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See you again,hero! ◆NIKUcB1AGw




LAST TURN 戦い終わって

「マッスル・カタストロフ・ドッキングか……。Ωカタストロフ・ドロップに上からキン肉バスターをドッキングさせ、威力を増すとは……。
 即席タッグにしては見事なタッグ技ではないか」

戦いが終わったリング。それまでセコンドとして戦いを見守っていた悪魔将軍は、今はリングの中央に立っていた。
その足下には古泉とノーヴェのみならず、勝ち名乗りを受けた後に力尽きた万太郎とオメガマンも倒れている。
現在、この場でまともに動けるのは将軍と中トトロだけであった。

(まずいな……。悪魔将軍が素直に約束を守ってくれればいいが、何せ奴は悪魔。
 約束を破ることなど何とも思っておらんだろう。疲労困憊のこの体では、さすがに太刀打ちできん……)

逃げる算段を必死に考えるオメガマンだが、当の悪魔将軍は彼に目もくれず、古泉とノーヴェに歩み寄る。

「さてと……。それでは反省会と行こうか、我が弟子たちよ。まずはノーヴェ、貴様からだ」

将軍は、ノーヴェの目の前で立ち止まる。そして、その腹を思いきり踏みつけた。

「ごふっ!」
『試合終了後の暴力行為はやめてください!』

苦悶の声をあげるノーヴェに、たまらず中トトロがプラカードを掲げて近づく。
だが、将軍は意に介さない。

「気にするな、これは将軍としての部下に対する愛の鞭だ」
『だからといって認めるわけにはいきません!』
「面倒な奴だな。少しおとなしくしているがいい」

悪魔将軍は古泉のデイパックから、ケーブルを1本取り出した。そして抵抗する中トトロを縛り上げ、ケーブルの端をリングロープに結びつける。

「さてと、邪魔が入ったが……。続きといこうか」

なおもピョンピョンと跳びはねて抗議する中トトロを無視し、将軍は再びノーヴェに話しかける。

「ノーヴェ、貴様の反省点は試合開始当初の戦い方だな。あの雑な戦い方はなんだ。
 私が教えたことを忠実にこなしていれば、もっとまともなファイトができたはずだろう。
 相手がボロボロの怪我人だと思って、油断したか? 甘いわ!
 悪魔たるもの、リングで相対した相手はたとえ大けがをした子供であろうとも全力で叩き潰さねばならんのだ!」

叱咤の言葉を吐きながら、将軍はノーヴェの脇腹を蹴り飛ばす。蹴られた箇所を押さえて転げ回るノーヴェを横目に見ながら、今度は古泉の横に将軍が立った。

「ふがいないのは貴様も同じだ、古泉。今回の戦い方、とてもガイバーの戦闘力を活かしきれていたとは思えぬ。
 たとえば、あのマンタロー一番搾りとかいう関節技をかけられた時だ。
 あの体勢なら、肘からブレードを出して万太郎の腕を切断すれば技から逃れられただろう。このようにな」
「っ!!」

その刹那、古泉の右腕を激痛が襲う。おそるおそる古泉が自分の右腕を見ると、肘から下がすっぱりと切断されていた。
将軍が、自らの腕を変化させた剣で切り落としたのだ。

「……!!」
「どうした、痛いか? 痛いのならわかるだろう、これを敵に行えばどれほど効果的か。
 貴様の戦い方には、まだ迷いがある。貴様の心は悪魔の精神に染まりつつあると思っていたのだがな……。
 正義超人と接触してぶれが生じたか。情けない話よ。そんな軟弱なことで、この先殺し合いの中を生き残れると思っているのか!」
「がああああああ!!」

怒鳴りつけながら、古泉の傷口を剣先で抉る悪魔将軍。むき出しの神経を破壊される激痛に、古泉は恥も外聞もなく絶叫する。

「やめろ、悪魔将軍……」

そしてこの状況に、耐えられなくなった男が一人。万太郎は疲弊した体に鞭を打ち、ゆっくりと立ち上がる。

「ふん、問題ない。こ奴には再生能力があるからな。しばらくすれば、切断された腕もまた生えてくる」
「そういう問題じゃない! 激闘を終えたばかりの味方を、痛めつけるなんて真似をするなと言っているんだ!」
「馬鹿を言うな。負けた者が罰を受けるのは当然のことではないか。だいたい、悪魔超人にとって敗北すれば処刑されるのは当たり前のこと。
 こ奴らはまだひよっこゆえ、命までは取らずにいてやっておるのだ。十分に優しい処置だと思うのだが?」
「ふざけるな!」

顔中を怒りで染め上げながら、万太郎は悪魔将軍に近づいていく。だが、その足取りは重い。
元々、モールでの戦いで彼の疲労とダメージは人間ならば耐えられないレベルに達していたのだ。
間に多少の休息はあったとはいえ、そんな状態でもう一度試合を行えばどうなるかなど考えるまでもない。
いくら超人の肉体が人間と比べものにならないほど強靱だといっても、限界はあるのだ。

「愚かだな、その体で私に向かってこようとは。そのまま寝ていれば、私の気まぐれで命を繋いだかもしれぬのに」
「悪魔のお情けで生き残るつもりはないよ……。それに僕は、死ぬ気もない! お前を倒してみせる!」
「ククク、敵ながらあっぱれな正義感だ。悪魔にとっては不愉快極まりないがな。
 いいだろう、その思い上がった頭を粉々にしてくれるわ!」

万太郎を葬り去るべく、悪魔将軍が一歩踏み出す。だがその直後、将軍の背後から一閃のビームが飛んだ。

「!!」

ビームは、万太郎の眉間に直撃する。白目をむき、よろよろと崩れ落ちる万太郎。
その体はロープに受け止められるが、すぐにたわんだロープの隙間から滑り落ち湖に沈んでいった。

「古泉か……」

悪魔将軍が振り返る。そこには彼の予想通り、片膝をついてなんとか体を起こした古泉の姿があった。

「将軍……。敗北という罪は、正義超人キン肉万太郎の命を以て償いとできませんでしょうか」
「……まあよかろう。奴はこの私が直々に殺してやりたいところだったが……。
 貴様の心がけに免じて良しとしてやるわ」

嬉しそうに言うと、将軍はクックックと忍び笑いを漏らす。

「だが、まだ私は貴様らを完全に許したわけではないぞ。
 貴様らが生きているのは対戦相手がすでに負傷していたのと、正義超人と悪行超人のタッグでコンビネーションが不完全だったからだ。
 仮にオメガマンたちのコンディションが万全で、コンビネーションも完璧だったとしたら……。
 あのタッグ技の威力はさっき貴様らが受けた時の2倍……いや5倍にはなっていただろう。
 そうなっていたとしたら、貴様らは間違いなく二人揃ってあの世行きだった。
 助かったのは単純に運がよかったからだと知れ! 貴様らはまだ弱い。もっと強くなれ!
 この悪魔将軍の配下としてふさわしいほどにな!」
「わかってるさ……。あたしは、もっと強くなってやる! もう二度と負けるもんか!」
「よろしい、その言葉忘れるなよ」

ノーヴェからの返答を聞き、将軍は満足そうに頷いた。そしてノーヴェと古泉から視線を外すと、その視線をオメガマンに向ける。

「さて、オメガマン……」
「……なんでしょうか、将軍殿」
「我が弟子たちに勝利した褒美だ。命は助けてやろう」
「ほう……。それはありがたいお言葉。こっちはいつ殺されるかとヒヤヒヤしていたのですがね」
「悪魔もたまには約束を守るものだ。ただし、これからは私の手駒として働いてもらうぞ」
「わかりました。命を助けてもらえるのなら、それぐらい訳ありませんぜ」

将軍に対し、従順な態度を見せるオメガマン。だが、内心ではそのはらわたを煮えくりかえらせていた。

(おのれ悪魔将軍……! 悪魔ごときが誇り高き完璧超人である私を従えようとは……。
 だが、悔しいが今の私では奴に勝つことはできん。最低でも、コンディションをベストに回復させなければな……。
 今は貴様に従うという屈辱に耐えてやろう、悪魔将軍よ! だが、最後に笑うのは貴様ではない!
 この超人ハンター、オメガマンだ!!)

心の奥で憎悪をふくらませながら、オメガマンはそれをまったく表に出さずに振る舞う。

「ところで将軍殿、どうやってここから帰るんだ? ボートはもうないぞ?」
「うむ、そう言われてみれば……。来る時はノーヴェのエアライナーを使ったが、そのノーヴェがこれではな」
「無理無理、体中ぎしぎしいってるのに湖畔まで届くような道作れないって」
「仕方ない、泳いで帰るか」
「もっと無理だよ!」
「なんだ、情けない。いいトレーニングになりそうだというのに」
「あんたらみたいな化け物と一緒にするな!」
「まあいい。貴様らの体力が回復するまで、しばらくここで休むとしよう。
 放送までに移動できるかどうか微妙だが……仕方がないか」

こうして、彼らは試合が終わった後もリングに止まることになったのであった。
ちなみに、中トトロがノーヴェに拘束を解いてもらったのは、これより十数分後のことである。

デビルボーイ&マシンガールズ●―○オメガマンタチーム
フィニッシュホールド マッスル・カタストロフ・ドッキング


【E-09 湖のリング/一日目・夕方】

【悪魔将軍@キン肉マン】
【状態】健康
【持ち物】 ユニット・リムーバー@強殖装甲ガイバー、ワルサーWA2000(6/6)、ワルサーWA2000用箱型弾倉×3、
     ディパック(支給品一式、食料ゼロ)、朝比奈みくるの死体(一部)入りデイパック
【思考】
0.他の「マップに記載されていない施設・特設リング・仕掛け」を探しに、主に島の南側を中心に回ってみる。
1.古泉とノーヴェのセコンドを務めて二人を立派な悪魔超人にする。
2.強い奴は利用(市街地等に誘導)、弱い奴は殺害、正義超人は自分の手で殺す(キン肉マンは特に念入りに殺す)、但し主催者に迫る者は殺すとは限らない。
3.殺し合いに主催者達も混ぜ、更に発展させる。
4.強者であるなのはに興味
5.シンジがウォーズマンを連れてくるのを待つ


【ノーヴェ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
【状態】 疲労(大)、ダメージ(大)
【持ち物】 ディパック(支給品一式)、小説『k君とs君のkみそテクニック』、不明支給品0~2
【思考】
0.強くなって脱出方法を探し、主催者を蹴っ飛ばしに行く。
1.ヴィヴィオは見つけたら捕まえる。
2.親友を裏切り、妹を殺そうとするキョンを蹴り飛ばしたい
3.タイプゼロセカンドと会ったら蹴っ飛ばす。
4.強くなったらゼクトール、悪魔将軍も蹴っ飛ばす?
5.ジェットエッジ欲しい

※参戦時期は原作の第18話~第21話の間と思われます。


【古泉一樹@涼宮ハルヒの憂鬱】
【状態】疲労(大)、ダメージ(大)、右腕欠損(再生中)、悪魔の精神、キョンに対する激しい怒り
【装備】 ガイバーユニットⅢ
【持ち物】ロビンマスクの仮面(歪んでいる)@キン肉マン、ロビンマスクの鎧@キン肉マン、デジタルカメラ@涼宮ハルヒの憂鬱(壊れている?)、ケーブル10本セット@現実、
     ハルヒのギター@涼宮ハルヒの憂鬱、デイパック、基本セット一式、考察を書き記したメモ用紙
     基本セット(食料を三人分消費) 、スタームルガー レッドホーク(4/6)@砂ぼうず、.44マグナム弾30発、
     コンバットナイフ@涼宮ハルヒの憂鬱、七色煙玉セット@砂ぼうず(赤・黄・青消費、残り四個)
     高性能指向性マイク@現実、みくるの首輪、ノートパソコン@現実?
【思考】
0.復讐のために、生きる。
1.悪魔将軍と長門を殺す。手段は選ばない。目的を妨げるなら、他の人物を殺すことも厭わない。
2.時が来るまで悪魔将軍に叛意を悟られなくない。
3.キン肉万太郎は……
4.使える仲間を増やす。特にキン肉スグル、朝倉涼子を優先。
5.地図中央部分に主催につながる「何か」があるのではないかと推測。機を見て探索したい。
6.キョンの妹を捜す。
7.午後6時に、採掘所でキョンと合流。そして―――
8.デジタルカメラの中身をよく確かめたい。

※『超能力』は使用するごとに、精神的に疲労を感じます。
※メモ用紙には地図から読み取れる「中央に近づけたくない意志」についてのみ記されています。
 禁止エリアについてとそこから発展した長門の意思に関する考察は書かれていません。
※古泉のノートパソコンのkskアクセスのキーワードは、ケロロ世界のものです。


【ジ・オメガマン@キン肉マンシリーズ】
【状態】ダメージ(大)、疲労(大)、アシュラマンの顔を指に蒐集
【持ち物】デイパック(支給品一式入り)×3、不明支給品1~3、5.56mm NATO弾x60、マシンガンの予備弾倉×3、夏子のメモ
【思考】
1:皆殺し。
2:今は悪魔将軍に従う。だが、いつか機を見つけて殺す。
3:スエゾーは必ず殺す。

※バトルロワイアルを、自分にきた依頼と勘違いしています。 皆殺しをした後は報酬をもらうつもりでいます。
※Ωメタモルフォーゼは首輪の制限により参加者には効きません。


EXTRA TURN

悪魔将軍たちは気づいていない。湖から流れ出す川のほとりに、キン肉万太郎の体が打ち上げられていることを。
そして、彼にまだ息があることを。
体力を使い果たし泳ぐこともままならない彼が溺死を免れたのは、父から受け継いだ強運のおかげか、それとも彼の善行を評価した神の見えざる手の力か。

朦朧とした意識の中で、万太郎は考える。

(あの……ビーム……。一瞬意識は飛んだけど、僕を殺せるほどの威力じゃなかった……。
 手加減してくれたのか……? だったら、やっぱりガイバーは悪に染まりきってはいない……。
 助けなきゃ……。僕が悪魔将軍を倒して、あの人を解放するんだ……。
 でも、今は休もう……。体が……まともに動かないや……)

襲い来る激しい疲労感に抗わず、万太郎はゆっくりと目を閉じる。

眠れ リングの戦士よ 新たな戦いの時まで……


【E-09 川のほとり/一日目・夕方】

【キン肉万太郎@キン肉マンシリーズ】
【状態】ダメージ(大)、疲労(極大)
【持ち物】なし
【思考】
0.今は休もう……。
1.危険人物の撃退と弱者の保護。
2.悪魔将軍を倒し、ガイバーを解放する。
3.夏子たちを追う。
4.少年(シンジ)を守る。
5.頼りになる仲間をスカウトしたい。
  父上(キン肉マン)にはそんなに期待していない。 会いたいけど。
【備考】
※超人オリンピック決勝直前からの参戦です。

※万太郎の荷物は、オメガマンに渡りました。
※古泉の手加減が、意識的か無意識かは不明です。


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嵐が渦巻くリングに 悪魔将軍 Nord Stream Pipeline -on stream-
ノーヴェ
古泉一樹
ジ・オメガマン
中トトロ
キン肉万太郎 燃え上がれ! 闘志は胸を焦がしてる




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