目次
※寸評の欄については、執筆者の事情によりタイトル獲得・殿堂入り等の功績を残した選手に限らせていただきます。
Starting pitcher
両断波(ジーン)
SB投手としては歴代最多の勝利数を誇る、生え抜きの功労者。
24年間の積み重ねが殿堂入りという最高の結果で幕を下ろした訳だが、個人的に注目したい点はそこではない。
彼には"超成績"といえるような年は少なかったが、成績のムラを感じさせず、毎シーズンの安定した貢献を見せてくれたことだ。
実際、彼が生涯獲得したタイトルは20代後半に獲得した最高勝率1つのみである。
それ以降は、防御率・勝利数(負け数も少なかったとは言い難いが・・・)奪三振の3つにおいて及第点以上の成績を収めてくれた。
ちょうど筆者の前選手がSBに移籍した頃に彼が新人だったので、彼の引退は私にとっても感慨深いものがある。
称号 |
防率 |
試合 |
勝利 |
RP |
セーブ |
三振 |
投球回 |
実働 |
役割 |
タイトル |
特筆 |
- |
2.98 |
551 |
227 |
0 |
0 |
2893 |
3836 0/3 |
24 |
先発 |
最高勝率① |
殿堂入り投手 |
ブレイク(like)
かつて投手難だったソフトバンクに入団したのが数期前。
元はロングリリーフもいとわない高スタミナの中継投手として慣らしていたが、チーム事情に合わせて先発へ一人立ちを果たす。
MAX165km/hのよくキレる速球とii捕手(当時)のリード力が上手く噛み合い、生涯奪三振王2回とフル回転してくれた。
称号 |
防率 |
試合 |
勝利 |
RP |
セーブ |
三振 |
投球回 |
実働 |
役割 |
タイトル |
- |
2.57 |
277 |
68 |
31.1 |
4 |
1099 |
1362 0/3 |
- |
中継⇒先発 |
B9① 奪三振② |
フラッディ(くろ)
広島から来訪した初年度から選手兼監督としてソフトバンクを引っ張った名プレイヤー。
監督としての手腕もさることながら、選手としての実力も、チームMVP(90s'~)も3度受賞と申し分ない。
フラッディ投手の引退はSBにとって痛々しい出来事であったが、彼から伝道を賜った期待の新人・建部投手も、初年度から防御率2点台を記録。
いまだ十代ながら、師が叶えられなかった優勝という夢に挑戦している。
称号 |
防率 |
試合 |
勝利 |
RP |
セーブ |
三振 |
投球回 |
実働 |
役割 |
タイトル |
- |
2.03 |
241 |
127 |
0 |
0 |
760 |
1765 1/3 |
10 |
先発 |
最勝① AS③ |
年俸倍増期待(もろくず)
サイドスローから内角の厳しいコースを突くドライスデールさながらのフォームでSBを久々の優勝へと押し上げた大エース。
横浜時代は中継投手として、移籍入団後は先発として26年間のシーズン(歴代最長・5人目)を駆け抜けた。
通算勝利数は惜しくも200勝まであと一歩、といったところだが、セットアッパーとしての110.3RPを考慮したうえでの197勝には計り知れない価値がある、と筆者は見ている。
40歳を過ぎても160km/hの速球と切れ味鋭いHスライダー打者の胸元をえぐり取る狡猾さは色あせず、現役最後の年に見事日本一の栄冠を手にした。
称号 |
防率 |
試合 |
勝利 |
RP |
セーブ |
三振 |
投球回 |
実働 |
役割 |
タイトル |
特筆 |
ヘッドハンター |
2.17 |
796 |
197 |
110.3 |
11 |
2838 |
3448 1/3 |
26 |
中継⇒先発 |
最勝率① サイヤング① MVP② AS② B9② |
殿堂入り |
Set upper
速球バカ(はやお)
称号 |
防率 |
試合 |
勝利 |
RP |
セーブ |
三振 |
投球回 |
実働 |
役割 |
タイトル |
- |
2.79 |
536 |
55 |
129.8 |
25 |
596 |
976 2/3 |
13 |
中継 |
- |
大津留勇樹(ガロン)
称号 |
防率 |
試合 |
勝利 |
RP |
セーブ |
三振 |
投球回 |
実働 |
役割 |
タイトル |
- |
2.71 |
515 |
49 |
119.1 |
19 |
425 |
936 0/3 |
14 |
中継 |
- |
Closer
はぐりん(スライム)
ルーキーイヤーから福岡のマウンドに居座る守護神。
一風変わった球筋を持つ遅球を操り、見かけの派手さは捨てて勝ちにこだわる投球術を魅せた。
彼の野球人生の中で、1つの大きな転換期となったのは、94'シーズンであろうか。
知っている人は知っている、悪夢のシーズン。
前年までは抜群の安定感で最多セーブの常連となっていたものの、ことこのシーズンに関しては、まさかの防御率5点台で今まで積み上げてきた貢献を帳消しにされてしまった。
しかし、彼は負の記憶を糧に奮起。次年度からも並々ならぬ向上心でセーブを連発。
身に衰えが始まったときには、逆転の発想で球速60km/h台の超スローカーブを編み出し、晩年にはチームの日本一という偉大な功績を残し、引退した。
称号 |
防率 |
試合 |
勝利 |
RP |
セーブ |
三振 |
投球回 |
実働 |
役割 |
タイトル |
特筆 |
遅球王 |
2.47 |
801 |
19 |
0 |
719 |
346 |
833 1/3 |
24 |
抑え |
最優救援⑥ 最勝率① AS⑩ ASMVP① B9③ GG⑧ |
5億円投手 |
来場者数
- 今日の観客数 -
- 昨日の観客数 -
- 合計観客数 -
最終更新:2008年05月24日 14:47