リング<プロレス用語>


四角く切り出されたその空間は、闘いの女神たちの決戦場。


試合をするロープに囲まれた場所・空間そのものを指す。
構成要素は以下。

リングマット

床板。キャンバスマット。素材は団体によって諸々、反発性も諸々。
派手に試合を魅せたい場合は反発性が高いトランポリンのような材質になり
逆に特に何もなければ下手するとコンクリートの床クラスの固さにもなったりする。
受身が取れなければ確実に怪我をするため、選手に日々の鍛錬が求められる。
また構造的に衝撃を受けると会場全体に大きな音を響かせるようになっており、
試合の迫力を伝える一種の音響装置の役割も持っている。

リングマットは団体ごとに様々な色・意匠でデザインされており、
中央に団体のロゴが描かれていたり大会によって特別なものに変えられることもある。
東方プロレスにおいては、白/黒に色分けされたリングマットが使用されているが、
これは「白黒はっきりつける」(映姫の能力)、「陰陽玉」(霊夢の持ち物)、「魔理沙の服の色」
などの意味が込められているとのことである。

コーナーポスト

角に設置される鉄柱。ここにロープを取り付ける。
衝突の危険防止のために大抵クッション材が取り付けられる。
なお呼び方が一定していないこともあるが
ようは隅の柱と思ってもらえればOK。

ロープ

ポストとポストの間を繋ぐロープ。
大手の団体では反動を活かした技などのために、ただの紐ではなくゴム素材を加えたりもする。
小団体や小会場ではただの紐の場合もある。
※なお、紐といってもワイヤーロープであり、通常は切れることはあり得ない。
本数も一定ではないが、だいたい3本。
下から『サードロープ』、『セカンドロープ』、『トップロープ』
ロープとポストを利用した技は、リング内に向かう技だと『雪崩式』という単語が付く。
デスマッチ等ではロープが外され有刺鉄線に変更されるなどする。

エプロンサイド

リング上で、ロープよりも外側の部分。単にエプロンと呼んだり、リングサイドと呼ぶ場合もある。
ロープは通常マット全体よりやや内側を通る。
これは転落による思わぬ事故発生を防止するためと
リング内での決着が基本とされているスポーツだからというのもある。
リング外へ出してはいけない格闘技の場合はここは広告枠となったりする。
なお、エプロンサイドは通常はリング上よりも固い状態になっているため、
ここに叩きつけられると、リング内でマットに叩きつけられるよりもダメージが大きい。
また、当然ながらリングから落下してさらにダメージを負う可能性も高く、
そのためエプロンサイドの攻防は緊張感の高いものとなる。

花道

控え室や選手入場口からリングまでを繋ぐ道。
特に大会場では入場シーンになくてはならない存在。
小会場では設営の問題から装置として設置しない場合も多いが、
選手たちが通る道はえてしてこう呼ばれる。
なお、エプロンサイドや花道から場外へと落とす技を『断崖式』と呼び
下のマットがほぼないに等しい厚みのため危険度が極めて高い。

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最終更新:2009年10月28日 22:08