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149 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/09/09(水) 16:05:55.95 ID:h+Z/xagHO
 こんにちはー平沢唯でーす。今日は軽音部のみんなで遊びに来ましたー!その目的は…
「じゃあ澪とムギの減量作戦開始だー!」
「ちょっとりっちゃん!!声が大きいわよぉ!!」
「ごめんムギ…私が口を滑らしたばかりに…」
りっちゃんがお店の中で大きな声をあげるので店員さんが見てきた。ムギちゃんと澪ちゃんは困ってるみたい。
一昨日の部活、いつものようにケーキをみんなで食べていたんだけどムギちゃんと澪ちゃんが食べてないからりっちゃんが色々聞いたらダイエット中って…うーん…大変だなぁ。
「唯ちゃんはいいわよねぇ、食べても太らないなんて…」
ムギちゃんが私を見てくる。体の栄養になってないってことだから、本当はムギちゃんや澪ちゃんのが健康体なんだろうけどなー…そんな事言えないモンね!
それでりっちゃんが運動して痩せよう!と企画して運動するためにやってきたのがここ。
 「じゃあまずはバッティングからやろーぜ!!」
駆け出したりっちゃんはわれ先に打席へ向かいバットを振り回してる。私も行こうっと。
151 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/09/09(水) 16:13:07.49 ID:h+Z/xagHO
「いきなりハードだな…」
そう言いながらりっちゃんから離れない澪ちゃんは素直じゃないなぁ。
カキーン!
「っしゃあ!!」
りっちゃんがすごい速いボールを打ち返している。澪ちゃんは…
「うう…当たらないよぉ…」
一番遅いところでやっているけど当たらないみたい。
「うふふ~おもしろいわね~」
ムギちゃんは変化球を投げてくる「本格ピッチャーだいすけ君」というマシーン相手に勝負している。
「唯先輩はやらないんですか?」
あずにゃんが声をかけてきた。せっかくだからやろうかなー。
「あ、唯先輩そこは…」
ほえ?あずにゃんが何か言ってきたけど…わ!なんかボールがすごい大きい!!
「ソフトボールですよここは」
「すごく…大きいわ♪」
いつの間にかムギちゃんもこっちに来ていた。でも大きいから当たり…やすくないよ~…
152 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/09/09(水) 16:19:21.49 ID:h+Z/xagHO
「下から出てくるボールは意外と打ちにくいもんなー」
持参したタオルで汗を軽く拭きながらりっちゃんもやってきた。
ベキ
ようやく当たったけど鈍い音でぼてぼて…しかもボールが重いよぉ…

次にやってきたのはボーリング。空いていたから2レーン使ってどんどん転がすことにしたけどやっぱりりっちゃんは運動神経がいいからストライク出したりスペア取ったりうまい。負けず嫌いのあずにゃんが
「律先輩になんか負けません!」
って言ってるけど上手くいかなくてガッカリしちゃってた。肝心のムギちゃんと澪ちゃんはそれなりに楽しんでいたからまあいっか。
途中エアホッケーもやった。澪ちゃんが「律が半端なく上手いから止めた方がいい」なんて言ってたけどあずにゃんが「いつだかのカリを返してやるです!」ってやる気満々に勝負を挑んでやっぱり返り討ちにあって打ちひしがれてたよ。
「梓ー、成長が見られないぜ成長がー」
りっちゃんが容赦なくあずにゃんに畳み掛けてる。ちょっとかわいそうなあずにゃん。
153 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/09/09(水) 16:23:17.53 ID:h+Z/xagHO
他にも卓球やダーツ、バスケットボールのフリースローなんかもやってみんなで楽しく遊んだんだけどあずにゃんがボーリングとエアホッケーの惨敗に納得してないのでご機嫌斜め。でも可愛かった!
「あ、ビリヤードもあるぜー!」
そろそろ最後にしようと選んでいたらりっちゃんがビリヤードを見つけた。
「律先輩!ビリヤードやりましょうよ!今度こそ勝ってやるです!」
あずにゃんがりっちゃんをノせると
「また返り討ちにしてやるぜ!」
あっさりりっちゃんもノった。なんかもうムギちゃん澪ちゃんダイエット作戦じゃなくてりっちゃんあずにゃん仁義なき戦いみたいだね!
「でも…ビリヤードってルールとか複雑で難しいんじゃないか?」
澪ちゃんの言うとおりだね…球をあの穴に入れることは知ってるけど…。
154 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/09/09(水) 16:26:21.72 ID:h+Z/xagHO
「ムギ知らないか?」
りっちゃんがムギちゃんに聞くと
「ごめんなさい、ポケットビリヤードはよくわからないの。」
え?ビリヤードって色んな種類があるの?
「はい、日本で有名なビリヤードはポケットと呼ばれるものです。ムギ先輩はキャロムビリヤードですか?それともスヌーカー?」
私の素朴な疑問にあずにゃんが答えてくれた。へー。
「キャロムよ。キュー…ボールを突く棒も違うしルールも違うから…」
「そうなんですか。でも手球を突く動作に慣れているんでしたらすぐポケットにも慣れますよ!」
て言うかあずにゃんすごい詳しいね…。
「おい梓、お前やたら詳しいな。」
りっちゃんがあずにゃんをガン見してる。
「はい。ビリヤードは少しばかりやっていたので。それじゃあ準備して始めましょう!」
上機嫌のあずにゃんを見ると、たぶんあずにゃんはビリヤードがうまいんだなぁ…と思った。
155 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/09/09(水) 16:30:11.69 ID:h+Z/xagHO
「じゃあまずは…って律先輩!白い球以外は突いちゃ駄目です!」
「え?そうなの?」
早速りっちゃんが球を突こうとキューを構えていたらあずにゃん激怒。色んなルールがあるんだね。
「じゃあルールを簡素化してナインボールで遊びましょう。エイトボールだと多人数プレーがやりにくいですから。」
あずにゃんによるとルールは1番から9番までのボールを順番にポケット(テーブルの6箇所にある穴)へ落としていって最終的に9番のボールを落とした人が勝ちってゲームなんだって。
白い球でテーブル上にある一番数字の小さいボールから順に当てていかないといけないから、例えば2番の球があるのに3番の球に当てたらファールで次の人に交代みたい。
「ただし、1番に当てて手玉や1番が他の球に当たって他の球が落ちた場合はオッケーです!」
「つまり極端な話1番に当ててその後ボールアクションで9番が入ればその場で勝ちってことか?」
あずにゃんの説明に澪ちゃんが質問中。どうもそれで勝ちになるらしいのでマグレで勝つこともできそう。うん!これなら私もできそうだ!!
157 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/09/09(水) 16:35:35.93 ID:h+Z/xagHO
「しゃー!じゃあ私から打つー!!」
早速りっちゃんが固まっておいてあるボールに向けて手玉を突いた!
カンッ!って気持ちいい音が響いてボールが分散した。
「ちぇ!綺麗にバーンってしたけど一球も入らなかったぜ。」
「じゃあ次は私が。」
球が入らなかったりファールした時は次の人に交代。澪ちゃんの番だ。
コツンと弱弱しい音がしたけど1番ボールは入らなかった。でも穴に近づいたので次は入りそう!私の番だ!!えい!!
カン!ゴロゴロン!!
思い切り突いたら1番ボールと一緒に手玉まで穴に入っちゃった…。
「手玉がポケットした場合は必ずファールです。本当は入れた球もテーブルに戻すんですが…今日は慣れてないですしいいですかね。」
「ははは!自分ごと入るなんて唯らしいな!」
あずにゃんのファール宣告に笑うりっちゃん…うう、りっちゃんのクセに…
158 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/09/09(水) 16:41:52.74 ID:h+Z/xagHO
前の人がファールしたとき、次の人は手玉を好きな場所に置いて突けるんだって。
「じゃあここから突こうっと!」
喜んだムギちゃんはキューを構え適度な力で手玉を突いた。そしたら2番に当たって5番が落っこちた。手玉は2番に当たった瞬間キュッ!って止まった。すごーいすごーい!
「うふふ。バックスピンをかければその場で止まるのよ。」
さすがムギちゃん!そのまま2番も入れてあずにゃんと交代になった。
「じゃあ私はテキトーに…」
あずにゃんはあまり考えてない風に手玉を突いてすぐ交代しちゃった。
「ちょっとラシャが痛んでる…か。クッションの状態は意外と良好っと…」
なんかよくわからない用語が色々聞こえる…なんだろう。
159 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/09/09(水) 16:46:16.56 ID:h+Z/xagHO
みんなでわいわいしながらやっているうちに9番ボールがぽこっと入った。入れたのは澪ちゃんだ!
「やった!」
澪ちゃん、喜んでいる姿が可愛らしいなあ。一方

「くそー!あとちょっとで入れられたのに!」
その前にミスショットで入らなかったりっちゃんは悔しがってる。すぐにボールを密集させて次のプレーを要求している。
「よし!おい梓!お前から打てよ!そんでいい感じにばら撒いてもらって私が一気に9番ボールを入れてやるぜ!」
りっちゃんズルイー!
「勝負はずるがしこくやるもんだぜ!」
そんなりっちゃんに対しあずにゃんは
「え…いいですけど。調整も丁度終わりましたし…じゃあブレイクショットは私が打ちます。」
変な四角いケシゴムみたいのをぐりぐりキューの先端にこすり付けていたあずにゃんは準備万端な様子。
表面ではクールだけど、その奥では「今までの惨敗した屈辱…ここで晴らさん!」的なオーラがむんむんしてる。
160 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/09/09(水) 16:54:19.82 ID:h+Z/xagHO
そしてあずにゃんは…正面からではなく横から手玉を構えた。
「?梓??どうしてそんなところから打つんだ?普通前から打つものじゃないのか…?」
りっちゃんの問いかけにあずにゃんはブレイクショットで答えた。

カン!パッカーン!!

すらっと伸びた腕から体のブレなくまっすぐ放たれた手玉はものすごい勢いで番号の書いてあるボールにぶつかって…早速4番ボールが入っちゃった。

「もう一回ですね。」

あずにゃんはそのままつかつか反対側に回って一番ボール目掛けて手玉を突いた。
また凄い勢いで手玉が1番にぶつかって1番はテーブルの壁にこつんとぶつかる。
そして3番ボールに当たって軌道を変えた先で2番ボールに当たって…また軌道がかわった3番ボールが9番ボールに当たって…

コロンッ…

9番ボールが入って終わっちゃった。

「律先輩ごめんなさい。もう終わっちゃいました。」
一同唖然。だってあずにゃんしか打ってないじゃん…。
161 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/09/09(水) 17:01:55.59 ID:h+Z/xagHO
「…梓!お前謀ったな!!」
「律先輩、私は先輩と違って最初に『ビリヤードはやってました』と教えてますよ。もう一回やりますか?」
すっかり私と澪ちゃんとムギちゃんは置いてけぼり。あずにゃんとりっちゃんの仁義なき戦いぱーとつーがはじまっちゃった。
「じゃあもう一回。先輩から打ちますか?」
あずにゃんの顔が自信に満ち溢れている。
「あったりめーよ!らぁ!」
勢いよく突かれた手玉がパコーンって音を立てた。でも一球も穴に入らなかっった。あずにゃんに交代。
「じゃあ今度は1番から順々に…」
あずにゃんが突くたび面白いように球が吸い込まれていく。で…
「9番もポケットに入れちゃいました。ありがとうございます律先輩。先輩のブレイクショットが良かったので入れやすかったです。」
ブレイクショットだけしかりっちゃんは球を突けなかった。あずにゃん、1~9までミスなく綺麗に落としちゃった…。すごい…すごいよあずにゃん!
163 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/09/09(水) 17:07:30.75 ID:h+Z/xagHO
「梓ちゃん…プロ並ね…」
それには澪ちゃんもムギちゃんもビックリ。
「いや…そんなことないです。私なんかまだまだ…。それじゃあまたみなさんでやりましょう!」
でも納得できないりっちゃんは
「いーや!梓!!徹底抗戦だ!!そうだ!あのエイトボールってルールで勝負しよう!!」
負けず嫌いりっちゃんはエイトボールという別のルールで勝負しようとあずにゃんに提案している。
エイトボールは自分の持ち球を全部入れた後に8番を入れたら勝ちってルール。
1~7番、9~15番に分かれてそれぞれロウボール、ハイボールのどちからを自分の持ち球にするんだってさ。結果は…

「先輩…そのエイトボールはナインボールと違って偶然で勝てないルールなんで…」

りっちゃんボロ負けで拗ねちゃった。でもあずにゃんすごいなぁ~もしかしてテレビで見るような凄いプレーもできたりするのかな!?
「トリックショットですか?私は競技が好きなんであまり…でも少しぐらいなら…」
そしたらあずにゃん、ビリヤード場の受付に行って何か聞いてる。
「大丈夫です、場所によっては禁止しているお店も多いんで確認してきました。」
え?え!?危ないことを何かするのかな?
「いえ、失敗するとラシャを傷つけることがあるので…」
そう言いながらいそいそとボールをテーブルにセットするあずにゃん。ちっちゃい体でせわしくうごくあずにゃんも可愛いなー♪
166 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/09/09(水) 17:21:34.89 ID:h+Z/xagHO
あずにゃんは1番ボールをテーブルに置いて他のボールは真ん中で列にして壁みたいにしちゃった。丁度テーブルの真ん中にボールの壁ができている。片方には1番ボール、片方には手玉がある。
「今からあの1番ボールを他のボールに当てずポケットします。」
「手玉がジャンプするあれだな。」
澪ちゃんがそう言うとあずにゃんはうなずいて
「ジャンプショットです。」
カン!と手玉を突いた。すると手玉は低い弾道でボールの壁を飛び越え

カコン

着地した手玉は一番にぶつかって一番は穴に落っこちた。すごーい!

「うまいわね梓ちゃん~!」

ムギちゃんがすごいすごい!ってとっても嬉しそう。あずにゃんは壁にしていた2、3番ボールを配置して手玉を再び反対側に置いて…今度は何するのかな?
「あの壁に出来た隙間にボールを通して、なおかつクッションさせずに2、3番をポケットします。」
ええ!?だってそのまま突いて壁の隙間を通してもその先はテーブルの端だよ?曲がりでもしなきゃ当て…
あずにゃんはキューを立てて構えそのまま手玉を上から突いちゃった!

「すごい!」
ムギちゃんが興奮した視線の先に凄い回転がかかってスピンする手玉がある。ボール壁の隙間を抜け、ぐぐっと曲がった手玉は2番に当たってその2番ボールが穴に入って軌道の変わった手玉が今度は3番に当たって3番も入っちゃった…。
「これは…」
思わず澪ちゃんも言葉を失ってる。
「マッセって技術なんですけど…あまり競技で使うことはないですよね…。」
あずにゃんはなんだか照れくさそう。よく見ると周りのお客さんもあずにゃんのプレーに見とれているようだね。
168 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/09/09(水) 17:31:25.31 ID:h+Z/xagHO
「なあ律…見ただろ?梓は次元が違う…もともと勝てないんだって…」
ずーっと拗ねていたりっちゃんを澪ちゃんが慰めている。その様子をムギちゃんじーっと凝視。目に焼き付けているのかな…。
「やめやめ!帰りにカラオケ寄って帰ろうぜ!!」
立ち直ったりっちゃんはあっさりビリヤードの完全敗北を認めちゃった。わーい!カラオケだー!
「て…まだ遊ぶんですか…?」
あずにゃんは呆れてるけど付き合ってくれるんだもんね!
「唯先輩…暑いです…。」
私がくっつくと不満そうな視線をあずにゃんから受けちゃった。

そんなわけで今日も軽音部はみんなで楽しくすごしています!



さわ子「うう…私も誘ってよぉ…。」

終わり