NoMercyRoyalDeathMatch(第21回大会第4試合)

注意!!

本イベント試合はデスマッチ方式であります。
その内容は流血・残虐・危険行為を多量に含むものであり
青少年への教育的配慮やその内容の過激さからこれらを嫌悪する方が
ご欄になって良い試合ではありません。

他試合にも増して安易な気持ちで閲覧されないよう願いします。


しかしながら『プロレスとは人生』であるとお思いの方、

デスマッチを知らなければプロレスを知った事にはならないと

強く感じている方は本項紹介より先に放送を見なければ

多大なる損失を受けると考えられます。


その為如何なる不具合・不満が発生しようとも
当Wiki及び東方プロレス運営サイドでは一切の責任を負いません。
くれぐれもご注意ください。


顛末

『デスマッチを知らないと、プロレスの3割は知った事にならない』-ファンの声

元来犬猿の仲という表現を通り越してもはや仇敵同士となっている輝夜妹紅
東プロマット上でも回数は少なく、また基本的にユニット関係での対決しかなかったが
第20回大会第2試合の永遠亭vsもこけーねタッグマッチにおいて
試合終了後、『一選手』としてマイクアピールを輝夜に起こした妹紅だったが
それまでの永遠亭での言動としては珍しく『死ね!!』の一言だけを返した輝夜妹紅が激怒。
その場でプロレスではなく、完全な殺し合いを開始しかねない雰囲気に。

(今まで危険技・殺人技が結構披露されていた東プロマット上ではあるものの)
これに本部長がストップをかけ、次回大会でのシングル戦を提案。
だがもはやプロレスでの試合に妹紅が納得せず、これに対し
てゐが『ノーDQ』、『有刺鉄線発破結界ロープ』による完全決着試合を提案。
即座に同意する妹紅の一方、運営に慎重な本部長と、当の対戦相手である痛いのがイヤな輝夜は渋る。

しかしお客様こそ神様であり

圧倒的な支持と一部放送規制などを考慮の上での試合開催が決定。
翌第21回大会においての東プロ創設以来初の『デスマッチ』方式での試合が執り行われた。


試合内容

第21回大会当日に発表されたのは、本会場ではなく迷いの竹林特設会場内リングでの開催ということになり、
そして何より前回大会でのマッチプロデューサーてゐの発言よりも大幅パワーアップしての試合方式であった。

具体的には
1:ノーDQ ロープブレイク・反則行為・リングアウト・ギブアップ等一切の正規ルールは適応されず、3カウント封殺でのみで試合決着
2:有刺鉄線電流爆破結界ロープ』 リングを囲むロープに触れると有刺鉄線のように身体に刺さり、また軽い爆発が起こる
3:リング外に出られない為予め凶器(難題)はリング上に設置 設置された凶器はパイプ椅子,シンガポール・ケイン(竹刀),バット,有刺鉄線バット
4:試合開始10分後には自動的にロイヤルフレアが発動
という、死なないはずの蓬莱人すら葬り去る為にありとあらゆる手段を投じた形式になっていた。

+ 試合詳細

試合詳細

当試合のレフェリーはパチュリー
実況は小町,ゲスト解説はもこけーねのパートナーである慧音
試合開始の宣言と同時に向かい合う双方であったが
それよりもリングを降りずに試合を裁きだしたパチュリーに対して
放送席・ファンからも選手二人よりも心配の声が上がることに。

事前のコメントでは妹紅は『自分の拳で殴らないと気がすまない』としており、凶器使用を拒む発言をしていたが、
一方の輝夜は『直接触れるのも汚らわしい』と、積極的に凶器使用を行う姿勢をみせており、
対照的な試合になる事はロイアルフレアを見るより明らかであった。

しかしながら、最初に凶器を手にしたのは意外にも妹紅
使う事こそなかったものの掴み合いからロープへ輝夜を振り、
当試合最初の結界発動による刺突と爆煙は輝夜の身体へと降りかかった。
わずか一発で輝夜のレスリングタイツの背中側が裂け、出血。
前から倒れこんだ事と、予想外の深手だったのか流れ出した血は髪を辿り額を染め
試合開始直後にも関わらずリングの一角が血の海になる。
しかし命を賭けた一戦とあってはただただやられている訳にもいかない。
輝夜妹紅に対し、床に置かれている有刺鉄線バットの上へのボディスラムを敢行。
バットの厚みと、こちらは結界ではなく物理的な金属刺突に流石の妹紅も顔が歪む。

その過激すぎる試合開始直後とは裏腹に、中盤まではお互い探りあうように進行。
ロープに何度振られようと必死に踏みとどまる妹紅
手に持たずとも床に設置された難題へのボディスラム等で追加ダメージを狙う輝夜
真面目にやればまともな試合になる展開でゆっくりと進む。

動き出したのは4分38秒。輝夜がついにその拳を妹紅へと直接叩き込む『難題 蓬莱の玉砕き』を発動。
立て続けに有刺鉄線バットによる難題コンボへ移行。
これに怒りを露にした妹紅が連続掌底を顔面に叩き込み、
ダウンした輝夜を無理やり引き上げ喉への近距離ラリアット、チョークスリーパーと繋ぎ
締め上げている間耳元で相手を罵倒、頭・顎・首を狙った攻撃を示す。

負けていられない輝夜は投げかえした後、
難題竹刀を手に持つがすぐには攻撃せず、ステップバックしながら妹紅の鼻先に向けながら暴言を吐く。
これに乗ってしまった妹紅輝夜を追いかけてしまい、
ロープサイドにあるパイプ椅子の上へのアックスギロチンの餌食になってしまう。
ダウンした相手の顔先まで自分の顔を向け、笑顔で罵る輝夜に不死鳥のエンジンがかかる。
パイプ椅子でダウン追撃を狙う輝夜に素早く立ち上がり掴みかかってのエルボー、
ひるんだ所でフジワラヴォルケイノ・イラプション。まさかの大技速攻もカウントは2。
慌ててフォールを跳ね上げる輝夜に対して、妹紅は口から不死鳥の炎を浴びせるが回避され、
逆に懐にもぐりこまれ『玉砕き』を受けてダウン、フォールされてしまうが即座に返す。
『玉砕き』で3カウントとあっては自尊心を失うどころでは済まされない怒りの妹紅に再び竹刀をつきつける輝夜
先ほどと同じくまた誘われてしまい、今度は逆コーナーの有刺鉄線バットの真上へとアックスギロチン。
流石の妹紅もここでついに頭部から出血、特徴的な双方の髪は血に染まり、顔正面へも滴る状況に。

続いて有刺鉄線バットを手にした輝夜だったが、逆に捕まりもう1本の上にパワーボムを受ける。
試合開始直後のロープ爆破と合わせて、東プロでも露出度の少ない全身型レスリングタイツの背中が露になり
本来は漆黒だが今日に限っては紅色に染まる流れる髪の間から、
普段日の当たる生活をしていないが故の妙に透き通るような白い肌が覗かせるも
当然ながら傷だらけ血だらけであり、時間が経つにつれ白の面積が潰されていく。

追撃の手を休めない妹紅は再びイラプション。この段階で試合時間は8分30秒。
しかしカウント2で蹴り上げ、まだ闘える事が分かる輝夜
この時点で最初のロイヤルフレアまであと1分30秒しか残されていなかった。

ここで放送席での情報により、パチュリーコメントからロイヤルフレアがリング全域で発生する事が判明。
つまり『リング内でジャッジするレフェリーも射程内』という事実に、当のパチュリーが気がついているか
実況・解説・ファン共にまさか…という声が上がる。

『玉砕き』からのローリングを妹紅が蹴り返した所でロイアルフレア発動まで残り15秒。
しっかりとカウントを取りレフェリーを務めるパチュリー
反撃にとヴォルケイノIを打ち付ける妹紅
輝夜の身体がマットに叩きつけられたその瞬間、ロイアルフレアがついに発動
あまりの威力、爆発の光、爆煙により映像はもとより、会場にいる誰もがリング内の様子を瞬間的に見る事が出来ず
次の瞬間に現れた光景はリング中央で倒れる妹紅輝夜
そしてあろうことかパチュリーまでもが悶絶している姿であった。

だが流石は蓬莱人同士。わずか10秒でこのロイアルフレアの爆風から甦り、
最初にしかけたのは輝夜。アックスギロチンを三度床の有刺鉄線バット目掛けて叩き込むとこれをフォール。
だが当のレフェリーは魔法使いであり、しかもパチュリーである。
立ち上がる所か誰もが心配になってしまう程ピクリとも反応しなくなり、リングに横たわってしまっており
その間に妹紅が切り返しヴォルケイノI。

しかし、蓬莱人同士とはいえ、1分以内に立ち上がり闘いを続行させた事から双方共ダメージが大きく
10分51秒、ついに妹紅もロープ結界による刺突と電流爆破を浴びてしまう。
青コーナーサイドはここまでの試合を通しての激闘でマットが滑る程の血の量になる。
それを嫌う両者がリング中央に戻ろうとした頃、何とか立ち上がったが全身が震えるパチュリーを確認した輝夜
妹紅へのジャーマンで勝利しようとするがこれはカウント2。
マットを叩くために奮い上げ、振り下ろす自身の腕にすら振り回される状態のパチュリー。目に見えてカウントが遅い。

救われた形の妹紅はパワーボムで流れを取り替えそうとするが逆にスタナーを受け再びフォールされるがこれもカウントは2。
切り返す形で輝夜をフォールし返すが同じくカウントは2。
というかそんなにパチュリーを動かすな。

立ち上がり様輝夜が再びスタナー、そして竹刀を全力で振り叩く。
崩れ落ちる妹紅を無理やり引き起こし更に叩き弱らせてからのジャーマン。カウントは2。
竹刀では足りないのかとばかりに三度スタナー、今度は有刺鉄線バットを脳天から振り下ろし
ふらついた相手を掴みアックスギロチンをその難題の上に叩きつける。
あまりの猛攻に勢いづく輝夜は『ここで終わらせてやるわ!!』と叫びながらの首切りアピール。
しかし即座にパワーボムで切り返され、チョークを受け『終わるのはお前だ!!』と逆に一喝される。

殺し合いは佳境に入る。
輝夜はリング備え付けの8つの難題の他に隠し持っていた9つ目の難題『食いしん坊難題』を敢行。
憎い相手の肉の味を堪能した後会場に満面の笑みで『不味くてまともに食えたもんじゃないわ!!』とアピール。
ふらつく妹紅へどうやら大層気に入ったらしい有刺鉄線バットで殴打を繰り返し、
倒れこんだ所をフォール。しかしそれでもカウントは2。
パチュリーに対して怒りの眼差しを向ける輝夜は怯えるレフェリーを狙わず、
その怒りを全て相手へと転換、難題での殴打を続ける。

この頃放送席からもこけーねパートナーの慧音が飛び出そうとするが、スタッフにより静止されている。
荒れる慧音が実況の小町に『お前のパートナーが同じ目に遭っていても黙っていられるのか!!』に対して
『うん。』の即答。これで一気に冷めてしまい事態は沈静化される。

満身創痍ながらも妹紅はヴォルケイノIIを放つもカウントは2。
この二人の体力は無尽蔵なのか、いつまでこの殺し合いが続くのかと会場はどよめく。
立ち上がり追撃とロープに振ろうとする妹紅だが逆に輝夜に返され
今まであまり血の染まっていなかった赤コーナーサイドにまで血の海をつくってしまう。

妹紅はよろけながらも相手に掴みかかろうとするが、逆にパイプ椅子の上へのブリリアントドラゴンを被弾。
そのままフォールするがこれもカウントは2。
互いのタフさは言うまでもないが、弱りきっているパチュリーのカウントによって互いに延命しているとも言え、
また互いに殺し合いを制することが出来ないでいる状態の17分16秒、
一瞬のスキと力を振り絞る妹紅の近距離ラリアットが炸裂。
まさかの一撃にほんの一瞬輝夜の意識を飛ばしてしまい、
その一瞬を逃さない妹紅は畳み掛けるようにイラプションを放つ。
これが17分32秒の殺し合いを制する3カウントを奪い、東プロ初のハードコアデスマッチ
大半が自らの血で出来た海の上、妹紅の勝ち名乗りで幕を閉じた。

青コーナー 試合形式 赤コーナー
永遠亭 デスマッチ もこけーね
蓬莱山輝夜 vs 藤原妹紅
蓬莱山輝夜 17分32秒 フジヤマヴォルケイノ・イラプション 藤原妹紅

イベント結果

ゴングが鳴り響く中ロープ結界は解除され、放送席から飛び出し傷だらけのパートナーを抱き上げる慧音
一方敗れた輝夜の元には永遠亭からのセコンドが誰もリングインせず、
満身創痍ながら自力で立ち上がり『今日は引いて上げるわ、次に会う時が最後だ、死ね!!』と言い放ちリングを後にした。

リング上の妹紅慧音に支えられながら本会場からは遠いにも関わらず
わざわざ特設会場に足を運んだファンへの感謝の言葉を述べ、リングを後にした。

尚試合後レフェリーで出血はしなかったものの本試合で一番ダメージを受けたパチュリー
中継終了後にスタッフによってようやくリングから運び出され、
メディカルスタッフの永琳のいる紅魔館ではなく別の場所へと運ばれた。

後述

+ この試合の結果・その後の影響
東プロ創立して初めてのデスマッチは概ね成功したと言われている。
単なる遺恨試合の枠を超えて、東プロマットでは選手の魅力を十二分に引き出せるイベントが出来る、とファンの間では評価され
形式はともあれ、東プロの更なる発展を印象付けた試合になった。
特に妹紅,輝夜双方の、一般戦に置き換えた可能性が広がったとする評価もあり
以降の団体進行本筋により絡むのではないかと期待された

しかしながら無差別級選手層の厚い、本筋での抗争ギミックが進行していた団体運営の中で
もこけーねとしての活動しかなかった妹紅は積極起用を受けるチャンスが薄く
第24回大会ではLSW,LTW再挑戦を宣言するも同時期に新設されたU3Tトーナメント日程の関係で開催時期未定となり、
第26回大会でのシングル登場の際にも新人デビュー試合(衣玖)という役割になり、かつ元来の真面目な気質から全力試合を行い
前評判・人気のあった選手を叩き伏せてしまいブーイングを浴びるという状況が重なってしまう。

第27回大会のCoop. Now事件の際にGM軍への参入を発表。
そのメンバーに当デスマッチで殺し合いを果たした輝夜とのまさかの共闘が発覚。
結果的にこの一戦を、東プロを左右する大事件の一因になってしまった一戦として認識しているファンもいるという。

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最終更新:2008年10月01日 13:57