登録名:saikou saikou
infielder 38-21 170-58 Bats:R form:ippon-ashi
PERFORMANCE -能力-
hitting |
☆☆☆☆☆ |
running |
☆ |
fielding |
☆☆ |
General report -総論-
21年間に渡り、ロッテ打線の主軸を担いつづけた170cmの大砲。
37期に史上初の50HR、21年連続15HR以上という快記録を持ち、
5度の本塁打王、打点王も一度獲得するなど、その活躍を語る材料には事欠かない。
しかし、この、寡黙ながらもファンサービスを怠らない稀代の長距離砲の
歩いた道のりは、決して平坦ではなかった。
彼がロッテに入団したのは、いわゆる"暗黒期"だった。
周囲には勝つことなど頭に無い、ただ安穏とプレーするだけの国内選手のみ。
まともな選手と呼べるのは、現在ヤクルトで活躍中の小田次郎、
移籍してきて正捕手となった20003のみだった。
最悪の状況下で、彼は1年目から4番打者として活躍。
暗黒時代を打ち払うかのようなアーチの数々は、ロッテファンの希望だった。
しかし、中々打率が上昇しない彼への球団や球界の評価は不当とも言えるほど低く、
実にこれほどの打者がオールスター1度、ベストナインに至っては、
まだ受賞したことがないということにも表れている。
「外角も引っ張りにかかっている」
「ホームランしか打てない」
上記が当時、彼に対して評論家が投げかけた評価である。
選手にとって、正当に評価されないということはあまりにも辛い。
並の選手なら腐ってしまう環境にも関わらず、彼は自身のため、
チームのため黙々と努力を続けた。
結果、キャリア中期にはアウトコースを右翼席へ運ぶ技術をモノにし、
更に、流れを断たない様に好機にヒットを放つ勝負強さも身に付け、
球団幹部の口を実力で封じた。
その姿勢が50本塁打という記録に繋がったことは、今更言い直すまでも無いだろう。
やがて志ある選手が集まり始め、ロッテが強豪チームへと変貌していく中でも、
他のスター選手達に負けない輝きを放ち続けた。
ロッテ史上最高の選手とするファンも決して少なくない。
地味ではあるが、紛れもなく彼は、一時代を築き上げた大選手なのだ。
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最終更新:2007年09月28日 18:17