冬木スペシャル理論<プロレス用語>


今は亡き冬木弘道のフェイバリットホールド「冬木スペシャル」。
相手の右脇に右手を指し込み、左肘で相手の顔面を絞り上げ手の足の間に自分の足を間に挟むことで
下半身を固定し、上半身と下半身を反対の方向に思いっきりねじりあげる。

冬木のかつてのパートナー、川田利明が使うストレッチプラムにとても良く似ているが「小指の角度が違う」ので
まったくの別技である。
……と冬木自身は主張したのだが、もちろんこれは屁理屈としか受け取られなかった。
これぞ「理不尽大王」の名を欲しいままにした冬木の理不尽発言の最たるものであろう。

この様に同じ技(もしくは似たような技)であるにも関わらず、選手ごとによって名前が違ったり、
オリジナルに比べ変形しているものもある。

東プロに関しては、こちらの表早苗様が詳しく説明してくれているので読んでみよう。

同じような技とはいえども、出すまでの繋ぎ、各選手なりの変形しての工夫等が見られ、
かつ「オリジナルネーミング」がついた時点で、「そのレスラーのオリジナルホールド」と昇華する。

しかし、別名とは言え、やはり「同じような技」が見られるため、如何にしてその技を出すかによって、
その技、引いてはレスラーの価値が問われる事となる。

余談ではあるが、同じ技を使うに当たってWWEのグレゴリー・ヘルムズ(旧名:ハリケーン)のシャイニング・ウィザードの様に
元祖使い手をリスペクトして、オリジナルネームで使われる場合もある。

ただし同じマットに上がる選手同士では得意技の重複は避けられる。
だがこれを逆手に取り、挑発のためにあえて相手の代名詞的な技を本人に対し使用することもある。
掟破りの逆xx

この点から言って、冬木スペシャル理論がいかに理不尽であるかがわかるだろう。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2009年10月24日 21:16