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”流離いし紅鱗の民” 祺常之九龍

その出来事は些細な、いや運命の皮肉から始まって。
元来、紅鱗の民とは神殿都市インカ・トゥラクを守護するリザードマン達の総称である。
インカ・トゥラクから産まれるリザードマンは生来鱗が紅色で好戦的かつ物理、魔法に耐性が在り、
他の神殿都市への応援としてしばしば戦場へ赴くほどだった。
が、今からおよそ1200年ほど前に地上からその神殿都市は姿を消してしまう。
当時、ラストリアはスケイブンの脅威に晒されていた。それはリザードマンとて例外ではなく、
インカ・トゥラクでもたの神殿都市へ救援に出兵したり、また神殿都市近くに神出鬼没に現れるスケイブンに手を焼いていた。
そんな中、スケイブン駆逐の為に遠征中だったエンパイア10万の大軍が偶然にも?神殿都市インカ・トゥラクを見つけてしまう。
普段、リザードマンの神殿都市は人目に付かないよう結界がはってあるが、この時は結界が機能していなかった。
その謎は今もって謎のままであるが、ともあれ人間達にとって神殿都市に飾られる黄金は宝の山である。
人間達は与えられた任務を忘れ我先にと黄金へと群がった。
折悪く、神殿都市には5000程度の守備兵しかなく欲に駆られたエンパイア兵10万を相手にしなければならなかった。
しかし、リザードマンはひるまず戦った。この時リザードマンの守備兵を指揮していたのがコァ・トゥルであった。
コァ・トゥルは神殿都市の主であるテスカトリポカの命により5000の守備兵を率いてよく善戦していた。
しかし、多勢に無勢である、多くの同胞が死にリザードマンは除々に追い込まれ、遂に神殿都市中心部を残すのみとなってしまった。
もはや神殿都市陥落が時間の問題なると、テスカトリポカは傍らにいる読み解く者の1人に命令を授けると、コァ・トゥルの元へと向かわせた。
その命令とは『同胞を率いて無限の門(スランの魔力により開かれる魔法の扉。一瞬にして離れた場所へ移動できる)より脱出し各地に散らばった同胞を集め各神殿都市の力になれ』と云うものだった。
その命令を受けたコァ・トゥルはエンパイアの包囲網を突破し、残存している守備兵を集めさせ、
自身は殿を務めるべく無限の門へ続く一本道に1人立ちはだかり、敵を誰一人無限の門へ触れさせなかった。
程なく最後の1人、コァ・トゥルが無限の門を潜ったのを確認すると、
神殿都市に残ったテスカトリポカは無限の門を閉じ恐るべき魔力で神殿都市の地殻を動かし神殿都市ごとエンパイア軍を地中深く埋めてしまった。
これによりエンパイア軍は全滅し、テスカトリポカも命を失ってしまったのである。
こうして神殿都市インカ・トゥラクはテスカトリポカと多くのエンパイア兵を抱え地上から姿を消してしまったのである。
かくして、紅鱗の民は故郷を亡くし、流離うのである。
同胞と死に場所を求めて。

ちなみに御旗の文字『祺常之九龍』とは『祺(いくさば)には常の九龍(九柱神)が之(これ)を観ている』の意

"智叡ある者"テスカトリポカ

スラン・メイジプリースト
テスカトリポカは『旧き者』より創造されし、第二世代のスランである。スランは滅多に戦闘には参加しない。
余程重要な戦闘か神殿都市に攻め込まれない限りは。それはスランが戦闘が自らの役割でない事を知っているからだ。
テスカトリポカの役目は戦闘能力がすこぶる高い紅鱗の民の管理と戦場への派遣であった。
事実『旧き者』がこの世界を去った後も忠実にその役割を果たしていた。そう、神殿都市インカ・トゥラクが陥落するまでは。
神殿都市陥落後テスカトリポカは肉体と云う枷から解き放たれ精神態になり世界を彷徨(さまよ)い続けた。
そこで様々ものを観、時には時間を超えて少し先の未来まで垣間見たという。そして知る。この旅が長くない事を、自分は再び肉体という枷に繋がれるという事に。
テスカトリポカが肉体から離れて1100年後、他のスラン逹によって遺骸が掘り起こされ、聖遺物としてひっそりと祀られている。復活するその時まで。
テスカトリポカは12000年以上生きた第二世代のスランで精神態になっても若い世代のスランからは尊敬と異怖の念から
"智叡ある者"や光と生命の魔法体系を好んで使う事から"太陽主"と呼ばれている。

3000ptsでのジェネラル。名前の元ネタはイ〇カ帝国の太陽神様

"凶つ者"コァ・トゥル

ザウルス・オールドブラッド
コァ・トゥルは神殿都市インカ・トゥラクで初めに産まれたザウルスであり齢12000歳を数える。
産まれながらにして神殿都市インカ・トゥラクの戦闘指揮官でもある。
コァ・トゥルは幾万もの首級を狩る熟達した戦士であり、また幾千もの戦場で指揮した老練の戦術家でもある。
ザウルスが数人がかりで持てる様な身の丈以上ある大斧"悪魔破砕(デーモンクラッシャー)"を片手で振り回す。
この大斧はリザードマンでは珍しい武器である。唯一他種族に劣っている武器の精製技術を改善した物である。
これはリザードマンの武器は特殊な素材、鋼より硬い黒頑石を使用している為に武器の形状に幾万年もこだわらなかったのが原因である。
悪魔破砕は他種族が幅広く採用している刃のある武器と黒頑石と云う最高の技術と最高の素材を組み合わせた武器をインカ・トゥラクで初めて精製に成功した稀有な例である。
自らで打ち負かしたカルノザウルス"ケツァル"に股がり縦横無尽に戦場で敵を葬り貪る様を見た敵が"凶(まが)つ者"(禍をもたらす者の意)と恐慌と共にそう呼ぶようになった。
神殿都市インカ・トゥラク陥落後はテスカトリポカの命を忠実に遂行し各地に散らばった紅鱗の民を招集しつつ他の神殿都市の警護や他勢力に対してゲリラ戦を行っている。

2000pts用ジェネラル。カルノザウルスに騎乗している。名前の元ネタはイ〇カ帝国の蛇神様から。

"疾き者"コー・ウェン

ザウルス・スカーベテラン
コー・ウェンはスカーベテランにしては若輩である、と言ってもゆうに4000歳は超えているが、それでもスカーベテランの中では年若いであろう。
リザードマンはしばしば群れで産まれる事がある。そういった時はその群れが何らかの役割を担って産まれるのがリザードマンの通例であり、コー・ウェンが産まれた時も群れの中で産まれた。
コー・ウェン逹が産まれ持ってもたらされた役割とは戦闘指揮官の警護と云う特殊な役割であった。
スランにテンプルガードが居るように、戦闘指揮官を警護し又命令一つで死地に向かう役割を担うのが
コー・ウェン逹ロイヤルガードの役目であり、コー・ウェンはそのロイヤルガード"紅咆龍衆"を束ねるリーダーでもある。
その攻撃の速さから仲間からは"疾き者"と呼ばれている。
神殿都市インカ・トゥラク陥落時は紅咆龍衆を率いてコァ・トゥルと共に戦った。この際、多くの紅咆龍衆を失いながらも脱出している。

1000ptsでのジェネラル又はザウルスユニットに合流するキャラクターとして使用。名前の元ネタは超有名ロボットアニメのOVAから某計画の責任者からいただきました。

"穿つ者"ガァ・ボック

ザウルス・スカーベテラン
ガァ・ボックは齢7000歳を超えるスカーベテランの中でも古株に入る老戦士である。一般的にリザードマンは老いを知らない。
歳を重ねれば重ねるほど経験や知識が豊富になり、肉体はより強靭になる。リザードマンから見ればエルフですら若輩者に見える。
ガァ・ボックはインカ・トゥラクのコールドワン隊のリーダーを長年務め、誰もが認める優秀な戦士である。
コールドワンは制御が難しく誰でも扱える訳ではないが、ガァ・ボックはそれを難なくやってのけると言う。
また冷血動物リザードマンにしては珍しく、その性格は豪放であり、感情の起伏も激しく、しばしば猪突猛進な所もある。
神殿都市インカ・トゥラク陥落時はラストリア北西部でスケイブン討伐の指揮を取っていた。
のちにインカ・トゥラクを落ち延びたコァ・トゥル逹が初めに合流する同胞である。
その突撃時の攻撃力の凄まじさから"穿(うが)つ者"と恐怖と共に敵に恐れられている。

1000ptsでのジェネラルでコールドワンに騎乗している。又はコールドワンユニットに合流するキャラクターとして使用。名前の元ネタは特にありません。

"読み解く者"ケチャ・ンプゥ

スキンク・プリースト
ケチャ・ンプゥは読み解く者の1人である。
読み解く者とは瞑想より醒めたスランが発する予言めいた意味不明瞭な言葉を記録し、それを解読する者逹の総称であり、スキンク・プリーストの殆んどが従事している。
ケチャ・ンプゥもそんな読み解く者の1人であったがインカ・トゥラク陥落時にテスカトリポカより命令を受け
コァ・トゥルの元へ命令を伝えた、 その際文献等を持ち出しコァ・トゥル逹と共にインカ・トゥラクを脱出した。
普段は文献の解読を行う為に戦場へは出ないが、魔法が必要な時は従軍参事官として戦場に出る。

ポイント次第で投入する対魔法要員。
名前の元ネタは子供が大好きなあの調味料(笑)

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最終更新:2007年09月19日 22:36
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