(※ページ容量制限の都合上、ストーリーの項目のみ他のページに記載し、それを取り込み表示しています。)
オープニング
数年前、邪悪な存在との大戦は、地球を揺るがしました。
破壊は人口を減少させ、生存を困難にさせました。
強い戦士・射撃手ランスはこの機に乗じて世界を制服しました。
しかし、彼は剣士マットと魔術師ナタリーによって、すぐに打ち倒されました。
この戦いの後、3人の若い英雄は結束し、邪悪な力が彼らを打ち倒して再び世界に混沌をもたらさない事を望みました。
(前作までのストーリー)
3人組は宝探しと新しい敵への挑戦に日々を費やしました。
そしてついに、伝説と噂は彼らを伝説の神が眠る古代の墓へと導きました。
驚いたことに、この存在はまだ生きているようでした。単に深い眠りに誘われ、囚われていたのです。
三人組は面白半分で鎖に繋がれた悪魔をつつきました。
悪魔は強烈な衝撃波と共にすぐに目覚めました。
三人組は強力な魔法によって魂を引き寄せられた為、びっくりして反撃出来ませんでした。
悪魔は彼らの生命エネルギーを吸収し始めました。
しかし、英雄たちはとても強く、彼らの組み合わさった生命エネルギーは悪魔が吸収するにはあまりに多すぎた為、苦難を生き残りました。
しかし、悪魔の力はこの時密集し、彼の周囲の空間と時間を歪め始め、成長し続ける虚無空間を作りました。
三人組が目覚めた時、彼らは外国の地にいる事に気が付きました。
力の大部分が吸収された上、装備品は大陸中に散らばったので、彼らはいまや普通の冒険家へと成り下がりました。
彼らはこの状況を打開するまで諦めません。
明らかに、これは彼ら自身の問題ではなく、全世界の問題でした。
古代の不可思議な神は、彼らの力を吸収した今、世界を荒廃させる事が出来ます。
※以下、基本的にマップのメインルートを進んで出現する会話と、ボス戦後のナレーションを記載しています。
町エリア
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(開始直後)
- ナタリー
- な、なにが起こったの?
- 私はアレに触るなって言ったのに。
- 魔力が吸い取られてる感じがするわ。今、魔法は使えないと思う。
- ランス
- アレは死んでるように見えたし、そんな匂いもした。
- こんな事が起きるとは思いもしなかったよ。
- 多分アレはまだ向こうにあるままだろうな。誰か知らないかな。
- ナタリー
- えっと、私たちはかなり遠くに着地したみたいね。
- こんな景色はよく知らないわ。
- 一見すると、どこかの農場みたい。
- 辺りをよく見てみましょう。
- マット
- 俺はマジで剣を返してほしいよ。
- 盗みだすのに数年は掛かったのに。
- ランス
- それは今は重要じゃない。だけど、もしアレともう一度戦う必要があるなら、
- スキルと武器を幾らか取り戻す必要があるな。
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森エリア
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- マット
- そら、最初のダンジョンだ!
- けどあんまり面白そうじゃないな。
- 多分、何か食べられる生き物が見つけられるだろう。
- ナタリー
- 私たちは純心な動物たちを狩りにここに来たわけじゃないわ…。
- 確かに、行く手を邪魔するなら安楽死させなきゃいけないけど。
- ランス
- 俺達は5分でここを通り抜けなくちゃいけない。
- 君達がブラブラ道草を食うのは感心しないな。
- もっと強いレベルへ急ごう、そうすればひ弱な森の獣なんかじゃなくて、本当のモンスター狩りが出来る。
- マット
- 全くだ。動いてる物は全部たたき潰して、ここを出よう。
- ナタリー
- うええええ、カタツムリ。
- どっかにやっちゃってよ。
- マット
- ずいぶん可哀想に見えるけどな、だけど少し道を塞いでるみたいだし。
- マット
- 森がさらに濃くなってるみたいだ、
- おそらくかなり深い所まで来たんだろう。
- ランス
- 俺達の動物愛護家が見かけた動植物の全てを保護しようとしないなら、
- 俺達は厳粛に公正な態度を取るべきだ。
- ナタリー
- いや、えー、私はスライムを殺しても気にしないよ。
- ランス
- 君の心はスライムみたいに変わりやすいな。
- ナタリー
- うぐううう…
- ランス
- ほぼ森の外まで来たみたいだな。
- 出口の代わりに沼か何かがない事を祈るよ。
- マット
- 俺達の最初のボスがエピック(強大)である事を祈るよ。
- ナタリー
- その望みは叶わないと思うけど。
- ボスは多分巨大な野菜でしょ。
(ボス手前にて)
- ランス
- コイツがボスみたいだな。
- 他のモンスターとは全く違うみたいだ。
- マット
- 俺はコイツを突き刺せるとまだ信じてるよ。
爽やかな散歩で森を通り抜けた後、スライムと木との戦いを通して、三人組は力が戻って来ていると感じ始めました。
森のモンスターはいつもより攻撃的のようで、おそらく北の火山噴火の影響です。
地元の伝説は、彼らが遭遇した悪魔がアクロンと呼ばれる古代の神であった事を示していました。
おそらく不死身で、その年齢は地球よりも古く、国の祖先達が出来たのは、正確な居場所を注意深く隠して、火山の奥深くに封印する事だけでした。
その為、二度と消息を知る者はいないかもしれません。
彼の起源と目的は未だに謎のままです。そして千年の間、彼は忘れ去られていました。
しかし、彼が復活したとのニュースが流れた時、多くの戦士と冒険家が名声と栄光を競って山へと向かいました。
三人組がもう一度山に辿り着くまでには、まだまだ長い旅路が待ち受けています。
これまで、旅は全くもって安全でした。
幸運にも、さらに多くの強敵が待ち構えているので、力を回復する為の素晴らしい特訓を行って、最後にアクロンとの再会が果たせるでしょう。
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湖エリア
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- マット
- 本当にくつろぎたいとは思えないビーチだな。
- 見ろよ、あのクラゲ。
- 食べられるかどうかすら分からんぜ。
(洞窟にて)
- ナタリー
- ここ、すごく暗い。
- 間違って私を攻撃しないよう気をつけてね。
- マット
- うおっ、ホンモノの海賊だ!
- アイツがここにいるって言ってたな。
- ナタリー
- なんだかすごく落ち込んでるみたい。
- 悪天候なのかな…?
(入り組んだ洞窟にて)
- マット
- ん、俺達何か見逃したのか?ここ、迷路みたいだぞ。
- 多分、別の入口が向こう側にあるんじゃないか。
- ナタリー
- 絶景だわ!
- やっぱり、この場所はそんなに悪くはなかったみたい。
(噴火している火山が見える場所にて)
- ランス
- み、みんな!あ、あそこで何が起こってるんだ?
- かなりマズイみたいなんだが。
- ナタリー
- 残念ながら、あそこは私たちが向かっている先よ。
- 直接行けるような経路はないみたいね。
- 海を回りこまなくちゃいけないわ。
- マット
- あの山は地球温暖化の原因だ!
(ボス手前にて)
- ナタリー
- これが話に聞いていた巨大イカみたいね。ボス戦の準備をして。
- ランス
- これはただの野生動物だ。一体どんな悪さが出来るって言うんだ?
(ボス戦後)
- マット
- みんな生きてるか?おい?
- 楽勝だったな。2,3日分の夕食になるな。
- ナタリー
- 化物は倒しちゃったし、少し気楽にのんびり出来そうね。
- ランス
- 俺は泳ぐのは好きじゃないな。水中じゃ火薬に火がつかないし。ぞっとしないね。
素晴らしい観光地であるロックレイクは、凶暴な怪物に悩まされていたようです。
普段は普通の親しみやすい生き物達は、ケタ外れに大きくなっていました。
そして、用心していない来客者を困らせていました。
この近辺の海は現在荒れていて、船はもう出ないかもしれません。
一見穏やかに見えるかもしれませんが、危険な獣たちが頭上を通過する船に襲い掛かろうと下に潜んでいます。
これは岸部で立ち往生している海賊達を見ても明らかです。
そして現在、彼らは他の問題を大きくしています。
戦士のグループの多くは既にここを通過して北へと向かい、
彼らのチームに付いていけなかった多くの者がここに取り残されました。
北への最短ルートは船ですが、今は使えないため、旅人たちは海を回って行かねばなりません。
西部の土地は海岸とは非常に異なる気候で、訪れる人はほとんどいません。
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氷河エリア
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- ナタリー
- まさかこんな寒い場所に来るハメになるとはね。
- 正しい経路で進んでる事を祈るわ。
- ナタリー
- へっくしゅっ!
- ナタリー
- へっくしゅっ!
- うぐうう…。
(谷に掛かる板の橋にて)
- マット
- う、うわっ!スゲー深いぞ!
- ランス
- 途中で君が落ちても助けにはいかないからな。
- 今すぐ板を揺らすのはやめて、急ぐぞ。
(橋の前、石碑を調べる)
- ナタリー
- 「勇敢に前へ向かう人々へ、秘宝が待ち受けているだろう」って碑文に書いてある。
- マット
- そりゃただの墓だ。明らかに何も隠されてないよ。
(ボス手前にて)
- マット
- うおっ、こりゃ…最後のマンモスか?!
- ナタリー
- 殺さないで!!!
(ボス戦中、マンモスを倒した直後)
- ナタリー
- もうやめて。彼はもう降参してると思う。殺すのは可哀想だよ。
前の地域とは異なり、氷河渓谷の多くのモンスターは狩られて絶滅していました。
残りは飢えるか、劣悪な物を餌にしました。
ほとんどの旅人は必要以上に長くは滞在したくありませんでしたが、天候が歩みを遅らせました。
三人組はマンモスの生き残りのうちの1匹に遭遇し、食べてしまおうかと思いましたが、
その代わりに吹雪の中を案内してもらう事で、命を助けました。
マンモスはとても喜びました。
そんなわけで、彼らは先へ進みます。
三人組は北山の麓に近づいてきましたが、その途中に別の障害がありました。
灼熱の砂漠の中、半壊した古代文明の遺跡が横たわっていたのです。
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遺跡エリア
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- ナタリー
- 雪の谷に戻りたくなってきたわ。
- この辺はとーーっても熱いんだもの。
- ランス
- 上を脱げよ!
- ナタリー
- な、なんですって!?
- ランス
- 誰がそんな事言った?
- 俺ではないな。
(スイッチの前にて)
- ナタリー
- なんてこと、パズルエリアじゃない。
- これを解くのに私たちはあまりにバカすぎるわ。
- ランス
- 同感だな。
- 君は?
- マット
- 右に同じ。
(ボスへの扉の前にて)
- ナタリー
- 古代の建造物に囲まれた素晴らしい場所じゃない?!
- どうやって造ったのか不思議だわ。
- 素晴らしいわ。
- ランス
- ああ。
- 俺は岩と壊れた壺が好きだ。
- …ドアを開ける方法はまだ分からないのか?
- マット
- もう退屈の我慢も限界だ。
- 気分が悪いよ。
(パズルの石版の前にて)
- ナタリー
- 壁になにかあるわ、ある種の暗号みたい。
- ランス
- 大量の瓦礫とひっかき傷みたいだな。
- 先へ行こう。
- ランス
- この古いアーチの下に立っていると、倒れてきそうで結構怖いな。
- このネコの像もまるで俺を笑ってるように見えるよ。
(ボス手前にて)
- マット
- そりゃなんだ?
- 岩のメカか何かか?
- ランス
- ネコの先祖によって造られた古代技術の一部みたいだな。
- すごい火力とおそらく核電源を持っていそうだ。
- それと巨大レーザー、なんて事だ。
(ボス戦後)
- マット
- 大量のお宝だ!
- 古い壺と鍋でいっぱいじゃなくて良かったよ。
- ランス
- あのメカを倒せた事に驚きだよ、俺のバルキリー戦車よりも強力なエンジンを持ってた。
- 何千年も前に失われたテクノロジーだ。
- Troubling that such a thing should be found here.
多大な苦心と努力により、三人組は複雑なパズルとネコ王国の遺跡迷宮を通り抜けました。
彼らは、そのような事に頭を使う事に適していませんでした。
彼らは古代文明に感動しました。
ごく普通の岩が空中に浮き、どんな鎧をも溶かす巨大粒子砲を発射するのです。
そのようなテクノロジーは未だ謎のままです、
しかし、足なしネコがもし言葉を話せたなら、きっと快く説明するでしょう。
遺跡を過ぎると、地面は急に傾斜し始めました。
これほど遠くまでやってくる冒険者はほとんどおらず、一流の熟練戦士達のみが先へ進めます。
数千年前に古代の神・アクロンが封印された場所は、言語に絶するような災害を招く場所へと戻りました。
彼らの旅の終わりが近づいていました。
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火山エリア
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- マット
- うわっ、スゲーメチャクチャだな。
- 俺達が前にここに来た時はこんなに酷くなかったよな?
- ナタリー
- 全然。全部こんなには、あー…溶けてはいなかったわ。
- こんなに多くのモンスターが爆発を生き延びた事に驚きだわ。
- ランス
- ここら一帯の問題にも関わらず、金になるレアな石がまだあるみたいだな。
- マット
- 他にもまだお宝を見つけられると思うぜ。
(オーブで開く扉の前で)
- ナタリー
- この門、なんだか見覚えがあるような気がしない?
- ランス
- ないね。
- マット
- ないな。
- ランス
- やれやれ、まだ噴火しているのか?!
- 俺達は確かに厄介な怪物を起こしてしまったよ。
- 惑星のこの一帯が灼熱の溶岩で覆われる前に、終止符を打つべきだ。
- ナタリー
- まさに地球がアイツの存在をここで拒絶しているように見えるわ。
(橋の前にある左の墓にて)
- ランス
- 「火力を利用しようとして、焼死した勇敢な父の為に」と書いてある。
(同じく右の墓にて)
- ランス
- 「ここに、老いて動かなくなった私の最愛の溶岩カメが眠っています。
- 彼は私の物を燃やす事によって、愛情を示してくれました。
- 君がいなくなって寂しいよ、インシェネレーター(※)」
- と書いてある。
(※訳注:焼却炉の意)
(溶岩に沈みかかった巨大な骨の前にて)
- ランス
- その巨大な骸骨が何の物なのか分からないが、ソレと戦う必要がなくてホッとするよ。
- マット
- さあね。まあ、ソイツをここで料理するのは簡単だったと思うよ。
- 丁度良いカマドがあるしな。
(ボス手前にて)
- ランス
- はっ!遅かれ早かれ、ドラゴンと戦わなきゃいけない事は分かってたんだ!
- しかし、あの頭の数は少々多すぎると思わないか?!
- マット
- 俺達の誰もが、俺達全員ほどバカじゃない。
- ヤツだって同じ事だろうよ。
- ナタリー
- えっ、なんですって?
- ナタリー
- 私達の前にある試練は後1つだけ、そしてそれは…えっと、虫食い穴?
- ランス
- アクロンの力がすごく濃くなって来たみたいだな。
- これはシュワルツシルト半径(※)より大きい!
- こんな風にブラックホールを生み出すんだ!
- 俺達が中で何を見つけるか、誰にもわからない。
(※注 天体がブラックホールになる限界の半径)
三人組は、火山頂上の荒地を徐々に進んでいきました。
錆びた橋が溶岩の川にかかり、不死身の暗い洞窟が、彼らを全てが始まった地へと導いていきました。
アクロンの墓の前には、最後の守護者がいました。
三つ首の強力なドラゴンが入り口を塞いでいたのです。
不思議なことに、彼らが最初に訪れた時には、ドラゴンには1匹足りとも遭遇しませんでした。
しかしまた、それ以来、多くの事が変化していました。
勇敢な努力によって猛獣を倒し、彼らの力は以前の栄光に相応しく戻ったどころか、それ以上になりました。
最終決戦の準備は整いました。
しかし、アクロンの墓はありません。純粋な闇へと至る暗い通路に置き換えられたのです。
時空連続体の穴。光さえ逃さないブラックホール。
英雄たちは闇の中へと進みました。一体彼らは何を見つけるのでしょうか。
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宇宙エリア
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- ナタリー
- 夢でも見ているのかしら?
- これは一体どういう事なの?
- ランス
- ブラックホールの中では、時間と空間は見分けがつかないほど歪んでいるんだ。
- 俺達は全く違う視点から宇宙を見ているんだと思う。
- 今まで、ブラックホールの中で生き残る事は不可能だと思われていたんだ。
- マット
- つまり俺達は死んでない、そうだろ?それで十分だ。
- そんな知識をどこで手に入れたんだ?
- ランス
- サイエンス…フィクション。
- ナタリー
- 宇宙を歩くって、なんだか不思議ね。
- マット
- I know right?
- 何にしろ、アクロンとの再戦に興奮するぜ!
- 前よりもっと強くなってるみたいだ。
- ランス
- ここが俺達の墓場になるかもしれないんだぞ、分かってるのか?
- マット
- けどもしも倒せたら、俺達は伝説の英雄だぜ!
- どっちにしろ選択肢なんてないんだ、このブラックホールは世界中を歪めている。
(ボス手前にて)
- マット
- ヤツだ。
- ちょっと考え直したいんだ。
- ヤツは前回俺達を吸収した。きっと、またやられるだろう。
- ナタリー
- アナタが臆病者みたいな態度を取ったのはこれが初めてよ!
- 今はそんな時じゃないでしょ!
- これはきっと私達にとって最高に素晴らしい時間になるわ。
- ランス
- 俺達はもうオシマイだ。ここから出よう。
- いまならまだ戻ってもう少し特訓をする事が出来る。
- 時間はまだある。
- ナタリー
- ランス、黙りなさい!私たちなら大丈夫よ!
- 私はここまでやって来た、そうでしょ?!
- いつもやってるみたいに、撃って突き刺せばいいのよ!
- 私がサポートするから、アナタは死なないわ。
- マット
- …。
- ランス
- …。
- マット
- 急に彼女が俺達より男らしくなったなんて信じられないな。
- 女の子にパーティーのリーダーをさせるわけにはいかないな、俺は行くぜ!
- ランス
- 恥ずかしいよ、本当に。ふっ。はははははっ。
- 了解、ヤツを虚無へと還してやろうぜ!
- マット
- おう!
(戦闘中、一定ターン毎にアクロンが喋る)
おお、我を起こした者達よ。我の眼前に立つに値するか確かめようぞ。
何億年もの間、我は生きてきた。この星の若かりし頃が我の記憶にある。
地球が岩と炎だけであった頃。他の生命が進化を始めるよりも昔。
おそらく我はそれよりずっと前より存在していた。
だが、それより昔は思い出す事が出来ぬ。
我はやって来た世界の記憶を全て失った。
弱り、奴隷とされていた無数の時。
我が敵が時間の流れに朽ちていく中、それでも我は生き残った。
我は種が進化し、永劫の消滅へと向かうのを目撃した。
我は人類がどれほど長く生き残れるか不思議なのだよ?
永劫の時の中、我は我の存在する理由を考えていた。
嗚呼、我はまだその答えを見つける事が出来ない。
全ての物には終わりがなければならぬ。惑星、星、銀河、神でさえも。
おそらく我の運命は、単純に消滅するのであろう。
しかし、我は不滅だ。我の自由は我の束縛だ。我は死なぬ。
我はお前たちの力が嬉しい。そのような絶大な力が。
おそらく人類はこの星の上で繁栄していくのだろう。
我々は彼らが神よりも高みにいるのかどうか確かめよう。
アクロンがどこからやって来たのかは分かりませんでした。
そして、地球の生命の進化に対する彼の影響には疑問が残ります。
おそらく彼は今のようなモンスターの形態を必ずしも取ってはいませんでした。
しかし、彼が長い年月の中で歪んでいった事は明らかでした。
良心をなくし、理性を少しだけ残して、力への飽くなき欲望による癒しのみを追い求めました。
彼は地球とその住民のエネルギーを吸い取り、もはや単に封印して無視する事が出来ない脅威へとなりました。
時は来て、最終的に彼は滅び、人類は呪いから解き放たれました。
つまりは、試練に挑む勇気と強さを持った3人の戦士――旅の途中で出会った多くの友達のキャストによって支えられた――が偶然現れたのです。後は歴史が物語るでしょう。
(完)
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