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残酷な『彼女』のテーゼ ◆h6KpN01cDg



―Side Asuka―

蹴る。蹴る。蹴る。
あたしは、目の前の草壁サツキをさっきから蹴り続けていた。
「何とか、何とか言いなさいよっ!」

そこいつは、あたしたちの前から逃げ出した。向かった先は―――民家の先にある、森。
こいつは、副司令を殺そうとしたんだ!
間違いなかった。こいつは化け物の仲間だ。あの黒いのや緑の化け物と一緒に、加持さんと冬月さんを殺そうとしている!
だったら、私が吐かせてやる。詫びさせてやる。
加持さんを危険な目にあわせた罪―――償ってもらうんだから。

あたしは逃げたこいつの後を追った。てっきりなのは辺りが追ってくると思ったけど、来なかった。
多分副司令の手当をしているんだろう。
いや、いない方がいいけどね、あんなうざいの。私がこいつを―――ぼこぼこにするには邪魔だ。
こいつは全身怪我だらけだったから、追いつくのは簡単だった。首根っこをひっつかんで、地面に倒す。後は―――今のとおりだった。

「……や、やめっ……くふっ」
無抵抗のサツキを蹴る。蹴る。蹴る。
あたしの足がサツキの喉を、腹を、肺を、脳を圧迫する。
ざまあみろ。化け物のくせに、かよわいふりなんてするからだ。
「ほら、早く吐きなさいよ。あんた、あの化け物の仲間なんでしょ?で、あんたも本当は人間みたいな外見して、化け物なんでしょ?それで、化け物と結託して加持さんや副司令を殺すつもりだったんでしょう?そうでしょう?……何か言いなさいよ!」
「……わ、私は……化け物じゃ……かはっ」
踵で喉をぐりぐりと踏みにじる。何よ、まだとぼける気?
早く吐きなさいよ。私だってねえ、早く加持さんを助けに行きたいんだから。
「何言ってんのよ、あの黒い化け物にかばわれてたくせに、調子に乗るんじゃないわよ!」
蹴る、蹴る、蹴る。
下腹部を、胃を、腕を、足を、顔を、蹴る。蹴りつける。
殴ることはしない。化け物の仲間になんて、触るのも嫌だった。
「……っ」
「ほら、教えなさいよ。加持さんとタママはどこに行ったの?分かってるんだからね、あの変な装置を作ったのはあんたとあの化け物だってことは!」
蹴る。蹴る。蹴る。
初めは痛い、だとか違います、だとか言っていたこいつも、次第に口数が少なくなり、ぐったりとしてきた。
殺すつもりはない。事実を聞き出すためには、証拠をつきつけるためには、死なれては困る。
加持さんのところまで案内させてからどうするかはともかく、今はこいつから情報を得なければならない。
「で、あんたはどんな人間なの?魔法使い?宇宙人?いい加減本性現しなさいよ!」

さっきから、草壁サツキは攻撃をしてくるそぶりも見せてこない。
……まさか、本当にただの一般人、ってことはないでしょうね。
いや、一般人だとしても―――化け物に守られているという時点で、あいつらと同罪だ。
殺さない。殺さずに、情報を聞き出してみせる。
動かなくなったサツキの襟首を掴み、もう一度、腹を蹴る
「何寝てんのよ。早く答えなさい!」
それでも、サツキからは反応はない。気絶しているのだろう。
あたしの頭に血が上る。何よ、ふざけんじゃないわよ。
早く起きて喋りなさいよ!
「このっ……!」
あたしはサツキをもう一度蹴ろうとして―――


「サツキ殿おおおおおおお!」

それを―――緑の化け物に阻まれた。
「……なっ!?」
あたしの蹴りはその緑の化け物を直撃し、小柄なそいつは遠くまで吹っ飛ばされた。
な、何なのよ、あいつ!?
まるで、こいつを助けるみたいに……!

「……さ、サツキ殿っ……!大丈夫でありますか!?」
それは―――あの時私が殺し損ねた、加持さんにかばわれていた―――緑のカエルの化け物だった。
かあ、と胸の奥が熱くなる。
こいつのせいだ。

『こいつが死んでくれていれば、加持さんは怪我なんてせずに済んだのに!』

「あ、アスカ殿、サツキ殿は何も悪くないであります!冬月殿を傷つけたことを怒っているのなら、それは吾輩の責任でもありますから、だから……」
「……な、何なのよ……何でなのよ……」
どうしてこの化け物は、私の邪魔をするの?
何で、何で何で何で―――死んでくれないのよ!
「……アスカ殿、お話を聞いてほしいであります。アスカ殿は加持殿や冬月殿のお知り合いなのでありましょう?それなら―――」
うるさいうるさいうるさい!
加持さんと副司令を騙しているくせに、よくもそんなことが言えるわね。
「吾輩のげふうっ!?」
化け物を、蹴る。思いっきり真正面から。
黙れ、黙れ、黙れ!化け物の言葉なんて聞きたくない!
どうせそうやって私のことも、利用するつもりなんだ!
あたしは、ひそかにポケットに忍ばせていたナイフを取り出す。
いい、もう―――こいつはここで殺す。
初めから殺すつもりだったんだ。見たところ、こいつは戦闘能力がない。あるのはあの黒いタママだけだ。
なら、簡単に殺せる。
今すぐにだ。殺すんだ。今すぐにだ―――できる。

「あ、アスカ殿……どうか……サツキ殿のことは……これ以上……」
息が絶え絶えに、ケロロが言う。
その姿が本当にしおらしくて、怒りが増す。もう一度、蹴る。
化け物はうめくが、サツキの前から一歩も引こうとはしない。
蹴る位置を変えても、うまいこと体の向きを変え、サツキに被害が及ぶのを防いでいるようだ。
ああそう、そんな態度で、加持さんたちを騙したのね。
上等じゃない。……殺してあげるわ。

「死ねええええええええ!」
あたしに蹴られたからだろうか、化け物はどこか焦点が合わず、足もふらふらしている。
私はナイフを振り上げ、化け物の腕を突き刺した。
「ひいいいいいいいい!」
次に胴体を、腹を、軌道がそれて帽子を、刺し貫く。化け物は次第に傷だらけになっていく。
でも、死なない。
―――それは、こいつが絶妙なタイミングで刃をそらし続けているからだ。
サツキの前からは決して離れないように、しかし急所を上手くかわしている。
そして何より―――こいつは、一向に倒れなかった。
ムカついた。短い足にナイフを突き立ててやった。喚いたのでもう一回やった。なのにこいつは、尚も立っていた。
普通に考えれば、立っていられる状況ではないというのに。
立ちはだかるように―――手を広げて。武器も持たずに。
あの黒い化け物ほどではなくても、その両手を使えば抵抗の一つくらいはできるだろうに、それをせず―――サツキを庇うように、ただ攻撃を受けるばかりだ。


それは、とても化け物のやり方とは思えなかった。
こいつは、本当に……本当に、加持さん達を騙しているの?
もし本当に人間を利用しているならば―――死にかけてまで、こんな役に立たなそうな女を守るなんて、するの?
……いや、ダメだ、騙されちゃだめよ、アスカ。
こいつら化け物に、本当の思いやりの気持ちがあるわけないんだから。
違う、違う、違う。こいつらは化け物だ。殺すべき存在だ。
だって―――そうじゃないと、私はどうすればいいのよ!
「あああああああああああああああああああああああああっ!」
私は、今度こそ確実に、化け物の腹にナイフを刺し、そして―――

緑の化け物は、崩れ落ちた。

……はあ、はあ、はあ……や、った……。

……勝った。
勝った、勝った、勝った、勝った!
私は化け物に勝ったんだ!殺したんだ!
加持さんを利用しようとした罰よ!ざまあみろ!
私はその化け物を足で押しのけ、草壁サツキの襟首を掴んだ。
「……いつまで気絶してんのよ、早く起きなさいよ!」
そして、この化け物の態度で分かった。
やっぱりこいつは、草壁サツキは―――こいつらの仲間だ。
あのカエルにかばわれる理由など、こいつが一般人でないから以外にない。
そう言えば、ここにあたしを連れてきた眼鏡のおっさんの名字も草壁だったかしらね。まあ、確かにそれなら納得する。あんな頭のいかれた奴が人間であるはずがない。それなら、血が繋がっている(多分、娘ね)らしいこいつもきっと人間じゃないんだ。

それにしても、こいついつまで意識を失っているつもり?早く教えなさいよ、もう邪魔な化け物は始末した、もうあんたしかいないのよ。
しかし、草壁サツキからの答えはない。
いい加減に腹が立って、思いっきり踵で踏みつけた。が、反応がない。
「……馬鹿にしてんじゃ……!」
あたしはサツキの体を踏む。踏む。踏み続ける。
何度も何度も何度も。
そして10回ほど踏んだところで、―――さすがにおかしいと思い始めた。
こんなに反応がないものだろうか?
……背筋が凍った。
「……ちょ、ちょっと……」
サツキの体を起こす。
唇は青く、体中はあたしが蹴り続けたせいで傷だらけ。
顔は完全に腫れ上がっている。
そして―――
「……何よ、それ」
気づいた。

草壁サツキの心臓が―――止まっているということに。

……え?
何よ、それ。
私は、あんたを殺すつもりなんかなかったのに。
あんたから化け物の本性を聞き出して―――加持さんの居場所を聞きたくて―――え?
何よ、……

化け物のくせに、何でただ蹴り続けただけで死ぬのよ!ばっかじゃないの!

「……あ、は……」

―――あたし、知らない。
人を殺すつもりはなかった。こいつは化け物の仲間だったけど、殺したいとまでは思っていなかった。
なのに、こんな簡単に死ぬなんて―――嘘でしょ?
これじゃあ、こんなに弱いなんて―――まるで普通の人間みたいじゃないっ!


「……あは、あはははははは、……はははははははは!」

悪く、ない。
私は悪くない。
悪いのは―――あの化け物だ。
私はあの化け物のせいで、人殺しになってしまったんだ。
―――ううん、違う、そんなことはない。違う、よ。
こいつも化け物だ、草壁サツキも化け物なんだ。そうだ。そうだったじゃない。
だから、私はただ化け物をこらしめただけ。
私は、人を殺してなんかいない。
何も間違ったことはしていない。正しいことをしたんだ。
だって私は―――セカンドチルドレン、選ばれた子供だもの!

「……あはははははははは!はははははははははは!」
……そうだ、いいこと思いついた。
本当はこいつに聞こうと思ってたんだけど、死んじゃったから。
これで、あたしは化け物を二『匹』殺した。
さっきの放送で言ってたよね?三匹化け物を殺したら人の居場所が分かるって。

なあんだ、はじめからそうすればよかったんだ。
あと一匹―――化け物を殺せばいいんじゃない。
草壁サツキみたいに弱い化け物もいるなら、楽勝ね。
そうしたら、加持さんの居場所がすぐに分かる。こいつを拷問なんてしなくてもよかった。早く化け物を殺しさえすればよかったんだ。
ああ―――簡単じゃない。

「……ははははははははは!あっははははははははは!」
笑いが止まらなかった。
罪悪感なんて、なかった。
ただ、走りだす。

だって私は―――皆を救ったんだもの。
感謝しなさいよ、バカシンジ。
あんたを殺す予定だった化け物を、あたしが退治してやったのかもしれないんだからね。
そして、待ってて加持さん。
適当な弱い化け物を殺して―――すぐにそっちに行くからね。

殺すなら、ヴィヴィオがいいな、そう思った。
あいつも、高町なのはの娘なんだ。十分、化け物のはずだ。
あんな弱っちいガキなら、きっとすぐに殺せる。
あの綺麗な髪をぐちゃぐちゃにしてやりたい。
それで首でも切り取って、高町なのはに見せてあげたいな。
どんな顔をするんだろう、あいつ?泣き喚くかな?怒るかな?それとも発狂するかな?
ああ、楽しみだなあ。
それを考えるだけで、自然に口元が緩んだ。
あたしの足は、自然に西へと突き進んでいた。
全身を刺すような痛みも、もう気にならない。

―――化け物を殺すのって、簡単じゃない―――そう、思った。


―Side Keroro-

吾輩は、どうしてすぐに気づくことができなかったのでありましょうか。
サツキ殿が悲鳴をあげて部屋を飛び出すまで、サツキ殿の状態がどうなっているのか―――吾輩は知らなかった。
その結果が、この事態とは……

初めから、ずっと共に行動をしていたのに。
それなのに、吾輩は―――
サツキ殿の気持ちに気付けなかった。
サツキ殿は普通の少女、混乱して当然であります。

アスカ殿は、先ほどから吾輩を蹴り続けている。
……あ、刺された。全身を貫くような痛みが走る。
「ぎゃあああああああ!」
我ながら情けないでありますなあ、ははは。

―――サツキ殿に、近づくな。

感情が渦巻く。我輩の中の『吾輩』が、囁く。
「あの頃」が、繰り返す。
吾輩を、俺を、いざなうように。

―――『俺』が、この女を殺してやる。

違う、それは、だめでありますよ。
サツキ殿は、そんなこと望んでいないでありますから。
「俺」を、抑え込む。
加持殿は―――吾輩のことを自らを犠牲にしてかばってくれた。
吾輩も、加持殿と同様に―――同じやり方で―――サツキ殿を守るであります。
暴力は使えない。サツキ殿を、怖がらせるわけにはいかないでありますよ。

―――だから―――

目の前が何も見えない。……吾輩は死んだでありますか?
そして襲う鋭い痛み。……ああ、まだ生きている。
吾輩は、まだサツキ殿を守るために生きている。

今度は下半身を刺される、痛いでありますよ。
視界のほとんどは白か赤。いやあ、こんなのあんまりじゃありませんか。
赤……シャア専用ザク……と思うには、さすがに無理がありすぎるでありますな……

そして、アスカ殿がナイフを振り上げたのを最後に―――

意識は、融けた。


―Side Nanoha―

―――そんな。
私は、その場から動くことができなかった。

力が抜ける。
そんな―――どうして。
サツキちゃん―――

触れる。
……まだ、体は暖かかった。でも。
心音が、ない。

すぐに、分かった。
ああ、死んでいるんだ、と。

その姿が、ヴィヴィオと、小砂ちゃんと、アスカと重なり、ぐらつく。
「め……ん」
言葉にならない。
視界が、滲む。
気付けば私は、涙を零していた。
「……ご、めん……」
ごめんなさい。ごめんなさい。
私が、また迷ってしまったから。

私は、今ここではこんなにも無力だ。
エースオブエース?それは何?私のこと?
……どこが?
今の私は、エースどころか、力無き人間を救う力もない、ただの優柔不断な人間じゃないか。

スバル、私―――
今の私は、貴方の憧れなんかじゃ……
「……っ」

私は―――二人も殺してしまった。
二人が死んだのは、私の―――

「…………小砂、ちゃ」
「……ん……た、高町殿……」
……え?
私ははっとしてサツキちゃんの前に重なり合うように倒れているケロロを見る。
「け、ケロロ!?」
い、……生きてる!?
ケロロは、全身血まみれだったが、ゆっくりと顔を持ち上げる。
「……た……かまち殿。……サツキ殿は……」
そして、悟る。
彼は、自分も瀕死の重傷を負いながら、サツキちゃんの身を心配している。
サツキちゃんの無事を、心から信じている―――そんな、顔だった。
そんなケロロに―――私は。
「大丈夫。サツキちゃんは―――無事だよ」
嘘を吐いた。
きっと、これではそう永くは持たない。それならせめて―――最後まで軍人として称えてやりたかった。

「私に任せて……休んで」
だから嘘を吐く。
サツキは―――生きていると。
彼は目的を達成することができたのだ、と。


多分、ケロロは、もう―――

「……そう、……でありますか……良かった……」
弱りながらも、その声は聞き取りやすかった。
軍曹、という地位にふさわしい、態度。
……本当に、それでいいのか?
私の頭の中に、そんな思考が浮かんだ。
……いや、駄目だ。
いい訳がない。
あきらめては、駄目だ。
まだ、ケロロは生きてる。今から治療をすれば、まだ間に合うかもしれない。

―――冬樹殿を弔ってくれて、感謝してもしたりないでありますよ。

私が守れなかった男の子。その友達の、ケロロ。
どの程度の仲だったのかは分からない。でも、きっと私とフェイトちゃんくらいの絆で結ばれていたんだろう。
種族も、星すらも超えた、深い友情で。
自分と同じだ。ケロロは、自分と同じ。
第一回放送で親友の死を知った。でもケロロは―――それでも、サツキちゃんを守り続けているのか。

―――負けている、場合じゃない。

そっと、呟いた。
『不屈の心は―――この胸に』
そうだ、私は、あきらめちゃいけない。
絶対に、何があっても、私は―――皆を、ヴィヴィオを、守り抜くんだ―――!

だから、気付いた。
もし私が、その時決意を固めていなければ、その『気配』に気づかず、背中から焦がしつくされていただろう。
―――火の、気配。魔法の、気配だ。

「……っ!?」
私はケロロを抱えたまま草むらを転がる。私の真横を、巨大な炎が通り抜け、爆ぜる。
これは―――見覚えがあった。
もしかして、もしかしなくても―――

「……!」
マッハキャリバーを、構える。
―――いる。
それだけは、分かった。

精神を集中させ、唇を噛む。ケロロを、そっと抱き締める。
本当は寝かせておきたかったが、今一瞬でも気を緩めたら殺される―――それが分かっていた。
―――ズーマ。
このぴりぴりした気配は―――この魔法は―――おそらくは。

そう、私は、負けない。
だって私は―――ママなのだから。

ねえ、ヴィヴィオ。
私は、―――間違わないから。

「行くよ、……マッハキャリバー」
そして、音もなく、闇が―――動く。
それが、戦闘開始の合図だった。


―Side Zuma-

ふん。
……思った以上に、反応の早い女だ。
隙だらけに見えたのだが、判断を改める必要がありそうだ。

さて、この女は俺の居場所に気づけるか。
真正面からぶつかれば相性が悪いのは既に学んだ。
それならば―――忍んで殺すだけだ。
俺はアサシン―――暗殺者なのだ。
もう、あのような屈辱的な敗北など、味わうものか。
幸い、ここは建物が多い。身をひそめ、隠れ、利用するには絶好の場所だ。
手段など問わない。
正面から相手を薙ぎ倒す必要など、どこにもない。

殺す。
俺はただ―――殺すだけなのだから。
誰もかもを、殺す。―――依頼を遂行するために。

【草壁サツキ@となりのトトロ 死亡】
【残り35人】


【B-6 市街地端/一日目・昼過ぎ】
【ケロロ軍曹@ケロロ軍曹】
【状態】全身に刺し傷(非常に危険な状態です)
【持ち物】なし
【思考】
0.(気絶中)
1.サツキを何があっても守る。
2.加持、なのはに対し強い信頼と感謝。何かあったら絶対に助けたい
3.冬樹とメイの仇は、必ず探しだして償わせる
4.協力者を探す
5.ゲームに乗った者、企画した者には容赦しない
6.で、結局トトロって誰よ?

※漫画等の知識に制限がかかっています。自分の見たことのある作品の知識は曖昧になっているようです
※首輪探知機のバッテリーが大分減っています。すぐにではないですが、いずれ使用できなくなります
※北高女子の制服@涼宮ハルヒの憂鬱、ジェロニモのナイフ×1@キン肉マン、自転車@現実、ディパック、基本セット、 サツキのディパック、首輪探知機@現実?、サツキの基本セット、拡声器@現実 はB-6の民家に残されています。
※ジェロニモのナイフ×1@キン肉マン が、公民館の傍に落ちています。

【高町なのは@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
【状態】疲労(小)、魔力消費(中)、強い決意
【持ち物】基本セット(名簿紛失) ディパック マッハキャリバー@魔法少女リリカルなのはStrikers 
     ハンティングナイフ@現実 コマ@となりのトトロ、白い厚手のカーテン、ハサミ
【思考】
0.絶対に、ケロロを、ヴィヴィオを、皆を守る。
1.ズーマに対処する
2.一人の大人として、ゲームを止めるために動く
3.アスカと小砂を探す
4.それが済んだら高校にヴィヴィオを探しに行く
5.アスカと小砂を守る
6.ノーヴェを保護する
※「ズーマ」「深町晶」を危険人物と認識しました。ただし本名は知りません
※マッハキャリバーから、タママと加持の顛末についてある程度聞きました。

【B-6 市街地・民家のどこか/一日目・昼過ぎ】
【ラドック=ランザード(ズーマ)@スレイヤーズREVOLUTION】
【持ち物】ベアークロー(右)(刃先がひとつ欠けている)@キン肉マンシリーズ
【状態】疲労(中)魔力消耗(中) 右腕、背中に傷(比較的軽傷)
【思考】
0.参加者を全て殺す
1.高町なのはを、今度こそ殺す
2.リナ=インバース、魔変化の男(アプトム)を必ず殺す
3.ゲームの関係者を全て殺す
4.依頼料を取り戻す
※魔法や身体能力の制限に気づきました。自分だけでなく異能者全員にかかっているのではと思っています
※【B-6】の民家の寝室の箪笥の中に、以下のものが破棄されています
 デイパック×2、基本セット×2(一部食糧不足)、地球動物兵士化銃@ケロロ軍曹、どんぐり五個@となりのトトロ


―Side Kosuna-

私が『気配』を感じたのは、師匠が冬月さんの治療を始めた、まさにその時だった。

『いる』、そう思ったね。
誰が、かって?
私の本能が告げる。心臓がぞわりと逆立つ。
あれは―――ホテルで会った、ズーマって奴だ。
私は師匠がいなければ、あそこで殺されていた。
恐ろしく戦いなれた、魔法を使う馬鹿強い男。

関わりたくない。私の理性が叫ぶ。
あの時の、死の恐怖が脳裏をよぎり、寒気が走った。
勘っていうのは、私たちの世界においては相当重要な位置を占める。
野生の勘が発達していない奴は、悪人に騙され、利用され、なぶり殺され捨てられる。
そんな世界。
だから―――私は今、この予感が間違ったものではないと確信していた。

それ故に、私は、師匠から距離を置く。
師匠が冬月さんを治療しているのを横目で見つつ―――私は、その場からそっと離れた。

今私がいるのは、地図で言うのならC-6……森の中だ。
「ふう、あいつもここまでは気付かないっしょ」
私はウージーをいじり、弾の装填数を確認。……よし。
……あ、結果的に師匠をあそこに置いてくることになってしまった。
まずいなあ。
師匠についていた方が魔法を学べるんだけど……でも私はもうあいつとは二度と戦いたくないんだ。
ネブラがいて、空を飛べても圧倒的な戦力差だった。ネブラのいない今の私に勝てる要素は―――微塵だってない。
魔法使いの師匠なら、ズーマと戦闘になったとしてもなんとかなると思う。
ネブラを取り返したい気もしたけれど―――そうしたらタママやケロロを殺さないといけなくなる。いまいち気が乗らない。

このまま、逃げることもできた。
でも、私は便利屋として、為さねばならぬ仕事があった。
仕事とあらば、何が何でも遂行しなければ。
アスカ?あいつは、個人的にはあまりかかわりたくないから、別にいい。
「……えっと、ヴィヴィオちゃん、って子は―――高校にいるんだよね」
ここで話をつけた後、師匠と向かう予定だった場所。
そこに、師匠の『娘』であるヴィヴィオとやらがいるらしい。
私は、その子を先に探してみよう、そう思っていた。
話によると、ヴィヴィオちゃんは小さな女の子。そんな子が今生き延びているとすれば、きっと師匠みたいな優しい人に保護されているのだろう。
それなら、そう接触は難しくないはずだ。
だから、ここから森を抜け、高校とやらを目指す。
いなかったらその時だ、師匠に報告して別の場所を探そう。
これはただの逃亡じゃない、ヴィヴィオちゃんが無事か、そこにいるのかを確かめる偵察でもあった。

私は―――生き残らなきゃならない。
だから、危ない奴らには絶対に
……うう、何だこれ、なんか、心臓がむずむずする。
私も、師匠に感化されちゃったのかもしれない。
師匠に申し訳ない、なんて考えたこともないのに。

―――でも、そんなに悪くないかもしれない、そう思いながら。


【C-6 森/一日目・昼過ぎ】
【小泉太湖(小砂)@砂ぼうず】
【状態】正常、わずかな罪悪感?
【持ち物】IMIミニウージー(9mm口径短機関銃)(18/32)@現実、清潔なシーツ
      ディパック、基本セット
【思考】
0.ヴィヴィオを見つけるため、高校に向かう。後でなのはと合流する。
1.「高町なのは」に弟子入りして魔法を教わる。
2.「川口夏子」と合流する
3.アスカに対して深い疑念。殺せるなら殺した方がいい……?
4.「碇シンジ」、「ガルル中尉」を探して接触する
5.「水野灌太」、「雨蜘蛛」には会いたくない。「水野灌太」の存在だけはきちんと確認したい
6. ネブラと合流出来た場合、ネブラとの約束を守るため"闇の者"達を討伐する 
※「高町なのは」を魔法使いと認識しました
※「ズーマ」を危険人物と認識しました。ただし本名は知りません
※「深町晶」を危険人物と認識しました。
※マッハキャリバーと冬月から、タママと加持の顛末についてある程度聞きました。




少女は、走る。
高町なのはや、冬月コウゾウのいる場所から正反対の方向―――自分たちがたどってきた道を、走る。

少女は、知らない。
自らの支給品に、ガイバーのユニットが入っているということに。
それは、彼女の知らない本物の『深町晶』が持つ者と同じ代物だということに。
彼女がそれを使用しさえすれば、彼女も彼女自身―――惣流・アスカ・ラングレーその人がもっとも嫌悪する『化け物』になる、ということに。
そして、何より―――

「ははははっはははは!あははははははは!殺してやる!殺してやるわ!
加持さん、待ってて―――私が化け物を殺してやるから!」
彼女は、知らない。
彼女は、知っていて尚耳を塞ぎ続ける。
あまりにも脆い彼女は―――認めたくなかった。
このどうしようもない現実は、彼女を更に追い詰め、病ませる。
彼女の探す人間は、既にもの言わぬ屍となっているということに。
彼女が殺したのは、化け物などではなく―――正真正銘の、普通の人間だということに。
そして―――
化け物への憎悪と嫌悪に身をゆだねる彼女の歪み切った顔こそが―――何よりも『化け物』と呼ぶにふさわしいという事実に。


【B-5 ホテル裏/一日目・昼過ぎ】
【惣流・アスカ・ラングレー@新世紀エヴァンゲリオン】
【状態】右手人差し指喪失(治療済み)、背中に火傷(治療済み)、髪が肩までに焼き切れている(散髪中)、
    『化け物』への強い憎悪と殺意、精神不安定
【持ち物】
アーミーナイフ@現実、予備カートリッジ×12@魔法少女リリカルなのはStrikerS、
コントロールユニット(ガイバーⅡ)@強殖装甲ガイバー、デイパック、基本セット、モッチーの首輪、モッチーの円盤石、
砂ぼうずの特殊ショットシェル用ポーチ(煙幕弾(2/3)、閃光弾(3/3)、グレネード弾(1/3)、ガス弾(1/3))@砂ぼうず、
ホテル外壁のメモ用紙
【思考】
0.「化け物」をあと一体殺して加持の居場所を知りたい。
1.人間以外は問答無用で撃つ。ガイバーⅠ(深町晶)は必ず殺す。
2.高町なのはが大嫌い
3.ヴィヴィオを殺したら……どうなるかな?
【備考】
※参戦時期は少なくとも第弐拾四話以前。
※マッハキャリバーから、タママと加持の顛末についてある程度聞きました。
※ケロロを殺害したと思っています。


時系列順で読む


投下順で読む


ななついろ☆デンジャラス(後編) 惣流・アスカ・ラングレー 心と口と行いと生きざまもて(前編)
小泉太湖(小砂)
高町なのは 不屈の心は…
ラドック=ランザード(ズーマ)
ケロロ軍曹
草壁サツキ GAME OVER




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