陸軍士官学校事件

陸軍士官学校事件(りくぐんしかんがっこうじけん)とは、1934年(昭和9年)におきた日本陸軍の事件。別名十一月事件

1934年(昭和9年)11月20日陸軍士官学校クーデター計画が発覚したとして、皇道派の青年将校の村中孝次大尉・磯部浅一一等主計ら3人と士官学校生徒5人が逮捕された。事件は証拠不十分として不起訴処分となるが、村中・磯部両名は停職、士官学校生徒5名が退学処分となった。

この逮捕は統制派による謀略であり、以前から皇道派の有力将校を狙い撃ちされたものであった。これは辻政信の陰謀によるものとの説が有力であるが、片倉衷が辻に加担したとも、また永田鉄山軍務局長の指示によるとも言われる。事件摘発後に磯部は、辻と片倉によるでっち上げだとして二人を誣告罪で訴えたが、軍法会議で却下された。

この事件が皇道派の結束力を深め、相沢事件二・二六事件を起こす一因となったとの見方がある。




出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』_2008年10月3日 (金) 10:39。












     

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最終更新:2008年12月25日 21:59
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