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数字、その意味◆EFl5CDAPlM



「リナ殿~。機動六課部隊長の名前はどうするでござる?」
「あ~~? じゃあフィル王子で」
「ではフィル王子、っと……はずれでござるか」


語尾にござるのついたやや間違えた古風な話し方をする声と、
だらけた感じに話す女の声が響く。
その後、かたかたと何かの音を鳴らす音が響き、
それが終わると沈黙が少しのこり、
あるいはまたござる口調と女の声が響き、
あるいはそれをすることなく、かたかたと何かの音が響く。

ござる口調の名はドロロ、だらけた女の声の正体はリナ。

ここはD-2、遊園地。







少々時間が遡ることになるが、
禁止エリアの指定のされ方から、ここに何かあるのではと考えたリナの提案により、
二人は遊園地に捜索に来ていた。

遊園地に来たと言っても、二人とも状況的に乗り物に乗って楽しむなんて発想にはならず、
ジェットコースターや観覧車は眼中になく、
駐在員がいると思しき場所、乗り物の操縦をする部屋や、迷子センターなどのスタッフルームを
あらかた荒らし回っていた。

とはいっても、そこに人がいる可能性はあまり期待しておらず、
探しているのは何らかの道具。
机をひっくり返し、鍵のかかったロッカーを無理やりこじ開け、
めぼしいものを探す。まるで空き巣である。

だが主催者にとって大事なものと思えるものはなかなか見つからず、
全くの無駄骨になろうとしていた。


まあ、リナの提案により、二人ともスタッフルームの各所からせんべいやお茶袋、コーヒー豆といった食料や、
ホチキスやカラーペンといった雑貨品をがめていたのだが。


だがそういった何の変哲のないもの以外には何も見つからず、
リナも感が外れたかな? と少し思い始めた時、
他のよりも少し大きめのスタッフルームの中で二人はそれを発見した。

パソコンである。

それが重要なものらしいことをドロロに聞き、興奮するリナ。
早速ドロロがパソコンを立ちあげ、デスクトップへと移ると唯一あったKsknetを開く。


ちなみにリナはパソコンを知らなかったがドロロの「色々な情報が手にはいるもの」という説明に、
酒場のようなものだと解釈した。

掲示板、チャットルームといったコンテンツを除くが、
掲示板の方に「朝比奈みくるは主催者の仲間です。あの女を殺してください」という書き込みがあるだけで、
特に何もなかった。
その唯一の情報に関しても、情報源不明のものを信じるほど二人とも間が抜けておらず、
記憶にとどめる程度で二人とも信じていなかった。

とはいえ、これを活用しない手はないので、
ドロロはこれまでにあった危険人物の特徴を書いておくことにする。
ゼロス、ナーガ、ギュオーの容姿、能力、戦法などを自分とリナの知る限りで書き込む。
自分の知り合いがいきなり襲われないように。



無論、これも大多数には情報源を疑われる可能性があるが、そこは考えようだ。
名前欄に「東谷小雪の居候」と書き、掲示板に書き込む。
普通に自分の名前を入れても、それが本人だと確認するすべはないが、
これならば東谷小雪を知っている、つまり自分の知り合いにはこの文章が真実だと信じてもらえる。


最後に仲間内でしかわからないことを名前欄に毎回変えて書き込む、と書いておいたので、
正体のわからない誰かに利用されるということもない。


掲示板に関してはそこで止めて、kskと書かれたコンテンツをクリックする。
そして出てきたページ。キーワードの入力を指示する文章と、入力画面。

そして下に書かれた「エリオ・モンディアルのデバイスの名」というヒント。

二人とも、エリオという言葉にもデバイスという言葉にも心当たりはなく、
適当にkskと入力してみるが、画面は大きく変わらず、
ヒントの部分だけが「ナンバーズⅢのインヒューレントスキル」と変わっていた。


その後も「鉄鎚の騎士」だとか、「プロジェクトFの正式名称」といったヒントが出てくるが、
ドロロもリナもまったく心当たりがない。

そうしてドロロがパソコンとヒントに格闘すること一時間。
そこで冒頭の会話へと戻る。








「次は……PT事件の正式名称? 確かゲーム機のなかにそんな奴が……
 いや、あれはPSでござったか……?」



とりあえずプレイ○テーションと入力するが、これもやはりハズレ。
専門的な知識によるものか、違う星の情報か、
これまで出てきたヒントはどれもこれも役に立たず、
完全に空振りという状態である。


故に下手な鉄砲とばかりに、二人で適当な単語をあてはめて当たらないかと試していた。

リナのほうは、早々とあきらめ、最初のような興奮した様子はなりをひそめ、
もともと着ていた服を奥の部屋で着直し、
温泉で拾った宝石をいろいろいじりまわしていた。

その結果、正体不明の赤い宝石が、強力な魔力を内包していることがわかり、
リナは自身の天賦の才能で、その魔力のうち幾許かを自分の魔力として取り込むことに成功していた。

「リナ殿、さっきから宝石を握ってじっとしておられるが、なにをしてるでござるか?」
「ん~~。ちょ~~とばかり集中する必要があるけど、何もしないより疲れが取れやすくなるのよね
 これ、回復アイテムか何かかしら?」
「そうでござるか……しかしリナ殿、その宝石、本当に身体に害はないのでござるか……?」
「大丈夫じゃない? 本当に危険なものを支給するなら説明書ぐらいつけておくだろうし」

説明書をつけないからと言って、単純なものであるとも限らないのだが……
今のところはリナも魔力回復アイテムとしての使い方以外に使えないようだが。
リナが言うには強力な魔力が詰まってるそれが、危険なものではないといいきれないのだし。
だがドロロはそっち方面の知識はあいにく持ち合わせていないため、
まあいいかとまたパソコンに向きあう。

「次は……またナンバーズでござるか……」

次に出てきたヒントは、「ナンバーズⅦの名前」
先ほどからヒントに何度か出てきた名称。
ドロロはナンバーズという名から、数字が関係しているのではないかと考え、
ナンバーズが出た際に『弐』、『やっつ』、『one』、『トロワ』など、
様々な国の数字を色々な形に変え、入力するのだが、
未だに空振りを続けている。

「後は……イタリア語がまだでござったな。イタリア語で7は……」

ウーノ、ドゥーエ、と記憶する限りの数字を1から順に数えてみる。
ドロロのほうもいい加減、この不毛なキーワード入力に飽きており、やや疲れ気味だ。
トレ、クアットロ、チンクエと続き、セイ、セッテ、オットと、数字の7を通り過ぎる。
そしてイタリア語の9にあたる数字を思い浮かべ、はっと目を見開くドロロ。

すぐさま自分のデイバッグのもとへいき
リナの「ん? どったの?」という言葉も無視し、
急いで名簿を取り出し、名前を確認する。
そして、自分の記憶が間違っていなかったことを確信した。
彼の目線の先には、ひとつの名前があった。


「ノーヴェ」と。

それはイタリア語で9の意味を指し示す数字で、
同時に次元犯罪者、ジェイル・スカリエッティの部下である「戦闘機人」の姉妹のうちの一人の名で、
この殺し合いの参加者でもあった。

無論、後者の意味をドロロが知るわけがないのだが、、
ドロロはどこか確信した様子でキーワードに「セッテ」と入力し、エンターを押す。

すると、今までのように、キーワードだけが変わった画面に変わることなく、
参加者の名前がずらりと並んだページへと移動した。

「リナ殿! やったでござる!」
「え? なになに?」

赤い宝石で魔力回復を図っていたリナも、ドロロの喜びに反応し、パソコンの画面へ寄ってくる。

そして、見あきた入力画面とは別の何かに変わっていることを確認すると、
「ドロロ君やるじゃ~~ん」と背中をばしばしと叩く。
その力強さにむせ込むドロロ。

「あれ? でもこれってただの名簿じゃん。何の意味もないと思うんだけど」
「ふふふ……甘いでござるよ、リナ殿。これは別のページに移動できるようになっていて……あれ?」

そう言いながら、とりあえず自分の名前をクリックして見るのだが、
表示されたのはずっと見ていた見知った画面

「おやおやドロロく~ん? さっきの場所に戻っちゃったみたいだけど?」
「む……どうやら別のページに移動するごとにキーワードが必要になるみたいでござるな」

今度でてきたヒントはドロロにもわからず、
空白のままエンターを繰り返し、ヒントを変えていくが、なかなか答えられるヒントがでてこない。

「流石に何度も運はめぐってこないでござるか……」
「ねえねえ、何の話よ? 私にも解るように説明しなさい」

わけが分からずに話を促すリナの方に向き、ドロロは答える。

「恐らくでござるが、このkskというページ、この名簿に乗っている「ノーヴェ」という人物ならば、
 すべてのヒントにこたえることができると思うでござるよ」
「どうしてそう思うわけよ?」
「先ほどのヒントで、何度か出てきた「ナンバーズ」という言葉に、拙者のしる数字で答えを書いてみたところ、
 成功したんでござるよ。そしてその数字の9に当たる言葉が「ノーヴェ」だったんでござる」
「ん~~? それがどうしてノーヴェって奴が問題にこたえられるってことになるのよ?」
「これも推測になるでござるが、別の施設には拙者が答えられるヒントや、
 リナ殿が答えられるヒントがでてくるパソコンもあると思うでござる。
 つまり―――」
「つまり、遊園地にあるこのぱそこんの問題にこたえられるのはノーヴェって奴だけってことね。」

「そ、そうでござる。あとは車について詳しいひとだったらいくつかには答えられると思うでござるよ」
「車ぁ? どうしてそう思うわけよ?」
「エリオとか、グランセニックとか、キャロとか、そんなヒントもあったでござるよ。
 確かそんな名前の車があった気がするのでござる。
 こっちのほうは記憶があいまいで、自信がないでござるが……」



となれば、今後の行動も決まってくる。


「それじゃあそのノーヴェって奴か、車にくわしい奴をつれてくれば、
 このぱそこんの中身がわかるってわけね。
 いいじゃない! じゃあさっさと探しに行きましょ!」
「……そうでござるな。解るヒントだけ探し続けても時間がかかるだけでござるし」


そうして二人は遊園地を後にし、人が集まるであろう市街地に向かう。










「ところで私、エリオとかキャロっていうの、人の名前だと思ってたんだけど。」
「はははは、そんなことがあるはずないでござろう」


……二人が真実を知る時は来るだろうか



【D-3 遊園地前/一日目・昼前】

【ドロロ兵長@ケロロ軍曹】
【状態】 軽い火傷、疲労(中)、左眼球損傷、腹部鈍痛(全身包帯)
【装備】
【持ち物】支給品一式、匕首@現実世界、魚(大量)、デイパック、遊園地で集めた雑貨や食糧
【思考】
0:殺し合いを止める
1:ノーヴェ、および車に詳しい人を見つけたら遊園地のパソコンへ連れて行く
2:リナとともに行動し、一般人を保護する
3:ケロロ小隊と合流する

※なのは世界の単語を多数見ましたが、車に関することだと思ってます




【リナ=インバース@スレイヤーズREVOLUTION】
【状態】疲労(小)
【装備】いつもの服と鎧・装飾品
【持ち物】支給品一式、ハサミ@涼宮ハルヒの憂鬱、パイプ椅子@キン肉マン、浴衣五十着、タオル百枚、
     レリック@魔法少女リリカルなのはStrikerS、デイパック、
     遊園地でがめた雑貨や食糧
【思考】
0.殺し合いには乗らない。絶対に生き残る
1:ノーヴェ、および車に詳しい人を見つけたら遊園地のパソコンへ連れて行く
2:とりあえずはドロロと一緒に行動する

※レリックの魔力を取り込み、精神回復ができるようになりました。
 魔力を取り込むことで、どのような影響が出るかは不明です


【備考】
遊園地のパソコンから"ksk"に接続するとなのは世界のキーワードが尋ねられるようです。
ただし、「なのは」や「バルディッシュ」などこのロワに参加させられている人や物のヒントは、直接出てきません。
最初のページには参加者の名前が並んでいます。
もしかしたら参加者ではない名前も乗っていたかもしれませんが、ドロロは見つけていません。

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迫り来る闇の声 ドロロ兵長 鍵を握る者
リナ=インバース




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