もしも℃-uteの岡井ちゃんが本当に男の子だったら

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okaishonen

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 えりかちゃん、信頼してたのにどうして裏切る真似をしたんだよ。
僕はあの悪戯っこで優しくて、皆をいつも笑わせるえりかちゃんを知っているから信じたくなかった。
電車でエッチをされたけど、あれだってえりかちゃんの悪戯で許すことにしている。
なのに、えりかちゃんは僕のそんな気持ちを裏切って、雅ちゃんに男の子だと教えてしまった。
雅ちゃんの不気味な笑顔は電車の中でみたえりかちゃんの表情に近いものを感じる。
付き合ってほしい理由が、何となくだけど想像できてしまって、余計に残念な気持ちが膨らんだ。
嘘だ、えりかちゃん、でも嘘なんだよって言ってよ。
じゃないと、僕はメンバーも信じられなくなっちゃうよ、そんなのは絶対に嫌なんだ。
そんな思いを抱きながら、僕は雅ちゃんにくっついて歩いていた。

「ぐずぐずしない。さっさと来てってば。ちさと、早く中に入って」

 雅ちゃんに連れられ、僕はコンサート会場でも人気のない場所にまでやってきていた。
会場自体もかなり大きいから、横浜アリーナには何度も来ているのに、知らない場所もあって、ここも今まで全然知らなかった。
雅ちゃんは案内が終わったのか、僕に早く中に入りなさいと「どうぞ」と扉を指差して下がってしまった。
僕はドアノブを握ったまま、このまま入らないといけないのかなと躊躇ってしまう。
ちらっと背後に立つ雅ちゃんの顔色を窺ってみると、早くして、と露骨に怒っているようだ。
僕は決心のつかないまま、扉を開けて、部屋の中に頭だけ入れて何があるか覗いてみた。

「よっ、ちさと君。どうぞ、中にお入り」
「え、えりかちゃん!!」

 部屋にはえりかちゃんが一人、中央にぽつんと座っているだけで他には誰もいないようだ。
普段、この部屋は物置か何かに使われているのか机やら椅子が隅っこに寄せてある。
それ以外は物がないから、部屋が広く感じる。

「さ、さっさと入って。忙しいとこ抜けてここまで来てるんだから、ぐずぐずしないで」
「雅ちゃん、押さないでよ。わかったよ、入るから」
「わかってないから言ってるの。男なんだからぐずぐずしないの」
「ちょっと、ちょっと、えりかちゃん、雅ちゃんに何とか言ってよ。痛いって」

 えりかちゃんはそんな僕らをくすくす笑いながら眺めていて、ちっとも話なんか聞いていなさそうだ。
会ったら怒ってやろうと思ったのに、えりかちゃんが笑っている姿をみたら、怒る気が失せてしまった。
いつもと変わらないえりかちゃんがそこにいて、僕を裏切った過去が嘘みたいだった。
本当にえりかちゃんが何を考えているのかさっぱりだ。

「ちさと君、ようこそ。ここには私とみや、あとは君だけだよ」
「そ、そうなんだ。ねぇ、どうしてここに呼び出したりしたの? それと僕が男の子だって雅ちゃんにバラすなんて酷いよ」
「あぁ~もういっぺんに色んな事を言わないで。どうしてここに呼び出したかっていうと、いいことしたかったから」
「そうだぞ、岡井千聖。私とえりかちゃん、二人といいこと出来るんだから、感謝しなよ」
「うわっ」

 雅ちゃんは僕に後ろから抱き着いてきて、首筋に息を吹きかけるように囁いてきた。
特別、首筋が敏感なわけではないけど、そんなところに息が吹きかけられるなんて初めてだったから驚いた。
僕が飛び跳ねると、えりかちゃんはまたくすくす笑いだし、「敏感だね」と呟いた。
敏感も何も皆こんなところに息を吹きかけられたら、反応するものじゃないだろうか。
しかも、雅ちゃんみたいな綺麗なお姉さんにエッチなビデオでしか聞けない声で囁かれたんだ。
僕みたいな年頃の男の子は、誰でも驚くに決まっている。

「ちさと君、最近は舞美とはどうなんだい? うまくいったのかな?」
「え、えぇと・・・普通に話しかけてくれるようになったよ。しかも舞美ちゃんから謝ってくれたし」
「ふぅん、舞美はやっぱり自分で言ったとおりに行動したか。まぁいいや。ちさと、私は私なりにあんたを可愛がってたんだよ」

 えりかちゃんはすっと立ち上がり、ゆっくりと近づいてきて僕の頬をそっと撫でてきた。
さっきまでは子供みたいに無邪気に笑っていたのに、今は急に別人みたいな優しい表情に変わっている。
僕の戸惑いを見て、えりかちゃんはまた絵画から抜け出した美女が微笑むように笑った。

「そう怯えなくてもあんたを食べたりしないよ。ちさとは可愛いと思ってるんだからさ」
「えりかちゃん」

 じゃあ、どうしてこんな事をするの?とその言葉が後に続けられなかった。
緊張しているせいか、喉が激しく乾くのを唾を飲み込んで潤すくらいしか出来ない。
えりかちゃんには前に電車で手でおちんちんを気持ちよくさせられた事があったのを思い出し、息が荒くなってきた。
心とは無関係にこいつは言う事を聞かずに大きくなり、気持ちよくなろうとする分からず屋だ。
またえりかちゃんに気持ちよくさせてもらえると思って、むくむくと起き上がってきた。
ジャージだからおちんちんが大きくなると、目立ってしようがないのにこいつはもう制御不能になっている。

「ちさと、舞美と私だったら、私のほうがあんたの事をよくみてたよ。世話をしたとかそういう意味じゃなくてさ。
 あんたをね、℃-uteに入った頃からずっとみてたのは私だよ。あんたも舞美よりも私とよくいたじゃん」
「えりかちゃん、それはそうだけどさ。だってね、えりかちゃんは綺麗なお姉さんだけど、僕は気楽に話せたから」
「じゃあ、これからも私と一緒にいなよ。これは親切な気持ちで言ってるんだよ。実らない恋よりいいじゃんか」

 えりかちゃんの言う通りに、僕は舞美ちゃんといるよりもえりかちゃんといる時間が長かった。
舞美ちゃんはいっつもとめぐか愛理といたから、気になってはいても話しかけるタイミングをよく見失っていた。
その点、えりかちゃんはさりげなく話しかけてくれたし、僕からも話しかけやすいから相手をしてもらたりもした。
馬鹿だなって人には言われるけれど、僕は蚊でもたった一つのかけがえない命だからと叩いたりなんか出来ない。
痒くても我慢してしまう僕に、えりかちゃんは『ちさとは優しいね』と馬鹿にするでもなく、声をかけてくれた。
その蚊が死んでしまうと、今度は一緒にお墓を立ててあげたりもした。
僕が知っているえりかちゃんはとにかく優しい女の子で、お洒落さんだって印象だったのに、今は違う。
どこか寂しげに見える。
本当は僕にもこんな事したくもないのに、無理をして引きとめようとしているみたいに・・・
でも、僕を何から引きとめようとしているのかは僕にはわからない。

「そうだよ。あんたが思うよりも舞美だって思ってくれちゃいないよ。えりかちゃんは違うんだってさ」
「雅ちゃんは舞美ちゃんをよく知らないからそんな事言うけど、舞美ちゃんは僕に好きだって言ってくれたよ」
「それはあんたに優しく言っておけば、辞めないって思ってるからだよ。ねぇ、えりかちゃん?」
「ま、まぁね。ちさと、言う事聞きな。そうすれば、私とみやが気持ちよくさせてあげるから」

 えりかちゃんはそう言って、僕の固くなったおちんちんを撫で始めた。
どこで身につけたのか知らないけど、えりかちゃんの手つきはこうすれば気持ちよくなるってポイントを掴んでいる。
だから、僕のおちんちんが気持ちよくないわけなく、すんなりとさっきよりも固く大きくなった。
おちんちんの奴、一度覚えた楽しみは忘れていない様子だ。
プラスして、雅ちゃんが抱きついているのも効果を倍増させているのかもしれないな。
雅ちゃん、こんな時なのに香水をつけているから、汗の匂いよりも甘い香が漂ってくる。
耳元で「気持ちよくなってるんじゃん。あんたさ、体は小さくても男だね。女装の時は胸が大きいけど、今はここ大きくしてるんじゃん」
なんて囁いて、辱めてきた。
この数分間で何度目かわからないほどの唾を飲み込み、乾いた喉を潤す僕は二人から逃げられなかった。

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