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簡易オシロ

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tsukurobo

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PIC16F88使用 簡易オシロスコープ

 

マイクロマウスやその他回路の試作をしていると

どうしても確認したくなるのがSIN WAVE!!!

正しく動作しているか調べる上で波形を見るのって大事ですよね。

 

もちろんオシロスコープはろぼさ部屋にありますが、

手元に自分専用で使えるのがあったら便利だなぁ~

という動機でなんとなく作り始めてしまいました・・・

 

が、今回は回路、PCソフトすべて一からの製作だったので

少なくとも2ヶ月、一時放棄した時期を含めれば4~5ヶ月くらいかかったかも。

 

 

↑ 加速度センサの信号を入力した様子。地震計としても使えそうですね!

 

 ↑ オシロスコープ本体。 こんな裸状態ではノイズを沢山拾いそう・・・

 

主な仕様

 ・ 分解能 : 10bit ( 約4.88mV ) ※オペアンプなしの時

 ・ サンプリングレート : いまだ改良中だが、100kHz程度までは測定出来ていることを確認

 ・ 入力電圧 : 0~5V ※リミッタ回路取り付け時

 

<PCソフト>

・オフセット、ゲイン、目盛調節などが可能

・画面上で2点クリックするとその2点間の時間差、電圧差を表示。要するに周期、振幅の計測ができる

・その他通信レート、ポート選択など

 

開発環境

<PIC>

・ mikroC for Pro Ver.4.6 : C言語で開発できる。LCD表示関数とかライブラリが豊富なので初心者にはおすすめ。フリーソフト。

・ PICkit2 ver.2.61     : PICへHEXファイルを書き込むのにつかうライタ。ICSPという方式で書き込みが楽!

<PCソフト>

・ Microsoft Visual Basic 2005 Express Edition : フリー。比較的簡単にシリアル通信ソフトも作れます。ExcelのVBAと同様な感じで使える。

 

資料

プログラム教えてほしいなどいろいろ要望があったので、用意ができ次第アップしていきます。

<回路図>

・オシロ本体

リミッタ&アンプ部

地震センサ(加速度センサ) 

<プログラム>

PC側ソフト(シリアル受信部) ※必要最低限の受信プログラムです。あとは自分なりにアレンジしてください。

 

写真

 

←リミッタ&アンプ回路

PICのAD入力電圧は0~5Vなので、その範囲外の電圧がかかってPICが破損しないようにリミッタ回路で保護。

オペアンプは小信号増幅用で、計測用として使われる「OPA177」という型番です。このアンプは汎用に比べ、入力オフセットが小さいうえにノイズが小さく、外部の可変抵抗でオフセット調節ができるというすぐれもの。 

←地震計もどき

 単なる3軸加速度センサです。

 アナログタイプなのでADポートで直接信号を取り込めます。

 

 

今後の課題

  ・ADコンバーターICで分解能を12ビットとかに増やしたい。(ΔΣ型とかいうのは24ビットという恐ろしい分解能をもつらしい)

 ・基準電圧ICでAD変換の精度を上げる!

  ・入力チャンネル数を増やす

 ・PCソフトのエラー処理 (このままではPCへの悪影響が・・・)

 

 

 

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