SS > 短編-けいおん!メンバー > > 雨の日の優しさ

747 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/22(月) 16:43:03 ID:Awq1z95e
>>744
即興でスマンがこんな感じでどうだろうか


律「急にこんな大雨が降るなんてついてないな…」
澪「そうだな…早く家に帰りたいよ」
律「あっ、あの子たち…」

律の目線の先には幼い兄妹がお稲荷様の下で身を寄せ合い雨宿りをしていた

律「………」
澪「傘がないのか、かわいそうに」
律「澪ちょっと待ってて」
澪「え?あ、ちょっと!」

律は急に駆け出し、その兄妹に傘を差し出した

律「これを使って」
兄「いいの?でも、お姉ちゃん濡れちゃうよ」
律「いいんだ、私はもう一本持ってるから」
妹「本当?ありがとう!」

兄妹は律にお礼をして、貰った傘をさして帰路についた
と、いつの間にか澪が追いついていた

澪「"もう一本"なんて本当はないんだろ?」
律「あるよ、ほらここに"もう一本"」

律はすっと"もう一本"の傘の中に入った

澪「全く…少しは後先考えて行動しなよ…」
律「まあいいじゃん、あの兄妹はちゃんと家に帰れるみたいだしさ」
澪「それもそうだね…さ、帰ろうか」
律「おう」

1本の傘の下に2人で身を寄せ合う影が、2つ、大雨の降る町に消えていった。

757 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/22(月) 17:08:09 ID:3+lF9xOG
>>747
GJ!

学校の帰り・・・
俺「ったく・・・雨かよついてねぇ。」
ふと、俺の目に鳥居の下で雨宿りをしている
幼い兄妹がいるのがうつった。
俺「もう一本傘があればな・・・」
その場を去ろうとした俺を誰かが追い抜いた。
カチューシャをした女子高生だった。
律「これを使って」
その女子高生は幼い兄妹にそう言って、友達であろう人の傘に入り
笑顔で去っていった。

こんな人間に俺もなりたい。

出典
【けいおん!】田井中律はヒゲ可愛い26【ドラム】

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最終更新:2009年07月15日 20:26
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