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おしえて早苗様! ~ここが違うよプロレス技 Q&A~

プロレス技というのは非常に種類が多く、たとえば「腕の取り方が違う」「角度が違う」「左右が逆」
「開脚している」「速さが足りない」等の理由で別の技である、とされることは日常茶飯事です。
ファイプロの制作陣が「選手の細かな動きの違い」を(独自の名称で)別技扱いすることも多いので、
(ジャイアントDDT、高速ドラゴンスクリューなど)
生粋のプロレスファンとゲームなどで技を覚えた人のあいだで、認識にズレが生じる場合もあるようです。
では実際にどこが違うのか。その相違点を挙げていくのがこのページの目的です。
東プロはどちらかというとエンターテイメント性が重視されていますが、
知識を持って試合を見ることで“スポーツとしての要素”も楽しめるのではないでしょうか。

また、疑問に思ったことをここで質問すれば、詳しい人が答えてくれるかもしれません。

【打撃技系】

Q.早苗の「エルボーは儚き人民のために」と、射命丸の「風神エルボー」は実際どれだけ違うの?
A.風神エルボーはハンドスプリングからのエルボードロップです。
わた、早苗選手の「エルボーは儚き人民のために」のオリジナルはロック様業界一シビれるムーヴです。
これは武藤敬司選手のフラッシングエルボーを参考にしたと言われています。
ロック様は親日家で、日本スタイルの研究にも熱心でした)
一方、さんの風神エルボー(スーパースターエルボー)ですが、
これはロープ直前で逆立ちをして反動をつけて後転、さらに屈伸式のバク宙という派手な動作をしますが、
最終的には ただのエルボードロップ です。

Q.レミリアや咲夜の跳び膝蹴りが、いつも名前が違うんだけど?
A.天狗の仕業です。
オリジナル名称は「ブサイクへの膝蹴り」(杉浦貴選手が命名)ですが、放送では適宜技名を変更しています。
技そのものは毎回同じものです。

Q.実況が同じタイミングで「ラリアット」と「クローズライン」って言ってたんだけど、どっちが正しいの?
A.どちらも正しいです。
ラリアットとクローズラインは基本的に同じ技で、明確に両者を分ける基準は存在しません。
一応、東プロでは次のような使い分けをしています。
  • (おもにフィニッシュとして)腕を振り抜くのがラリアット、
  • (おもに繋ぎ技として)腕を引っ掛けるのがクローズライン。
詳しくはこちらをご覧ください。
スタン・ハンセンさんの「ウェスタン・ラリアット」は腕と首のインパクトの後も左腕がしっかりと振り抜かれ、
食らった相手は腰の辺りを中心軸として後方へ回転し、後頭部をマットに強打してしまうものでした。
一方、クローズラインはアメリカで昔から繋ぎ技として使われていたことなどが背景にあります。

【飛び技系】

Q.てゐ、静葉、雛が使う錐揉み式のプレスって、どこが違うの?
A.基本的に同一の技です。
難度の高い飛び技なので、回転度数に微妙な差異が生じてもそれは個人差の範囲内でしょう。
これらの錐揉み回転を加えたムーンサルトプレスの元祖は「スカイツイスタープレス」という技です。
開発者はチャパリータASARIさんで、この技の原型は高校時代には完成していました。
また「正面飛び式」や、場外へ飛ぶ「スカイツイスターアタック」などの派生技があります。
他にフリーの初代えべっさんこと菊タロー選手が同型の技を「開運トルネード」として使用しており、
てゐ選手や選手の使う錐揉みプレスの名称はここから来ていると思われます。


【投げ技系】

Q.早苗の「早苗ボトム」と、射命丸の「早苗ボトムに似ている技」はどう違うの?
A.おもに身体全体で倒れこむか、膝をつくかの違いです。
早苗選手の「早苗ボトム」がロック様のロックボトムであるというのはご存知ですね?
これは裏投げを元に開発したムーヴで、リフトアップした状態から前のめりに倒れこむとき、
相手の足を払うことで、背中を強烈に叩きつけるものです。
また、さんが使うYエッジ(Hエッジ)という技は変形のロックボトムとも言える技で、
リフトアップしてから旋回を加える点が異なります。
つけ加えると、咲夜さんのSTSは簡潔に言えば「腕極め+大外刈り+浴びせ倒し」という複合技です。
さて、ご質問の天狗の技ですが、あれはブックエンドと呼ばれる技です。
正座をする様に両膝をついて相手を投げ捨てるのが特徴で、フィニッシュホールドとしての説得力はありますが、
早苗ボトムとは明らかに別種の技である ということが、お解りいただけると思います。

Q.萃香の「エクスプロイダー」と、チルノやレティの「ブリザード」って違う技なの?
A.フォームは似ていますが、目的が異なります。
エクスプロイダーは裏投げとスープレックスの両方の長所を取り入れた技です。
相手の首と股に掛けた手の“引き”によって投げる角度を調節し、縦回転、斜め回転、垂直落下など、
相手の力量に応じて落下角度を自在にコントロールすることができます。
一方、ブリザードはフォールに持ち込む裏投げとして開発されたものです。

Q.萃香の「ダブルアームスープレックス」と、椛の「テキサススープレックス」ってどう違うの?
A.技のかけ方は同じですが、投げ落とす位置と投げ方は異なります。
形の上だけで言えば、いずれも正面から相手の両腕を捕らえ、後方に反り投げる「ダブルアームスープレックス」と言えますが、
開発経緯や主な使用レスラー、投げる時の形などによって別の技としてとらえられています。
萃香選手の使うダブルアームは、反り投げのスピードを重視して低めの軌道で叩きつけるように落とすのが特徴です。
こちらのルーツは、ビル・ロビンソンさんの開発した原型のダブルアーム(人間風車)に近いと言えます。
一方、選手が使う場合は持ち上げたときに若干タメをきかせ、やや斜め後方へと投げ落とすと言う特徴があります。
こちらは「テキサスブロンコ」ことドリー・ファンクJr.さんがアレンジした投げ方がルーツとなっています。
前者はヨーロピアンスタイル、後者はアメリカンスタイルと呼ばれる事もあります。

なお、アリス選手が時々使うダブルアームスープレックスホールドはヨーロピアンスタイルから叩きつけたままフォールに移行する技で、
前田日明さんが「リバース・アームサルト」の名称で使用していました。
藤波辰爾選手の「飛龍風車固め」もほぼ同型ですが、こちらは投げた後の関節を極めることに重点が置かれていました。
また早苗選手の「風神風車固め」もダブルアームの派生ですが、自分の右腕で相手の右手に取らせつつ左腕を極め、
もう片方の腕でヘッドロックをかけたまま後方に反り投げると言う複雑なロックをしています。

Q.穣子のバックドロップっていろいろあるけど、どう違うの?
A.“バックドロップ神”の名に恥じない程度に使い分けています。
これは、バックドロップの歴史的な背景もあわせて説明しなければならないでしょう。
元祖であるルー・テーズさんによると、ルーツはグレコローマン・レスリングと柔道、2つあるそうです。
相手の股間に腕を通して強引に担ぎ上げるグレコローマン・バックドロップと、
柔道の裏投げ(相手の背負い投げ等を堪えて投げ返す)のタイミングの取り方、
この2つの要素を加味したのが、テーズ式の“ヘソで投げる”バックドロップなのです。
投げる体勢が綺麗なのが特徴で、穣子さんはこのテーズ式を完全にマスターしており、
目の肥えたプロレスファンを唸らせています。

穣子さんが多用するタイプとして、捻り式のバックドロップが挙げられます。
これは相手を横から抱きつくようにクラッチし、捻りを加えて落とすのが特徴で、
マサ斉藤さん、長州力選手などが代表的な使い手です。

ちなみに元祖であるマサさんの技は、下半身の瞬発力を生かして相手を高く持ち上るので
特にキレ味が鋭く、海外では「サイトー・スープレックス」として知られています。
(ファイプロでは「ぶっこぬきバックドロップ」として別格扱い。こちらは穣子選手は未使用)

次に、後藤達俊選手が使っていた、実況で「高速捻り式」と呼ばれる急角度のものがあります。
(ファイプロでは「地獄バックドロップ」と呼称)
通常は両手で腰をロックするので、上半身を丸めて肩甲骨からマット落ちることができるのですが、
これは脇の辺りをロックして、捻り式の要領で抱え上げて遠くに投げ落とすもので、
マットに突き刺さった衝撃を三角筋や僧帽筋のあたりで受けてしまいます。
(僧帽筋は頚椎に繋がっているので、必然的に危険度が高まります)
馳浩さんがこの技を無理に返そうとしてこめかみから落ちてしまい、
臨死体験までしてしまったという大変な逸話があります。

そして、インパクトが強いのが「殺神バックドロップ」と呼ばれるものです。
スティーブ・ウィリアムスさんが使っていた、脳天から“垂直落下”させるバックドロップは、
受け身も何もあったものではなく、受けた相手が一回転してしまうことすらあります。
このデンジャラス・バックドロップは、通称「殺人バックドロップ」と呼ばれていました。

Q.藍の「デンジャラス・ドライバー・テンコー」をブレーンバスターって言うとなんで大騒ぎになるの?
A.DDTだからです。
さんの技が橋本真也さんの使っていた「垂直落下式DDT」であるのはお解りですね。
これは初期の頃、ブレーンバスターで抱えてから強引にDDTに切り替えていたのですが、
その落ち方が危険であったために改良を加えた結果、垂直落下式ブレーンバスターに酷似した形になりました。
(それでも足のステップはしっかりとDDTのものです)
そのような経緯を知らない新しいファンと、ディープなファン(プオタ)の間で論争になることもありますが、
よく訓練されたファンはそういった議論もプロレスの一部として楽しんでいます。
放送での諏訪子様の発言に対する(古参の)観客の皆様のコメントなども、
プロレスLOVEであるがゆえの反応 であり、本当に怒っている人は(ほとんど)いないのでご安心ください。

Q.輝夜のブリリアントドラゴン・スープレックス、魔理沙のドラゴンメテオ・スープレックスと、
  ルーミアや早苗のフルネルソン・スープレックスって違うの?
A.基本的には同じ技と考えても問題ありません。
技の仕掛け方は、体型などによって個人差があるものです。
(注:ファイプロではフォームやダメージが微妙に異なる技をいくつも用意するのはよくあることです)

Q.ルーミアの「スタイルズクラッシュ」と、神奈子の「マウンテン・オブ・フェイス」って同じじゃない?
A.同じです。強いて言うなら十進法のポーズの有無が違います。
神奈子様の技はバイソン・スミス選手のバイソンテニエルで、
ルーミア選手の技はAJスタイルズ選手がオリジナルですが、技のプロセスそのものは同一のものです。

【関節技系】

Q.ルナサの「ルナサ・ロック」と諏訪子の「変形足4の字固め」ってどう違うの?
A.形としてはほぼ同じですが、ルナサ・ロックは敬礼をしてから技を仕掛けます。
どちらも相手の足を4の字に組む膝十字固めですが、スタンドの状態で敬礼するのがルナサ・ロックで、
オリジナルは永田裕志選手のナガタロックです。一部では「敬礼をしないと力が出ない」とも言われています。

永田さんはWCW修行時代、身体の小さい選手にはサブミッションが必要だと痛感していました。
そんな思いを抱きながら練習していたある日。膝十字固めを掛けている時に蹴飛ばされたのですが、
その足も取って偶然に4の字固めの態勢に入りました。するとどうでしょう。
周りの選手が「それはディスコの使ってた技だよ」と口にします。
スタンド式の状態で極める変形足4の字固めは、ディスコ・インフェルノ選手の得意技だったのです。
しかし永田さんは思います。〈立ったままではバランスが悪い〉と。
ならば下に倒れて寝てしまえばいい。永田さん、オリジナル技完成の瞬間です。
当時のWCWのブッカー、テリー・テイラーさんはこの技を「ナガタロック」と名づけました。
かくしてナガタロックは『マンデイ・ナイトロ』で全米に流れ、必殺技として認知されました。

一方、諏訪子様の技は安生洋二選手の「グランドクロス200」(正確にはその初期型)です。
新日本とUインターの対抗戦で、安生さんと永田さんが対戦する機会があったのですが、
安生さんはこの技を永田さんに直接仕掛けています。
当時、永田さんはまだWCWに遠征する前。実はナガタロックの元祖は安生さんでした。