2008年7月24日、東中野ポレポレ坐で開催されていたイベント『チベットを知るための夏』のプログラムとして、パルデン・ギャツォさんの講演会が開かれました。
過酷な獄中生活や拷問の体験が、時に亡くした仲間を思い涙を交えながら語られました。
質疑応答の時間に参加者から寄せられた「日本人にできるチベット支援は何ですか?」との問いにパルデンさんは「国連に手紙を書くなどの支援をお願いします」と答えられました。 (著書『雪の下の炎』によるとパルデンさん自身、外国からの手紙によって、死刑を免れたことがあるとのことです)
後日、mixiのチベットコミュニティで、講演会を拝聴した有志(mixiニックネーム:ジャム)が、会場で販売された自費出版の『チベット証言集』に掲載されている、国連への手紙の書き方を紹介していただき、国連拷問禁止委員会や中国政府に対して、手紙を書くアクションを呼びかけました。
メンバーから色々な情報とアイディアが出る中で、コミュニティの管理人(mixiニックネーム:ミュウ)が、国連拷問禁止委員会に対して、中国政府の拷問を禁止する要望がより強く伝わるようにと、オンライン署名プロジェクトを登録し、拷問禁止に賛同する者が連名で要望書を送る、このオンライン署名プロジェクトが始まりました。
また、mixi内だけではなく、外部ブログなどで広めていただくために、公式サイト(当サイトになります)を立ち上げました。
パルデンさんの著書『雪の下の炎』は現在絶版となっていますが、チベットコミュニティでの呼び掛けが実り、復刊ドットコムによって復刊が決定しました。
この本との出会いも、多くの有志にとって、このアクションの大きなきっかけになりました。
<mixiチベットコミュニティ有志一同 プロフィール>
ジャム:
2008年3月のラサ蜂起をきっかけに、mixiを中心にチベットのサポートを始める。
長野聖火リレー、代々木デモなどに参加。
ポレポレ坐でのパルデンさんの講演と自伝『雪の下の炎』に触発されて国連への手紙を書くアクションを立ち上げる。
神奈川県在住。
ミュウ=署名TVの企画者:上原雅樹:
20年前の学生時代に中沢新一氏の著書を読み、チベット仏教と出会う。その5年後に、ダライ・ラマ法王とインドのダラムサラでお会いし、チベット仏教を信仰するようになる。
日本最大のSNS(コミュニティサイト)「mixi」で、チベットコミュニティの管理人をしており、今年3月のチベット民族蜂起を契機に、デモ参加やコミュニティを中心に支援活動を行う。洞爺湖サミットでのダライ・ラマ法王と中国国家主席の対話実現アクションを展開したFTTJ(チベット支援者チーム)にメンバーとして参加。チベットの平和を切に願う一般人。東京都在住。
最終更新:2008年09月24日 16:57