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店内、お買い回り中の将軍様 ◆MADuPlCzP6



「調理場については問題なさ そうだな」
モールの館内を闊歩しながら悪魔将軍はひとりごちる。
通路の片隅に置かれた館内MAPにはフードコートの存在が示されていた。
食品売り場からフードコートへの道中には有用な物の置いてある売り場もありそうだ。
材料を仕入れた後にすこし寄り道をするのも良いかなどと考えつつ、悪魔将軍はその体を食品売り場へと滑り込ませた。

売り場入り口でカートを接収し、将軍の体に対してはやや狭い通路を進んでいく。
「品揃えは貧乏くさいが、な かなか良い品を揃えているではないか。」
試食コーナーに置いてあった ハーブ入りウィンナーを舌で転がし、無造作に食材をカートにつっこむ。
肉に魚、野菜、乾物、調味料。
適当過ぎてたまごを割ったのは悪魔将軍と画面の前の君だけの秘密だ!

「これも忘れてはいかん な。」
カートにたらふく食材を溜め込んでから、最後に訪れたのは香辛料のコーナー。
「料理も超人レスリングと同じよ!
 ほどよいスパイスはより素 材の良さを引き立て、歓喜を呼ぶというものだ。」
味を良くするもの、食材の悪 い癖を打ち消すものなど数種類を選び取る。
通りすがりにレジの一つを床 に打ち付けて破壊。
突然の暴力によってだらしな く開かれたキャッシャーの中に、金銭は存在しなかった。
さらに 食品売り場の片隅にある日曜雑貨のコーナーから使えそうなものをいくつか抜き出す。
「さて、充分に確保したことだし食堂へ向かうとするか。」

売り場を立ち去ろうとして体を返

「!!?」

そうとした悪魔将軍は一瞬にしてその場を離脱、着地した足でそのまま疾走!
感じたのは微かな違和 感、それは――――視線によく似ていた。
がたんとカートが倒れる音が 響くよりもはやく、悪魔将軍は咆哮をあげる。
悪魔将軍の感じた視線の主、その名は
「『キン肉ッ、スグルウウゥゥゥ!!』」
肌色の体の上に豪腕が振り下ろされた。



◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ 


しゅうぅと音を立てて土ぼこ りが上がる。
フロアの床は将軍の腕力に耐えきれ ず、小さなクレーターを作っていた。
しかし、その中央には未だに 崩れずに立ち続けている存在がある。

「これは……小童のよく好む 玩具ではないか……!」
そこにあったのはガシャポ ン。
視線の正体はその中に収まっている肌色の人形だった。
キン肉スグルの似姿を取り、 一対の目で悪魔将軍を見つめるそれは巷ではキン消しと呼ばれている。

自分をここまでの行動に駆り 立てたものに気づいた時、悪魔将軍の頭の中は灼熱に覆われた。
「この悪魔将軍ともあろうものが……人形なぞに怯えるとは何たる不覚!!」
悪魔将軍、それは絶対の王者 にして最凶の悪魔超人の頂点。
その王たる自分がこんな矮小 な物体に恐れをなしたなどとは、末代までの恥に他ならない。
ぎりぎりと両の拳の軋む音がフロアに響く。
並々ならぬ握力で握りつぶされた掌中の空気は破裂し、食品の詰まった陳列棚を蹂躙る。
粉砕され、叩きつけられた衝撃に爆 発までする陳列棚は吹き飛び、逆巻いた。

爆心地の悪魔将軍はバックドラフト寸 前のような凄絶をたたえている。
もしここに第三者がいれば、その白銀の体が怒りで赤や紫に染まったように錯覚したかもしれない。
食品売り場は 日常の象徴から一転、まるで小さな地獄絵図へと変貌した。

ぎぎぎっと地底から這い出る 死者のような動きで天を仰ぎ見る。
と、そこでぴたりと悪魔将軍 の動きが止まった。
見るものを凍り付かせそうな 表情をしていたその顔を、急激に喜悦に歪めながら低い声で呟く。



「なるほど、そういうこと か。ならば私の闘争本能が反応したとて頷ける。
 なんとも残虐ファイトの良 きスパイスになりそうな品だからなぁ!」

大きく息を吐く。狭まっていた視野 が広くなる。
見渡せば、サンプルの並ぶケー スの中には自分のものやウォーズマンなどの超人のものもあった。
ほかにも怪獣のようなものや人間のものもあるようだ。
じっとガシャポンに収められ たカプセルの中身を観察する。
「よく見れば、なかなか良い 仕事ではないか。」
なぜか、こう、集めてしまい たくなる魅力を持っている。
しかし先ほど悪魔将軍のカン が告げたのはそんなものではない、この人形には秘められた真の価値がある。

ガシャポンに書かれた表示は100円玉を要求していた。
手元に小銭の持ち合わせはな いし、先ほどのレジの様子からこのフロアには金銭は存在しないことが分かる。
試しにガシャガシャとノブを 回し、カプセルが出てこないことを確認すると将軍は立ち上がった。
渾身の力を込めた打撃で傷ひとつ着かなかったのだ、もとより破壊でどうにかなるとは思っていな い。
すっかり平静になった将軍は 先ほどまで集めていた食材に視線を巡らす。
「このままではせっかくの食材をダメにしてしまうからな。」
倒れたカートを起こし、再び割れてしまったたまごをぺいっと放る。
ぐちゃりと潰れるたまごには 見向きもせず、くるりとガシャポンコーナーへ向き直った。
「あの小娘と小男が用意した にしては捨ておくには惜しい品よ!代価さえ見つかれば取りに戻るのもやぶさかではない。
実にユニーク。これほどまで興味深い品が私の 物にならぬなどということがあってはならんのだからなぁ!」
悪魔将軍はパゴアパゴアと笑 い声をあげながら新たなたまごを掴み、通路へ消えていった。




この人形には秘められた真の価値、その答えはガシャポンのすぐ側に示されてい た。
悪魔将軍の去った後、ガシャ ポンコーナーののぼりにはこう書かれている。
『操って遊ぼう!はぐれ悪魔超人タッグ印ヴィトレイの裏切りキン消し』 と。


【F-10 モール食品売り場/一日目・夜中】

【悪魔将軍@キン肉マン】
【状態】健康、万太郎への激しい敵意。
【持ち物】 ユニット・リムーバー@強殖装甲ガイバー、ワルサーWA2000(6/6)、ワルサーWA2000用箱型弾倉×3、
 ディパック(支給品一式、食料ゼロ)、朝比奈みくるの死体(一部)入りデイパック コンバットナイフ@涼宮ハルヒの憂鬱
 悪魔将軍文庫、鍋、五分刈刑事のマシンガン@キン肉マン(残弾30%)
食材多数+α入 りカート(内容は後続の書き手さんにお任せします)
【思考】
0.翌日09:00に湖上リングへ行き、万太郎、古泉を自らの手で殺す。
1.モールでタッグパートナーを待つ。
2.ノーヴェは見限る、使い捨てとして扱う。
3.強い奴は利用、弱い奴は殺害、正義超人は自分の手で殺す(キン肉マンは特に念入りに殺す)、
  但し主催者に迫る者は殺すとは限らない。
4.殺し合いに主催者達も混ぜ、更に発展させる。
5.強者であるなのはに興味。
6.もしもオメガマンに再会したら、悪魔の制裁を施す。
7.他の「マップに記載されていない施設・特設リング・仕掛け」を探しに、主に島の南側を中心に回ってみる。
8.晩飯を作る。
9.名無し(砂ぼうず)が涼宮ハルヒを運んでくるのを待つ。使えそうなら手駒に。
10.100円玉を見つけたらモール食品売り場へ

【備考】
※参加者が別の世界、また同じ世界からでも別の時間軸から集められてきた事に気付きました。
※モール書店のPCが修復されました。
※第三回放送までの死亡者・殺害者リスト(一部改竄)を知りました。
※モール食品売り場入り口周辺が荒らされています。ガシャポンは無傷。

※ はぐれ悪魔超人タッグ 印ヴィトレイの裏切りキン消し
キン肉マンタッグパートナー編で出てきた「ヴィトレイの裏切りの箱」の人形のキン消しVer.
売価100円。
効果はキン肉マン本編のヴィトレイの裏切りの箱の人形をちょっと薄めた程度。
キン肉マン出典以外の参加者のものもあるようです。
(アニメなら87話にヴィトレイの裏切りの箱が出てきたと思います)



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