

唯「これ履いたらあずにゃん暖かいだろうなって思って 脱ぎたてでポカポカだよ♪」

澪「お、おいおいっ 上着とは訳が違うんだぞ」

梓「つ、つ、謹んでお借りします!!」

澪「って、梓!?」

律「い、いいのかよ?」

紬「梓ちゃんも大歓迎みたいだし、本人達が良ければいいんじゃないでしょうか?」

梓「そんなんじゃありません! 唯先輩の心使いを無駄にしたくないからしょうがなくです!」

241 : ◆HlzK/SyJRk :2009/06/06(土) 12:50:28.27 ID:vzrLyQQK0
唯「それじゃあ足出して 履かせてあげるね」

梓「ええ!?」

律&澪(履かせるんかいっ)

紬(ここはまるで天国だわ……)

梓「じ、自分で履けますよぉ!」

紬「梓ちゃん、観念してね」 ガシッ

唯「むぎちゃんナイス~ そのまま押さえてて」

グイ!

梓「ひゃうぅ!」

唯「靴下脱がせちゃったからちょっと寒いかもしれないけどすぐに暖かくなるからね。右足上げて~」

紬「梓ちゃんったら顔真っ赤」

律&澪「( ゚д゚)」

243 : ◆HlzK/SyJRk :2009/06/06(土) 12:55:11.86 ID:vzrLyQQK0
唯「はい完成~ 少しあずにゃんにはサイズが大きくてシワもあるけど大丈夫みたいだね」

梓「うぅぅ……何だかちっちゃい子になった気分です……」

唯「履き心地はどう?」

梓「は、はい…唯先輩の体温が残ってて……その……暖かいです」

唯「よかったぁ~」

モジモジ

梓(ハァ、ハァ……唯先輩が朝からずっと履いてたタイツが私の足に……)


244 : ◆HlzK/SyJRk :2009/06/06(土) 12:59:23.73 ID:vzrLyQQK0
~帰宅後 自分の部屋~


ソ~  サワサワ (履いてるタイツの仲に手を入れて裏地を撫でる)

梓(この裏地の部分にずっと唯先輩のパンツが密着してたんだ……)

梓「……」

ヌギヌギ

梓「………」

梓「スーハー スーハー」
247 : ◆HlzK/SyJRk :2009/06/06(土) 13:13:41.51 ID:vzrLyQQK0
梓(ちょっとおしっこ臭いけどクセになりそう)

梓(……もう1回履いてみよう)

ゴソゴソ

梓(何か唯先輩と1つになったみたいで不思議……私の太ももじゃなくて唯先輩の太ももみたい……)

スリスリ

梓(なんだか唯先輩の太ももを撫でてるみたい……)

梓(唯先輩……綺麗な足……)

梓(何だか脱ぎたくないなぁ……明日の夜までずっと履いてよっと……)
248 : ◆HlzK/SyJRk :2009/06/06(土) 13:14:45.12 ID:vzrLyQQK0
翌日

梓「こんにちわー あれ? 唯先輩、ナマ足だなんてどうしたんですか!?」

唯「うぅ…… たまたま他の全部洗濯中だったんだよぉ~」

紬「唯ちゃん寒くない? 大丈夫?」

唯「う~ん、寒いけどそれ言うなら普段みんな生足だし ヘックシッ」

澪「おいおい大丈夫か?」

紬「唯ちゃんはいつも暖かい格好してるから寒い格好に慣れてないのかもしれませんね」


唯「大丈夫大丈夫、これ位我慢出来るよ~」

梓「そ、そんなのダメです! また風邪ひかれたら大変です!」(手放すのは残念だけど唯先輩に無理はさせられない!)

ヌギヌギ

律「お、おい梓?」

澪「な、何昨日の唯みたいに脱いでるんだよ」

250 : ◆HlzK/SyJRk :2009/06/06(土) 13:22:17.09 ID:vzrLyQQK0
梓「これ昨日の唯先輩の奴なんで これを期にお返しますので先輩も靴下脱いで下さい」

唯「え? う、うん」

梓「そ、それじゃあ履かせるんで足出してください」

唯「えぇ!? じ、自分で履けるよぉ」

梓「昨日のお返しです。先輩は寒さに弱いんだからちゃんと暖かい格好してくださいね」

唯「うぅ~ 私のが先輩なのに~」

ゴソゴソ

梓(わ、私ったら今唯先輩のお着替えさせてる……信じられない……
  普段の唯先輩やさわ子先生ってこういう気持ちなのかな……?)

紬(ウットリ)
251 : ◆HlzK/SyJRk :2009/06/06(土) 13:26:26.06 ID:vzrLyQQK0
梓「おヘソの上まであげてっと……はい、完成です」

唯「うぅ……あ、ありがと ……こうなったらお返しに私の靴下をあずにゃんに履かせてやる~!」

梓「キャ~♪ やめてくださ~い それなら私もいつものお返しで唯先輩にネコ耳カチューシャ付けますよ~」

唯「バッチコーイ」


キャキャ♪



紬「微笑ましすぎて鼻血が出ちゃいそう」

律「つーか 私達空気だよな」

澪「……寂しくなんかないもん」



 END

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最終更新:2009年06月06日 20:03