用語集た~は

スレでよく使われる用語や、マクロスビギナーの為の用語集。
以下、原作のネタバレ注意

た行

ダイヤモンドフォース

『マクロス7』船団所属の「第138航空部隊488特別攻撃隊」の事。略称はDフォース。
VF-17 ナイトメアを運用する精鋭部隊で、金龍やガムリン木崎などの腕利きが集められた。

第一次星間大戦

西暦2009年2月に開戦し、西暦2010年3月に終戦した、地球統合政府とゼントラーディ軍第118基幹艦隊(ボドル基幹艦隊)との間で勃発した戦争。
地球人類にとっては初の本格的な宇宙戦争であり、地球外知的生命体との大規模なファーストコンタクトである。
最終的に、リン・ミンメイの歌の力によって戦争は終結するが、地球は壊滅的な被害を受け、後に新地球統合政府は宇宙移民計画を取る事となる。
マクロスシリーズの第一作である『超時空要塞マクロス』および劇場版『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』はこの戦争を舞台としている。
この戦争で地球の人類は全滅したとされるが、月や宇宙基地には生存者がいた(後に地球でも基地の地下などに生存者がいたことになった)。
戦後の地球圏の人類の大半は当然ながらゼントラーディで、地球人は少数派だが政治的な実権は地球人が握っているらしい。
混血も進んでいるので、いずれ純粋な地球人はいなくなるのかもしれない。

ダイダロス・アタック

マクロスの腕(強襲揚陸艦ダイダロス)にピンポイントバリアを収束、敵に穴を開けて内部にデストロイド部隊で一斉射撃するという荒業。
劇場版『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』では、腕部を構成する艦が異なるため、使用されていない。
ただし他のゲーム(スパロボ、PS2版マクロス等)ではアームドが装備された状態で「アームド・アタック」という同様の攻撃が再現可能。
またTV初期案ではプロメテウスを用いた「プロメテウス・クラッシュ」も想定されていたという。
元々は主砲が使用不能だったが故の急場凌ぎの戦術だったが、有効性が高かったためか何回か使用されている。
Fの時代でも名称こそ「マクロス・アタック」と変わったものの、最終回でバトルギャラクシーに対して、マクロスクォーターが敢行。
クォーターの左腕を主砲に突っ込ませ内部にシャイアンMK-IIの一斉射撃を行い、主砲を破壊した。

ピンポイントバリアパンチの部分だけならマクロスで再現可能。溜め格闘かチャージ格闘をしてみよう。

大統領

『7』の時代の移民船団の民間人の代表は「市長」で軍は「艦長」だったが『F』の時代では船団すべての代表が「大統領」で船団の軍の最高司令官も「大統領」である。
この変化は「バロータ戦役」において地球の新統合政府がマクロス7船団を見殺しにした事件の発覚が発端となっている。
この事件以後、移民船団は国家と同等の立場を手に入れ、独自の政治や意思決定が可能となって、地球に従う必要は無くなった。
その結果、移民船団同士の対立といった問題も生じることとなる。

超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN-


本来用語集に作品自体を載せるべきではないかもしれないが、ゲーム作品と同じくシリーズ内で特殊な立ち位置にあるため、本作がシリーズ年表においてどのような位置にあり公式でどのような扱いなのかを記述したいと思う。

1992年に超時空要塞マクロス誕生10周年記念作品として発売されたOVA作品。
ファンの中には本作に対する公式側の対応(後述)から黒歴史とする方も多く、MUFでのゲスト参戦は非常に話題となった。
細かいストーリーは長くなるので割愛するが本作は『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』の世界観を基準に製作されている。
作品内の年代史では2090年代の設定で、この間80年間の出来事もきちんと設定されている。

商業的にはまずまずの結果を残しており、内容も設定や歌等個々のパーツを取り上げてみれば悪くない。
だが作品的には前作の焼き直し感が強く、ファン的にも前作スタッフ的にも納得のいく作品ではなかった。
(前作のスタッフはキャラデザの美樹本晴彦と脚本の富田佑弘の2名しか参加せずアニメスタジオすら違った)
しかし、大張正己氏によるバリキリーとも言われる氏の持ち味全開のメカによるOPや、第5話の派手なアクションは見ものである。
(OPは超時空娘々パックのUMDに収録されている。OP曲も個人的にはかなりオススメなので一度ごらんあれ)

公式では前述のとおり本作の描き方を疑問視した前作スタッフ達によって、正統な続編として『マクロスプラス』と『マクロス7』が制作され、
本作の世界観の根底である『愛・おぼえていますか』が公式で『2031年に公開された歴史映画』とされてしまうなど公式的な待遇も良くない。
結果、マクロス公式年表的にはパラレルワールドとされており、同時期に発売された一部のゲーム等を除いては他作品との関わりは皆無に等しい。
(マクロス7内で楽曲が登場したりはした)

結局の所オリジナルの原作者であり監督の河森正治はやはり天才だったと知らしめる結果になった。

超時空要塞マクロス FlashBack 2012

1987年発売のミュージッククリップ集。普通のOVAと思って購入して激怒(もしくは落胆)するユーザーがいまだにいるようだ。
「ビデオ作品だから」という理由でビデオ合成で映像を作っているのが特徴。
劇場版『愛・おぼえていますか』のエンディング(『天使の絵の具』のPV)が新作で収録されていたのが売りだった。
その後『愛・おぼえていますか』のLDソフト化の際からこのエンディングが本編に流用されるようになった。

追加装備

オプション装備とも呼ばれる。
遂行ミッションによって選択が可能で、その種類はファストパックやアーマード、サウンドブースターなど多岐にわたる。
元々航空機としては高性能だが、宇宙戦闘機としては物足りなかったり、陸戦用としては高出力すぎて装甲が薄いVF-1の強化装備として計画された。
爆発ボルトによって着脱が可能な物も多い。

あると強力な装備もあるが、装備するとバトロイド時の歩行移動が極端に遅くなり、イラッとくることも。

デ・カルチャー

ゼントラーディ語で「恐ろしい、信じられない」を指す言葉。
更に強い衝撃を表す時は「なんという」を指すヤックを付けて、ヤック・デ・カルチャーと使われる。
余談ではあるが『マクロスF』の舞台となる西暦2059年頃では、既に死語になりつつある単語ではある。
ちなみにスレでは荒らしのことを「デカルチャー」「デカルチャー野朗」と呼ぶことがある。

デストロイド

統合軍の陸戦二足歩行兵器。
VF-1が汎用性を重視しているのに対し、各機が役割に特化しているのが特徴の一つ。
トマホークが砲撃型、ディフェンダーが対空型、ファランクスが近接防空型、スパルタンが近接格闘型、モンスターが長距離砲撃型)
ちなみにトマホーク・ディフェンダー・ファランクスの下半身は共通規格で、上半身を交換するだけでコンバート可能。
初代ではもっぱらマクロスの対空砲兼、ダイダロスアタック要員として活躍。
それ以後は『マクロスプラス』では標的機、『マクロス7』でも民間払い下げの代物が出てくる程度で、VFシリーズに押されて絶滅したかと思われていた。
…が、『マクロスF』になって『マクロスゼロ』からの系譜であるシャイアン2が登場。
マクロスクォーターの対空銃座として、フロンティア内部の防衛要員として、そしてマクロスアタック要員として。
デストロイドは今も奮闘している。

簡単に言うと「味方メカその○○」。初代マクロスで言えばマクロスとバルキリーを除いた味方メカはコレと完全に忘れられているGHOST BIRD-QF-3000E。
もともと背後で撃墜される「やられ役」的な役割担当で生み出された機体の為、こいつら単体で目立つことはあまり無い(ダイダロスアタック除く)。
が、MAF・MUFでは豹変。アートディンクならではの悪乗りか、汚物消毒、ローリングツインバスターライフル、超コンボと割とやりたい放題している。
ケーニッヒモンスターのような例外はあるが飛行できないので、サーカス飛行(飛行可能)を付けるか、デストロイヤー(デストロイド強化)を付けるかはプレイヤー次第。

テムジン

『マクロスF』に登場するカムジンのそっくりさん。
その容姿、言動からカムジンのクローンではないかと思われている。

統合軍

正式には地球統合軍。早い話が地球軍。統合政府による、地球全体の軍隊を束ねたもの。
統合戦争の項も参照されたい。

統合政府

地球の人類文明すべてを統合した政府。
第一次星間大戦後はゼントラーディをも統合した「新統合政府」と改まる。
1980年代ではある種の理想だったが、『初代』後の河森正治の価値観の変化、つまり「欧米の価値観の押しつけにより規模の小さな文化や文明が世界から消滅していく」という認識を反映してか、『初代』後はその存在に対して否定的な表現が目立つ。

統合戦争

マクロスとなる宇宙戦艦の落下により星間戦争の存在を知った人類は、宇宙規模の有事に備え、地球統一をはかろうとした。
その際に反統合を掲げる同盟勢力との間で起きた戦争の事。

当初は初代マクロスの前史として設定のみが存在していたが、『マクロスゼロ』ではこの時代が舞台となった。
SV-51シリーズはこの戦争中に開発された反統合同盟軍の可変戦闘機で、
これに対抗するために統合軍が開発した可変戦闘機が、後のVFシリーズの始祖となるVF-0シリーズである。

2001年から7年も続いた統合戦争は統合政府の勝利に終わったが、人類は間を置かずにゼントラーディとの戦争に突入することになる。

突撃ラブハート

1:『マクロス7』内の楽曲。
バサラが初めて戦場で歌った曲。マクロスFでも使用されている。
ちなみにバサラ専用機の全てに搭載されており、おそらくゲーム内で最も聞く曲になる。
2:『マクロスF』第25話アナタノオト時にオズマが発したアタックコール。
ゲーム内でも再現されているが、長い場面の為プレイヤーの声を被せない様注意。

トランスフォーメーション

フォールドシステムの消失が原因で主砲が撃てなくなったマクロスが主砲を撃つために船体を組み替えたこと。
ようするにそのまんま変形。変形後に人型になるのは偶然だった。
対艦接近戦で有効と判断されたのかその後のマクロスの名を冠する艦も変形することになった。
最初の移民船メガロード級は変形しないが、マクロス級の可変艦が護衛していた可能性はある。

な行

娘々

元祖はSDF-1マクロス艦内の民間人居住区にあった中華料理店。“にゃんにゃん”と読む。
今や伝説的な歌姫と称されるリン・ミンメイはかつて、この店の看板娘だった。
なお、第25次新マクロス級移民船団マクロス・フロンティアにも支店があり、
後に超時空シンデレラと呼ばれるランカ・リーも、ここでアルバイトとして働いていた。
『♪ニャンニャン ニャンニャン ニーハオニャン ゴージャスデリシャスデカルチャー』のCMソングは一部であまりに有名。

娘々ショップ無料開放

モード解放のひとつだがモード解放するより先に商品を買い占めるほうが楽という。なんだかなぁ。

任務記号

任務の種別をあらわす英字。
統合軍の記号ではVFは可変戦闘機 (Variable Fighter) 、VA は可変攻撃機 (Variable Attacker) 、
VBは可変爆撃機 (Variable Bomber) 、VF-Xは実験機、YFは試作戦闘機をあらわす。
なお、『マクロス VF-X2』などのゲーム作品ではVF-Xは統合軍の可変戦闘機特務部隊を示す。

は行

バーチャロイド・アイドル

『プラス』登場のアイドル、シャロン・アップルの肩書。
人工知能作ってアイドルにして一儲けという発想がいかにもな感じ。
アニメのキャラに入れ込む人がいることを思えば絵空事とは思えない。
今だったら現実にイベントでコンサートぐらいはやったかもしれない。
シャロンの場合本体というか実体がただの箱(ゲーム中のアイコン)でコンサート中もセクシーお姉さんなのでリアルでは人気が無いようだが、萌えキャラだったら人気がでていたかも。
シャロン・アップル事件以後、人工知能の開発が制限されたためか、後に続くアイドルはいないようだ。

ハイ・マニューバ・モード

YF-21に搭載された、超高機動戦闘用の形態。
ファイター形態でデッドウェイトとなる手足を切り離し、エンジンのリミッターを解除することで強烈な機動性を実現する。
反面肉体限界を超えた激しいGがかかるため、パイロットが高機動に耐えられず絶命する危険性がある諸刃の剣。
ゴーストX-9との一騎打ちにおいて、YF-21のパイロットであったガルドはこの機能を使用。
壮絶なドッグファイトの末体当たりで撃墜するが、機体は大破。ガルドもGに耐え切れず絶命した。
その亡骸は大破した機体と共に宇宙を漂っている。

本作でも、この機能はYF-21のSPA「リミッター解除」で再現されている。
ただ原作と違い何回使ってもパイロットは死なないし、切り離した手足も戻ってくるので一安心。
余談になるが某ロボットSRPGでもこの技は再現されており、やっぱり何回使っても大丈夫で、切り離した手足も元通りだったりする。

はぐれゼントラーディ

地球の文化に触れることなく戦争を続けるゼントラーディ。
地球に帰化したゼントラーディ主観の表現だが、『F』の時代ではほとんどのゼントラーディは地球に帰化しているようだ。

花束の少女

熱気バサラの大ファンである少女で、本名は不明。FIRE BOMBERの行く所に必ず現れる。
白いワンピースと白い帽子という清楚な服装に花束を抱えた姿はFIRE BOMBERのファンには見えないが、最初期からのファン。
毎回花束をバサラに渡そうとするが、彼女自身が消極的だったり、いざ渡そうとしても間が悪くて渡しそびれたりと毎回渡せずにいた。
だが最終回にて、グライダーに乗ってファイヤーバルキリーに向かうバサラに併走し花束を投げ渡し、受け取ってもらうことに成功した。
本作への出演は無いが、壁紙の7:キャプチャ112にて登場している。
声は中川亜紀子で、シビルと二役となっている。

バルキリー

VF-1の通称。
圧倒的な知名度の高さから、後年では可変戦闘機全般を指す言葉としても使われている。

反応弾

従来の核兵器を改良し、おもに宇宙空間での威力を向上させたもの。原料となる放射性物質も半減期の極めて短いものが使用されている。
ゼントラーディ軍との緒戦時、対艦攻撃において絶大な威力をみせた。
一方、修理や改良などの知識を持たない戦闘種族ゼントラーディ人にとって、反応兵器はプロトカルチャー絶滅によって失われた幻の技術であった。
その為、反応兵器の有無が戦力的には圧倒的に劣る地球人類において、ゼントラーディ軍に対しての決定的なアドバンテージとなった。

戦後、宇宙移民が進み移民惑星間の衝突が起こる時代になると、大量殺戮兵器である反応兵器の使用は政治問題を招くため銀河条約により凍結された。
ただし、マクロス7艦隊の対プロトデビルン戦やマクロス・フロンティア船団の対バジュラ戦など、
未知の強大な敵対的異星人勢力との交戦において、特例として使用が認められたケースがある。
…とはいえ7以降は「あの反応弾が効かないとは…」というかませ犬的役割が強くなって来ている気がしないでもない。

マクロスFの小説版によると、核兵器ではなく反物質を使用した対消滅兵器であることが記されている。
従来の設定が変更されたのか、劇中の歴史の中で反応兵器の定義が変更されたのかは不明。

スパロボやA.C.E.など、マクロスが登場するゲームにおいて反応弾は切り札的な武装であり、『高威力・長射程・凄い爆風・弾数極少』がお約束であった。
PS2用ゲーム「超時空要塞マクロス」においては高クォリティの3Dシューティングであることもあり異常な爽快感であった。
(もともとミサイルゲーであるが特に強化パーツやチューンのないゲームにも関わらず、反応弾の爆風で
ゼントラン艦隊が一瞬で蒸発していくさまはプレイヤーを反応弾ハイの境地に導いた)
前作(MAF)や今作では、従来の反応弾とは異なりちょっと強いミサイルといった扱いになっている。

パインケーキ

1:パイロットとしてオズマが使用可能になった際に取得できる称号。
2:死亡フラグ
オズマは死ぬ・・・と誰もが思ったのに何のことは無く生存。
マクロスシリーズ最大の死亡フラグクラッシャー・オズマがへし折ったフラグの一つである。
もしかすると重要なのはパインではなくサラダのほうかもしれない。

パインサラダ

1:パイロットとしてフォッカーが使用可能になった際に取得できる称号。
2:死亡フラグ(TV版)
フォッカーは死ぬ。
TV版で、恋人のクローディアに「パインサラダ、期待している」と伝えて出撃するも、負傷。
傷を隠して彼女の部屋へ向かい、パインサラダを待ちつつ絶命した、というシーンがあった。
ちなみに、劇場版ではゼントラーディ艦から脱出する輝達を援護する為にカムジンと相打ち、と大きくシーン変更された。
ちなみに『マクロス7』の登場人物、金龍の好物もパインサラダである(そして戦死した)。
余談だが雑誌「マクロスA」の4コマ漫画では、フォッカーは自分の死亡フラグを笑いに変えるという、超特殊能力を身につけているらしい。

ビンディランス

マリアフォキナ・バンローズをリーダーとする反統合政府組織。
武力に訴えた行動に出ることもあるが、一応、義賊として通っており、辺境の移民惑星の地位向上のために活動している。
『VF-X2』のシナリオでは敵になったり、味方になったり、展開が分かれるようになっていた。

ピンポイントバリア

マクロスのフォールドシステム消失事故により、偶然発見されたエネルギーを利用したバリア。
その名の通り10m程度の小さいバリアで、防御にはオペレーターがバリアを操作する必要がある。
攻撃にも応用が利き、ダイダロスアタックの際にはダイダロス前方にピンポイントバリアを集中させることで敵艦を突き破る。
後に全方位バリア(柿崎が暴走に巻き込まれて死んだあれ)も開発された。
時代が進むと技術の進歩により、可変戦闘機でもピンポイントバリアの運用が可能となった。
マクロス同様に攻撃への転用も可能で、ピンポイントバリアを使ったパンチ・キックや、ナイフの刀身に展開させるなどの運用法がある。

ブービートラップ

「愚か者の罠」という和訳であまりにも有名。
地球に墜落した監察軍の宇宙戦艦(後のマクロス)はゼントラーディが近づくと攻撃するよう仕掛けられていた。
そうとは知らずに修復していた地球人だが、当時のゼントラーディは話し合いが通じるような相手ではないので、先制攻撃でゼントラーディの戦力を削ったのは今にして思えばむしろラッキーだったかも。
地球人が修復技術や反応兵器を持っていたため、その技術を奪おうとゼントラーディが欲を出したのがマクロスが生き延びる最初のチャンスになった。

フェフ

マクロスⅡにおけるライバル役。声優は古谷徹。
マルドゥーク艦隊の中で艦長かつギガメッシュ隊長をしている、勇猛な戦士。赤い専用機に乗っているので、古谷のくせにどこぞの彗星みたいである。同じ部隊のイミュレーターだったイシュタルにご執心。イシュタルを地球から取り戻した後、地球の文化に触れて戦争の中止を訴えるイシュタルをもてあますが、結局イシュタルを再び地球にいかせる。
最終決戦ではイシュタルがマクロス艦上から停戦を訴え、これを見て攻撃をためらった味方をイングスは次々と粛清した。これにフェフは激怒し、艦砲をイングス母艦に向けた。そのことがきっかけとなりマルドゥーク全軍がイングスに背き、地球とマルドゥークは停戦となった。和平実現後はイシュタルと艦隊を伴って再び宇宙へと去っていった。

フォールド・クォーツ

バジュラが体内で生成する鉱石。いわゆる『フォールド技術』の根幹をなす物質。通常フォールド機関には同じ組成でも純度の低いフォールド・カーボンが使用されているが、フォールド・クォーツはこれとは比べ物にならないほど効率が高い。バジュラの持つフォールド能力やネットワークはこの鉱石の力によるもの。VF-25のISCやMDE兵器にも使用されており、VF-25やMDE兵器の量産には大量に必要なため、TVシリーズ中盤にはバジュラ狩りが行われていた。
シェリルのイヤリングも実はフォールド・クォーツではないかという描写がある。『想いを伝える石』という表現は劇場版では特に顕著。
生物が体内で生成する設定は『天空のエスカフローネ』のドラグエナジストによく似ている。
今のところバジュラの体内からしか採取できないが、フォールド・カーボンのように人工的に製造する手段の開発が進められている。

フォールド航法

ゲーム中にも度々「フォールド」という単語が出てくるが、英語のfoldから来ていて空間を折り曲げ(fold)、近づけて現在地と目的地の空間を入れ替える方式の瞬間移動。と、言われても現実には「はぁ?」だ。
ただ厳密には「瞬間」ではなく移動時間自体は存在する、移動中は「超空間」という環境にいる、といった特徴がある。
また『F』では「フォールド断層」というフォールド航法による移動が困難な環境の存在が明らかになった。

プラネット・ダンス

1:『マクロス7』内の楽曲。
第一話から使われており、今作でも健在。
2:『マクロスF』第7話ファースト・アタック時にオズマが発したアタックコール。
これもゲーム内で再現されている。

プロジェクト・スーパーノヴァ

2040年頃、惑星エデン、ニューエドワーズテストフライトセンターで行われた新型VF「先進可変戦闘機(AVF)」開発計画。
単独超空間フォールド、アクティブステルス、ピンポイントバリア、等を標準装備、もしくは可能とする次世代量産機の開発が目的。
YF-19とYF-21が開発され、コンペ形式の比較テストが行われた。

プロジェクト・スーパーノヴァは『マクロスプラス』の舞台設定にすぎないのだが、これのせいで「マクロスプラスは河森正治が趣味に走ったオタク作品」と言いふらす人がいるのは残念。実際にはプロジェクトの顛末は作中では触れられず、プロジェクト自体が作品の主題ではない。

現実の米空軍が80年代から90年代初頭に行っていたATF計画がモデル。
ATF計画ではステルス戦闘機YF-22とYF-23がテストされた。
この内YF-23は(マクロス・プラスの)YF-21のスタイリングの元になったというアレである。
YF-22が採用され、F-22Aラプターが誕生した。
一方YF-23はYF-21のように評価されることもなく博物館行となった(らしい)。

プロトカルチャー

ゴル・ボドルザーによれば、「文化を持つマイクローン」のこと。
本来はゼントラーディ(劇場版ではメルトラン、地球人類までも)を創造した太古の異星文明と、その人たちを指す。
戦争の道具として巨人たちを生み出したものの、その戦いに巻き込まれて滅びたとされる。

劇場版の地球人類は、ゼントランとメルトランの戦いの愚かさに気付いたプロトカルチャーが、
難を逃れてやって来た地球の原生生物の遺伝子を操作して、男女がともに暮らせる知的生命体として作ったものとされている。

プロトデビルン

『マクロス7』に登場した謎の敵集団の通称。
バロータ3198XE第4惑星特務調査隊を襲い、配備されたVF-14をFz-109Aなどに改造したのは彼らとされる。
「スピリチア」と呼ばれる精神エネルギーを自分の中で作り出すことができず、他生物から奪い吸収することで生きていた。
最終的にスピリチア自己再生種族に進化するが、人類全体へ不安を煽らないための処置か「封印された」と一般報道された様な描写がある。
7体存在する内、本作ではギギルシビルガビルグラビルゲペルニッチの4体が登場している。
登場していない残りの三体はバルゴ、ゴラム、ゾムド。
ガビルとグラビルはもともと一体のプロトデビルンが分かれたものであり、正しくはガビグラである。
アニメ劇中では自爆したギギルと巻き込まれたバルゴ、ゲペルニッチの暴走で消滅したゴラムとゾムド以外は生き残り、地球側の攻撃では一体も倒されることはなかった。

ペットネーム

制式採用機に付ける公式の愛称(試作機には付けられない)。
マクロスシリーズではVF-1の愛称「バルキリー」が有名だが、機体によっては設定のないものや後付けで決まったものもある。
型式 ペットネーム
VF-0 フェニックス
VF-1 バルキリー
VA-3 インベーダー
VF-4 ライトニングⅢ
VB-6 ケーニッヒモンスター
VF-9 カットラス
VF-11 サンダーボルト
VF-14 ヴァンパイア
VF-17 ナイトメア
VF-171 ナイトメアプラス
VF-19 エクスカリバー
VF-22 シュトゥルムフォーゲルⅡ
VF-25 メサイア
VF-5000 スターミラージュ

本来ペットネームの付かない非制式採用機にも本作ではペットネームが用意されている。
型式 ペットネーム
YF-19 エクスカリバー
YF-21 シュトゥルムフォーゲル
VF-27 ルシファー

テスト機であるYFシリーズは元々ペットネームは用意されておらず、
VF-27は統合軍に制式採用されている機体ではない(統合軍ではYF-27の扱い)為、仮のペットネームである。
ルシファーというペットネームは前作「マクロスエースフロンティア」にて初出である。

滅びの歌

『マクロスゼロ』の登場人物であるサラ・ノームが初期保有している、今作最強クラスのコマンドスキル。
「柿崎爆弾」こと、柿崎速雄の初期保有しているコマンドスキル「最後の晩餐」同様に、周囲の敵に大ダメージを与えるというもの。
「最後の晩餐」とは違って、発動した瞬間に効果が出るため攻撃性はこちらのほうが上。
マクロスだろうが、プロトデビルンだろうが、バジュラクイーンだろうが容赦無く滅ぼせます。
だがSPゲージを最大の6本も消費する為、3本消費の「最後の晩餐」ほどポンポン出せるような代物では無い。
一応、群がる雑魚をまとめて巻き込めばSP再回収は比較的楽だが。
また画面が全体的に暗くなるため、敵の攻撃(特にSPA)が分かり辛かったりすることも。


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最終更新:2015年02月03日 12:58