ロクノベ小説保管庫 REVENGERS~復讐者たち~ 第一章1~4話

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まえがき
時代構成:ロック達がポクテ村に向かう前。サルファーボトム号内

あらすじ:ロック達がポクテ村に向かった頃、遥か彼方の空に轟音が響き、一隻の船が不時着した。
船の名は、ゲゼルシャフト号。空族の間では、ちょっとは名の知れた(そうなのか?)ボーン一家の母船である。
問題は、墜落した理由だ、なんと、船と船がぶつかったと言うのだ。しかしそれは、あまりに不自然である。
船には、どんなものにしても、大なり小なりレーダー(※超音波を利用して、目標物の位置・方向を測定する装置)が積まれているからである。
具体的には、レーダーがどんなに小さくても他の船の影ををキャッチするのだ。
つまり、何らかの原因で、レーダーが作動しなかったか、レーダーに映ったゲゼルシャフト号の影を見逃していたかだが…
ちなみに、被害は左翼全壊、左翼周りの壁、直径10メートル、左翼エンジンは、跡形も無く消えてしまったわけだ。
突っ込んできた船も跡形も無いようだ、これで、中にいた奴が生きていたと言うのが奇跡である。
そのクルー達をひとまずゲゼルシャフト号の応接間(あったんかい)に通していわゆる事情聴取
(※じじょうちょうしゅ=容疑者から、その犯罪について知っていることを聞くこと。)をしているのだった。
容疑者の意味がわからない人は、お家の人に訊いてみよう!
そんでもって、突っ込んできた船のクルーだとおもわれる人物は4人。

ニコニコ顔に白い肌、黒い髪。
胸に赤い宝石が光る青と水色のアーマーが特徴的な少年α。

褐色の肌に厳しい目つき、黄色い瞳、銀髪。
黒と灰色のアーマーに両足の黄色い宝石が光るまるでハンターのような青年β。

肌色の肌、長い赤髪、前にも右目を隠すようにたれている。そして、赤い目。
両手の甲に緑色の宝石が光る何かの獣のようなものをかたどった赤とオレンジのアーマー、ちょいときつい口調と言うおまけがついた青年γ。

そして、Ω。黒い髪、真っ黒の肌に白い目と瞳。
アーマーは、両腕と両足は白く、それ以外は黒、両腕と両足になにやら幾何学的(きかがくてき)な模様替えがかれていて、
胸と両手、両足に虹色の宝石が埋め込まれている。だが、その幾何学的な模様の中に、封印の鍵型のマークがあったことにトロン達は気がつかなかった・・・・・
だが、な、なんとΩの顔は目つきがちょっときつく、顔が黒いと言うことを除けば、ロック・ヴォルナットそのままなのであった!!声は作中にて。
・・・・・・・と、ここから、話は展開していきます。

1話「驚愕」
トロン「あ、あんた…ロック?」
トロンは口をあんぐりとあけ、いかにも驚いてます、と言った感じだ。
それを聞いたΩがけげんな顔で聞き返す。
  Ω「ロック?だれだそれは?」Ωの質問に、トロンが慌てふためいて返す。
トロン「あ、ああ、い、いいのよ、人違いね、うん。」(何だ、人違いか、びっくりした。)
と、γがすかさず罵倒する。
  γ「おいおい、でこっぱちねーちゃん。Ωが誰に似てるがしらねえが、あわてんぼだなあ。
  そんなんでこの大所帯を切り盛りできるのかい?ええ?」
と、トロンが叫ぶ。
トロン「で、でこっぱちぃ?あ・・・あんたねえ!ばかにしてんの!?」
  γ「そう聞こえたかい?クックック。」どうやらこの青年、トロンをいじめて楽しんでいるようだ。
トロン「ゆ、ゆるさないんだから!」トロンが飛び出す。
  γ「おっ?くるかぁ!?」γが立ち上がる。と、そこへαが割り込む。
  α「γ、いい加減にして下さいよ、え~っと、トロンさんでしたっけ?
  あなたも落ち着いて、こんなんじゃ持ちませんよ?」
トロン「は~っは~っ全く・・・・口の達者な奴ね・・・・まったく・・・・って、え、もたない?・・・どういうこと?
  α「ええ、つまり、その・・・ここに私たちを住まわせてくれないかってことですよ。」
トロン「え・・・・・・え~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!?」

2話「ギブアンドテイク」

  α「ええ、つまり、その・・・ここに私たちを住まわせてくれないかってことですよ。」
トロン「え・・・・・・え~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!?」
   と、ここまでが、前までのあらすじです、では、続きをどうぞ~

  α「ど・・・・どうしました?」
トロン「ど・・・『どうしました?』って、あなたねえ・・・」トロンはいかにも迷惑そうだ。
だが・・・・・・・・
  α「ああ、寝床は気になさらないで結構ですよ、食堂に寝袋でも出していただければ。」
どうやらこの少年、場の空気と言うものがあまり読めないらしい。
トロン「そ・・・そういう事じゃなくて、あたしが言いたいのは・・・」
トロンはどうすればこの少年に自分の気持ちを察してもらえるかと言うことに
思考をめぐらせているようだ。しかし・・・・・・
  α「あ、ただ飯ぐらいじゃないかってことですか?それでしたら別に・・・」
やはり、この少年はどこかずれている。だが・・・・・・
トロン「いい加減にしなさい!」αがいい終わらないうちにトロンが叫んだ。遂に切れたようだ。
  α「は、はい!?」αは相当驚いたのか、声が裏返っている。
トロン「だいたいねぇ、何であんたらがここに住むってことになるの!?
    この船の修理だけでも大変なのにその上あんたたちを住まわせろ!?まったく、馬鹿も休み休み言いなさいよ!!」
と、トロンはここまでを一息で言い切った。と、ふいにαが言う。
  α「だったら、僕たちが船を直せば、ここに泊めてくれるんですね?」
トロン「へ?」不意をつかれたトロンが何とも情けない声を出す。
   「あ、あんたねぇ、馬鹿にしているの?このゲゼルシャフト号を造るのに、
    どれだけのお金と時間とパーツをつかったとおもってんの?
    あんたらの壊した左翼でも、ざっと50万ゼニーよ?それに、パ―ツだって・・・・・・」
    と、トロンが言いかけたとき、Ωがそれをさえぎって口を開く。
  Ω「もういい、わかった・・・・・5日だ。」ロックに似た、澄み切った声でそういった。
トロン「へっ?」α「え?」β「む?」γ「なにぃ?」
トロン「い・・・5日?どういうことよ?」トロンはわけがわからんと言った感じだ。
  Ω「察しの悪い女だな、5日で貴様らの船を直してやろうと言っているんだ。」と、
Ωがちょっと面倒くさそうにいった。
トロン「はあ?」α「え・・・。」β「む。」γ「な・・・」
トロン「あ・・・あんたねえ・・・・・・」トロンの顔がどんどん赤くなる。本気で頭に来ているようだ。そして、ついに爆発する。
   「馬鹿も休み休み言えっていってるでしょ!!」トロンはさらにつづける。
   「だいたい、このゲゼルシャフト号を造るのにどれだけの苦労があったとおもってんの!?
    設計の段階から考えれば、丸3ヵ月はかかったわ!あんたたちの壊した左翼エンジンだけでも、
    3週間はかかってもおかしくないのよ!?
    それを、5日ぁ!?馬鹿にするのも大概(たいがい)にしなさいよね!?」・・・・・やっと収まったようだ。と、そこへΩが冷静に告げる。
  Ω「・・・・・・・言いたい事はそれだけか?・・・・・まったく、声のでかい女だな。そんなに大きな声で言わなくても聞こえている。
    貴様らには無理でも、私たちにならできる。」
トロン「何ですって!?いいわ!やってもらいましょうか!?できたら住まわせてやるなり何なりさせてやるわよ!」
  Ω「よし。言ったな。その言葉、忘れるな。いくぞ、α、β、γ。」
  α「え!?あ、は、はい!」
  β「む。」
  γ「へいへい、ま~ったく、面倒くせえことになったなあ。」  

こうして、α、β、γ、Ωのゲゼルシャフト号の修理が始まることとなった。

3話「ゲゼルシャフト号修理 ~1日目~ 【計画】」
  Ω「貴様らにはできなくても、私たちにならできる。」
トロン「何ですって!?いいわ!やってもらいましょうか!?できたら住まわせてやるなり何なりさせてやるわよ!」
  Ω「よし。言ったな。その言葉、忘れるな。行くぞ、α、β、γ。」
  α「え!?あ、は、はい!」
  β「む。」
  γ「へいへい、ま~ったく、面倒くせえことになったなあ。」
  と、ここまでが、前までのあらすじです、では、続きをどうぞ~

  Ω「よし、では材料調達だ。」
  α「と・・・唐突な始まり方ですね・・・。」
  γ「α、そ~んなこといっちゃいけねえよ?」
  β「む。」
トロン(ふん、ぜ~っタイムりなんだから!ま、泣いて謝れば許してあげようかな?)
などとトロンが考えている中、てきぱきと話が進んでいる。
  Ω「α、おまえは近くのジャンク屋で可能な限りパーツを探してきてくれ。」
  α「はい、かしこまりました。」
  Ω「β、おまえはここで俺と一緒に被害状況の検討だ。」
  β「む。」
  Ω「γ、おまえは工具を調達してきてくれ。」
  γ「へ~い、か~しこまりやしたぁ。」
トロン(ふ、ふん、何さ、口ならどうとでもいえるわよ。)
しかし、トロンもそんなに馬鹿ではない。胸中ではそんなことをおもいながら、Ω達の実力にはうすうす感ずいてはいた。
トロン(この人たち、意外とやるかもしれないわね・・・普通こんな場面では、焦りが出そうなものなのに、
    まるで、こうなることを始めから解っていたかのようだわ。この4人、結構あなどれないかもしれないわね。)
そんなトロンの胸中を知るわけも無く、Ω達の仕事は着々と進められていた。
  Ω「では、全員解散。あさってまでには必ず仕事を終わるように。以上。」
  α「かしこまりました!」
  β「む!」
  γ「了~解!」
だが、これを聞いていたトロンが、思わず口走る。
トロン「あ、あしたあ!?ちょっとまってよ!5日後に仕上げるんでしょ?それだったら、少し遅いんじゃあ・・・」
と、ここでΩが言い返す。
  Ω「女、こっちにはそれなりのやり方というものがある。悪いが、口をはさまないでくれ。」
と言うと、さっさとみなそれぞれの場所へと向かっていった。
トロン「な・・・・・何よ、あんたたちなんて、どうせ間に合いっこ無いんだからねー!!」
それだけ言うと、トロンは自分の部屋へと帰っていった。
  Ω「おう、女。」
と、不意にトロンの頭上から声が降ってきた。見上げると、砕け散ったふねのかべにいつの間にやら必要最低限の足場を作って、その上にいるようだ。
トロン「な、なによ。」と、トロンが言い返す。
  Ω「よろこべ。」
トロン「は?」トロンは、なんのこっちゃ、とでもいいたげな表情で答えた。
   「なにをよろこべっていうのよ?」まあ、そういう反応になるのが普通だろう、いきなり「よろこべ。」といわれてもね・・・
  β「おまえ達、船、意外、被害、小さい、部品、届く、船、すぐ、直る。」少し低い声でβが途切れ途切れに答える。よくテレビに出てくるインディアンのようだ。  
トロン「え、何、船が?・・・・・あ、はいはい!部品が届けば船が早く直るかもってことね?」
βは、うなずきながら「む。」とだけ答えると、Ωとなにやらしゃべり始めた。
トロン「まったく、どこまで本気なのかしら?」と、トロンが半ば本気で悩み始めたとき・・・・・・・・・
グゥ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~・・・・・・・・・・・・・・・・
トロンのお腹から威勢のいい音が聞こえてきた。
トロン「そういえば、さっきからから何も食べてないわね。」
実は、Ωたちが突っ込んできたのはAM10時。だが、トロンの腕時計はすでにPM6時を示している。
トロン「食堂でカレーでも食べよーっと!」トロンは食堂に向かって駆け出した。
―――場面変更・食堂前――――
トロンは食堂の扉を開け、「カレーライス!」と叫ぼうとして・・・・・・・・
ズルゥゥゥゥゥ!っと威勢良くずっこけた。その理由は・・・・・・
  γ「おお、でこっぱち。なにしてんだ?そんなとこで。」なんと、工具を探しに行っていたはずのγが、食堂のんきにでカレーを食べているのだ。
トロン「あ、あんたこそこんな所で何してるのよ!それにあたしの名前はでこっぱちじゃ無くて、トロン!トロン・ボーンよ!」
  γ「ああ?おめぇ馬鹿か?カレー食ってるんだよ、見りゃ解るだろ?」
トロン「そ、そうじゃなくて、なぜあんたはこんな所でのんきにカレーを食べてるの?って聞いてるのよ!」
  γ「ああ、そういうことか、実はな、工具を探しに行ったはいいが、どこにあるかわかんなくってよ、
腹へって困ってたところに、食堂があってな、ついフラフラ~っと・・・・・・・・・」
トロン「な・・・・・・・なによそれ、あんた、ほんとにやる気あるの?」
  γ「あたりまえだろ、工具がありゃあ、もっとやる気が出るかもな?」
トロン「あんたねえ、はっきりと工具がほしいって言えばいいじゃない。」トロンがため息交じりにいう。
  γ「へっ、意外と察しがいいじゃねえか。」
トロン「ふん、馬鹿にしないでよね。」トロンは少し気を良くしたらしい。顔がにやけている。
  γ「で、工具箱はどこにあるんだ?」
トロン「こっちよ、ついて来て。」
  γ「ん、わかった。」
トロンとγはどこかへと走っていった。
―――場面変更・ゲゼルシャフト号・左舷壁―――
  Ω「よし、こんなところか。」
  β「む。」
どうやら、被害状況の調査が終わったようだ。
  Ω「さて、あとはαのパーツ待ちだな。」
  β「む。」
―――場面変更・ドコカノ街(そのまんまじゃん)―――
  α「さてと、まずはジャンク屋ですね・・・・・・・・・」

4話「ゲゼルシャフト号修理 ~2日目~ 【収集】」
Ω「さて、あとはαのパーツ待ちだな。」
β「む。」
―――場面変更・ドコカノ街(そのまんまじゃん)―――
α「さてと、まずはジャンク屋ですね・・・・・・・・・」

と、ここまでが、前までのあらすじです、では、続きをどうぞ~

 α「さてと、まずはジャンク屋ですね・・・・・・・・・」
 αはゲゼルシャフト号が墜落したところから一番近いと判断したドコカノ街(笑)にいた。
ふざけているような名前の街だが、なかなかに大きく、中でもジャンク屋は相当立派なものである。 
 α「え~っと、どこかに地図は・・・・無いですねえ、しかし、この町がこんなに大きいとは、これではジャンク屋に行けません・・・・・」
と、そこへ三人の怪しい男組みがやってきた。
男A(おい、あいつなんてよかねえか?)
男B(確かに・・・・・・・・)
男C(賛成でゲス。)
男A&男B&男C(ふっふっふっふっふ・・・・・・・・・)
男A「よし、いくぜ!」
男B&男C「おお!!」
 α「ん~、困りましたねえ。」と、そこへ男A、男B、男Cがやってきた。
男A「おう、あんちゃん。」
男B「ちょ~っとつら貸してほしいんだけどなあ。
男C「かつあげなんてする気はさらさら無いでゲスから。」
男A&男B「余計なこと言ってんじゃねえ!!」
男C「ひ・・・ひ~~~~~~~~でゲス!」
 α「あのう・・・・・・」
αが申し訳なさそうに声をかける。
男A&男B「ん?」
男C「でゲス?」
 α「あなた達、この街の方ですか?」
男A「ああ、そうだが。」
 α「それはよかった。ぜひ、ジャンク屋の場所を教えていただければありがたいんですが。」
男C「あ、それならわてが地図を持ってるでゲス、使うといいでゲス。」
 α「えっ!いいんですか!?」
男C「かまわんでげす。」
 α「・・・・・・ありがとうございました!!」
αは深々とお辞儀をした後、地図を見ながらまっすぐに走り出した。
男C「いやあ。いいことをした後は気持ちが良いでゲス。」
男A&男B「ほ~~~~~お?」
男C「ぎくっ!」
男Cの後ろには、殺気を漂わせ始めている男Aと男Bの姿があった。
男A&男B「てんめえ・・・・・・・・・・・」
男C「え?・・・・・・え!?」
男A&男B「いい加減にしろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
ずぎゃばぎゃどかずかべきぐしゃぼきごきどりゃげごしゃべぎぐしゃどががきごすべきぼきゃずごぐぼきがどれぐしゃあ!!
男C「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ・・・・・・・・・」
男Cの悲鳴があたり一面に響きわたったその頃、αはデパートのように大きなジャンク屋に到着していた。
―――場面変更・言うまでも無くジャンク屋―――
αは大きなジャンク屋にしばし圧倒されていた。ふと見ると、看板が立っている。内容はこうだ。

「揃わぬものなど何も無い!完全無欠のジャンク屋『モンスター』!」
 
 α[揃わぬ物など何も無い、ですか、よし、ここにしますか。」
そういってαは、店の中へと足を進めていった。 
 α「さて、使えそうなパーツは、と・・・・・・」αが色々と物色していると店員らしい男が声をかけてきた。
店員「これはこれは、どのようなパーツをおのぞみで?」
 α「実は、こんな感じのなんですけど・・・・・・」αは必要なパーツの図形を店員に見せた。
店員「・・・・ふむふむ・・・・なるほど・・・・ほう・・・・はい、わかりました。
このジャンク屋で揃わないものは無いと看板を立てている以上、必ずそろえて見せますので、少々お時間を頂けますか?」
 α「あ、はい、解りました。」
――――――数時間後――――――
店員「はい、用意できました。しめて518000Zです。」
 α「あ、はいはい、ちょっとまってくださいね・・・・・・・っと、はい。」
と、平然と520000Zもの大金を出した、なにもんだこいつは・・・・・
店員「520000Zお預かりします・・・・・80000Zお返しいたします。」
 α「どうも。」
店員「ありがとうございましたー。」
そして、αはずるずるとパーツの入った袋をいくつもつなげたものを引きずりながらゲゼルシャフト号への帰路についた。
 α「んー、ちょっとこれはきついですねえ。」
αが店を出たとき、もうすでに空は真っ暗だった。
―――場面変更・ゲゼルシャフト号左舷壁上部・AM6時(勿論日付は変わってます。)―――
Ω「む、やっときたか!」
β「む!」
γ「よっしゃあ!」
Ωの視線の先には、大きな袋をいくつもつなげて背負ってきたαがいた。
Ω「α!ここだ!」
β「α!」
γ「α!はやくしろい!」
α(まったく・・・無茶を言ってくれますね。)
それからさらに30分はかけて持ってきた袋をあけ、それぞれの部位に分けた。
α「えーっと、ここは、壁上方ですね。」
β「ここ、左翼。」
γ「ここは・・・壁下方とエンジンカバーか!」
Ω「これは、エンジンだな。」
γ「で、Ω、これからどうするんだ?」
Ω「決まっているだろう。これらを組み立て、奴らの船に組み込んでいくんだ。」
γ「なるほど、じゃ、早いとこ取り掛かろうぜ!」
Ω「無論だ!」
α「忙しくなりそうですねえ。」
β「む。」
γ「さあて、張り切っていくかー!!」