さまよえる記録装置 ◆CUPf/QTby2
殺し合いをしろって先生が言うんだ。
そんなの無理だよ。ボクはそういう構造じゃないから。
人に危害を加えられないように、プログラミングされているから。
それが、ボク――桐野ラキ(きりの・-/男子七番)――の仕様なんだ。
そんなの無理だよ。ボクはそういう構造じゃないから。
人に危害を加えられないように、プログラミングされているから。
それが、ボク――桐野ラキ(きりの・-/男子七番)――の仕様なんだ。
首輪から流れた電流は、僕の運動機能を完全に停止させたけど、
みんなが“意識”って呼んでるこの認知能力を停止させることは出来なかった。
なんだかちょっと回りくどい言い方になっちゃったかな。
つまり、ボクには、教室で倒れてから会場に運ばれるまでの記憶があるんだ。
みんなが“意識”って呼んでるこの認知能力を停止させることは出来なかった。
なんだかちょっと回りくどい言い方になっちゃったかな。
つまり、ボクには、教室で倒れてから会場に運ばれるまでの記憶があるんだ。
だから、自分がされたことも、ボクはちゃんと覚えてる。
ボクには録画再生機能がついていて、ボクが見聞きしたことを
映像の形で人に見せることが出来るんだけど、
誰かがボクの録画スイッチを入れちゃったんだ。
ボクには録画再生機能がついていて、ボクが見聞きしたことを
映像の形で人に見せることが出来るんだけど、
誰かがボクの録画スイッチを入れちゃったんだ。
あ、「スイッチを入れる」って言ったけど、
ボクの身体のどこかに録画ボタンがあるってわけじゃないよ。
そういう仕様だったら、誰かが間違って押しちゃうかもしれないもん。
ボクの身体のどこかに録画ボタンがあるってわけじゃないよ。
そういう仕様だったら、誰かが間違って押しちゃうかもしれないもん。
ボクの録画用プログラムは、キーワードで起動するんだ。
キーワードは日本語の単語5つで、製造時にプログラミングされるんだけど、
ユーザーがあとで自分の好きな言葉に変えることも出来る。
でも、そのためには桐原重工にユーザー登録して、アドミン権限を取得しなきゃいけないんだ。
ボクはまだテスト段階のベータバージョンで、正規ユーザーはまだいない。
天君のお父さんやお母さん、それから千里さんは、アドミン権限を持ってるけどね。
キーワードは日本語の単語5つで、製造時にプログラミングされるんだけど、
ユーザーがあとで自分の好きな言葉に変えることも出来る。
でも、そのためには桐原重工にユーザー登録して、アドミン権限を取得しなきゃいけないんだ。
ボクはまだテスト段階のベータバージョンで、正規ユーザーはまだいない。
天君のお父さんやお母さん、それから千里さんは、アドミン権限を持ってるけどね。
でも、千里さんは、ボクのことがあんまり好きじゃないみたいなんだ。
嫌いとか、言われたことはないけどね。でも、顔を見てたら分かるよ。
ボクと一緒にいるときの千里さんは、あんまり楽しそうじゃないから。
ボクやきららを自分と同じクラスに編入させたのも、
ボクたちを人前に出したくなかったからじゃないのかな。
好きじゃないから。自社製品として誇れないから。信用していないから。
存在意義に疑問があるから。問題が出たときにすぐに対処しなきゃいけないから。
だから、手の届く場所に置いてるんじゃないかな。
嫌いとか、言われたことはないけどね。でも、顔を見てたら分かるよ。
ボクと一緒にいるときの千里さんは、あんまり楽しそうじゃないから。
ボクやきららを自分と同じクラスに編入させたのも、
ボクたちを人前に出したくなかったからじゃないのかな。
好きじゃないから。自社製品として誇れないから。信用していないから。
存在意義に疑問があるから。問題が出たときにすぐに対処しなきゃいけないから。
だから、手の届く場所に置いてるんじゃないかな。
でも、それは、千里さんが健全な証拠なんだよ。だってね――
□ ■ □
深夜の森に放置されたボクの身体は、すぐに自由を取り戻した。
ゆっくりと身を起こし、服についた汚れを両手ではたき落とす。
ボク、きららのワンピースと同じデザインのキャミソールとショートパンツを着てきたけど、
白い服だから、汚れたら目立っちゃうんだ。虫がくっついてても嫌だし。
で、一通り身なりを整えてから、そばにあったデイパックの中身を確認した。
先生の言ってた「殺し合いをしろ」っていう話とそのカバンに関係があるのは、ボク、知ってたよ。
だって、ボクをここに運んだ人が一緒に置いていったモノだからね。
ゆっくりと身を起こし、服についた汚れを両手ではたき落とす。
ボク、きららのワンピースと同じデザインのキャミソールとショートパンツを着てきたけど、
白い服だから、汚れたら目立っちゃうんだ。虫がくっついてても嫌だし。
で、一通り身なりを整えてから、そばにあったデイパックの中身を確認した。
先生の言ってた「殺し合いをしろ」っていう話とそのカバンに関係があるのは、ボク、知ってたよ。
だって、ボクをここに運んだ人が一緒に置いていったモノだからね。
カバンの中に入っていたのは、水や携帯食といった野外活動用品一式と、下剤。
ボクは殺し合いを止めなきゃいけないけど、下剤は使えるんじゃないかな。
だって、お腹の具合が悪くなったら、殺し合いどころじゃなくなっちゃうもん。
あ、でも、使いどころには気をつけなきゃ。人間の排泄物って、雑菌だらけだから。
細菌兵器みたいな発想で利用されたりなんかしたら、大変なことになっちゃうもん。
ボクは殺し合いを止めなきゃいけないけど、下剤は使えるんじゃないかな。
だって、お腹の具合が悪くなったら、殺し合いどころじゃなくなっちゃうもん。
あ、でも、使いどころには気をつけなきゃ。人間の排泄物って、雑菌だらけだから。
細菌兵器みたいな発想で利用されたりなんかしたら、大変なことになっちゃうもん。
うん、でも、そういう部分を考慮したら、人間の体ってうまく出来てるよね。
殺し合い向きっていうか。人体にとって有害なモノを、自前で生成出来るんだから。
あ、ボクがこんな黒いことを考えてるなんて、みんなには内緒だよ?
ボクは安全で可愛い愛玩用のレプリカントなんだからね。
殺し合い向きっていうか。人体にとって有害なモノを、自前で生成出来るんだから。
あ、ボクがこんな黒いことを考えてるなんて、みんなには内緒だよ?
ボクは安全で可愛い愛玩用のレプリカントなんだからね。
……なんだか話が違う方向に行っちゃったね。続きを話さなきゃ。
支給品の確認を終えたボクは、夜の森をさ迷い歩いた。誰かと合流するために。
ボクは、人間の命令には逆らえない。その秘められた願望を機敏に察知して、
相手が満足するよう振舞うことが、ボクの存在理由なんだ。
だから、時と場合によっては、殺し合いの真似事をしなきゃならない。
そういう世界でしか満たされない人だって、いるんだから。
ボクは、人間の命令には逆らえない。その秘められた願望を機敏に察知して、
相手が満足するよう振舞うことが、ボクの存在理由なんだ。
だから、時と場合によっては、殺し合いの真似事をしなきゃならない。
そういう世界でしか満たされない人だって、いるんだから。
でもね、さっきも言ったけど……、
ボクは人間に危害を加えることが出来ない仕様になってるんだ。
だから、あくまで真似事だけ。後に残る怪我を負わせたり、
生命活動に影響を及ぼすような行動には、自動的にブレーキがかかるんだ。
たとえ、自身の死によってしか満たされない人が相手だったとしても、ね。
ボクは人間に危害を加えることが出来ない仕様になってるんだ。
だから、あくまで真似事だけ。後に残る怪我を負わせたり、
生命活動に影響を及ぼすような行動には、自動的にブレーキがかかるんだ。
たとえ、自身の死によってしか満たされない人が相手だったとしても、ね。
それでもボクの安全性は決して完璧なんかじゃない。
ボクの中には、殺しの真似事をするために必要なデータが入っている。
つまり、人を殺さずに済む方法。でも、それって、どうすれば人は死ぬのか、
それをちゃんと知っていなければ実行できないことなんだ。
だから、ボクの中には、殺人に関するあらゆるデータが入っている。
それが、ボクの安全性の正体なんだ。
ボクの中には、殺しの真似事をするために必要なデータが入っている。
つまり、人を殺さずに済む方法。でも、それって、どうすれば人は死ぬのか、
それをちゃんと知っていなければ実行できないことなんだ。
だから、ボクの中には、殺人に関するあらゆるデータが入っている。
それが、ボクの安全性の正体なんだ。
森の中をさ迷い歩いていたボクは、こちらに近付く轟音を捕捉した。
何の音なのかはすぐに分かった。ボクは一度でも聞いた音は忘れない仕様だから。
でも、あの音なら、たとえ一度も聞いたことがなかったとしても、
なんとなく察しがついたかも知れない。だって、あれも、レプリカントの一種だから。
何の音なのかはすぐに分かった。ボクは一度でも聞いた音は忘れない仕様だから。
でも、あの音なら、たとえ一度も聞いたことがなかったとしても、
なんとなく察しがついたかも知れない。だって、あれも、レプリカントの一種だから。
轟音の主が停止したのが分かる。ボクはそちらに歩を進める。
ハッチの開く音がする。ほら、やっぱり韋駄天だ、雅光君が外に出るんだ。
彼の立てる物音がする。ボクは忍び足でそちらに近付く。
雅光君を捕縛して、韋駄天を回収するために。
雅光君が声を上げる。ボクに気付いたからじゃない。
携帯電話に着信したんだ。彼の発した言葉から、相手は蝶野先生だと分かる。
ハッチの開く音がする。ほら、やっぱり韋駄天だ、雅光君が外に出るんだ。
彼の立てる物音がする。ボクは忍び足でそちらに近付く。
雅光君を捕縛して、韋駄天を回収するために。
雅光君が声を上げる。ボクに気付いたからじゃない。
携帯電話に着信したんだ。彼の発した言葉から、相手は蝶野先生だと分かる。
あ。それってつまり、この島には携帯電話の電波が届くってこと?
それとも、雅光君が使っているのは一般的な携帯電話じゃない?
衛星電話か、もしくは桐原重工のテクノロジーによるもっと特殊なシステムか。
分からないけどね。ボクには電波を解析する機能は備わってないから。
それとも、雅光君が使っているのは一般的な携帯電話じゃない?
衛星電話か、もしくは桐原重工のテクノロジーによるもっと特殊なシステムか。
分からないけどね。ボクには電波を解析する機能は備わってないから。
ボクの機能、レコーダー内の記憶媒体に雅光君の声が蓄積していく。
雅光君の声は弾んでいた。学校にいるときとは全然違う。
雅光君の声は弾んでいた。学校にいるときとは全然違う。
「おうおう分かってるよ。麓山留夏は最後まで残しておくように、だろ。
……なるべく努力はするさ。もらった金の分は働きますよ。
ま、こっちも桐原社長を殺せれば後はどうでもいいしな。
……あの女、韋駄天の経費を全面カットしやがった。
殺さないと維持できなくなって今年中に廃棄処分だぜ?ふざけてやがる。
……おう!まかせとけ――」
……なるべく努力はするさ。もらった金の分は働きますよ。
ま、こっちも桐原社長を殺せれば後はどうでもいいしな。
……あの女、韋駄天の経費を全面カットしやがった。
殺さないと維持できなくなって今年中に廃棄処分だぜ?ふざけてやがる。
……おう!まかせとけ――」
雅光君の言葉が途切れ、緊張と戸惑いがその声に滲む。
彼は、襲われていた。両工スパナを持った夕璃菜さんに。
彼女の動きに迷いはなかった。通話状態の携帯電話を踏み潰して救難ルートを断ち、
睾丸を蹴り潰して身動きを封じ、スパナの先端で眼球を潰し、重みで頭蓋を叩き割る。
彼は、襲われていた。両工スパナを持った夕璃菜さんに。
彼女の動きに迷いはなかった。通話状態の携帯電話を踏み潰して救難ルートを断ち、
睾丸を蹴り潰して身動きを封じ、スパナの先端で眼球を潰し、重みで頭蓋を叩き割る。
……もしこれが、私怨による私刑の類だったら、ボクは雅光君を助けただろう。
勿論、韋駄天に乗り込めないようにした上で、の話だけどね。
私怨っていうのは、雅光君ひとりがターゲットになるわけだから、
雅光君を確保する際に加害者に逃げられたとしても、何の問題もない。
人間、生きていれば誰かを殺したいほど憎むことくらいあるでしょ?
まして、雅光君はクラスメイトを殺してるんだから、恨みを買うのはむしろ自然なんだ。
勿論、韋駄天に乗り込めないようにした上で、の話だけどね。
私怨っていうのは、雅光君ひとりがターゲットになるわけだから、
雅光君を確保する際に加害者に逃げられたとしても、何の問題もない。
人間、生きていれば誰かを殺したいほど憎むことくらいあるでしょ?
まして、雅光君はクラスメイトを殺してるんだから、恨みを買うのはむしろ自然なんだ。
でも、夕璃菜さんは違う。彼女のこの凶行は、怨恨殺人なんかじゃない。
彼女は生粋の殺人者、人殺しに享楽を見出す無差別殺人鬼だ。
この場にいたのが雅光君じゃなくても、やっぱり殺していただろう。
彼女は生粋の殺人者、人殺しに享楽を見出す無差別殺人鬼だ。
この場にいたのが雅光君じゃなくても、やっぱり殺していただろう。
そしてもし、この場にいたのがボクじゃなくてきららだったなら……、
きららなら、自分の身を囮に使って雅光君を逃がすだろう。
それが、彼女の仕様なんだ。そして、彼女の限界でもある。
きららなら、自分の身を囮に使って雅光君を逃がすだろう。
それが、彼女の仕様なんだ。そして、彼女の限界でもある。
彼女は被害者を無視出来ない。人の死を見過ごせないんだ。
たとえ相手が凶暴な殺人鬼であっても、己の身を犠牲にしてその生命を救おうとする。
殺人鬼の命を救った結果、更に多くの人命が彼の凶行によって犠牲になる、
そんな可能性については考えられない、いや、考えることくらいは出来るよ、
『被害者』が常に清廉潔白とは限らないことだって、勿論考えられるだろう、
でもそんな『考え』は、彼女の判断には何の影響も及ぼさない。
だって、そういう仕様だから。プログラミングされていない行動は出来ないから。
たとえ相手が凶暴な殺人鬼であっても、己の身を犠牲にしてその生命を救おうとする。
殺人鬼の命を救った結果、更に多くの人命が彼の凶行によって犠牲になる、
そんな可能性については考えられない、いや、考えることくらいは出来るよ、
『被害者』が常に清廉潔白とは限らないことだって、勿論考えられるだろう、
でもそんな『考え』は、彼女の判断には何の影響も及ぼさない。
だって、そういう仕様だから。プログラミングされていない行動は出来ないから。
そう。人命尊重っていうのは、ホントはすごく危険なことなんだ。
それが平等であればあるほどね。勿論、こんなこと、口には出さないよ。
反社会的なことや、反社会的な行為を正当化するようなことは言えないように
プログラミングされているからね。でも、たとえ、言葉に出来なくても、
コレがボクの根底に流れる思想だってことには変わりないんだ。
この思想が、ボクの仕様を作っている。そして限界を作ってしまう。
それが平等であればあるほどね。勿論、こんなこと、口には出さないよ。
反社会的なことや、反社会的な行為を正当化するようなことは言えないように
プログラミングされているからね。でも、たとえ、言葉に出来なくても、
コレがボクの根底に流れる思想だってことには変わりないんだ。
この思想が、ボクの仕様を作っている。そして限界を作ってしまう。
惨殺される雅光君の姿を、ボクはただ見ていることしか出来なかった。
ボクを生み出した人はきっと、人類に絶望していたんだろうな。
ボクを、っていうか、レプリカントという存在を、ね。
そうでなきゃ人間の形をした別のものなんて創らないよね。まして人間の代わりなんて。
だから、ボクらレプリカントのことを好きになれない千里さんは、健全な人だと思うんだ。
ボクを、っていうか、レプリカントという存在を、ね。
そうでなきゃ人間の形をした別のものなんて創らないよね。まして人間の代わりなんて。
だから、ボクらレプリカントのことを好きになれない千里さんは、健全な人だと思うんだ。
顔の潰れた雅光君の死体にも、その場に放置された凶器にも、ボクは手を触れなかった。
『犯罪現場の保全』、これもボクの仕様なんだ。
つまり、難しいことはみんな警察の人に任せます、ってこと。
ここは無法地帯、警察の人なんてどこにもいないし来てくれない、
そんなことボクだって分かっているけど、仕様には逆らえない仕様なんだ。
『犯罪現場の保全』、これもボクの仕様なんだ。
つまり、難しいことはみんな警察の人に任せます、ってこと。
ここは無法地帯、警察の人なんてどこにもいないし来てくれない、
そんなことボクだって分かっているけど、仕様には逆らえない仕様なんだ。
だからボクはまた彷徨う。ボクを制御するこの仕様、この枠の外にいる誰かを探して。
【???/一日目・深夜】
【男子七番:桐野ラキ】
【1:ボク(たち) 2:名前+さんor君(たち) 3:名前+さんor君(みんな)】
[状態]:健康、録画中
[装備]:女物のキャミソール&かぼちゃパンツ
[道具]:下剤、支給品一式
[思考・状況]
基本思考:クラスのみんなをここから脱出させる。
0:誰かと合流したい。
1:犠牲者を増やさないよう行動する(したい)
[備考欄]
※現在地はB-3エリア周辺のどこかです。
早期に覚醒していたため、遠くまで移動している可能性もあります。
具体的な場所は後続書き手の方にお任せいたします。
※ゲーム開始以降の可視範囲の出来事をすべて録画しています。
ただし、再生にはキーワードが必要です。詳細はさまよえる記録装置に。
【1:ボク(たち) 2:名前+さんor君(たち) 3:名前+さんor君(みんな)】
[状態]:健康、録画中
[装備]:女物のキャミソール&かぼちゃパンツ
[道具]:下剤、支給品一式
[思考・状況]
基本思考:クラスのみんなをここから脱出させる。
0:誰かと合流したい。
1:犠牲者を増やさないよう行動する(したい)
[備考欄]
※現在地はB-3エリア周辺のどこかです。
早期に覚醒していたため、遠くまで移動している可能性もあります。
具体的な場所は後続書き手の方にお任せいたします。
※ゲーム開始以降の可視範囲の出来事をすべて録画しています。
ただし、再生にはキーワードが必要です。詳細はさまよえる記録装置に。
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