今年度藩国運営方針について

キノウ=ツン藩王陛下より、今年度の藩国方針表明に先駆け声明発表が行われます。

キノウ=ツン:
「私たちキノウツン藩国民は、昨年多くの災禍を経験し、
多くの尊い命が失われました。
そして今、キノウツン藩国は多くの問題を抱えています。
人口の減少、産業の崩壊、治安の悪化……。
そうした困難に藩国民の皆様を晒してしまっていることにつき、
藩国政府は深くお詫び申し上げます。

しかし、私たちは生き残っています。
ボロボロで、虫の息かもしれません。
周囲の何もかもが信じられなくなっているかもしれません。
それでも、生きています。
災禍の中で死んでいった人々が、
渇望してやまなかったであろう「明日」を生きているのです。

皆様、どうか今一度私たちに力をお貸しください。
亡くなられた方々が夢見た「明日」が、
彼らが夢見た以上のものになるよう。
そしてそこで生きる私たちが彼らに胸を張れるよう。
私たちは、この瓦礫と砂漠の中から再び立ち上がらねばならないのです。

藩国政府は、全てのキノウツン藩国民の皆様の先駆けとなり、
種々の問題に取り組んで参ります。
もう二度と悲劇が起こらぬよう、
「明日」の幸せを目指して精勤して参りますので、
(深く礼をし)どうかご協力を宜しくお願い申し上げます。」

御清聴ありがとうございました。

本年度藩国方針

キノウツン藩国における藩国方針表明に先駆け、
共和国大統領府より、施政方針表明が行われました。
キノウツン藩国政府は、この方針表明に賛同及び協力して参ります。

藩国内向けの指針といたしましては、
  1. 治安回復
  2. 生活保障
  3. 産業及び人材の育成
を今年度の三大目標とし、内政の充実を図って参ります。
全体的な指針につきましては、基本的にはキノウツン白書復興計画編
に沿って行って参りますが、
上記計画と差異が生じている部分につきましては、
別途以下に特に記載させていただきますことを、予めご了承ください。

管理機構との関係について

現在、キノウツン藩国には2つの統治機構が存在していることになります。
藩国政府は、世界管理機構の方々につき、
イアイドによる人斬り事件の解決を図ってくださったことは感謝をしております。
しかしながら、その後の法の濫造及び藩国機能の掌握につきましては、
残念ながらこれを認めるわけには参りません。

藩国政府は、管理機構に対し話し合いの場を持ち、
より良い政治を行う上での協力体制を築いていくべきであるという旨の打診を行いましたが、
残念なことに管理機構側は何の反応も見せず、
そればかりか、新規に藩国外に立国し独自の統治を行おうと画策していることが判明いたしました。
このように民衆を選別し、従順な者のみを引き抜こうとする行為は、
キノウツン藩国政府だけではなく、
全てのキノウツン藩国民を管理するという彼らの主張にも反していると言え、
藩国民の皆様の暮らしを守る上で、
皆様に対する重大な背信行為であると藩国政府は判断いたしました。

よって、今後キノウツン藩国政府は、
世界管理機構とは別路線を採り、
キノウツン藩国に生きる人々の暮らしをお守りしていくことをここに表明いたします。

管理機構との方針の違いにより、
「これまで管理機構がセプテントリオンと取引して得た
食料の供給が受けられなくなるのではないか」
と不安に思われる方がいらっしゃることと思います。
この点につきましては、共和国内での聯合政策により、
安定した食糧供給を継続して参りますので、ご心配は要りません。
今年度は、大量の資本・物資を備えたFEG、
海上輸送能力に優れた羅幻王国との聯合を行い、
共和国環状線と合わせ陸・海両面から食糧の輸入を行って参ります。
また、今後はFEGの建築技術から学び、
水耕ビルによる都市型農耕を行うことにより、
技術レベルを無理に低下させることなく自給率の上昇を図る政策も、
農政を専門とする摂政浅田の指揮の下進められておりますので、
どうかご安心ください。

職業アイドレスの着用と治安について

管理機構の統治下では、
藩国民の皆様の職業アイドレス着用は、一切認められておりませんでした。
それには治安を維持するという側面もありましたが、
ムラマサやイアイドといった危険性を内包する職業以外の着用をも禁じ、
故意に藩国民の皆様の能力を低下させ、「管理」しやすくするということは、
藩国民の皆様が当然持つべき権利を奪ってしまっているといえます。
彼ら管理機構は「管理機構の管理下で生きることこそ至上」と主張していますが、
管理の名の下に自由を奪われた人々は、
決して「生きて」はいません。それは、「死んでいない」だけです。

キノウツン藩国政府は、
藩国民の皆様には幸せに「生きて」欲しいと考えております。
もっとも、その幸せが他人を傷つけることで得られるものであるならば、
それは認めるわけには参りません。
他人を傷つけることで得られる幸せは、
決して幸せなどではなく、悲しみの螺旋の一部でしかないからです。

そのためキノウツン藩国政府は、
職業アイドレスの着用を、
「ムラマサ」「イアイド」の2職種「以外」については認め、
これまでの着用制限を緩和していくことを決定いたしました。

ムラマサ・イアイドの2職種につきましては、
着用の危険性を再認識していただくため、
別途治安維持に関するガイドラインを作成いたしましたので、
必ずご覧になっていただきますよう、宜しくお願いいたします。

(編集:運営委員・比野青狸)
(認可:藩王・キノウ=ツン、摂政・アシタスナオ、摂政・浅田)