このSSは『【けいおん!】唯×梓スレ 3』というスレに投下されたものです
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452 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 02:48:41 ID:th2s+s5V
唯「あ~ずにゃ~ん♪」

梓「きゃ…」

ある日の放課後、二人きりの部室で、いつものように唯先輩は私に思い切り抱きついた。

唯「ん~♪今日もか~わいい♪」

梓「ちょ、ちょっと先輩、いきなり抱きつかないでくださいよ、苦しいです!」

唯「あれぇ~?じゃあなんでそんなに嬉しそうな顔してるのかな~?」

梓「そ、それは…」

最近、唯先輩に対して嘘がつけなくなってしまったような気がする。
どうしても表情に出てしまうのだ。体は正直、というヤツだろうか…

梓「す、好きな人に抱きつかれたら、嫌でもこんな顔になっちゃうんです」

唯「そうなんだあー?じゃあ、こうされたらどんな顔になっちゃうのかな?」

梓「え…?な、なにを…」

唯「はむっ」

突然唯先輩は私の耳を優しく噛んだ。いわゆる甘噛みだ。
私は全身の力が抜け、唯先輩に体を預けてしまう。

梓「ふにゃあぁ……」

唯「あずにゃんの耳、柔らか~い♪」

梓「ひ、卑怯です…こんな、こんな…」

唯「いいでしょー?えへへ~♪」

涙目になりながら反論するも、唯先輩はニヤニヤと私を見つめているだけだ。
おのれ、こっちにも考えがあるんだから!
453 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/10/08(木) 02:53:13 ID:th2s+s5V
梓「そういう態度を取るなら…もう先輩が謝るまでキスしてあげません!」

唯「えぇ!そんなこと言わないでよぉ!」

梓「嫌ですよーだ、私は唯先輩のおもちゃじゃないです!」

唯「うぅ~…」

困ったようにうつむく唯先輩。本当にかわいいんだから…そのせいでいじめたくもなるのだが。
でもそろそろかわいそうだし、勘弁してあげよう。と思った瞬間――

梓「まぁどうしてもって言うなら…!」

唯「ちゅっ」

唯先輩は私にキスをした。

梓「んな…」

唯「ふっふっふっ、あずにゃんが嫌でも私が無理矢理しちゃうもんね!」

梓「こ…この…」

唯「あれあずにゃん、そんなにやつきながら何言うのかなぁ~?」

梓「うぐぐ…」

ダメだ、唯先輩にはかなわない…私は諦めて、大人しく唯先輩の胸に顔を埋めるのだった。

梓「…負けました、唯先輩にはかないません…」

唯「ふふふ、あずにゃんったら、やっぱりまだまだね♪」


終わり




すばらしい作品をありがとう

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最終更新:2009年10月08日 20:37