ロクノベ小説保管庫 第3章<試練、その意味>

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1話
ロックは最後の試練がある遺跡に持っていく特殊武器を選んでいた。
「ロック、今回もシャイニングレーザーでいいのよね?」ロールが聞く。
「え、ああ、うん。 !?」
「? どうしたの、ロック?」変わってトロンが聞く。
「・・・・今回はブレードアームにしてくれる? 
(・・・・何故だろう・・・・ 今回はブレードアームで行かなきゃいけない気がする・・・・・)」
「え? うん、わかった。 じゃあトロン、早速改造しましょ。」
「ええ、そうしましょ。」
ブレードアームの強化が始まった。

改造されたブレードアームを装備して、ロックは遺跡の中へと入っていった。

遺跡の中はとても静かだった。
「・・・・・リーバードがいない? 二人とも聞こえる?この遺跡ってリーバードいないの?」
「う~んとね、この遺跡、リーバードの反応はないみたい。」
ロールが答える。
「でも、最深部はレーダーに映ってないからわからないわ。」
トロンが付け加える。
「(もしかして、また喧嘩が始まるのか?)ありがとう、二人とも。」
「頑張ってね、ロック。」
ロールとトロンが声をあわせて言った。
「え、ああ、うん。 頑張るよ。(喧嘩をしないぞ? 一体この二人に何が?)」
実はトロンとロールは前回の試練の時、セラとユーナにロックが今何をしているかを聞いていた。
そして二人は、ロックに迷惑がかかってはいけないと思い、
喧嘩はやめよう、という事になったのである。

2話
ロックは遺跡の中にある小部屋へとはいった。
そしてお約束と言わんばかりに宝箱があった。
「・・・・また古い書物か?」
ロックの予想通りだった。
中には『Σウイルスに関するレポートと考察』と書いてある古い書物が入っていた。
「・・・・シグマって確かマスターが伝言で言ってた名前だよな・・・・
でもウイルスってどういう事だろう? 一応持っていこう。」
ロックは部屋の奥にある扉を通り、最深部へと向かった。

「ここが最深部か・・・・今回はどんな試練だろう?
・・・・このブレードアームが必要なのだろうか?とにかく入ろう。
ロールちゃん、トロンちゃん、無線切るから!」
「うん、わかった。」
「わかったわ、ロック。」
二人はうなずいた。
ロックは無線を切ると、扉の奥へと入っていった。

奥には黒のカプセルがあり、中から黒いアーマーを着た大人びた感じの試練官がでてきた。
「来たか、トリッガーよ。私の名前はロックマン・クルタルグス。
わかっていると思うが、最後の試練官だ。一回目は『強き心の試練』。二回目は『知恵の試練』。
そして今回三回目は『強さの試練』だ。」
クルタルグスと名乗るものが言った。
「(前回のは知恵に試練だったんだ・・・全然わからなかったよ・・・それはいいとして)
今回は強さの試練ですか?じゃあこれから戦うんですね?」
ロックが尋ねる。
「ああ、そうだ。お前は何を使ってもかまわん。私はこの右手のブレードアームしか使わんがな。」
「わかりました。」
「では試練を始めるぞ。」
最後の試練が始まった。

3話
ドシュシュシュ ロックがクルタルグスに向かってバスターを撃った。
「甘い!」
クルタグスは自分のブレードアームでバスターを弾くと、
バスターを構えているロックの懐へと飛び込んだ。
「な、速い!」
ロックがそう言うのが早いか、クルタルグスは一閃した。 
ロックはバックステップで後ろに下がるも、ブレードの切っ先がアーマーに当たり、
その部分が削り取られてしまった。
「だめだ! バスターで攻撃したら懐に入られる。こっちもブレードアームでやるしかない!」
ロックはブレードアームを構えた。

バチィ! バチィ!

ブレードアームがぶつかるたび、静かな遺跡の中にエネルギーのぶつかる音が響く。
「どうしたトリッガー! お前の力はその程度のものではないはずだ!
それともこの16年の間に腕が鈍ってしまったのか!?」
戦いの最中、ロックに向けてクルタルグスが言う。
「くっ・・・!?
(なんだ? この光景、どこかで見た事があるような気がする・・・・
わからない。思い出せない。でも、今はそんな事より、試練をクリアしなければ!)」
ロックの中に、何かが蘇りつつあった。

4話
バチイ!!

ひとまわり大きな音がなると、二人はつばぜり合いになった。
「お前は昔から剣術だけは苦手だったな。」
そう言いながら、クルタルグスは徐々に力を込めていった。
「(昔!? この人は僕の事をよく知っているのか?
そんな事よりまずいぞ・・・・このままじゃ力で押し切られる・・・だったら!)」
ロックは左手のバスターを撃った。
「ちっ!」
クルタルグスは後ろに飛び退き、バスターをさける。
「たあああああああああ!」
ロックはジャンプしながらブレードを思いっきり振りおろした。
「ふん! なかなかだが・・・・はっ!」
クルタルグスはロックをふき飛ばした。
「はっ!」
ロックは器用にも空中で反転し、そのまま着地した
だが、その一瞬の隙を逃さんとばかりにクルタルグスが斬りかかってきた。

バチイ!

ロックはなんとかブレードアームで防ぐが、
クルタルグスの力は強く、押し切られるのは時間の問題だった。
だがその時、ロックの体が無意識の内に動いた。
相手のブレードアームを牽制しながらも、スライディングでまたをくぐり抜け、
それと同時に後ろを振り向き、クルタルグスを背中に向けてバスターを撃った。 
「なにい!? があ!?」
クルタルグスは反応するも、回避行動が間に合わず、
バスターに当たり、わずかに吹っ飛んだ。

「はあ・・・はあ・・・はあ・・・一体・・・何が・・・起こったんだ?
全く・・・わからない・・・ 自分のからだが・・・勝手に動いて・・・・」
ロックは何が起こったのか全く分からず、
戦いの最中なのに何が起きたのかを確認しようとしていた。
ロックがそんな事をしている間にクルタルグスが立ち上がった。

5話
「(トリッガーの様子からして、今のはトリッガーの意思とは無関係に体が動いたようだな。
・・・・まさかこれがマスターの言っていた『ロックマンの名を受け継ぐ者の力』なのか?
すると覚醒したかリミッターが外れかかって暴走する寸前のどちらかだな。
もう少し戦う必要性がある。場合によってはトリッガーをここで破壊する必要があるな。
『ヤツ』が目覚める前に世界が滅びてしまっては元もコもない。)
どうしたトリッガー! 何故今攻撃してこなかったのだ!」
クルタルグスはロックに問いかけた。
「え? あ、は、はい?」
ロックは一応我に帰った。
「行くぞ!」
かけ声と同時にクルタルグスが再びロックに斬りかかった。

バチイ!

ロックは先ほど起こった事を気にしながら剣を交えていた。
その事に気付いたクルタルグスはブレードを引き、
ロックが前に体制を崩した瞬間に背中に回し蹴りを当てた。
「がはっ!」
ロックは吹っ飛ばされ、うつ伏せに倒れた。
そしてロックが起き上がると同時にクルタルグスも斬りかかってきた。
そしてその時、再びロックの体が無意識の内にに動いた。

バチイ!!

そこでは、信じられない事が起こっていた。
「なっ!? ブレードの切っ先で止めただと!?
(それに、今一瞬だがトリッガーの目が確実に『赤く』なった。
これは明らかに覚醒している。これなら、トリッガーが『ヤツ』と戦う事ができる。)
! しまった!」
気付いた時はすでに手遅れだった。
ロックはブレードの切っ先でとめていたクルタルグスのブレードを自分の左側に、流した。
クルタルグスはバランスを崩し、そのままロックの方へ倒れこんだ。
ロックは倒れてきたクルタルグスの腹に左手のバスターと突き付けた。
そして、そのままゼロ距離から連射した。

6話
ドシュシュシュシュシュシュシュ・・・・・・・・

「ガアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
ロックは撃った。ただ、ひたすらに撃った。
何かに取り付かれているかのように。
その場に、クルタルグスの絶叫が響いているのにもかかわらず、ただひたすらに・・・・・ 
クルタルグスは倒れこんでいたので、撃たれたバスターが全て腹に直撃した。 
そしてようやくクルタルグスの体がバスターの威力だろうか、後ろへと吹っ飛んだ。
クルタルグスの腹は、中の回路が見えるほど損傷していた。
「はあ、はあ、はあ、はあ・・・・・・・何だろう、この感覚。
力が溢れ出てくるような・・・・・何か、とても懐かしい気がする・・・・・」
ロックは自分が他のロックマンシリーズとは明らかに違う事を感じた。

ジ・・・ジジ、パチパチ

クルタルグスは起き上がった。体が故障しているはずなのに。
「トリッガー、お前の強さ、見事だった。お前がその力を引き出せるようになったのなら、
やっと一人前になった証だ。」
「力? 僕の体が勝手に動いた事が?」
「ああ。まだ制御できないようだがすぐに慣れる。詳しい事はこれを見てくれ。」
クルタルグスはボロボロの体でロックにICチップを渡した。
「・・・・・分かりました。マスターからの三つ目の伝言、確かに頂きました。」
「トリッガー。 これは私の願いなのだが・・・・・聞いてくれるか?」
「はい、なんでしょう?」
「その中に入っているマスターの言っている事を聞き入れて欲しいのだ。」
「・・・・・分かりました。」
その言葉を聞いたクルタルグスは安心したのか、笑みを浮かべ、奥の扉へと向かいながら
「・・・・・・頼んだぞ。 ・・・・私の最高の・・・・よ・・・」
と小声で言った。
「え? 今なんて?」
聞き取れなかったロックは聞き返したが、
クルタルグスは部屋の奥の扉へと消えたあとだった。

7話
ロックはフラッター号へと戻り、今までと同じようにセラとユーナに報告をした。
「今回はロックマン・クルタルグスという人が試練官でした。
あとこの書物も遺跡内で見つけました。」
そう言いながらロックは書物を差し出す。
「ふむ、クルタルグスか・・・・」
セラが書物を受け取りながら言う。
「知っているんですか、セラさん。」
「ん、ああ、まあマザーだから一応な。・・・・・・それよりマスターからの伝言を貰ったのであろう?
悪いが今回はお主がロードしてくれ。」
「? わかりました。」
ロックは不思議そうに応えた。

「・・・・・おい、ユーナよ。」
セラがロックに聞こえない小声で言う。
「なに、セラちゃん」
ユーナも小声で応える。
「気付いておるか?今までの試練官は全員トリッガーとかかわりのある者達だという事を。」
「もちろん気付いているわ。ランムは親友で、ガディグはよく争ってた奴、
今回のクルタルグスは『教育官』でしょ?」
とユーナ。
「ああ、その通りだ。何故ここまでトリッガーにかかわりのある者達ばかりなのだ?
少し怪しいとは思わぬか?」
「そうね。これには何か裏があるわね。
マスターはトリッガーに何をさせようとしてるのかしら?」
「おそらくそれは今回の伝言で分かるはずだ。ん?ちょうど読み込みが終わったようだな。
見てみるとしよう。」

8話
『トリッガー君、まずは三つ目の試練クリアおめでとう。よく頑張ってくれた。
さて、それはいいとして前回言った通りXとゼロ、そしてΣについて話そう。
Xとゼロが創られた理由は更に昔にさかのぼる・・・・ 前回説明した事件から百年程さらに前、
一人の科学者、ライトによって『ロック』という心優しいロボットが造り出された。
だがある時、別の科学者ワイリーが世界を征服しようとしたんだ。
それを知ったロックは自分の生みの親のライトに改造してもらい、戦闘ロボット『ロックマン』として生まれ変わった。
そして、ワイリーの世界征服の野望を幾度となく阻止した。
だがある時、そのワイリーはロックマンを巻き添えにして自爆したんだ。
当然ロックマンは大破してしまい、二度と直す事は出来なくなってしまった。
その後、ライトは再びこのような事が起こった時の為に、
ロックマンの後継機とも呼べるロボットを創った。 それがロックマンXだった。
ライトはXを創っている間に余命が尽きそうだった。
そしてXの可能性、そして危険性をチェックする為のカプセルに封印した。
そしてライトは亡くなった。
ゼロはこの時死んだはずのワイリーによって創られたロボットだった。
ワイリーは自爆する直前、自分の思考をコンピューターに写していた。
そしてその頭脳がゼロを創った。 ・・・・・Xを倒す為のレプリロイド、ゼロをね・・・・』

「Xを倒す為? ゼロはXの無二の親友ではなかったのか?」とセラ。
「何かがあったんじゃないですか?」とロック。
「そんな考えなくてもマスターがこれから言うと思うけど・・・・」とユーナ。

9話
『ゼロは発見された当時、イレギュラーとして目に入るもの達を手当りしだい攻撃していた。
そして、ゼロを押さえるべく当時最強のレプリロイドとして名高かったΣはゼロと戦った。 
シグマは劣勢だったがゼロの一瞬の隙を逃さなかったのだろう、ボロボロになりながらも
ゼロを機能停止に追いこんだ。
実はこの時、Σのコンピューターにあるもの、コンピューターウイルスが侵入していた。
ゼロがやられると、最も近くにいるレプリロイドに感染するようにワイリーが仕組んでいた。 
このコンピューターウイルスはあまりに特殊で、誰かに感染するとその感染した者の能力を記憶し、
そして、その感染した者の思考を徐々に変えてしまうものだった。
こうしてΣはイレギュラーとなったんだ。それに加えてウイルス化もしてしまった。
これがXやゼロ、そしてΣについてだ。
少し分からない所もあるかもしれないけどまだ話したい事があるんだ。
この話はこのへんにしたい。』

『さて、ここでトリッガー君に僕からお願いがある。これが最後のお願いだ。 
Σウイルス・・・・いや、正確には『世界に破滅をもたらすもの』を倒して欲しい。
これは『ロックマンの名を継ぐ者』のトリッガー君にしか出来ない事なんだ。 
『ロックマンの名を継ぐ者』には資格があり、まず、青いアーマーが似合う事、
ヘルメットもよく似合う事、そして手にバスターを装備している事なんだ。』

「そ、それって僕しかいないんですか?」
ロックは顔を引きつらせながらセラとユーナに聞く。
「あ、ああ、まあお主しか青いアーマーはおらぬが・・・・」
「でも、まさかそんな単純な理由だなんて・・・・」
答える二人も顔が引きつっている。

『って言うのはジョークなんだけど。』

「ジョークかい!!」
三人一斉に画面に映るマスターにつっこんだ(?)。
「あ!」
そして三人同時に気がついた。
「(これ伝言なんだからマスターは何の反応もしない・・・・・)」
三人はもうつっこむまいと心の中で思った。
だが、これ以降つっこむ所がなかったのは言うまでもない。

『本当はロックマンXの回路が君の体の中にあるからなんだ。』

10話
「!!!!」
三人は驚きを隠せなかった。
先ほどまでマスターが話していたロックマンXの回路がロックの体の中にあるのだから・・・
マスターの話は続いた。

『僕は君をつくった時、来るべき『世界に破滅をもたらすもの』の戦いに備えて
他のロックマンシリーズとは違い、出力を大幅に上げた。念のためリミッターをつけてね。
そして僕とロックマンXはある時、君のリミッターを外してみた。
君が暴走するかどうかを確かめる為に。そして君は暴走した。
その時ロックマンXが君を命がけで止めた。死ぬ間際に
“これを・・・・あいつに・・・トリッガーにつけて下さい・・・
そうすれば・・・・・あいつは・・・・暴走を起こさなくなります・・・・
そして・・・・『世界に破滅をもたらすもの』を必ず・・・僕の代わりに倒して・・・・・くれます。
た・・のみ・・・ます・・・”
と言って、僕にロックマンとロックマンXについていた“ラーニングシステムチップ”を渡したんだ。
これは名前の通り敵の攻撃を自分のものにする事ができるチップだ。
これはあまりにも危険だからといってライト博士は世に発表しなかった。
だから僕も作り方は知らない。だけど『世界に破滅をもたらすもの』を倒す為にはどうしてもそのチップが必要だった。
だから僕はロックマンXの言うとおり君に“ラーニングシステムチップ”を取り付けたんだ。
だから、『世界に破滅をもたらすもの』と戦う事ができるのは君しかいないんだ。 
君が、きっとヤツを倒してくれる事を願っている。
もし、『世界に破滅をもたらすもの』を倒す決心がついたなら試練で貰った
僕の伝言が入っているチップを持っていって欲しい。
それと・・・僕の因果律計算、簡単に言うと予言で、ヤツとの戦いが終わったあとに
『四つの終わり』が訪れるという事がわかっている。
詳しい事は分からないが、戦うなら気をつけて欲しい。 
場所は北極の近くにある島だ。島といっても元からある島じゃなくて、
海から浮上してくるからすぐに分かると思う。』

11話
それと、遺跡内で見つけたと思う古い書物なんだけど、
あれはロックマンX達の観察日記みたいなものらしいんだ。
読めないから僕もよくは分からないんだけどね。 
それじゃあ・・・・』
マスターの伝言は終わった。

「どうするのだ?っと聞くまでもないようだな。」
「もちろんです。ロールちゃんやトロンちゃん、バレル博士、
それに世界中の人たちが死んでいくのを黙ってみている訳には行きませんから。」
「それはそうとなんで海から浮上してくるの?」
「言われてみれば・・・何故だ?」
「ね、変でしょ~誰かが操作でもしてるのかしら?」
「・・・・・
(操作? まさか試練官の中の誰かか? だがそれほどの重要な事をするとなると
・・・・・やはり彼奴か。)」
セラには誰が島を浮上させるか予想がついていた。
「でも場所が北極ってことは凄い寒いんですよね?」
「そりゃ寒いでしょうけど、問題はその島がいつ浮上してくるかよ。ね、セラちゃん?」
「・・・・・」
「セラちゃん?」
「ん? ああ、すまぬ。 だが、それについては問題なかろう。」
「へえ? なんで?」
「それだけのことが起きれば世界中にニュースとして流れるであろう。」
「そっかー セラちゃん頭いいー」
「じゃあ、僕はこの辺で失礼しますね。いつ浮上しても良いように体調を整えておきますから。」
「ああ。 マスターの残したこの世界を滅亡させる訳にはいかんからな。」

12話
「大変な事になってるわ・・・・・」
「そうね。私達どうしようかしら・・・・」
部屋の外で盗み聞きしていたトロンとロールが言う。
「それじゃあ失礼します。」
部屋の中からロックの声が聞こえた。
「ロックが来たわ! 逃げるわよ!」
「オッケー!」

ダダダダダダダダダダダダダダダダダ・・・・・

ガチャ

「? 今誰かいたのかな?」
部屋から出てきたロックが言う。
「まあいいや。 ちょっと考えたい事もあるし、部屋に戻ろう。」


ロックは部屋に戻り、今までの試練を思い出していた。
「・・・なんでマスターは試練なんかを僕にさせたのだろう?
やっぱり力を目覚めさせる為なのかな・・・それに・・・『四つの終わり』ってなんだろう?
僕が戦いに負けて、世界の終わり、と言う事なのかな・・・少し横になろう。」
試練が終わっても、解けない謎はまだ多かった。



- エピローグ -
「・・・・・やはりトリッガーだけでヤツに勝てるかどうかは微妙な所だな。
あいつらも起こして共に行くべきだな。」
クルタルグスはモニターのスイッチを押した。 
するとモニターのは二人の人物が現れた。
「二人とも、起きろ。トリッガーが第三の試練をクリアした。」
「ほんとですか?」
「アイツけっこうやるな!」
モニターに映っている二人が答えた。
「だが、今のトリッガーでヤツに勝てるかはわからん。私達も行くぞ。いいな?」
「わかりました。」
「へい、りょーかいです。」
「場所は北極付近、詳しくは後で送る地図を見てくれ。時は一週間後だ。頼んだぞ、二人とも。」
「わかりました。では、失礼します。」
「りょーかい。んじゃ、失礼します。」
通信が途切れた。

「これでよし。・・・・・少しでも休んでおくか。この体で戦うのは無理があるからな。」
クルタルグスはカプセルの中に入り、目を閉じた。