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DRAGON HAND   ◆WB4ih.bmzelP

「…ったく、んでこんな場所で訓練なんざしなきゃなんねーんだよ…どうせなら観光で来たかったぜ…」
などとぼやいているのは、陸上自衛隊中部方面駐屯隊第13輸送師団所属の隊員、仁村だった。
今回、この部隊がセント・マデリーナ島に来た理由は、補給中にテロに襲撃された場合に供えて、
それに対処するために空港にて米軍海兵隊との共同訓練のためだ。訓練は滞りなく終了した。

米軍海兵隊は本土へと引き上げていき、仁村属する部隊も日本へと帰還するために輸送ヘリコプターを次々と離陸させ、
いよいよ仁村の乗るヘリが離陸しようとプロペラを動かしたのだが、ここでアクシデントが発生した。
エンジンの出力不足により、離陸に必要な揚力が得られないのだ。
その旨を先行する部隊に無線連絡し、指示を仰ぐパイロットの岩田。
「速やかに原因を究明し、可及的速やかに合流されたし、だそうだ。ありえねぇ…」

ぼやく岩田。そんな彼に仁村は気楽な口調で返す。
「な〜に言ってんだ。逆に言やあ治らなかったらこの島に入られるっつーことだろ?」
彼と同期の大池、山崎もそれに同調する。
「つー訳でお前ら三人!ヘリの修理な!俺は適当に散策してくっから!終わったら無線で呼んでくれよ」
と、仁村は何故か89年式機関銃と9mm拳銃をヘリの中から手に取り、マガジンをリュックサックの中に詰める。
それを不審に思った岩田が声を掛けた。少し動揺しているようだ。

「ちょっと仁村さん!散策するだけなのになんでそんなもん持って行くんですか?!」
そんな岩田の問いに仁村はニヤリと笑って答えるのだった。
「この島、観光地として有名みたいだけどよ、なんか訳ありみたいじゃねぇか。
備えあれば憂いなし、ってヤツだよ。それに…なんか嫌な予感もするしな…」
仁村は最後だけ笑みを消して真剣な表情で語る。そんな仁村の表情を見て、他の3人も何かよく解らない感覚に襲われるのだった。
一刻も早くこの島を出たほうがいい。

岩田の頭の中で何者かが警告している。もちろん岩田は誰に言われるまでもなく最初からそのつもりだった。
ただ、そのためにはヘリコプターの修理が絶対必要なのだが。
「んじゃ、ちょっくらぶらついて来るぜ。さっきも言ったけど、修理が終わったら無線で連絡な」
といって仁村はリュックからトランシーバーを手に取り、それを岩田にちらつかせる。

そして、街の方へと歩いて行くのだった。その仁村の後ろ姿を見送りつつ岩田は再びぼやく。
「全くあの人は…大池、山崎。お前らも仁村さんと一緒に行きたいならいっていいんだぜ。修理なら俺一人で出来るから」
笑いながら二人にそういう岩田。
しかし二人は首を横に振り、大池は真剣そのものの表情で言う。
「いや、やめときます。仁村さんもいってましたけど俺も何か嫌な予感がするもので」

それに同調する山崎。そんな大池の言葉を聞き、岩田はただ頷き、修理に取り掛かる。
岩田の見立てでは、エンジンのオーバーヒート、解りやすく言えば熱くなりすぎている状態のことで修復にはただ冷却すればいいだけだ。
恐らくは日本を発つ際にこのヘリにだけ何らかの整備不良があり、それが原因でこのオーバーヒートを引き起こしたのであろう。
しかし、生憎この空港にはその整備不良を修復出来る整備などない。元々小さな空港だから。
滑走路もYS‐11がようやく離着陸出来る程度の規模しかない。輸送ヘリもヘリポートではなく、その滑走路に着陸させる始末だ。
米軍の計らいで訓練中は旅客機が離着陸することのないように時間を上手く調整してくれたらしいがもう直に再び離着陸が始まるだろう。

だから今はエンジンのクールダウンを待つしかない。それが今の3人の実情だった。
ところが、ここで3人はあることに気付く。いつまで経っても旅客機が離陸する気配がないのだ。
まあ、滑走路のど真ん中に輸送ヘリが陣取っていれば離着陸など出来るはずもないのだが、
それならば航空管制から絶対に連絡やら注意やらが入る。しかし、それすらないのだ。
そして、航空管制が応答しなければ当然着陸も出来ない。

つまり…航空管制塔、或いは空港そのものに何らかの非常事態が起こり、それが原因で連絡が取れない状態に陥っている…
と考えるのが普通であり、事実3人はそう考えた。
この場合における非常事態は…テロリストによる空港占拠か?
…いや、滑走路に武装した自衛隊がいるのにテロを起こすバカはいない。ましてや、つい2時間程前までは米軍もこの場にいたのだ。

そして、米軍により航空機の離着陸は当日から封じられていたためにテロが入る余地などありはしないのだ。
第一、本当にテロならば何故自分達に何の接触もしない?自分達はテロにとって邪魔者以外の何者でもないのに。
相手が自衛隊だと知ってビビっている?そんなチキンがテロなど起こすものか。
何かがおかしい。一刻も早くこの島を離れるべき。それがこの3人の共通の見解だった。
だがそのためには…仁村を呼び戻さなくてはならない。
岩田はヘリコプターのコックピットに装備された無線を操作する。仁村の持つトランシーバーに周波数を合わせ、連絡を取る。

「仁村さん。こちら岩田です。この島、なんかヤバいです。早く抜け出しましょう」
仁村から返事が返って来る。普段はお調子者口調で話す彼も、この時ばかりはどこか怯えた声だった。
「ああ…そうだな…それに妙なんだよ…さっきから誰ともすれ違わねぇ…まるでゴーストタウンだぜ…」
どうやら仁村もこの島の異常な空気を感じ取っているようだった。

すぐに引き返す、そういって仁村は無線をきった。だが、ここで岩田は離陸するための絶対条件を思い出す。
エンジンの冷却だ。まだ冷めきっていないのに無理して飛ばして太平洋に墜落などシャレにもならない。
岩田は、ハッチが開きむき出しとなったエンジンに手を当てる。
…熱さを感じない。どうやら飛ばしても大丈夫なようだ。ただ、エンジンがオーバーヒートした元々の原因が無くなった訳ではない。

それはつまり、オーバーヒートの不安に常に苛まれながら、飛行し続けなければいけない、ということだった。
岩田はエンジンのハッチを閉じ、コックピットにてエンジンを試験的に動かす。
エンジンが駆動しその回転がプロペラへと伝わる。…問題ない。これならば離陸に必要な揚力は十分確保出来る。
後は仁村の到着を待つのみだ。3人はヘリの外に拡げられていた荷物をヘリに積み込みんだ。

そして自らもヘリに搭乗し、搭乗口のドアを閉める。
後はヘリの窓から仁村の姿を確認し、彼を乗せ次第離陸すればいいだけなのだが…ここで岩田は空港の建物からこちらへ向けて
歩いて来る人影を見つけた。
岩田は眼鏡をかけていたので矯正視力は2.0と高く、そしてそれが仁村の姿ではないことにはすぐに気がついた。
しかも、一人や二人ではない。

50人くらいの集団であり、皆一様に顔面が蒼白、口からはダラダラと涎を垂れ流し、常人のようにキビキビ歩かない。
足を痛めているのだろうか。ことごとく足を引きずりながらこちらへ向かって来る。
岩田はコックピットに大池と山崎を呼び、あの集団の姿を見せる。距離にしてだいたい100m程であろう。

その集団はだんだんとこちらへ向かって来る。顔面蒼白の上、足を負傷しているようならば病院に行けばいい。
自力でいけないのならば救急車でもタクシーでも呼べばいい。
何故わざわざ陸上自衛隊のヘリなどに向けて歩く必要がある?
怪我人が多くてヘリでまとめて運んでもらおうという算段か?許可なく民間人を乗せられる訳もない。
ましてや、このヘリは輸送用の大型ヘリだ。病院のヘリポートでは恐らく着陸出来まい。

あいつら、何かおかしい。それを察知した3人。
そうこう考えているうちにも得体の知れぬ集団はどんどんヘリに近付いて来る。そして…3人は気付いた。
この集団が人間ではないと言うことに。人間ではない以上、集団ではなく「群れ」と言った方が正しいだろうか。
皮膚は鬱血し青白く変色し、所々で筋肉が腐り落ち、骨が露出している。
白目を向き、涎を垂れ流し開け放たれたままの口は何を喋るでもなくただ呻き声をあげるだけだ。

その姿はまさしく、彼らの母国日本のホラーゲーム「バイオハザード」に登場する
ゾンビそのものだった。そしてゾンビは生きた人間の肉を求めてただ彷徨うのだ。
つまり…自分達だ。ここで3人は考えた。
このゾンビたちを殲滅し、仁村の到着を待つか、それとも仁村を残して脱出するかの二択だ。
もちろん3人は殲滅を第一に考えた。
仲間を置き去りにしてきたなどと知れたら上官から大目玉を食らうのは確実だ。

それだけならまだいい。最悪、懲戒免職もありうる。
規律、道徳を何よりも重んじる自衛隊にとって仲間を見捨てることは最もあるまじき行為であるからだ。
しかし…殲滅を実行に移すには…3人はヘリの中にある武器を確認した。
手持ちの9mm拳銃が一人一丁ずつ、計3丁だ。
しかし、マガジンは全て仁村が持っていってしまったためにリロードが出来ない。装填数は9発。3人合わせて27発分だ。

そしてそれではゾンビの殲滅は不可能だ。27の弾丸でどうやって50近くのゾンビを
全滅させると言うのか。せめて89式小銃(通称バディ)がもう一つあれば違ったであろう。
そしてそうこう考えているうちにゾンビはヘリまでたどり着いてしまった。数にものを言わせ、ヘリを揺らし始めたではないか。
やばい。一刻も早く脱出しなければ。それにこの状況では仁村を乗せることなどもとより不可能だ。

「脱出するぞ!山崎、無線で仁村さんに連絡!内容は、当方に異常事態発生につき緊急脱出!必ず助けに来るから
持ち出した武器と弾で持ち堪えられたし!」
山崎は力強く頷き、コックピットの岩田の隣に座り無線を操作し仁村に連絡を取り
いましがた岩田から言われた内容をそのまま伝える。そして仁村から返事が返って来る。

「マジでか!?まあいいぜ、俺も当分戻れそうにねえからな。さっき化け物に襲われてよ。
脳天打ち抜いてぶっ殺してやったけど次から次から沸いて来るもんだから逃げたはいいが…
ここがどこかわかんねぇし。ただ何か誰かの別荘だか解らねえがコテージのようなものが見えるぜ」
そして通信が切れる。続け様に岩田は大池に指示を出す。
「大池!そこにビデオカメラがあんだろ!あいつら映せ!俺らの話だけじゃ上は信じやしないだろうからな!」

なるほどそれは確かにそうだと大池はヘリの座席部分に放置されたままのビデオカメラを手に取る。
動揺で震える手を懸命に落ち着かせて大池はカメラを操作する。
録画モードに設定し、窓の外に群がるゾンビの群れを簡単な実況を交えて撮影する。そして再三、岩田の檄がとぶ。
「離陸するぞ!山崎!大池!しっかり掴まってろよ!」
スロットルを全開にする岩田。エンジンが起動し、その回転はプロペラに直に伝わる。
回転力は凄まじい勢いで上がり続け、それに伴いプロペラの回転も早くなる。
やがてプロペラは超高出力の扇風機の役目を果たし、そこから巻き起こる強い旋風によりゾンビたちはなぎ倒されて行く。
そして岩田はその隙を逃さなかった。操縦桿を全力で引き、ヘリコプターは大空へと舞い上がる。
その真下では獲物を取り逃がしたゾンビが悔しそうに呻いていた。
コックピットの計器を一つ一つチェックし、異常がないことを確認する岩田。

燃料もほぼ満タンだ。高度も申し分ない。ただ、このヘリコプターの航続距離を考えると
途中で給油が必要であり、フライトプランでは米軍サイパン基地となっていた。
恐らく、滋賀の駐屯地に着くのは明後日となるだろう。
到着しだい上層部に、ことの次第を説明し救助部隊の編成を要請するのだ。恐らく、生存者は他にもいるはずだ。
自衛隊の存在意義は日本本土の防衛には違いないが、その他にも様々な活動を行っている。

その一つが災害時の遭難者の救出活動だ。海外にまでその手を延ばすのは本来筋違いかも知れない。
一歩間違えれば軍事介入とも取られないからだ。しかし今回は自衛官が一人取り残されているのだ。
それを見殺しにして自衛官を名乗るなど恥知らずにも程がある。
「絶対助けに来ますからね…仁村さん…」
岩田はただそう呟き、マリアナ諸島サイパン島へ向けて進路をとった。

そして時はその二日後。場所は日本の滋賀県、陸上自衛隊中部方面駐屯地である。
「ちょっ、どういうことですかそれ!」
と息巻いているのは、あのセント・マデリーナ島から命からがら生還した隊員、岩田だった。
彼は基地に帰還し、部隊長に報告を済ませると真っ先に指令室へ向かい、
先の米軍との共同訓練について報告があるとの旨を伝え、一昨日大池があの空港で
撮影した映像を公開し、至急仁村陸士長、並びに他の生存者の救助部隊を編成するよう要請したところだった。
だが、基地指令から返って来た答えは岩田の期待を裏切るものだった。

岩田達の持ち帰った映像の信憑性については認めるものの、仁村の救助については米国との協議の結果判断するというものだった。
更に、島の住人を怪物たらしめた原因が新種の細菌によるものだった場合を考慮し、
岩田達3人を隔離し、精密検査を実施するというものだった。
それだけを淡々と伝えられた岩田が息巻くのは至極当然の流れだったが、
基地指令はその後ダンマリを決め込み、連行された3人はさながら核のような扱いを受けるのだった。

核は放射能の漏洩を防ぐために厚いコンクリートの壁を何重にも組むが、今回の場合、
この3人のためだけにそんな大それたものを作るわけにも行かずに、地下倉庫に隔離されることとなった。
薄暗い倉庫の中で岩田は思った。仁村さん、助けにいけなくてすいません、と…

そして時は再び移り変わり、岩田達3人が隔離される2日前、つまり脱出した当日である。
トランシーバーを切り、ため息をつく仁村。あのチキンのクソオヤジ共のことだ。
助けなど寄越すはずがない。岩田たちも多分隔離されちまうだろうな、と仁村は考え、実際そうなった。
今は周りは静かだが、またあのバケモノが現れないとも限らない。あれは仁村が以前やったゲーム
「バイオハザード」に出て来るゾンビそのものだった。

いきなり背後から襲いかかって来るものだから9mm拳銃で脳天を打ち抜いてやったのだが、
その銃声で逆に多くのゾンビを呼び寄せてしまったらしく、みるみるうちにゾンビの大群の出来上がりだ。
仁村もこれは逃げたほうが得策だと判断し、ゾンビが少ない箇所にバディの銃撃を浴びせ、
脱出経路を作り何とか その場から逃げ出したのだった。
しかし、地図を持っていなかった仁村は逃走後、現在地が解らなくなり、ヘリに戻れなくなってしまったのだ。
そんな折、山崎から件の連絡が入る。
笑い半分で仁村は現状報告を済ませ、通信をきった。別段他に話すこともなかったからだ。
そして、頭の中で陸上自衛隊上層部に悪態を垂れる。助けは来ねえだろうな。
ならば俺自身でこのイカれた島から抜け出す方法を見つけねえと…仁村はそう考えていた。

ここで仁村は空を仰ぐ。晴天の空に太陽が眩しく映え、仁村は両手で太陽の光を遮りながら見つめた。
太陽は東から昇り、西へ沈んで行く。
つまり太陽が空のどの位置にあるかで方角を割り出す算段だったのだが…仁村は左手首の腕時計を確認し、ため息をつく。
この時間帯、太陽は最も高くなり、どちらへ傾くか解らない。従って時間が経たなければ方角も解らない。

たとえ解っても地図がなければ何の意味もない。この島のどこに何があるのかなど、仁村は解らないからだ。
ただ一つ解っていることは、ここから100m程進んだ所にキャンプ地によくあるようなコテージがたたずんでいるということだ。
しかし…その周囲にはゾンビの姿が所々に見受けられた。
各個撃破してコテージ内で態勢を整える…とも考えたが、
先程のように一発の銃撃のために多くのゾンビを呼び寄せることにもなりかねない。

そうなれば仮にコテージに入れたとしても今度は逃げられなくなり、やがては…考えただけでもゾッとする。
冗談じゃねえ…ならばあいつらがいなくなるのを見計らってコテージ内に進入しようと仁村は考え、
先程のように奇襲を受けないよう周囲を充分に警戒しながらコテージ付近の様子を伺った。
しかし…ゾンビたちはいなくなるどころかコテージの入口に群がり始めたではないか。
おいおい、勘弁してくれよ…仁村はぼやいた。

それにしても、何故入口に群がるのだろうか。ゾンビは基本的には当てもなくただ彷徨い、
エサを見つけた時にだけそれを追いかけるのだが…ちょっと待て。
ってことは何か?あの中に生きた人間がいるって事か?
ここで仁村は考えた。助けたはいいがそいつがゾンビにビビって腰を抜かしちまうようなチキンだったら?
足手まといになるのは確実だが陸上自衛隊員である仁村は立場上見捨てるわけにはいかなかった。
それに…これだけ多くの人間が異形と化している中で生存しているのだ。
少なくとも、サバイバルで生き残る術を知っている人間であろう。

ならば…仁村はバディにマガジンをセットし、弾丸をリロードする。
生憎箱形のマガジンであるためにその装填数は30発しかなく、毎分650発もの弾丸を発射出来るバディの連射性能では
あっという間に弾切れだ。仁村のリュックサックの中にはバディのマガジンはあと9つ入っている。
大事に使わねえとな…そして周囲を再確認し、コテージ前以外にゾンビがいない事を確かめる。
仁村はここで、以前岩田と一緒にバイオハザードをプレイした時のことを思い出した。
弾数無限の裏技を使ってゾンビ達をなぶり殺しにし、呆れ顔の岩田に仁村は笑いながら言った。

「ハハハッ!人間の本質はハンターなんだってよ!犬歯っていう牙があるのがその証拠らしいぜっ!」
だが…これはゲームではなく現実だ。即ちゲームオーバーは自分の死を意味する。
それだけならまだいい。グリーンハーブや救急スプレーがそう都合よく転がっているわけもなく、
少しのダメージがそのまま死につながるまさに命懸けのサバイバルゲームの舞台に仁村は突然放り込まれたのだ。
「…ハハハッ、たまにはこういうのも悪くねえな…いっちょやったるか!」
そして、仁村の余りに過酷なサバイバルゲームは今ここに幕を開けたのだった。

【仁村@ドラゴンヘッド】

【B‐05/コテージ付近/一日目・日中】
 [状態]:やや興奮状態
 [服装]:陸上自衛隊の迷彩服、メットはなし
 [装備]:9mm拳銃(装填数8/9発、予備弾90発 )、89式5.56mm小銃(装填数30発、予備弾270発)銃剣
 [道具]:リュックサック、トランシーバー、ウォークマン(電池は3本)、
 [思考]
  1:コテージ内の生存者との合流
  2: 地図の入手
  3: 島からの脱出