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07/09月25日(火)」(2008/09/07 (日) 10:16:34) の最新版変更点

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<p>鴨スタ行ってきますた。<br /> 入店後、まずは店内の掲示板をチェック。<br /><br /> ぬぉぉ~、今日は「リンかけ」のイベントか! こりゃアッツイでぇ~~!!<br /> リンかけの島に向かうと、ふむふむ、確かに出てる!<br /> 2台が爆出し中、ボーナス回数からして、他にも良さそうな台が2台ほど。<br /> オゥ シィット! やっぱ こういう大々的なリンかけイベントでは、ちゃんと設定入れてくる店なんだよな。<br /> それなのに、平常日に毎日リンかけを打ちまくり、ボロ負けを繰り返すなんて・・・何たる養分の極み!! orz<br /><br /> まぁ過ぎてしまった事を悔やんでも仕方がない。<br /> ここんとこ随分この店には貯金してるからな、今日は少しでも預金を引き出さねば。<br /> おぉ、この台なんてビジ確率もミドル確率も良さそうな台ですな。<br /> さっそくタバコを投げ込み・・・<br /><br /> ・・・そうになるも、何故かそのままリンかけの島をあとにする俺。<br /><br /> ざわ・・ざわ・・・<br /><br /> 俺が向かった先は、そう、「マーベルヒーローズ」の島!!<br /> 今日新台で入るって事で、朝 軽いノリで掲示板に質問したのだが、<br /> 思いの外 親切に教えてくれた人が居たので、こりゃ今更「やっぱ打ちませんでした」と報告はできない。<br /> 人の恩義は長文で返す、それが蟲流!!<br /><br /><br /> っという訳で、たった1つの空き台に着席。<br /> あ~あ・・・せめて満席だったなら、「仕方なくリンかけ打ちました」と言い訳できるんだけどなw<br /> まぁ1台空いてるんだから しょうがないw ドンマイ俺!<br /><br /> さて この台、周りがボヌス平均11~13回ぐらい引いてる中、未だ大当たり8回の台。<br /> 履歴を見ると クソハマリを何度も繰り返してる事からも、設定はあまり よろしくなさそうだ(汗)<br /><br /> 早速サンドに諭吉を投入、回し始める。<br /> 座って僅か10ゲームほどの事。突然<br /><br /> 「ガキーーーーン!!」と響き渡る衝撃音。<br /><br /> うほっ!? き・・キターーーー!!! いきなりXゲートキターーーー!!!<br /><br /> (うは、さすが俺w)と思いつつ、上段辺りにXゲートを押す。<br /><br /> 「ビタッ」<br /><br /> え゙っっっ!!<br /><br /><br /> なんかXゲートの下半分しか出てないんすけど!!!(汗)<br /> ちょっと待て、デカチリみたいにアバウト狙いじゃダメなのか!?<br /> まさか枠内にちゃんと目押ししなきゃいけないの!?<br /> ぐぁぁあ、どうせ4コマ滑ると思って、適当に押しちまった!!<br /> バカバカバカ、俺のバカぁぁ~~~!!(涙)</p> <p> </p> <p>若干凹みつつ、尚も回す。<br /> 2K、3K、4K・・・と順調に溶ける中、投資5K目にして、再度「ガキーーーーン!!」<br /><br /> よぉっしゃ、今度はミスらねぇ!<br /> 一発目は 無知故に下手コイたが、このカリスマスロッター蟲、同じ轍を二度は踏まんぞッ!<br /><br /> ・・・と思いつつも、若干緊張しつつw、今度はXゲートを枠内にビタ押し。<br /><br /> 「ビタァッ!」<br /><br /> よし、今度は完璧!<br /> 知ってさえいれば、スロ歴10年選手の俺が、目押しをミスる訳など無いのだッ!!<br /> という訳で、無事マーベルチャンス(RT)に突入。<br /><br /><br /> さて 本日の仕事中(おいw)、2chで集めた情報によると、まずは通常時のXゲート成立で、マーベルチャンス(普通のRT)に突入する。<br /> このRT中に、三択のベルを当てる事ができたら、スーパーマーベルチャンスと呼ばれる、いわゆる『ART』に昇格する。<br /> このART消化中に、ボヌスやXゲートを引く事で、残りARTが どんどん上乗せされてゆく・・・という仕組み。<br /><br /> つまり 俺が勝つには、まず このRT中に、三択ナビを当てる事から始めねばならないっ・・・!!<br /><br /><br /> しかし数ゲーム後、一発で三択をミスり、通常画面へ・・・。 えへ、えへへ orz<br /><br /><br /> さて次なるチャンスを目指すかぁ~と思った矢先、2台隣の、ボヌス15回引いてる台が空いたので、即座に移動。<br /><br /> おぉ~、この台は良さそうじゃね!?<br /> 見たところ、今までずっとコンスタントにボヌス引けてるし、前任者も けっこう出してたみたいだ。<br /> よし、今日は この台で心中しよう!!<br /><br /><br /><br /> 台移動して、残りのパッキーを差し込む。<br /> そして回し始めて 数ゲームの事だった。<br /><br /> 「ガキーーーン!!」<br /><br /> っしゃぁ、さっそくXゲート引いたったわぃッ! ふぉっふぉっふぉっ!<br /><br /> ARTへの夢を賭け、再び始まる死闘っ・・・! さぁスロの神よ! 今こそ我に、神の引きを与え給え!!</p> <p> </p> <p>さて先程「RT中に三択ベルを当てたらART突入」と書いたが、実はそうそう達成できるものではない。<br /> ボヌス直後なら1回当てれば昇格になるけど、通常のXゲートからのRTでは、三択ベルを『4回』当てねばならず、<br /> ART昇格への道は、かなり困難なものとなっている。<br /> まぁそれだけマーベルヒーローズのARTには、破壊力があるという事か・・・。<br /> ここは気長に、そのチャンスを待つしかない。<br /><br /> そんな事を考えた矢先だった。<br /><br /> 「ガキィーーーーン!!」<br /><br /> へ? ちょ・・・RT中に再度Xゲート??<br /> これって確か、昼間調べた情報では・・・ART突入だった筈!!!(汗)<br /><br /> 慎重にXゲートを止める。<br /> そして次ゲーム・・・待望の「スーパーマーベルチャンス」発動!!!<br /><br /> ほ・・ほ・・・ホァァアイ! ホァァッ! ホァーッ!<br /> やった! さすが俺! 投資6Kで、ARTギェェェット!!!(涙)<br /><br /><br /> しかし浮かれる事なかれっ!<br /> こちゃ情報によると、ナビの目押しを失敗すると、その時点でARTが終わっちゃうらしいからな!<br /> ここは気を引き締めていきまっしょい!!<br /><br /> 細心の注意を払いながら、慎重にARTを消化。 そして50Gが終了。<br /> ふぅぅ・・・ARTが一旦終わったな。<br /><br /> さて ここで再度マーベルチャンス(普通のRT)に転落する訳だが、<br /> このRTが 普通のRTと違うのは、4回連続で当てなきゃならない三択ベルが、<br /> ART後のRT中には、『1回』当たれば 再度ART突入となる事。<br /> つまり 大事なのはここ! ここで当て続ける事によって、一撃数千枚の爆発が起こる訳だ!<br /> さぁ、気合い入れていきまっせぇ~~!!<br /><br /><br /> RT中、液晶に「???」と表示される。 これは「三択ベル」の合図!<br /><br /> ゴクリ・・・南無八幡大菩薩、この矢外させ給うな!!!<br /><br /> 那須与一の心境で「黒」を狙ってみる。 結果・・・<br /><br /><br /> 黒・ベル・ベル!<br /> 再びARTギェェェット!!! おらっしゃぁぁああ!!!<br /> (まぁ解析によると、他のベルより「黒ベル」の発生率が高いって書いてたからなんだけどねw)<br /><br /> 次のART終了後にも、黒ベルで見事成功。<br /> 更に50G終了後、今度は「三択不問ベル」にて、再度ARTへ。<br /> お次のRT中にも、三択不問ベルで昇格。<br /> そして次のRT中にも、またまた黒ベルで成功! ARTへ。<br /><br /> 何だかんだで、ARTが300G続き、350枚のコインをGET。<br /> うむ、5号機にしては なかなかの増加スピードだな。 小気味よしッ!<br /><br /><br /> すっかりご満悦の俺ではあったが、ART中、少し気になる出来事があった。<br /> 途中二度ほど、「左リールが勝手に止まった」ような気がしたのだ。<br /> どちらも たまたまナビが出てない時だったから パンクせずに済んだものの、かなりヒヤッとさせられた。<br /> レバオンした時、手が当たってしまったのだろうか?<br /> せっかくのARTが、こんなイージーミスで終わったら、目も当てられない。<br /> 些細な失敗でARTを終わらすような事が無いよう、重々気を付けよう。<br /><br /> 下皿満タンのコインを掴んで、再び回し始める。<br /> 幸い設定は良さそうだ。 閉店までブン回して、年間収支を一気にプラスに持って行ってやるッ!<br /><br /> しかし この時、姿のない混沌が、ヒタヒタと忍び寄っていたのである・・・。</p> <p>さて300GのARTも終わり、再び通常ゲームへ。<br /> 2chを見てると、マーベルヒーローズの面白さの神髄は、ART中の「上乗せ」にあるらしい。<br /> 残念ながら、先程は300GもARTが続いたものの、一度もボヌスやXゲートを引けんかった。<br /> 次回もしARTに入れる事ができたら、今度こそ 上乗せしまくって、マーベルの醍醐味を味わってやるッ!!<br /><br /> ・・・とか意気込んだ途端、サクッとボーナス確定。<br /><br /> おぃぃい、ART終わった途端にこれかい(汗)<br /><br /> 赤7を消化。<br /> 枚数は200枚とショボいものの、ここからが再びチャンス到来となる。<br /> 何故ならマーベルでは、ボヌス後100G以内にXゲートを引いた場合は、<br /> ART終了直後と同じく、三択ベルを4回ではなく、『1回』の正解で、ART突入となるからだ。<br /><br /> (Xゲート来い~、Xゲート来い~!)と念じながら打つこと70G。<br /><br /> 「ガキーーーーン!!」<br /><br /> ホァァイ、来たーーーー!!<br /><br /> Xゲートを止め、無事RTに突入。 そしてすぐさま現れる、「???(三択)」の表示。<br /> いける・・・今日の俺の引きは、近年まれに見る鬼の引きだからな。<br /> 己を信じろ! 今日は「黒ベル」! これで勝負じゃい!!!<br /><br /> 左・中・右と止めると・・・<br /><br /><br /> 見事に中段で揃う、黒・ベル・ベル!<br /><br /> おらっしゃぁぁああ!! 2度目のARTギェェット!!!<br /><br /> 淡々と50GのARTが終わるものの、RT中に 今度は三択不問ベルで、再度ART突入!! っしゃぁあああ!!!<br /><br /> そして ついにその瞬間が訪れた。<br /><br /> ART残り10Gでの事だった。<br /><br /> 「ガキィィーーーン!!!」<br /><br /> キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! ついにXゲート来たぁぁあ!<br /><br /> ARTの残りゲーム数が、60Gに復活。<br /> うぉおぉ、確かに こいつぁ気持ちいいな!!(ハァハァ)</p> <p>(5号機なのに「上乗せ」とか、この台 半端ねぇ~w)<br /><br /> と思った次の瞬間、<br /><br /> 「ガキィィーーーン!!!」<br /><br /> ええええええ!!!(汗) 再度上乗せ来たコレ!!(汗)<br /><br /> 今日の俺は一体・・・<br /><br /> 「ガキィィーーーン!!!」<br /><br /> うわあああああ!! また来たよコレ!!(汗)<br /> ちょ、これ・・・そんなっ・・・ART残り150Gとか・・・<br /><br /> 「ガキィィーーーン!!!」<br /><br /> ひ・・ひぃぃいいっ!! 何これ! 怖っ!!(汗)<br /><br /> ちょ・・こんなっ・・・アタシ・・・脳汁出ますぅぅううっ!!<br /><br /> 脳汁いっぱい出てますぅぅうっ!! ブリブリブリュブボォォッ!!<br /><br /> 立て続けにXゲートを4発引き、ARTは一気に200Gへ!!<br /> はぁはぁ・・・俺は夢を見てるのか? 気持ちいいなんてモンじゃねぇぞコレ!<br /> 昨日のフルーチェがヤバかったのか!? さっきからブリブリブリュリィッって、エンドルフィン出まくってんぞ!!<br /> やっぱ ARTは、これだよこれ! この「爽快感」なんだよ!!<br /><br /> 最近出た戦国無双なんかは、無限ART引いた時、「ボヌス来るな! ボヌス来るな!」って、<br /> 本来のスロとは真逆の事を念じながら、ハマる事を期待しながら打つっしょ?<br /> 2027だと、「浮上するな! 浮上するな!」って、ART中なのに、むしろ恐怖しながら打つっしょ?<br /><br /> でも違うんだよ! 本来のARTとは、このマーベルみたいな「イケイケ感」なんだよ!<br /> 何を引いても引き損じゃなく、ガンガン上乗せされていく、この「爽快感」!!<br /> これこそがスロの醍醐味なんだよ!! あー やっべ、マーベル超楽しいィィーーー!!!<br /><br /><br /> そんなウハウハになってる時だった。<br /> 液晶にナビされる、黒ベルの表示。<br /><br /> 「はいはいっ♪」と止めようとした瞬間、一気に俺は凍り付いた。<br /><br /> またしても勝手に止まる左リール!<br /><br /> 「うわっ!!!!」と声が出るも、たまたま止まったのは「黒絵柄」。<br /><br /> あっぶねぇぇ~~~!!! あやうくパンクさせるトコだった!!(滝汗)<br /><br /> ホンット危ねぇな。 何やってんだ俺。<br /><br /> でも・・・今俺、ストップボタン「触らなかった」ぞ??<br /> さっきから怖くて、レバオンした後 うっかりストップボタン押さないように、<br /> 毎ゲーム 手を遠ざけて、十分気を付けながら押してるんだが・・・<br /> やっぱ これ、左リール「勝手に」止まってるよな??<br /> いやでも、無意識の内に触ったのかもしれないし、確証がない。<br /> まぁ 今後はストップボタンに絶対に触らない様に、もっと注意しよう。<br /><br /> ふんどしを締め直し、まだ200G近く残っているARTを、再び消化し始める。</p> <p> </p> <p>相変わらずボヌスは引けないものの、ART残り100Gで、またもや「ガキーーーーン!!」<br /> ARTが150Gに伸びる。 よぉ~し、よしよしッ!<br /><br /> そのままズルズルと消化するものの、残り50Gほどで、またまた「ガキーーーーン!!」<br /> うぉぉ、今日の俺スゲーな! それともやっぱ設定が良いんだろうか??<br /> すっげぇ気持ちいい! この爽快感は癖になりそうだな!!<br /><br /><br /> ふと液晶に映し出される、青ベルのナビ。<br /><br /><br /> そして ついに悲劇が起こった。<br /><br /> ストップボタンを押そうとした瞬間、ボタンの赤いランプが、勝手に「フッ」と暗くなった。<br /><br /> (えっ??)とリールを見ると・・・止まってた。<br /><br /> 左リールに、「黒の絵柄」が・・・・ orz<br /><br /><br /> リールを見つめたまま、声も出ず、動くこともできず、呆然と眺め続ける。<br /> 液晶には「青」、リールには「黒」・・・。<br /> やってしまった・・・パンク・・・。<br /><br /><br /> ・・・でも 待ってくれ。 今俺は確実に、「ストップボタンに触れなかった」ぞ。<br /> 確かに操作性は悪かった。 コイン3枚入れても「2枚」としか表示されないし、<br /> 中リール止めても、止まらない時があったり・・・<br /><br /> でも・・・左のストップボタンが勝手に止まるなんて・・・あってはならない!<br /> リンかけとかなら良い。<br /> でも・・・マーベルでは! 一瞬の目押しで 運命が左右されるような台では、<br /> 決して あってはならない故障っ・・・!!!(涙)<br /><br /><br /> しばらく抜け殻のようになってたが、何かに突き動かされ、再び数ゲーム回してみる。<br /> そして10ゲーム後、またもや左リールが勝手に止まった。<br /> 間違いない。 今度ははっきりと手を遠ざけて、ジッと見てたからな。<br /> この台の左リールは、たまに「自動的に止まってしまう」。<br /><br /> ものっすごい虚無感に襲われる。<br /> 待ってくれ・・・。 低設定のリンかけを打って負けるのは分かる。 自己責任だからな。<br /> でもマーベルのART中に、勝手にリールが止まって パンクしてしまうだなんて、そんなの あまりに酷すぎる。<br /> ARTは、まだ100G近くも残っていたんだ。<br /><br /> 例えば あのままボヌス引いたり、Xゲート引いてたら、<br /> そのまま数千枚のコインが出てたかもしれない。 その可能性だって、ゼロじゃあないんだ。<br /> でも そんな夢も希望も、あんな事故で、誰にも知られる事なく、このまま闇に葬られてしまうなんて・・・<br /><br /><br /> そんなの我慢できない!!<br /><br /><br /> ゆっくりと席を立つと、近くの店員に声を掛ける。<br /><br /> 「ええと、ちょっと よろしいでしょうか。」</p> <p>店員「どうしました?」<br /><br /> 俺「えっとですね、先程から この台を打ってるんですけど、この台、勝手に左のストップボタンが止まる時があるんですよ。」<br /><br /> 店員「えぇっ、そうなんですか!?」<br /><br /> 俺「それでですね、先程ART中だったんですけど、勝手に左が止まって、パンクしちゃったんですが。」<br /><br /> 店員「!! ちょ・・・ちょっとお待ちください。」<br /><br /> インカムでゴニョゴニョ喋ると、別の店員が現れた。<br /><br /> 白い制服。 たぶん 偉い人(主任?)なのだろう。<br /> 眼鏡の、なんとなく優しそうな感じの人だ。<br /> 良かった、この人なら見覚えがある。 ちゃんと俺の話も聞いてくれるだろう。<br /><br /> 先程と同じ内容のことを伝える。<br /><br /> 俺「この台、左リールが勝手に止まるんです。 それでARTがパンクしちゃって・・・。」<br /><br /><br /> もちろん補償してもらおうだなんて気持ちは一切ない。<br /> 俺がART中だった事なんて 誰にも証明できないし、<br /> 「じゃあ補償をどうぞ」なんて言ってくれる様な 甘い世界でもない。<br /><br /> ただ、このまま黙って引き下がるのは、あまりにも辛すぎた。<br /> 俺の無念を、店にも知ってもらいたい。<br /> その一心で、ビビりながらも、店員に事情を説明する。<br /><br /> 店員は「ふむふむ」と頷くと、「ちょっと確認してみます」と言って、<br /> 店のコインを使って、検査を始めた。<br /><br /> レバオン、左・中・右。<br /><br /> レバオン、左・中・右。<br /><br /> 店員がしばらく回すものの、規則正しく止まるリール。<br /><br /> チラッと振り返る店員。<br /><br /> 俺「ちょ・・待ってください!(汗) 毎ゲーム勝手に止まる訳ではないんです。 ただ、急に止まる時があって・・・!(汗)」<br /><br /> 再び店員は台に向き直ると、検査を続ける。 今度は念入りに回すも、またもや すんなり動く台。<br /><br /><br /> ちょ・・ちょっと待ってくれ・・・これじゃあまるで俺は、「嘘つき」みたいじゃないか(汗)<br /> マーベルヒーローズを初打ちし、運良く高設定っぽい台に座り、ARTを引く事ができ、<br /> ルンルン気分で消化してたのに、突然の事故・・・。<br /> そして それを店員に報告したら、何の異常も見つからず、ただのクレイマーみたいな状況。<br /> それどころか、もしかしたら この店員に、「嘘を付いて 補償をせびろうとしている詐欺師」と思われてるかもしれない。<br /> そんな・・・そんなのあんまりだ・・・ orz</p> <p>検査開始から数分が経過。<br /><br /> 道行く人も、皆いぶかしげに 俺と店員を見つめる。<br /><br /> 次第に全身から汗が噴き出してくる。 うぁ、なんか気持ちが悪い。 立ってるのも辛い・・・。<br /><br /><br /> 店員は しばらく回すと、振り返って言った。<br /><br /> 店員「どこにも異常は無さそうですけど。」<br /><br /> 目の前が真っ暗になった。<br /><br /> 俺「そうですか・・・もう・・良いです・・・。」<br /><br /><br /> ヘナヘナと椅子に座ると、力無く 再び回し始める。<br /><br /> 何で・・・何でこんな事に・・・。<br /> 俺、ホントにストップボタンに触ってなかったんだよ。<br /> 勝手にボタンが止まって、ARTがパンクしちゃったんだよ。<br /> 鴨スタができてから ほとんど毎日通ってるし、<br /> 補償もらってやろうだなんて、微塵も思ってなかったんだよ。<br /> 台が壊れてるって事を、店員にも分かって欲しかったんだよ。<br /> 少しだけでも 俺の無念を、理解して欲しかったんだよ。<br /> でも検査の結果、何も異常はないし・・・俺はただの「嘘つき人間」になってしまった・・・。<br /><br /><br /> 隣の人が、俺の顔をチラチラと見ている。<br /> そんな視線に耐えながら、10ゲームほど回す。<br /><br /> そして次の瞬間、またもや信じられない出来事が起こった。<br /><br /> レバーを叩いただけなのに、ストップボタンを押す前に、勝手に止まる左リール。<br /><br /> 俺(・・・・。)<br /><br /><br /> 次ゲーム、再度レバオン。<br /><br /> そして またもや、勝手に止まる左リール・・・。<br /><br /><br /> その瞬間、頭の中で、何かが「ガラガラ」と 音を立てて崩れた。<br /><br /> 下皿のコインを箱に移すと、席を立ち、ジェットに流した。<br /><br /> 6K投資、回収16.2K、収支+10.2K。<br /><br /><br /> 勝った・・・なのに、この敗北感は何だ・・・・。<br /> 高校時代にスロ覚えて以来、10年以上打ってるけど、今日ほど辛くて哀しい日はなかった。<br /> 今思い出しても、ホントに涙が出そうだ。</p> <p>景品を交換して、そのまま帰ろうとする。<br /><br /> しかし 何かが心に引っかかる。<br /><br /> 俺は「運が悪かった」んだ。<br /><br /> たまたまマーベルが新台で入り、その中に、たまたま操作性の悪い台があった。<br /> そして たまたまその台に座ったのが俺だった。<br /> そしてART中に たまたま左リールが止まって、パンクしてしまっただけなのだ。<br /><br /> さっきの店員さんも、全然悪くない。 むしろ 丁寧に俺の話を聞いてくれた。<br /> 何度も何度も丹念に確認してくれたけど、それでも異常はなかったのだ。<br /> そりゃ客観的に見たら、どう考えても俺が嘘ついてるようにしか見えない。<br /><br /> 俺は・・・悔しいけれど、それでも鴨スタが好きなんだ。<br /> めちゃくちゃ負ける事もあるけど、地域№1の店だと思ってる。<br /> 出てない日は、長文でボロクソに書く事もあるけど、心からスタを憎んで書いた事など一度もない。<br /> 2年前にできた店なのに、あそこでスロ打ってると、不思議と落ち着けるというか・・・<br /> 俺が「マイホ」なんて言えるのは、鴨スタぐらいなんだ。<br /> このまま帰るのは・・・やっぱ店のためにも良くない。<br /><br /> たまたま今日みたいな事故を食らったのが 俺だから良かったものの、<br /> 普通の客なら、台を叩き壊してても不思議じゃない。<br /> 難しい客なら、店員に掴みかかって、それこそ補償を要求するかもしれない。<br /><br /> やっぱ そんなのはダメだ。 あの台が異常なのは、間違いないんだから。<br /> そして それを知ってるのは、俺だけなのだから。<br /><br /><br /> 再び見たくもないマーベルの島に戻ると、さっきの店員を捜す。<br /> しかし いくら探しても、あの店員は見つけられなかった。<br /> なので 最初に報告した、若い店員に喋り掛ける。<br /><br /><br /> 俺「すんません、俺さっき1602番台打ってた者ですけど。」<br /><br /> 店員「な、何でしょう。」<br /><br /> 俺「あの台、あの後も勝手にストップボタンが止まったんですよ。」<br /><br /> 店員「はい・・・。」<br /><br /> 俺「・・・なので、閉店後でも良いので、一度 検査しといてもらえないでしょうか。」<br /><br /> 店員「分かりました。 ありがとうございます!」<br /><br /> 俺「よろしくお願いします。」<br /><br /><br /> そう告げると、とぼとぼと鴨スタをあとにした。<br /> 俺の次に 別の若者が座ってたけど・・・<br /> 決して彼には、俺のような悲劇が訪れませんように。</p> <p> </p> <p> </p> <p> </p> <p>そんな訳で・・・今、非常にやるせない気持ちだ。<br /> 虚無感、孤独感、焦燥感、etc。<br /><br /> やっぱ俺、嘘ついて補償を貰おうとする、卑しい男に見えたんだろうか。<br /> そう考えるだけで、マジで泣きそうになる。<br /><br /> でも あの店員が上司に報告し、今夜にでも 検査してくれれば、<br /> 俺が嘘ついてなかった事は分かってもらえると思う。<br /><br /> うーん、何だろうな。<br /> やっぱ悔しいし辛いよ・・・ orz<br /><br /><br /> 途中からグダグダになったけど、マーベルは まぁまぁ面白かったです。<br /> せめて あのARTを最後まで消化できてたらとは思うけど、<br /> 次回打つ時は 心おきなく打ち倒して、正当な評価をさせていただきます。<br /><br /> ふぅ・・・。</p> <p> </p> <p> </p> <p> </p> <p> </p> <p> </p> <p> </p> <p> </p>
<p><font color="#FFFFFF">鴨スタ行ってきますた。<br /> 入店後、まずは店内の掲示板をチェック。<br /><br /> ぬぉぉ~、今日は「リンかけ」のイベントか! こりゃアッツイでぇ~~!!<br /> リンかけの島に向かうと、ふむふむ、確かに出てる!<br /> 2台が爆出し中、ボーナス回数からして、他にも良さそうな台が2台ほど。<br /> オゥ シィット! やっぱ こういう大々的なリンかけイベントでは、ちゃんと設定入れてくる店なんだよな。<br /> それなのに、平常日に毎日リンかけを打ちまくり、ボロ負けを繰り返すなんて・・・何たる養分の極み!! orz<br /><br /> まぁ過ぎてしまった事を悔やんでも仕方がない。<br /> ここんとこ随分この店には貯金してるからな、今日は少しでも預金を引き出さねば。<br /> おぉ、この台なんてビジ確率もミドル確率も良さそうな台ですな。<br /> さっそくタバコを投げ込み・・・<br /><br /> ・・・そうになるも、何故かそのままリンかけの島をあとにする俺。<br /><br /> ざわ・・ざわ・・・<br /><br /> 俺が向かった先は、そう、「マーベルヒーローズ」の島!!<br /> 今日新台で入るって事で、朝 軽いノリで掲示板に質問したのだが、<br /> 思いの外 親切に教えてくれた人が居たので、こりゃ今更「やっぱ打ちませんでした」と報告はできない。<br /> 人の恩義は長文で返す、それが蟲流!!<br /><br /><br /> っという訳で、たった1つの空き台に着席。<br /> あ~あ・・・せめて満席だったなら、「仕方なくリンかけ打ちました」と言い訳できるんだけどなw<br /> まぁ1台空いてるんだから しょうがないw ドンマイ俺!<br /><br /> さて この台、周りがボヌス平均11~13回ぐらい引いてる中、未だ大当たり8回の台。<br /> 履歴を見ると クソハマリを何度も繰り返してる事からも、設定はあまり よろしくなさそうだ(汗)<br /><br /> 早速サンドに諭吉を投入、回し始める。<br /> 座って僅か10ゲームほどの事。突然<br /><br /> 「ガキーーーーン!!」と響き渡る衝撃音。<br /><br /> うほっ!? き・・キターーーー!!! いきなりXゲートキターーーー!!!<br /><br /> (うは、さすが俺w)と思いつつ、上段辺りにXゲートを押す。<br /><br /> 「ビタッ」<br /><br /> え゙っっっ!!<br /><br /><br /> なんかXゲートの下半分しか出てないんすけど!!!(汗)<br /> ちょっと待て、デカチリみたいにアバウト狙いじゃダメなのか!?<br /> まさか枠内にちゃんと目押ししなきゃいけないの!?<br /> ぐぁぁあ、どうせ4コマ滑ると思って、適当に押しちまった!!<br /> バカバカバカ、俺のバカぁぁ~~~!!(涙)</font></p> <p><font color="#FFFFFF"> </font></p> <p><font color="#FFFFFF">若干凹みつつ、尚も回す。<br /> 2K、3K、4K・・・と順調に溶ける中、投資5K目にして、再度「ガキーーーーン!!」<br /><br /> よぉっしゃ、今度はミスらねぇ!<br /> 一発目は 無知故に下手コイたが、このカリスマスロッター蟲、同じ轍を二度は踏まんぞッ!<br /><br /> ・・・と思いつつも、若干緊張しつつw、今度はXゲートを枠内にビタ押し。<br /><br /> 「ビタァッ!」<br /><br /> よし、今度は完璧!<br /> 知ってさえいれば、スロ歴10年選手の俺が、目押しをミスる訳など無いのだッ!!<br /> という訳で、無事マーベルチャンス(RT)に突入。<br /><br /><br /> さて 本日の仕事中(おいw)、2chで集めた情報によると、まずは通常時のXゲート成立で、マーベルチャンス(普通のRT)に突入する。<br /> このRT中に、三択のベルを当てる事ができたら、スーパーマーベルチャンスと呼ばれる、いわゆる『ART』に昇格する。<br /> このART消化中に、ボヌスやXゲートを引く事で、残りARTが どんどん上乗せされてゆく・・・という仕組み。<br /><br /> つまり 俺が勝つには、まず このRT中に、三択ナビを当てる事から始めねばならないっ・・・!!<br /><br /><br /> しかし数ゲーム後、一発で三択をミスり、通常画面へ・・・。 えへ、えへへ orz<br /><br /><br /> さて次なるチャンスを目指すかぁ~と思った矢先、2台隣の、ボヌス15回引いてる台が空いたので、即座に移動。<br /><br /> おぉ~、この台は良さそうじゃね!?<br /> 見たところ、今までずっとコンスタントにボヌス引けてるし、前任者も けっこう出してたみたいだ。<br /> よし、今日は この台で心中しよう!!<br /><br /><br /><br /> 台移動して、残りのパッキーを差し込む。<br /> そして回し始めて 数ゲームの事だった。<br /><br /> 「ガキーーーン!!」<br /><br /> っしゃぁ、さっそくXゲート引いたったわぃッ! ふぉっふぉっふぉっ!<br /><br /> ARTへの夢を賭け、再び始まる死闘っ・・・! さぁスロの神よ! 今こそ我に、神の引きを与え給え!!</font></p> <p><font color="#FFFFFF"> </font></p> <p><font color="#FFFFFF">さて先程「RT中に三択ベルを当てたらART突入」と書いたが、実はそうそう達成できるものではない。<br /> ボヌス直後なら1回当てれば昇格になるけど、通常のXゲートからのRTでは、三択ベルを『4回』当てねばならず、<br /> ART昇格への道は、かなり困難なものとなっている。<br /> まぁそれだけマーベルヒーローズのARTには、破壊力があるという事か・・・。<br /> ここは気長に、そのチャンスを待つしかない。<br /><br /> そんな事を考えた矢先だった。<br /><br /> 「ガキィーーーーン!!」<br /><br /> へ? ちょ・・・RT中に再度Xゲート??<br /> これって確か、昼間調べた情報では・・・ART突入だった筈!!!(汗)<br /><br /> 慎重にXゲートを止める。<br /> そして次ゲーム・・・待望の「スーパーマーベルチャンス」発動!!!<br /><br /> ほ・・ほ・・・ホァァアイ! ホァァッ! ホァーッ!<br /> やった! さすが俺! 投資6Kで、ARTギェェェット!!!(涙)<br /><br /><br /> しかし浮かれる事なかれっ!<br /> こちゃ情報によると、ナビの目押しを失敗すると、その時点でARTが終わっちゃうらしいからな!<br /> ここは気を引き締めていきまっしょい!!<br /><br /> 細心の注意を払いながら、慎重にARTを消化。 そして50Gが終了。<br /> ふぅぅ・・・ARTが一旦終わったな。<br /><br /> さて ここで再度マーベルチャンス(普通のRT)に転落する訳だが、<br /> このRTが 普通のRTと違うのは、4回連続で当てなきゃならない三択ベルが、<br /> ART後のRT中には、『1回』当たれば 再度ART突入となる事。<br /> つまり 大事なのはここ! ここで当て続ける事によって、一撃数千枚の爆発が起こる訳だ!<br /> さぁ、気合い入れていきまっせぇ~~!!<br /><br /><br /> RT中、液晶に「???」と表示される。 これは「三択ベル」の合図!<br /><br /> ゴクリ・・・南無八幡大菩薩、この矢外させ給うな!!!<br /><br /> 那須与一の心境で「黒」を狙ってみる。 結果・・・<br /><br /><br /> 黒・ベル・ベル!<br /> 再びARTギェェェット!!! おらっしゃぁぁああ!!!<br /> (まぁ解析によると、他のベルより「黒ベル」の発生率が高いって書いてたからなんだけどねw)<br /><br /> 次のART終了後にも、黒ベルで見事成功。<br /> 更に50G終了後、今度は「三択不問ベル」にて、再度ARTへ。<br /> お次のRT中にも、三択不問ベルで昇格。<br /> そして次のRT中にも、またまた黒ベルで成功! ARTへ。<br /><br /> 何だかんだで、ARTが300G続き、350枚のコインをGET。<br /> うむ、5号機にしては なかなかの増加スピードだな。 小気味よしッ!<br /><br /><br /> すっかりご満悦の俺ではあったが、ART中、少し気になる出来事があった。<br /> 途中二度ほど、「左リールが勝手に止まった」ような気がしたのだ。<br /> どちらも たまたまナビが出てない時だったから パンクせずに済んだものの、かなりヒヤッとさせられた。<br /> レバオンした時、手が当たってしまったのだろうか?<br /> せっかくのARTが、こんなイージーミスで終わったら、目も当てられない。<br /> 些細な失敗でARTを終わらすような事が無いよう、重々気を付けよう。<br /><br /> 下皿満タンのコインを掴んで、再び回し始める。<br /> 幸い設定は良さそうだ。 閉店までブン回して、年間収支を一気にプラスに持って行ってやるッ!<br /><br /> しかし この時、姿のない混沌が、ヒタヒタと忍び寄っていたのである・・・。</font></p> <p><font color="#FFFFFF">さて300GのARTも終わり、再び通常ゲームへ。<br /> 2chを見てると、マーベルヒーローズの面白さの神髄は、ART中の「上乗せ」にあるらしい。<br /> 残念ながら、先程は300GもARTが続いたものの、一度もボヌスやXゲートを引けんかった。<br /> 次回もしARTに入れる事ができたら、今度こそ 上乗せしまくって、マーベルの醍醐味を味わってやるッ!!<br /><br /> ・・・とか意気込んだ途端、サクッとボーナス確定。<br /><br /> おぃぃい、ART終わった途端にこれかい(汗)<br /><br /> 赤7を消化。<br /> 枚数は200枚とショボいものの、ここからが再びチャンス到来となる。<br /> 何故ならマーベルでは、ボヌス後100G以内にXゲートを引いた場合は、<br /> ART終了直後と同じく、三択ベルを4回ではなく、『1回』の正解で、ART突入となるからだ。<br /><br /> (Xゲート来い~、Xゲート来い~!)と念じながら打つこと70G。<br /><br /> 「ガキーーーーン!!」<br /><br /> ホァァイ、来たーーーー!!<br /><br /> Xゲートを止め、無事RTに突入。 そしてすぐさま現れる、「???(三択)」の表示。<br /> いける・・・今日の俺の引きは、近年まれに見る鬼の引きだからな。<br /> 己を信じろ! 今日は「黒ベル」! これで勝負じゃい!!!<br /><br /> 左・中・右と止めると・・・<br /><br /><br /> 見事に中段で揃う、黒・ベル・ベル!<br /><br /> おらっしゃぁぁああ!! 2度目のARTギェェット!!!<br /><br /> 淡々と50GのARTが終わるものの、RT中に 今度は三択不問ベルで、再度ART突入!! っしゃぁあああ!!!<br /><br /> そして ついにその瞬間が訪れた。<br /><br /> ART残り10Gでの事だった。<br /><br /> 「ガキィィーーーン!!!」<br /><br /> キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! ついにXゲート来たぁぁあ!<br /><br /> ARTの残りゲーム数が、60Gに復活。<br /> うぉおぉ、確かに こいつぁ気持ちいいな!!(ハァハァ)</font></p> <p><font color="#FFFFFF">(5号機なのに「上乗せ」とか、この台 半端ねぇ~w)<br /><br /> と思った次の瞬間、<br /><br /> 「ガキィィーーーン!!!」<br /><br /> ええええええ!!!(汗) 再度上乗せ来たコレ!!(汗)<br /><br /> 今日の俺は一体・・・<br /><br /> 「ガキィィーーーン!!!」<br /><br /> うわあああああ!! また来たよコレ!!(汗)<br /> ちょ、これ・・・そんなっ・・・ART残り150Gとか・・・<br /><br /> 「ガキィィーーーン!!!」<br /><br /> ひ・・ひぃぃいいっ!! 何これ! 怖っ!!(汗)<br /><br /> ちょ・・こんなっ・・・アタシ・・・脳汁出ますぅぅううっ!!<br /><br /> 脳汁いっぱい出てますぅぅうっ!! ブリブリブリュブボォォッ!!<br /><br /> 立て続けにXゲートを4発引き、ARTは一気に200Gへ!!<br /> はぁはぁ・・・俺は夢を見てるのか? 気持ちいいなんてモンじゃねぇぞコレ!<br /> 昨日のフルーチェがヤバかったのか!? さっきからブリブリブリュリィッって、エンドルフィン出まくってんぞ!!<br /> やっぱ ARTは、これだよこれ! この「爽快感」なんだよ!!<br /><br /> 最近出た戦国無双なんかは、無限ART引いた時、「ボヌス来るな! ボヌス来るな!」って、<br /> 本来のスロとは真逆の事を念じながら、ハマる事を期待しながら打つっしょ?<br /> 2027だと、「浮上するな! 浮上するな!」って、ART中なのに、むしろ恐怖しながら打つっしょ?<br /><br /> でも違うんだよ! 本来のARTとは、このマーベルみたいな「イケイケ感」なんだよ!<br /> 何を引いても引き損じゃなく、ガンガン上乗せされていく、この「爽快感」!!<br /> これこそがスロの醍醐味なんだよ!! あー やっべ、マーベル超楽しいィィーーー!!!<br /><br /><br /> そんなウハウハになってる時だった。<br /> 液晶にナビされる、黒ベルの表示。<br /><br /> 「はいはいっ♪」と止めようとした瞬間、一気に俺は凍り付いた。<br /><br /> またしても勝手に止まる左リール!<br /><br /> 「うわっ!!!!」と声が出るも、たまたま止まったのは「黒絵柄」。<br /><br /> あっぶねぇぇ~~~!!! あやうくパンクさせるトコだった!!(滝汗)<br /><br /> ホンット危ねぇな。 何やってんだ俺。<br /><br /> でも・・・今俺、ストップボタン「触らなかった」ぞ??<br /> さっきから怖くて、レバオンした後 うっかりストップボタン押さないように、<br /> 毎ゲーム 手を遠ざけて、十分気を付けながら押してるんだが・・・<br /> やっぱ これ、左リール「勝手に」止まってるよな??<br /> いやでも、無意識の内に触ったのかもしれないし、確証がない。<br /> まぁ 今後はストップボタンに絶対に触らない様に、もっと注意しよう。<br /><br /> ふんどしを締め直し、まだ200G近く残っているARTを、再び消化し始める。</font></p> <p><font color="#FFFFFF"> </font></p> <p><font color="#FFFFFF">相変わらずボヌスは引けないものの、ART残り100Gで、またもや「ガキーーーーン!!」<br /> ARTが150Gに伸びる。 よぉ~し、よしよしッ!<br /><br /> そのままズルズルと消化するものの、残り50Gほどで、またまた「ガキーーーーン!!」<br /> うぉぉ、今日の俺スゲーな! それともやっぱ設定が良いんだろうか??<br /> すっげぇ気持ちいい! この爽快感は癖になりそうだな!!<br /><br /><br /> ふと液晶に映し出される、青ベルのナビ。<br /><br /><br /> そして ついに悲劇が起こった。<br /><br /> ストップボタンを押そうとした瞬間、ボタンの赤いランプが、勝手に「フッ」と暗くなった。<br /><br /> (えっ??)とリールを見ると・・・止まってた。<br /><br /> 左リールに、「黒の絵柄」が・・・・ orz<br /><br /><br /> リールを見つめたまま、声も出ず、動くこともできず、呆然と眺め続ける。<br /> 液晶には「青」、リールには「黒」・・・。<br /> やってしまった・・・パンク・・・。<br /><br /><br /> ・・・でも 待ってくれ。 今俺は確実に、「ストップボタンに触れなかった」ぞ。<br /> 確かに操作性は悪かった。 コイン3枚入れても「2枚」としか表示されないし、<br /> 中リール止めても、止まらない時があったり・・・<br /><br /> でも・・・左のストップボタンが勝手に止まるなんて・・・あってはならない!<br /> リンかけとかなら良い。<br /> でも・・・マーベルでは! 一瞬の目押しで 運命が左右されるような台では、<br /> 決して あってはならない故障っ・・・!!!(涙)<br /><br /><br /> しばらく抜け殻のようになってたが、何かに突き動かされ、再び数ゲーム回してみる。<br /> そして10ゲーム後、またもや左リールが勝手に止まった。<br /> 間違いない。 今度ははっきりと手を遠ざけて、ジッと見てたからな。<br /> この台の左リールは、たまに「自動的に止まってしまう」。<br /><br /> ものっすごい虚無感に襲われる。<br /> 待ってくれ・・・。 低設定のリンかけを打って負けるのは分かる。 自己責任だからな。<br /> でもマーベルのART中に、勝手にリールが止まって パンクしてしまうだなんて、そんなの あまりに酷すぎる。<br /> ARTは、まだ100G近くも残っていたんだ。<br /><br /> 例えば あのままボヌス引いたり、Xゲート引いてたら、<br /> そのまま数千枚のコインが出てたかもしれない。 その可能性だって、ゼロじゃあないんだ。<br /> でも そんな夢も希望も、あんな事故で、誰にも知られる事なく、このまま闇に葬られてしまうなんて・・・<br /><br /><br /> そんなの我慢できない!!<br /><br /><br /> ゆっくりと席を立つと、近くの店員に声を掛ける。<br /><br /> 「ええと、ちょっと よろしいでしょうか。」</font></p> <p><font color="#FFFFFF">店員「どうしました?」<br /><br /> 俺「えっとですね、先程から この台を打ってるんですけど、この台、勝手に左のストップボタンが止まる時があるんですよ。」<br /><br /> 店員「えぇっ、そうなんですか!?」<br /><br /> 俺「それでですね、先程ART中だったんですけど、勝手に左が止まって、パンクしちゃったんですが。」<br /><br /> 店員「!! ちょ・・・ちょっとお待ちください。」<br /><br /> インカムでゴニョゴニョ喋ると、別の店員が現れた。<br /><br /> 白い制服。 たぶん 偉い人(主任?)なのだろう。<br /> 眼鏡の、なんとなく優しそうな感じの人だ。<br /> 良かった、この人なら見覚えがある。 ちゃんと俺の話も聞いてくれるだろう。<br /><br /> 先程と同じ内容のことを伝える。<br /><br /> 俺「この台、左リールが勝手に止まるんです。 それでARTがパンクしちゃって・・・。」<br /><br /><br /> もちろん補償してもらおうだなんて気持ちは一切ない。<br /> 俺がART中だった事なんて 誰にも証明できないし、<br /> 「じゃあ補償をどうぞ」なんて言ってくれる様な 甘い世界でもない。<br /><br /> ただ、このまま黙って引き下がるのは、あまりにも辛すぎた。<br /> 俺の無念を、店にも知ってもらいたい。<br /> その一心で、ビビりながらも、店員に事情を説明する。<br /><br /> 店員は「ふむふむ」と頷くと、「ちょっと確認してみます」と言って、<br /> 店のコインを使って、検査を始めた。<br /><br /> レバオン、左・中・右。<br /><br /> レバオン、左・中・右。<br /><br /> 店員がしばらく回すものの、規則正しく止まるリール。<br /><br /> チラッと振り返る店員。<br /><br /> 俺「ちょ・・待ってください!(汗) 毎ゲーム勝手に止まる訳ではないんです。 ただ、急に止まる時があって・・・!(汗)」<br /><br /> 再び店員は台に向き直ると、検査を続ける。 今度は念入りに回すも、またもや すんなり動く台。<br /><br /><br /> ちょ・・ちょっと待ってくれ・・・これじゃあまるで俺は、「嘘つき」みたいじゃないか(汗)<br /> マーベルヒーローズを初打ちし、運良く高設定っぽい台に座り、ARTを引く事ができ、<br /> ルンルン気分で消化してたのに、突然の事故・・・。<br /> そして それを店員に報告したら、何の異常も見つからず、ただのクレイマーみたいな状況。<br /> それどころか、もしかしたら この店員に、「嘘を付いて 補償をせびろうとしている詐欺師」と思われてるかもしれない。<br /> そんな・・・そんなのあんまりだ・・・ orz</font></p> <p><font color="#FFFFFF">検査開始から数分が経過。<br /><br /> 道行く人も、皆いぶかしげに 俺と店員を見つめる。<br /><br /> 次第に全身から汗が噴き出してくる。 うぁ、なんか気持ちが悪い。 立ってるのも辛い・・・。<br /><br /><br /> 店員は しばらく回すと、振り返って言った。<br /><br /> 店員「どこにも異常は無さそうですけど。」<br /><br /> 目の前が真っ暗になった。<br /><br /> 俺「そうですか・・・もう・・良いです・・・。」<br /><br /><br /> ヘナヘナと椅子に座ると、力無く 再び回し始める。<br /><br /> 何で・・・何でこんな事に・・・。<br /> 俺、ホントにストップボタンに触ってなかったんだよ。<br /> 勝手にボタンが止まって、ARTがパンクしちゃったんだよ。<br /> 鴨スタができてから ほとんど毎日通ってるし、<br /> 補償もらってやろうだなんて、微塵も思ってなかったんだよ。<br /> 台が壊れてるって事を、店員にも分かって欲しかったんだよ。<br /> 少しだけでも 俺の無念を、理解して欲しかったんだよ。<br /> でも検査の結果、何も異常はないし・・・俺はただの「嘘つき人間」になってしまった・・・。<br /><br /><br /> 隣の人が、俺の顔をチラチラと見ている。<br /> そんな視線に耐えながら、10ゲームほど回す。<br /><br /> そして次の瞬間、またもや信じられない出来事が起こった。<br /><br /> レバーを叩いただけなのに、ストップボタンを押す前に、勝手に止まる左リール。<br /><br /> 俺(・・・・。)<br /><br /><br /> 次ゲーム、再度レバオン。<br /><br /> そして またもや、勝手に止まる左リール・・・。<br /><br /><br /> その瞬間、頭の中で、何かが「ガラガラ」と 音を立てて崩れた。<br /><br /> 下皿のコインを箱に移すと、席を立ち、ジェットに流した。<br /><br /> 6K投資、回収16.2K、収支+10.2K。<br /><br /><br /> 勝った・・・なのに、この敗北感は何だ・・・・。<br /> 高校時代にスロ覚えて以来、10年以上打ってるけど、今日ほど辛くて哀しい日はなかった。<br /> 今思い出しても、ホントに涙が出そうだ。</font></p> <p><font color="#FFFFFF">景品を交換して、そのまま帰ろうとする。<br /><br /> しかし 何かが心に引っかかる。<br /><br /> 俺は「運が悪かった」んだ。<br /><br /> たまたまマーベルが新台で入り、その中に、たまたま操作性の悪い台があった。<br /> そして たまたまその台に座ったのが俺だった。<br /> そしてART中に たまたま左リールが止まって、パンクしてしまっただけなのだ。<br /><br /> さっきの店員さんも、全然悪くない。 むしろ 丁寧に俺の話を聞いてくれた。<br /> 何度も何度も丹念に確認してくれたけど、それでも異常はなかったのだ。<br /> そりゃ客観的に見たら、どう考えても俺が嘘ついてるようにしか見えない。<br /><br /> 俺は・・・悔しいけれど、それでも鴨スタが好きなんだ。<br /> めちゃくちゃ負ける事もあるけど、地域№1の店だと思ってる。<br /> 出てない日は、長文でボロクソに書く事もあるけど、心からスタを憎んで書いた事など一度もない。<br /> 2年前にできた店なのに、あそこでスロ打ってると、不思議と落ち着けるというか・・・<br /> 俺が「マイホ」なんて言えるのは、鴨スタぐらいなんだ。<br /> このまま帰るのは・・・やっぱ店のためにも良くない。<br /><br /> たまたま今日みたいな事故を食らったのが 俺だから良かったものの、<br /> 普通の客なら、台を叩き壊してても不思議じゃない。<br /> 難しい客なら、店員に掴みかかって、それこそ補償を要求するかもしれない。<br /><br /> やっぱ そんなのはダメだ。 あの台が異常なのは、間違いないんだから。<br /> そして それを知ってるのは、俺だけなのだから。<br /><br /><br /> 再び見たくもないマーベルの島に戻ると、さっきの店員を捜す。<br /> しかし いくら探しても、あの店員は見つけられなかった。<br /> なので 最初に報告した、若い店員に喋り掛ける。<br /><br /><br /> 俺「すんません、俺さっき1602番台打ってた者ですけど。」<br /><br /> 店員「な、何でしょう。」<br /><br /> 俺「あの台、あの後も勝手にストップボタンが止まったんですよ。」<br /><br /> 店員「はい・・・。」<br /><br /> 俺「・・・なので、閉店後でも良いので、一度 検査しといてもらえないでしょうか。」<br /><br /> 店員「分かりました。 ありがとうございます!」<br /><br /> 俺「よろしくお願いします。」<br /><br /><br /> そう告げると、とぼとぼと鴨スタをあとにした。<br /> 俺の次に 別の若者が座ってたけど・・・<br /> 決して彼には、俺のような悲劇が訪れませんように。</font></p> <p><font color="#FFFFFF"> </font></p> <p><font color="#FFFFFF"> </font></p> <p><font color="#FFFFFF"> </font></p> <p><font color="#FFFFFF">そんな訳で・・・今、非常にやるせない気持ちだ。<br /> 虚無感、孤独感、焦燥感、etc。<br /><br /> やっぱ俺、嘘ついて補償を貰おうとする、卑しい男に見えたんだろうか。<br /> そう考えるだけで、マジで泣きそうになる。<br /><br /> でも あの店員が上司に報告し、今夜にでも 検査してくれれば、<br /> 俺が嘘ついてなかった事は分かってもらえると思う。<br /><br /> うーん、何だろうな。<br /> やっぱ悔しいし辛いよ・・・ orz<br /><br /><br /> 途中からグダグダになったけど、マーベルは まぁまぁ面白かったです。<br /> せめて あのARTを最後まで消化できてたらとは思うけど、<br /> 次回打つ時は 心おきなく打ち倒して、正当な評価をさせていただきます。<br /><br /> ふぅ・・・。</font></p> <p><font color="#FFFFFF"> </font></p> <p><font color="#FFFFFF"> </font></p> <p><font color="#FFFFFF"> </font></p> <p><font color="#FFFFFF"> </font></p> <p><font color="#FFFFFF"> </font></p> <p><font color="#FFFFFF"> </font></p> <p><font color="#FFFFFF"> </font></p>

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