⑨全面抗争:(第35~37回大会)

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抗争までの顛末


発端は夏フェス第三試合にさかのぼる。
『L⑨Wベルト争奪バトルロイヤル』と銘打ったこの試合を制したのはO.D.S鍵山雛であった。
L⑨Wはタイトルの体裁を採っているものの、実際はO.D.Sメンバーがお遊びででっち上げたものである。
そしてこの試合も選手、関係者のほとんどが一夜限りの⑨騒ぎとしていた中で、
L⑨Wのベルトに価値を見出した者達がいた。
チルノ軍団総帥のチルノと、王座を獲得した当人のである。
雛とチルノには(U3級としては珍しく)LU3Tトーナメント以来の因縁もあり、ファンの一部には
「あの二人はこのままでは終わらないだろう」という予測も流れていた。

そして35回大会、ついに両者はリング上で再会を果たす。
それまで秋冬冷戦のただ中にあった秋姉妹O.D.Sと連合を組んで魔理沙を引き込み、
対するチルノ軍ひみつへいき2号を投入して迎え撃つ、という思わぬ形での対戦となった。
これこそU3級選手のみならず主力選手の一部や運営スタッフまで巻き込み、
観客の腹筋やお嬢様のカリスマや大会の進行までも危機に陥れた、想像を絶する抗争劇の始まりであった。

『そーなのかー』

試合内容・展開

第一章(第35回大会第1試合)
第二章『ピリオドの向こう側』(第36回大会第4試合)
第三章:『⑨頂上決戦』L⑨Wタイトルマッチ(第37回大会第10試合)

抗争結果

+ そして伝説が生まれた
結局、運営までさんざん振り回された末に作られたL⑨Wのベルトは防衛を果たした雛の手に渡った。
10分そこらで作られたベルトは何と言うか、ものすごく手作り感にあふれたものであったが、
それは幾多の衝撃的シーンと伝説に彩られ、見る者にお値段以上の輝きを放っていたのである。

プロレスのあり方をリング上で示したチルノ総帥と、それに心を打たれた王者・
彼女たちの間にはもはや憎しみや敵愾心ではなく、互いを認め合う意識が生まれていた。
そして試合後の両者のやり取りに、その場にいる誰もが予感させられた。
二人の⑨が次に同じリングに立つとき、きっとまた何か大変なことが起きるだろう、と。

なお、現実のものとなってしまったL⑨W王座であるが、今後防衛戦が行われるかは不透明である。
何せこのベルトに挑戦するには、「⑨であること」というある意味LSW以上に厳しい条件が存在するからだ。
一連の戦いによりベルトの価値はあらぬ方向に上昇しており、生半可な⑨では挑戦できないと思われる。
それでもファンの間では、新たな挑戦者の出現を期待する向きもあるようだが……。

一方で⑨対決に持っていかれた形の秋姉妹リグルルーミアはNEXTトーナメントに参戦し、
それぞれシングル戦で自らの存在を示すこととなった。
上を目指すU3選手たちにとって、この一連の戦いは自己アピールの必要性を認識させる効果があったようである。

なおこのシリーズ、開催時期が超U3級たちの頂上決戦『OVER U3 series』と何故か被っていたため、『OVER⑨シリーズ』とも呼ばれていると言う。確かに決戦は色々な意味で⑨を超越した戦いであったが…。

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最終更新:2010年04月24日 15:55