比野青狸氏の公用車、爆破さる

キノウツン藩国大法官の比野青狸氏が、
法官の職務へと向かう途中で爆破テロに巻き込まれるという事件がありました。

目撃者の証言によると、
青狸氏の乗り込んだ法官公用車の運転手が突如自爆したとのことです。

最近立て続けに政策を発表し、国内の治安を立て直そうと奮起していた青狸氏。
先日の犯罪組織との対決姿勢を発表したことによる、
犯罪組織からの脅しではないか、との見方も強まっています。

幸い青狸氏は生きており、
今北に以下のようなコメントを寄せています。

比野青狸「私がこうして狙われたのは、
私が犯罪組織にとって疎ましいと思われたからでしょう。
しかし同時に、こうしてリスクの高い直接的な行為に出ているということは、
それだけ犯罪組織も追い詰められていることの現れであるといえます。

つまり、キノウツン藩国から犯罪を撲滅するためには、
ここが正念場なのです。
今回のテロにより、
彼らは私が怖気づいて犯罪対策の政策を出すのをやめると思ったのかもしれませんが、
私はそのようなテロには屈しません。

1つには、長らく不安定だったキノウツンの情勢が
ようやく安定方向に向かってきたということもありますが、
もう1つ、忘れてはならないことがあります。

今回のテロは運転手が自爆する、つまり人を爆弾という道具にした犯罪です。
……ここまで言えば、お気付きの方もいるかもしれません。
そう、いまだ爪痕残るかの犯罪者、クーリンガン。
人を自らの道具とする、彼が好んで用いた手口が、
今回のテロで用いられたのです。

これは許されざることであり、
クーリンガンに苦しめられたキノウツンに対する冒涜です。
あのような事態を2度と起こしてはなりません。
キノウツンに籍を置く以上、それは彼らも分かっているはずです。

よって私はクーリンガンの痕跡を消し去るべく、
また、砂漠のエメラルドと謳われたかつてのキノウツンを取り戻すべく、
これからも犯罪組織との戦いを続けていくことをここに宣言します。

そこで藩国民の皆様にもお願いです。
どうか、犯罪組織の脅しに屈することなく、私たちに力をお貸しください。
平和はあともうすぐ、手の届くところまで来ています。
藩国政府も、藩国民の皆様のため、これからも尽力してまいります。
そして、平和への、自由と正義のキノウツンへの最後の一段は、
藩国民の皆様のお力添えがあって初めて成立するのです。

クーリンガンの悲劇を繰り返さないためにも、
犯罪を許さない強い心を持ってください。
そして、身の回りで犯罪の臭いをかぎつけたなら、
お近くのISSまたは藩国警察までご一報をお待ちしております。」


テロ防止のために

そして、テロの騒動冷めやらぬ本日未明、
青狸氏の負傷のため、また二次被害防止のため場所は明かされなかったものの、
新たなテロ対策の施策が青狸氏名義で提出され、実施されることになりました。

「特殊テロ防止措置」と銘打たれた本施策により、
  • 各公共機関、重要施設の警備強化、爆発物検査
  • 政府公用車を含む、政庁関係者の本人確認の徹底
 (クローン技術規制に基づくクローン検査、個人ID照合含む)
  • 政府高官および公共施設職員への、危機管理を求める呼びかけ
が実施されることになりました。

また青狸氏から、
「自分は今回のテロにより負傷してしまい、
政務をこれまで通り行うことが困難となってしまったため、
また、爆発の混乱に紛れて犯罪組織が私青狸のクローンを用意し、
すり替えを行うことによる政府機能の混乱を図ることが考えられるため、
体調が回復するまでは政務を限定し、今北で発信するもの以外の行動は行わない」
というコメントが寄せられています。

これはすでに青狸氏のクローンが作成されていた場合を考慮したもので、
青狸氏が今後何らかの行動を行う場合、それは全て今北を通して発表されます。

つまり、今北に掲載されていないにもかかわらず、
青狸氏を名乗る人物が活動を行っている場合、
それらは全て偽者が行っていることになりますので、藩国民の皆様はご注意ください。
この「偽青狸」が現れた場合、犯罪に関わっている可能性が高いので、
お近くのISSまたは藩国警察までご連絡ください。

なお、通常職務へはクローン対策を含め安全が確認された時点で、
青狸氏本人が今北に復帰宣言を行うとのことです。

r:以下は今北に掲載せず、ISSおよび藩国警察のうち本人確認・チェックが完了した者のみに公開する。

  • 人間爆弾への警戒について
今回の爆破テロの手口は、「人間自身が爆発する」というものであった。
これはつまり、人体改造等により体内に爆発物を埋め込まれている、
あるいは呪術による爆弾への変成であることが考えられる。

よって、混乱を避けるため一般への公開は行わないものの、
これら人間爆弾についても警戒を怠らないことが必要と思われる。

体内に爆弾が埋め込まれている場合は、
不可視光線の遠隔照射による内部透視によって爆発物を発見できるため、
爆弾処理班とともに、それらのチェック班も警備に当たること。

クーリンガンのように呪術で人を爆弾に変える手口の場合、
外見からこれを判断することは困難であるため、
ISSの皆様のうち魔法を専門とする方のご協力をお願いすることになると思います。
この場合、爆破のタイミングを図るため、あるいは魔力の影響圏等から、
爆破の指示者が付近にいる可能性が高いため、
そこをつけば主犯格の割り出しも行えると考えられます。
お手数をお掛けして申し訳ありませんが、
さらなる被害者を出さないためにも、ご協力をいただければ幸いです。

以上、よろしくお願いいたします。