賭博覇王伝 澪
澪「・・・・」（手持ちは5が三枚に8が一枚、9が二枚10が一枚・・・11が一枚に1が三枚2が二枚・・・）（理想的といえば理想的、しかし・・・油断は泥沼へ直結・・・！）
唯「はい、6！」
紬「それじゃ・・・7！縛り！」
澪（！！・・・7のハート縛り・・・！私が持っている8は・・・ハート！出せる・・・・出せる！がっ、8は大富豪においてはまさにキーカード！
前半においてたった一枚の8を消費するのは後の自分の優位を勝ち取るのに不利・・・しかし、ここで出せば・・・！）
澪「8切り！！」
律「・・・！」
澪「ククク・・・！」（次に私が5三枚を出す・・・！5は大富豪で言えば雑魚カード、反撃の3枚出しを被る可能性は大いにある・・・！
が、しかし・・・あくまで"可能性がある"というだけの話・・・！仮に反撃されたとしても、1を三枚出せば良いこと・・・2が二枚手持ちにある今、
敵の誰かがが2二枚にジョーカー一枚・・・もしくは2一枚にジョーカー二枚を持っていなければ更なる反撃は不可能！！
4人の大富豪でそれが起こりうる可能性・・・充分にあるが、攻撃を留まるほどの物ではない・・・！）
澪「私からだ・・・5三枚っ・・・！」
律「・・・！出しちゃうか・・・5三枚！」
澪「ふふん・・・」（さあ、流すなり反撃に出るなり好きにしろ！！どちらにしろ私に舞い降りるのは勝利の女神・・・！）
律「見誤ったよ・・・澪・・・！！」
澪「？！」
剋目せよ・・・！
律「8三枚・・・！」
ビシャーン！！
澪（バカなッ・・・！8三枚だと・・・！全く可能性を考えていなかった展開・・・！そうだ・・・この勝負、最初の8を出したのは私・・・！
2の可能性ばかりを考えていたせいで・・・・8の可能性まで思考が行き届かなかった・・・！不覚・・・しかし、この手持ちなら・・・！
律が何を出そうと対抗できる・・・！まだ私の勝機は充分に残っている！）
律「・・・"まだ私の勝機は充分に残っている"そんな顔だ・・・」
澪「！！・・・・ふふふ、さあ・・・律のターンだよ・・・」
律「・・・・・・その驕り・・・このカード達が打ち砕く！！」
バァンッ
律「10四枚・・・！革命ッ！！」
ぐにゃ〜
澪「？！ガッ・・・グガガッ・・・！！」
澪（かっ・・・革命・・・！！カードの強さが完全に逆転する・・・最強は3、2は最弱となる・・・！
私の手持ちはほとんどが通常状態での大富豪においては強いカードとなるが・・・革命状態では逆・・・烏合の衆と化す・・・！
しかも革命下においても充分に強さを発揮するカード・・・5を捨ててしまった・・・！これでは・・・もう・・・！）
律「ふふ・・・随分落胆しているようだが、これで落ち込んでるようじゃ話しにならない・・・まだ私の攻撃は終わっていないぞ・・・！
貧民は・・・・・二度刺す！！」
律「次は・・・・3三枚！！」
唯「・・・！」
紬「・・・ぐ・・・！！」
澪（なっ・・・3三枚？！まだそんなものを隠し持っていたか・・・！）
律「カカカ・・・実はまだ終わらない・・・」
澪「まっ、まだ攻撃手段があるのか？！」
律「コココ・・・貧民は三度刺す！4、三枚・・・！あがり・・・あがり・・・あがりっ・・・あがりっ・・・あがり〜っ！あがり〜っ！あっが〜りっ！あっが〜りっ！」
ぐにゃ〜〜
唯「がががっ・・・！」
紬「なっなにいっ・・・？！」
澪「・・・・・・・！！」（律の手札構成は・・・3三枚に、4三枚・・・8三枚、10四枚・・・！！10四枚が無ければ十中八九大貧民で終わっていたはず・・・
まさに・・・革命を生きる希望として与えられた手札・・・革命無くして勝利無し・・・そんな手札・・・！）
律「へへへ・・・」
澪「くそっ・・・大富豪の座を取られたか・・・！しかしっ、まだ平民の座を奪えれば・・・奪えれば！！」
律「まだ気付けていないみたいだな・・・お前、前の勝負で、大富豪になったよな・・・」
澪「・・・ああ、そうｄ」
そのとき澪に電流走る・・・！
澪「あっ・・・・あっ・・・・！あっ・・・・・！！あっ・・・！！！あっ！！あっ！！あーーーーっ！！」
律「カカカ・・・そう・・・”都落とし”！！」
都落としとは一種のローカルルールである 連戦の場合、前回の勝負で大富豪となったものは、次の勝負で別のプレイヤーの大富豪が確定した瞬間
同時に敗北となり、強制的に大貧民となる・・・ この都落としが適用されている大富豪においては、大富豪の敗北は決して許されない・・・！
そういう意味では、平民が一番安全な階級と言えよう・・・
律「ぐうっぐうっぐうっ・・・圧倒的至福・・・！さあ・・・一枚脱げ・・・脱げ！脱げ！！」
澪「ひどい・・・ひどすぎる・・・こんな話があるか・・・！！」
終わり
出展
【けいおん！】田井中律は寝袋可愛い47【ドラム】
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最終更新：2009年08月01日 00:11
