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■幻のお店を振り返る(仮)

route00116【居酒屋】
当時の住所:北海道札幌市中央区南3条西4丁目J-BOXビル2F

■□■□ルートの特徴■□■□

鼓動タカナリ(以下、鼓): もう9〜10年前?
田中ユウサク(以下、田): そんなに経つんだ。下の階の占い屋から「火事で無くなった」って聞かされて
鼓: 夢だったかのような消え去り方だったね。
田:ひたすら安かったよなあ。
鼓:ルートは一杯116円〜で、高くても280円位だった.。3杯飲んでも400円…。

田: 内装は新垣仁絵っぽい絵が描かれてたな。
鼓: ジントニックとかカシスオレンジ116円で飲みまくったね
田: 間取りは、コの字型?
鼓: 造りは、工の字が近いかな?左の隙間にはトイレ。右の隙間は階段。
田: 内側がガラス張りで。
鼓: 俺さガラス張りのお店いまだに大好きなんだけど、絶対ルートの影響受けてるわ。飲み屋で、あのオープンな感じはないよね
田: 並んで待ってる人まで巻き込むような、並んでる時から気分高まるような。
鼓: エの字とはいえさ、ガラス張りだから客席も並んでる人もあけっぴろげ。他の店に比べても、接し方がフランクだったよね。
田: 行くたびに最後に写真撮ってもらってたような
鼓: おこがましいよね。。。16のくせに
田: マーキングしたい年頃ってことで
鼓: みんな満たされているからガキも許容してくれたのかも

■□■□ルートに来る人たち■□■□

鼓: 客層ってどんなだったかな
田: 「アパレル/20代後半〜30代/女性」な軸から広がった感
鼓: スーツは少なめだったね
田: 当時は全員年上でわからなかったけど、大学生が多かったのかな
鼓: そうなんだよね、今思えば18〜30くらいの店なんだろうね
田: 客同士も、ほどよく近かったよね
鼓:なんかトイレ行く時とかも結構他のお客さんと絡めたりして面白かった気がする
田: 絡んだことあるの?
鼓: トイレで一緒になった男と話したことある。あと、行く途中の女の客に微笑まれたことある。総じてあったかい空気というかハッピーな空気だったと思うんだ、全員が。
田:店側も含めてね
鼓: ガラス張りも手伝って、ファミリーみたいな雰囲気があった。
田:あの雰囲気だと、安いのに「せこさ」は感じないんだよね。
鼓: うん。今時のただ安いお店と違うのはさ、まったく文化がないわけじゃないんだよね。ひとえちゃん風の絵にしても手描きで下手で、気持ちが感じられた。あと、当時まだ三年目くらいだったライジングサンの映像をモニターで流してたり。昨今の激安店だと何もかも百均っぽくて飲んでて侘しい気持ちになる。でもルートはそうじゃなかった。場所としてしてもさ、サラリーマンに会わなくていい立地でさ。タワレコ→カラオケ→routeってのもすんなり
田: サラリーマンに会わなくていいとは言い得て妙

■□■□ルートで話したこと■□■□


田: どんな話をしたとか覚えてる?
鼓: 一回ね、放送局のNHKコンクールの後に行ったね。
田: うっわあ!!!!!あのとき、コの時型ソファじゃない?
鼓: そうかも。平日で、軽めに飲んでた気がする
田: あのときちょっと覗こうと思えば中央のテレビ観れたんだよな
鼓: でも総じて会話は音楽の話、学校の話、女子の話。。くらいか?
田: 童貞としては志藤くんや鼓動くんの話が新鮮だった
鼓: 女子の悪口?とかね
田: クラス会の話とかも。俺はそんなコミュニケーションの発想の無い地域で育ったから。クラス会っつうか、うららin the skyしか知らなかったもん。
鼓: それ何?
田: 朝の連ドラ『天うらら』の主題歌
鼓: なるほど
田: その頃、工藤静香は「きらら/in the sky」ってシングル出したんだよね。どうでもいいけど。
鼓: 場所的にも料金的にも今で言うカフェ感覚で利用してたね。当時は入れるようなカフェ少なかった
田: フレッシュネスで精一杯でした僕
鼓: フレネに関しては拠り所に通ってたよ。内装もrouteに近い!(ただ現在のフレネはなんかケチケチしてる気がする)
田: 学校に友達いなかったし、不満を漏らす場が無いからこそあそこで共有出来た…なんて、こんな方向で話続けないほうがいいな。キモい。キモなつかしい。
鼓 どんな話してたかな?
田: 仲良かった女子から最近メール減ったとか話したかもしれない。キモい。
鼓: お、そっちのほうが明るいながれになりそう!
田: 鼓動くんと志藤くんは長けてたね。
鼓: 志藤くんの方がね、すごかったね。「俺置いてかれてんな」って思う考え方ばっかだったもの。 嫌い嫌われの関係を同級生と築いてた。相手に嫌われるほど嫌う感じだったね。 普通だまって嫌うじゃない
田: 話は逸れるけど、鼓動くんたちの学校の体育祭に行った時、応援団が冗談で会場を沸かせてる中で、志藤くんは独りで「集団催眠だー!」って叫んでたもんね。ルートでは無茶な飲み方もしたな。
鼓: 酔ったらどこまでいけるのか知りたかったもんね
田: ウルトラマリンも飲みました。茶色い戦争ありました。
鼓: その戦争知らない。田中君がウルトラマリン飲んでるのは見ていてひきました。大女優の自殺じゃないんだから。


■□■□ルートのメニュー■□■□


鼓: 懐古主義者じゃないからちゃんと振り返っておきたいのだけど、まずメニューがすごかったね。ドリンクは値段さっき言った通りなんだけれど

田: ピザとか

鼓: 種類は本当に多かったよね
田: ペラペラだったけど
鼓: フードもそれなりにありましたね。ドリンクはさ、価格があれだからもちろん本格焼酎とか無いんだけど、カクテルは本当に多かった。
田: 「ダブル」とか知らなかったもん俺。知らなすぎて、真似しようと思って、別の店でビールをダブルで注文しました
鼓: 「強い」っての知ってたからさxyzとか飲んじゃってた。俺。220円くらいのxyz
田: 神風とかあったっけ?
鼓: あったあった。今ならちょっとヤバいかなって思うかも知れない二百円台のカミカゼ
田: 神風の運びねー
鼓: ビールもさ、あれ何だったんだろ。今なら第三のとかあるけど。水で薄めてたのかな
田: でしょうね
鼓: 通常価格二百円台ビール。食べ物でよく覚えているのはフライドボテトだよね。確か100円台?
田: ポテトは鉄板メニューでしたね。まあ僕の場合は他を知らないだけなんですけど
鼓: シューストポテトなんだけど、見たこと無い細さだったね。
田: 俺の腕の毛くらいな 鼓: ケチャップつけてくれてた気がする
田: ケチャップ!!!!
鼓: ね。あとはピザ、これは全然覚えてない。手元にある当時の写真見てみたんだけど、なんかパスタ皿みたいのとグラタン皿みたいの見えるんだけど、全然どんなだったか思い出せない。…ラーメンサラダとか食べてた気もする。
田: 軟骨の唐揚げは
鼓: 軟骨はね、家庭で絶対無い献立だから、飲みに来た証だったな。なんか刺身乗ってるサラダあって、刺身って高校生が頼むもんじゃないけど、これもやっぱり安くて一回食べた気がする
田: そういったメニューが、ただただ安いのね
鼓: 唐揚げが4個くらいだった気がする
田: うわあああ!
鼓: 心の中で「すげー」って思って、でもみんなには何も言えなかった覚えがある。
田: そして「知ってんよ」の姿勢もまたあそこでは大切で。強気で差し支えなかったな。
鼓: 階段あがって、扉開けて、案内されてる時、すごい強気だったかも。今、この歳で席までご案内されたい。routeで。年齢重ねて行ってみると「こんなまずかったっけ?」って店はいっぱいあるけど、あそこは年齢重ねても毎回違ったことを感じられそうな店だった。

■□■□ルートとはなんだったのか■□■□


鼓: 夏目漱石でいうと「こころ」的な。今行ってみたいもんね。何を感じられるか。
田: 客同士の距離感は絶妙だったのかも
鼓: そうだね、客の間隔は近かったな。ファーストフード店くらいかも。飲み屋の中途半端な隣との距離ってかえって居心地悪い。グッと近づくことで分断もせずお互いが尊重されてリラックスして飲めた。
田: あの立地だと「逃げ込む」感もある
鼓 そうだね、当時女子高生カラオケのメッカだったアルシュビル、その横のビルで飲んじゃう、みたいな。しかも入り口が螺旋階段のみだからね。
田: 客同士が近さはクラスっぽさもあったのかもね
鼓: では理想のクラスだったって感じかな?イメクラだった?
田: 私服登校の感覚が無いからそこからイメージしなきゃな
鼓: 会計にしても4人で行って一万超えたこと無いし、6000〜8000くらいだった。3時間くらい飲んで1人2000円足らず。80席くらいはあったから、いつもお客さん回転できてたし、安くても経営は問題ないように思うな。ってかほんと一杯単価が安すぎだからお金使いようが無いんだけど
田: 居心地はいいんだけど不思議とそんなに長居するカンジでもなかったんだよな
鼓: たぶんさ、美味しいもの求めて行く感じじゃないから暇つぶしの人も多かったんじゃない?本来的カフェ?本気出して楽しまなくてもいい。そんな場所。
田: ゼロ次会。てかテン年代って何。
鼓: その余裕があの雰囲気だったのかな。カフェも珈琲116円くらいにしてみろよ。客もカフェ全力で楽しもうとするな。
田: 息抜きっつうか、息継ぎみたいな。「遊びも本気!」とか言いたがる人間が、どこかビビってるように見えるパターンね。余裕と言えば、ルートは、予感や期待が漂ってたよ。前夜って感じ。
鼓: 作戦会議室だったね