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「真っ黒焦げの凶暴な卵(4)」(2009/03/18 (水) 14:44:40) の最新版変更点
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**真っ黒焦げの凶暴な卵(4) ◆2Y1mqYSsQ.
□
「乾坤圏、ごめんね」
「……帰ったときに修理させる。今は片方が使える状況に感謝だ」
ナタクはそれだけいって、乾坤圏だけをPDAへ収めた。他の支給品はいらないらしい。
生体センサーなんて便利なものもあるのだが、なんとなく没収するのは気兼ねがするためギンガに持たせたままだ。
早くゼロやチンクと合流したいのだが、これからどうしようかと迷っていた。
とりあえずギンガを運ぼうと、身体を持ち上げた。
「ドラス、なんなら俺がその女を運ぶぞ」
「いいんだ、ギンガお姉ちゃんが生きているって、この手で実感したいから」
「そうか」
ドラスはギンガを背負いながら、どこか達成感に包まれていた。
疲労した身体に、風が心地いい。前では気づかなかったことだ。
「ごめんな……さいね。重いでしょう?」
「お、起きたの!? は、始めまして。僕は…………」
「大丈夫。ちゃんと…………戦った時の記憶もあるから……」
もぞもぞ、とギンガはドラスの背中で後悔しているような呟きをする。
その声にドラスは聞き覚えがあった。いや、少し前の自分の声と一緒だ。
ドラスはどう声をかけていいか、迷った。
「起きたなら聞かせろ。なぜ俺たちを襲ってきた?」
「ナタク、後でいいでしょ~」
「この女は俺に断りもなく乾坤圏を使ってきた」
「も~」
パワーアームを向けるナタクとドラスのやり取りを聞いてか、ギンガがくすくすと笑い始めた。
何がおかしかったのかドラスには分からないが、ギンガが笑ってくれるなら何でもよかった。
「ドラスゥゥゥゥゥゥゥゥッッ!!」
自分が犯した罪が、目の前に現れるまでは。
スバルは凱に言われた言葉を反芻しながらも、ドラスに受けた傷を思い出した。
右肩が痛む。スバルの右腕はドラスの右腕に納まったままだ。
今のままドラスを、スバルは信じられるか?
答えは否だ。だからこそ、凱を信じてスバルはただ歩み続ける。
やっと交差点を超えて、真直ぐ進もうとしたスバルの視界にドラスがギンガを捕まえている様子が見えた。
普通に見れば、背負っているように見えただろうそれは、歪んだスバルの目にはギンガが捕まっているように映る。
しかも刃をギンガに向ける男の姿もあった。死体を粉砕した、あの男だ。
ドラスと笑いあっているということは、グルだったのだ。もう、スバルに凱の言葉はない。
ギンガがナンバーズに連れて行かれる光景が繰り返される。もう二度と、あんな目に遭うもんか。
スバルはドラスだけを見て、ギンガを取り戻すべく地面を蹴る。瞳は金色、容赦なく振動拳を発動させる。
「ドラスゥゥゥゥゥゥゥゥッッ!!」
スバルには周りが見えていない。ギンガを救う、ただそれだけを純粋に思った。
ものが砕ける音が響く。骨が折れる感触を手に感じ、体液が舞い上がり、スバルに降りかかった。
「ギン…………姉……?」
スバルの拳の先には、ギンガの身体があった。
ドラスは突然の出来事で、対応し切れなかった。辛うじて、ナタクとスバルの間に割って入ってナタクが攻撃するのをやめさせたくらいだ。
スバルの振動拳がドラスに迫る。自分はスバルにしたことを思えば、当然のことだろう。
振動はコアまで届き、死ぬかもしれない。それもまた、運命かもしれないとドラスが諦め、スバルを見つめ続ける。
背中のギンガが、力の緩んだドラスの隙を突いて飛び出し、背中でスバルの振動拳を受け切った。
ギンガの血がスバルに降り注いだように、ドラスもまたギンガの血で濡れる。
「よかった……ゴホッ……私は……ようやく……。スバルを……お願いね……。ドラス……君……」
ギンガはドラスを抱きしめるように倒れ、力をなくした。
何度も見た絶命の様子。ノーヴェの最後とギンガの最後が重なる。
(また、救えなかった……)
強くなったと思っていた。仮面ライダーへの恐怖を払拭し、自分は強くなれるんだと勘違いしていた。
それは幻想だと、目の前の物言わぬ死体となったギンガが告げる錯覚を、ドラスは起こした。
もう、ドラスは混乱し何も考えられなかった。
「うあぁぁああぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁっ!!!」
スバルの咆哮だけが聞こえるも、ドラスには何も届かない。
再び闇の広間へと、ドラスは舞い戻ってきた。突如豪風が吹き荒れ、空気の流れが一点に集中する。
コロニー内の空気をすべて奪いつくすといわんばかりに流れる風の中、ただドラスは呆然としていた。
□
ゼロはサイドマシーンに乗り、ひたすらドラスの元へと走っていた。
昇りになったカーブを身体を右に倒して曲がり、ゼロは忌々しげに舌打ちをする。
凱が首と胴体を別れて、物言わぬ死体となっていた。犯人は近くにいる。
ドラスが危ない。こういうことなら、凱かドラスを一人にするんじゃなかったと、ゼロは激しく後悔する。
サイドマシーンが殺戮者の手に渡っていなかったのは幸いだ。凱のPDAに戻される前に、ゼロのPDAへ登録しなおす。
あの場にPDAを落としたのはミスかもしれない。
ゼロはサイドマシーンのアクセルを全開にし続けた。
「間に合わなかったか……」
ゼロが悔しげに呟き、血塗れのギンガと、咆哮するスバル、そして呆けるドラスの姿を発見した。
唯一いつもどおりに動けるのはナタクのみ。ゼロは声をかけようとして、大きな大気のうねりに奪われた。
舌打ちしながら、サイドマシーンを発進させてドラスたちに近寄る。
「ナタク、ドラス!!」
「くっ、なんだ? この暴風は?」
ナタクが文句を言うが、ゼロにも知りようがない。まさかコロニーに穴が開いたためのものとは、神ならぬ彼らに知るよしはなかった。
ドラスは風に舞うギンガの死体を視線だけで追っていた。ゼロは無理やり、ドラスの首根っこをつかんでサイドカーに押し込む。
スバルも回収しようとハンドルを向けると、銃弾が車体に跳ねた。
「スバル・ナカジマ! 無事か?」
「ボブ……さん?」
ハンドガンを二発撃ち、HARLEY-DAVIDSONにまたがったT-800が現れた。
そこでゼロは不自然に思う。タイミングがよすぎる。
「乗れ、スバル・ナカジマ! 奴らは敵だ! ここは退くぞ!」
「け、けど……ギン姉がぁ……」
「後回しだ! 体勢を立て直す!」
T-800がスバルをHARLEY-DAVIDSONに押し込み、退いていった。ゼロはくそ、とサイドマシーンを叩く。
ナタクが暴風に対抗するために哮天犬に乗って、訝しげにゼロを見た。
「とんだ役者だ……ボブ、あいつは殺し合いに乗っている! 城茂を殺したのも、おそらくあいつだ!」
「なに! どういうことだ!?」
「凱が殺された! 下手人は……どう見てもボブ、あいつしかいない!!」
「凱が……殺されただと……? それはっ!!」
「今は退くぞ……。ごたごたを片付けるのは後だ。あいつらは修理工場か……俺たちは軍事基地に向かう! いいな!」
ナタクはまだ文句を言いたげだったが、サイドカーのドラスを見て自制する。
あまりナタクは自制が得意な方に見えない。早く落ち着く場所を見つけたほうがいい。
移動を続けるゼロたちは、交差点で沈んだ様子のチンクに会った。
ドラスを見て、チンクは沈んだ顔を押し込み、いつもの強気な姉の顔を取り戻した。
「ドラス! ゼロ、なにがあった」
チンクが現れ、ドラスの様子を気遣って尋ねる。ゼロは詳しく話している暇はない。
ボブは敵だとだけチンクに告げて、軍事基地へと向かった。ゼロはギリッ、と歯を食いしばる。
(この借りは高くつくぞ……ボブ!)
ゼロはボブに対し、怒りを燃やし続けた。
□
「くぅ……ここは……?」
バチバチ、とダブルタイフーンが火花を散らす。V3は自分がいる、深い闇の天井を見た。
床は鉄でもリノリウムでもない、未知の物質でできていた。感触としては、滑らない氷が近いのかもしれない。
周囲は四角に切り出された何もない部屋だった。
「俺は……なぜ生きている?」
「それについては、私が説明しよう」
「キサマは!」
V3が怒りを向ける。いきなり現れた声の主は、自分たちを呼び寄せた男、シグマだ。
シグマはマントを揺らしながら、警戒するV3の正面に余裕を持って立つ。
声をかけられるまで、存在を感知することができなかった。V3はごくり、と唾を呑む。
こいつ、シグマは……強い。
「制限によって命拾いしたのだ」
「制限……だと?」
「火柱キックは、キサマのエネルギーを全部費やし、その反動に耐え切れないために起こるのが身体の崩壊だ。
あのコロニーに刺したキンシひょうしきによって、キサマは自分が耐えれる、ギリギリの出力で火柱キックを放つことに成功したのだ。
もっとも、本来の威力に遠く及ばないとはいえ、コロニーに穴を開けてこの要塞に15%もの損傷を与える。つくづく呆れた性能だ」
「黙れ! ならば、俺はキサマを倒すのみ!」
シグマは聞き分けのない子供を見た大人のような表情で、ため息を一つ吐いた。
V3が構えても、シグマはただ無防備に立つのみ。
「聞け、風見志郎。いや、仮面ライダーV3」
シグマはマントの下から、腕だけ取り出しV3へと向けた。
何かを求めるように。
「私と手を組め」
「断……」
「答えを出すのは、話を聞いてからでも遅くはあるまい」
戯言を。V3は心の中で吐き捨てる。シグマは構わず、語り始めた。
□
「ギン姉……ギン姉……」
修理工場にたどり着いたスバルはひたすら、死んだ姉のことに泣いていた。何度手を洗っても、血が落ちた気がしない。
左腕だけでは、手が洗い難くてしょうがないのだが、何度も吐きながらスバルは洗い続けた。
「……スバル」
「ボブ……さぁん……」
ボブは何も言わず、スバルの背中を撫で続けてくれた。やっと再会して、自分の味方でいてくれる。
ボブは頷いて、PDAから何かを取り出した。
「失った右腕の代わりだ。リゼンブルというらしい。両腕分あるから、君の右腕に装着しよう。
ここで見つけたメカ救急箱というものとあわせて、怪我の手当てをせねばな」
スバルはボブの優しさに、さらに涙が出る。
「私は……私は……人を殺して……ギン姉まで……」
「君の姉が死んだのは、ドラスが盾にしたからだ。悪いのは君ではない」
「う……うわぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
スバルはただ、ボブのたくましい胸に涙を流し続ける。
ようやく会えた、仲間なのだから。
T-800は泣き続けるスバルを宥めながら、冷静に現状を分析する。
シグマに対抗するものは、かつての自分がしたようにチームを組むだろう。
また、一人で数を減らすのは容易ではない。ここはスバルを味方につけ、敵を減らしていく。
どういうわけだかまだ知らないが、スバルはドラスを敵視している。好都合だ。
自分が殺し合いに乗った、とは凱の死体を通して、ゼロにも伝わっている。
他のチームに彼らの悪評を広め、外堀から埋めていくのもいい。
T-800は静かに、新たに手に入れたPDAの画面を見る。
ゼロが使い道がない、と判断したリゼンブルのパーツは、スバルの右腕となって役に立つだろう。
本来ならある程度手術が必要だが、簡単に装着できるように改造されていた。
そして、最後の一つ。ゼロがエックスへの手土産と称したアイテム。
ガイアアーマー。
ライト博士が作成した、最古のアーマーにして、山のごとき頑強さを誇るアーマー。
T-800は線が太すぎて装着することができなかった。
だが、スバルならちょうどはまるであろう。これで、スバルは自分が手に入れた最高の戦力となる。
ただ、T-800は静かに破壊活動を続けるべく冷静に計算した。
「ありがとうございます……ボブさん。もう大丈夫です……」
「……スバル、一つ質問だ。君はなぜ涙を流す?」
「それは……ギン姉が……」
「……俺に死という観念はない。だからか。人が涙を流す理由を知らない」
T-800が言うと、スバルは少し困った顔をした。いきなりT-800の手をとって、スバルは真直ぐ瞳を向ける。
始めてあった頃より、余裕はなくなっているが正義感の強そうな瞳は変わっていなかった。
「ボブさん、大丈夫。私が……教えるから。涙も……ドラスたちを許せない理由も」
T-800にスバルの言葉によって僅かなノイズが走る。
自身でも気づかないようなノイズだ。T-800は不思議と、そのノイズを嫌いに思えなかった。
外を見る。風によって次々ものが舞い上がっていった。視界センサーによれば、空気の量が減っていっていると分かる。
T-800は戦って生き残るために、冷静に現状を分析続けた。
スカイネットの指令を守るために。
□
「理解してくれたか?」
シグマは黙っているV3に告げる。シグマが話すべきことは、すべて話した。
あとはV3がどう判断するか。シグマは答えを待ち続けた。
V3は震えている。それもそうだろう。それほど、シグマが告げた現実は重い。
V3は躊躇し、そしていつもの両腕を広げた独特の構えをとった。
「交渉決裂……か。君は私のジョーカーとなれる男だったのだが」
「俺はそれでも……一人でも守るために戦う! いくぞ、シグマ!!」
「できることなら、全快の君と戦ってみたかった。まあ、いい。こい、V3!!」
シグマはマントを脱ぎ捨て、Σブレードを取り出した。
V3のただならぬ気配。傷ついても尚、闘志は衰えず。
最後にエックスと戦って以来、最強の敵にシグマの戦士としての本能が疼く。
たとえそれが、プログラムの揺らぎであったとしても。
シグマとV3、同時に地面を蹴って互いの距離を零とした。
□
ギンガの死体は、閉じきる前のコロニーの壁の穴へと吸い込まれていった。
数奇な運命をたどり、洗脳された状態で殺し合いの舞台に呼ばれた少女は、最後に一瞬だけおのれを取り戻した。
たとえそれが悲劇しか生まなかったとしても、それを見ることのない少女は幸せだったのかもしれない。
閉じていく隔壁を越えて、少女は名前と同じ場所へと放り出された。
彼女を隔離すべく、コロニーの臨時の壁がシャッターの如く降りて、穴を塞ぐ。
ただ、何もない暗闇の中、少女の死体は漂い続けた。
ドラスは強風が吹く中、凱と灰原が死んだことを知る。
風見とチンクが合流していないところを見ると、もしかしたら彼も生きてはいないかもしれない。
ドラスが仲良くなった人たちは、ノーヴェたちを含み死んでいった。
自分を家族と認めて人が死んでいく様子は、まるで自分が死神になった気分だ。
以前ならなにも思わなかっただろう。今はただ、胸が痛いと悲鳴を上げる。
涙がドラスの頬を濡らした。この前泣いたときと違って、ただ無表情に。
どうしていいか、誰も教えてくれない。ドラスは膝を抱え、声を押し殺して泣いた。
□
「お戻りですか?」
「ああ、手強かった。V3は死んだよ」
シグマは代理で会場を見張らせていたイーグリードに礼を言いながら、玉座へと座る。
バチッ、と左肩の火花が散った。イーグリードはそれを見て、救護班を呼ぼうとする。
「構わん。かすり傷だ」
「しかし……今後の作戦行動に支障が出る可能性があります」
「戦士のつけた傷だ。残したままでいてやりたい」
「……一つだけ、聞いてもよろしいでしょうか?」
「構わんよ」
シグマが許可を与え、イーグリードは敬礼を一度してからシグマに向く。
イーグリードはシグマへと、かねてからの疑問をぶつけた。
「シグマ隊長は四度、エックスやゼロたちと戦ったと聞きます。なのに、なぜ最初のボディを……?」
「なに、ただの感傷だ」
シグマは自嘲しながら、イーグリードに答えた。
イーグリードを先に起動させたのは、もっとも信頼できる部下だからだ。
他の世界からの戦力も持っているが、来るべき時のために今は眠らせてある。
イーグリードは最後の質問を期に、振り向いて作業に専念した。
言いたいことはまだあるだろう。イーグリード自身はエックスやゼロが参加者なのに、心が痛むはずだ。
それらを押し殺し、シグマの部下としてイーグリードは行動をしてくれる。
もっとも、シグマに離反するべくタイミングを見計らっているかもしれないが。
送られたメールを、シグマは見る。何かあったのか? というただの質問だ。
こちらの答えは、何もない。すべては順調だ、とだけ。
シグマはモニターへと視線を向けた。ただ、己が目的のために。
シグマの胸に宿る炎は、燃え滾り続ける。
&color(red){【灰原@パワポケシリーズ 死亡確認】}
&color(red){【獅子王凱@勇者王ガオガイガー 死亡確認】}
&color(red){【T-1000@ターミネーター2 死亡確認】}
&color(red){【ディムズデイル・ボイルド@マルドゥックシリーズ 死亡確認】}
&color(red){【ギンガ・ナカジマ@魔法少女リリカルなのはStrikerS 死亡確認】}
&color(red){【風見志郎@仮面ライダーSPIRITS 死亡確認】}
&color(red){【残り十九人】}
【G-3 修理工場/一日目 午後】
【T-800@ターミネーター2】
[状態]:全身に損傷(特に背部)、所々の深い傷からは金属骨格が露出、シグマウィルス感染
[装備]:滝和也のライダースーツ@仮面ライダーSPIRITS
[道具]:コルトS.A.A(0/6)、HARLEY-DAVIDSON:FAT BOY@ターミネーター2、電磁ナイフ@仮面ライダーSPIRITS)、
PDA(凱、村雨)、打神鞭@封神演義、グランドリオン@クロノトリガー、トリモチ銃@サイボーグクロちゃん
生活用リゼンブルパーツ(左腕)@SoltyRei、メカ救急箱
[思考・状況]
基本思考:スカイネットの使命通り、全ての者を破壊する。
1:スバルを利用して人間及び、人間側のサイボーグとロボットを始末する。
2:ゼロたちのチームの悪評を流す。
3:発見した音楽ファイルに秘められたメッセージを解読。
4:用が済めば、スバルを破壊する(しかし、ノイズが発生。それを心地よく思っている?)。
[備考]
※本編開始直後からの参加です。
※スバルに、ボブと呼ばれています。
※地中にいた為、神敬介の接近や行動に気付きませんでした。
【スバル・ナカジマ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
[状態]:右腕をリゼンブルに換装。あちこちにトリモチ付着、罪の意識とそれ以上の決意
[装備]:滝和也のナックル@仮面ライダーSPIRITS、軍用双眼鏡@現地調達、ガイアアーマー@ロックマンX5
生活用リゼンブルパーツ(右腕)@SoltyRei(装着済み)
[道具]:PDA×2(スバル、T-800:ラブラブビッグバンの音楽ファイル入り)サブタンク(満タン)@ロックマンX
テキオー灯@ザ・ドラえもんズ、ナックルの弾薬(25/30発)@仮面ライダーSPIRITS
コルトS.A.Aの弾丸(19/30発)、@SoltyRei、ライディング・ボード@リリカルなのはStrikerS
[思考・状況]
基本思考:他者を破壊しようとした参加者を破壊する。罪は自分だけが背負う。
1:ドラスを許さない。ギンガの仇を討つ。
2:ボブと協力。
3:チンク、メカ沢、ロボ(後ろの二名は名前を知らない)とは、いずれ合流する。
[備考]
※本編開終了後からの参加です。
※テキオー灯は、一時間のみ効力持続。
一度使った者には、24時間経過しなければ使用不可能と制限されています。
※T-800のことを、ボブと呼んでいます。
【E-3 道路/一日目 午後】
【ゼロ@ロックマンX】
[状態]:シグマウィルスにより回復。T-800を敵視。シグマウィルス一個に感染
[装備]:チャージキックの武器チップ@ロックマンシリーズ、カーネルのセイバー@ロックマンX4、
プラ膏薬とポリ包帯@ザ・ドラえもんズ、謎の金属片(マルチの残骸から回収)、サイドマシーン@人造人間キカイダー
[道具]:支給品一式 PDA(ゼロ)、空っぽの平凡なデイバッグ@ゴミ処理場
[思考・状況]
基本:シグマを倒す。イレギュラーに容赦はしない。
1:凱を殺したボブ(T-800)を最大の敵と認識。
2:チームの立て直しのためこのまま基地へ。特にドラスは気をつける。
3:ハカイダーを更生したい。更生に失敗したなら凱の分も、自分がハカイダーを倒す。
4:ハカイダーに再会できない場合、日付の変わる頃(二日目00:00)にハカイダーと決着をつけるため、スクラップ工場に再度向かう。
5:本郷、エックスと合流。ボイルド、メガトロン、グレイ・フォックス、ボブ(T-800)は警戒。
6:シグマ、何を企んでる?
7:風見とチンクが一緒でないことに疑問。
8:左上コロニーまで行き、そこから虱潰しに全エリアを巡る。
[備考]
※ノーヴェたちを生体パーツを使用したレプリロイド(のようなもの)と解釈しました。
※参戦時期はX4のED~X5開始前のようです。
※液体金属が参加者に擬態している可能性に気づきました。
※支給品にゾンダーメタルがある可能性を考えています。
※城茂を殺したのを、T-800だと思っています。
※シグマウィルスに感染しましたが、発症するのにウィルスが足りないのか、それとも潜伏期間に入ったのかは、後続にお任せします。
【チンク@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
[状態]:疲労大、全身に中ダメージ、固い決意、ノーヴェの死を悟り悲しみと憤怒、姉妹の仇を討つ決意
風見の死を信じたくない。
[装備]:金属の詰まった平凡なデイバッグ(中身60%消費)@ゴミ処理場、サイクロン号@仮面ライダーSPIRITS
[道具]:PDA(チンク、メカ沢、灰原、ロックマン)、ナイスなグローブ×2@パワポケシリーズ、ツバメ@クロノトリガー
ゆうしゃバッジ@クロノトリガー。ガトリング砲@サイボーグクロちゃん(弾切れ)
ダンボール@メタルギアソリッド、大型スレッジハンマー@ジョジョの奇妙な冒険、五光石@封神演義、アトロポスのリボン@クロノトリガー
[思考・状況]
基本:ノーヴェとセインの仇を討ち、シグマを破壊する
1:風見の馬鹿者。死んだとは信じない。
2:誰が何と言おうとも、ノーヴェの仇を討つ。敬介だろうが影武者だろうが関係ない。
3:ドラスの様子がおかしい。
3:姉として、弟(ドラス)を守る。
4:本郷、エックスとの合流。スバル、敬介、ハカイダー、メガトロン、ボブ(T-800)は警戒。
5:殺し合いに乗った危険人物には容赦しない。
6:スティンガー、シェルコートを手に入れる。
7:日付が変わる頃、スクラップ工場へ向かう。
[備考]
※参戦時期は本編終了後です。
※リシュウの仕込み杖@スーパーロボット大戦シリーズはハカイダーショットによって砕けました。
【ドラス@仮面ライダーZO】
[状態]:全身打撲、コアにダメージ。中程度の損傷&疲労。右腕がスバルのもの。悲しみ。自分が求めていたものが『家族』と自覚。
仮面ライダーへの恐怖を少し克服、仮面ライダーXへの怒り、セインを四、五歳幼くした状態に擬態。ただし、生えている
絶望、混乱。
[装備]:ラトゥーニのゴスロリ服@スーパーロボット大戦OG、メカ沢の学ラン@魁クロマティ高校、オルゴール付き懐中時計@仮面ライダーZO
[道具]:支給品一式、PDA(ドラス、マルチ、ノーヴェ)
荷電磁ナイフ@マルドゥックスクランブル(D-3基地に放置。呼び出し可)
スタームルガー レッドホーク、装弾数0/6@ターミネーター2(D-3基地に放置。呼び出し可)
[思考・状況]
基本思考:混乱して何も考えられない。
1:チンクを守りたいが、自信がない。
2:スバルをまだ正気に戻したいが……。
3:チンクと共にロボ、メカ沢、ノーヴェの仇を討ちたいが……。
4:ギンガ、凱、灰原の死にショック。
[備考]
※自分が未完成品、仮面ライダーが完成品だと勘違いしています。
※チンクを姉として強く慕っています。
※無意識の内に罪悪感が芽生えつつあります。
※志郎の言った10人ライダーの中に仮面ライダーZOがいると思い込んでいます。
【ナタク@封神演義】
[状態]:全身にギンガ戦のダメージ(中)、疲労(小)
[装備]:哮天犬@封神演義、アタッチメント@仮面ライダーSPIRITS、混天綾@封神演義、乾坤圏@封神演義(左腕の方は修理が必要)
[道具]:支給品一式、高性能探知機(バッテリー切れ)
[思考・状況]
基本思考:家族を亡くしたドラスは悲しませたくはないが、他者と馴れ合うつもりはない。強い敵と戦う。弱者に興味はない。シグマは殺す。
1:城茂をT-800が殺した? だとしたら借りが一つできた。
2:武器を探す(宝貝優先)。
3:強い奴と戦いたいが、ドラスを放っておけない。
4:とりあえずゼロに事情を聞く。
5:凱が死んだ? 馬鹿な!
[備考]
※仙界大戦終了後からの参戦。
※アタッチメントを右腕に装着しています。
※右腕は、修理工場の冷凍庫にて冷凍保存されてます。
※M.W.S.は粉砕されました。
【共通備考】
※F-4エリアの南端の壁に、火柱キックによって穴があきました。今は隔壁が降りて、コロニーの崩壊と空気の漏れを塞いでいます。
※ギンガ・ナカジマ@魔法少女リリカルなのはStrikerSの死体、フットパーツ@ロックマンX
生体センサー@メタルギアソリッド、時空管理局の制服@魔法少女リリカルなのはStrikerS
天王剣@クロノトリガー、デザートイーグル(0/7)@魔法先生ネギま! 、弾倉(0/7)×1+(0/7)×1 (弾頭に魔法による特殊加工が施されています)
ハカイダーショット@人造人間キカイダー(弾切れ)、ネコミミとネコにゃん棒@究極超人あ~る、ヴィルマの投げナイフ@からくりサーカス×2(チンクの支給品)
ドラスの腕、PDA×4(ボイルド、タチコマ、ギンガ、王ドラ) が宇宙空間に放り出されました。
【支給品紹介】
【ナイスなグローブ@パワポケシリーズ】
サクセス時に技術ポイントが上がりやすくなるグローブ。
現状ではただの野球グローブ以外機能しない。
【生活用リゼンブルパーツ(腕)@SoltyRei】
サイボーグ技術による人体用パーツ。今回支給されたパーツは両腕分。
簡単に装着できるように改造されている。
【ガイアアーマー@ロックマンX5】
ライト博士が試作中だったという、かなり古いアーマー。パワーを重視されており、トゲトラップを無効化するなどの特殊な性能も備えている。
エアダッシュができずダッシュ速度が遅い、特殊武器や強化パーツが使えないなどの制約も多く、チャージ速度が非常に早い。
・ヘッドパーツ
特別な効果はない。
・フットパーツ
トゲトラップを無効化する。また、壁に張り付いた際、ずり落ちなくなる。ダッシュで特定のブロックを押すことも出来る。
・ボディパーツ
受けるダメージを軽減し、蓄積されたダメージはエネルギーに転換してギガアタックとして使用できる。
ギガアタックは、前方に大型のエネルギー弾を放って攻撃する。
・アームパーツ
フルチャージ速度が高速になる。また、チャージショットが一部のブロックや敵の攻撃を破壊可能になる。
しかし、弾速と射程は通常のものにくらべ劣る。
*時系列順で読む
Back:[[真っ黒焦げの凶暴な卵(3)]] Next:[[揺れる心の改造人間]]
*投下順で読む
Back:[[真っ黒焦げの凶暴な卵(3)]] Next:[[揺れる心の改造人間]]
|127:[[真っ黒焦げの凶暴な卵(3)]]|灰原|&color(red){GAME OVER}|
|127:[[真っ黒焦げの凶暴な卵(3)]]|獅子王凱|&color(red){GAME OVER}|
|127:[[真っ黒焦げの凶暴な卵(3)]]|T-1000|&color(red){GAME OVER}|
|127:[[真っ黒焦げの凶暴な卵(3)]]|ギンガ・ナカジマ|&color(red){GAME OVER}|
|127:[[真っ黒焦げの凶暴な卵(3)]]|ボイルド|&color(red){GAME OVER}|
|127:[[真っ黒焦げの凶暴な卵(3)]]|風見志郎|&color(red){GAME OVER}|
|127:[[真っ黒焦げの凶暴な卵(3)]]|T-800| |
|127:[[真っ黒焦げの凶暴な卵(3)]]|スバル・ナカジマ| |
|127:[[真っ黒焦げの凶暴な卵(3)]]|ゼロ| |
|127:[[真っ黒焦げの凶暴な卵(3)]]|チンク| |
|127:[[真っ黒焦げの凶暴な卵(3)]]|ドラス| |
|127:[[真っ黒焦げの凶暴な卵(3)]]|ナタク| |
**真っ黒焦げの凶暴な卵(4) ◆2Y1mqYSsQ.
□
「乾坤圏、ごめんね」
「……帰ったときに修理させる。今は片方が使える状況に感謝だ」
ナタクはそれだけいって、乾坤圏だけをPDAへ収めた。他の支給品はいらないらしい。
生体センサーなんて便利なものもあるのだが、なんとなく没収するのは気兼ねがするためギンガに持たせたままだ。
早くゼロやチンクと合流したいのだが、これからどうしようかと迷っていた。
とりあえずギンガを運ぼうと、身体を持ち上げた。
「ドラス、なんなら俺がその女を運ぶぞ」
「いいんだ、ギンガお姉ちゃんが生きているって、この手で実感したいから」
「そうか」
ドラスはギンガを背負いながら、どこか達成感に包まれていた。
疲労した身体に、風が心地いい。前では気づかなかったことだ。
「ごめんな……さいね。重いでしょう?」
「お、起きたの!? は、始めまして。僕は…………」
「大丈夫。ちゃんと…………戦った時の記憶もあるから……」
もぞもぞ、とギンガはドラスの背中で後悔しているような呟きをする。
その声にドラスは聞き覚えがあった。いや、少し前の自分の声と一緒だ。
ドラスはどう声をかけていいか、迷った。
「起きたなら聞かせろ。なぜ俺たちを襲ってきた?」
「ナタク、後でいいでしょ~」
「この女は俺に断りもなく乾坤圏を使ってきた」
「も~」
パワーアームを向けるナタクとドラスのやり取りを聞いてか、ギンガがくすくすと笑い始めた。
何がおかしかったのかドラスには分からないが、ギンガが笑ってくれるなら何でもよかった。
「ドラスゥゥゥゥゥゥゥゥッッ!!」
自分が犯した罪が、目の前に現れるまでは。
スバルは凱に言われた言葉を反芻しながらも、ドラスに受けた傷を思い出した。
右肩が痛む。スバルの右腕はドラスの右腕に納まったままだ。
今のままドラスを、スバルは信じられるか?
答えは否だ。だからこそ、凱を信じてスバルはただ歩み続ける。
やっと交差点を超えて、真直ぐ進もうとしたスバルの視界にドラスがギンガを捕まえている様子が見えた。
普通に見れば、背負っているように見えただろうそれは、歪んだスバルの目にはギンガが捕まっているように映る。
しかも刃をギンガに向ける男の姿もあった。死体を粉砕した、あの男だ。
ドラスと笑いあっているということは、グルだったのだ。もう、スバルに凱の言葉はない。
ギンガがナンバーズに連れて行かれる光景が繰り返される。もう二度と、あんな目に遭うもんか。
スバルはドラスだけを見て、ギンガを取り戻すべく地面を蹴る。瞳は金色、容赦なく振動拳を発動させる。
「ドラスゥゥゥゥゥゥゥゥッッ!!」
スバルには周りが見えていない。ギンガを救う、ただそれだけを純粋に思った。
ものが砕ける音が響く。骨が折れる感触を手に感じ、体液が舞い上がり、スバルに降りかかった。
「ギン…………姉……?」
スバルの拳の先には、ギンガの身体があった。
ドラスは突然の出来事で、対応し切れなかった。辛うじて、ナタクとスバルの間に割って入ってナタクが攻撃するのをやめさせたくらいだ。
スバルの振動拳がドラスに迫る。自分はスバルにしたことを思えば、当然のことだろう。
振動はコアまで届き、死ぬかもしれない。それもまた、運命かもしれないとドラスが諦め、スバルを見つめ続ける。
背中のギンガが、力の緩んだドラスの隙を突いて飛び出し、背中でスバルの振動拳を受け切った。
ギンガの血がスバルに降り注いだように、ドラスもまたギンガの血で濡れる。
「よかった……ゴホッ……私は……ようやく……。スバルを……お願いね……。ドラス……君……」
ギンガはドラスを抱きしめるように倒れ、力をなくした。
何度も見た絶命の様子。ノーヴェの最後とギンガの最後が重なる。
(また、救えなかった……)
強くなったと思っていた。仮面ライダーへの恐怖を払拭し、自分は強くなれるんだと勘違いしていた。
それは幻想だと、目の前の物言わぬ死体となったギンガが告げる錯覚を、ドラスは起こした。
もう、ドラスは混乱し何も考えられなかった。
「うあぁぁああぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁっ!!!」
スバルの咆哮だけが聞こえるも、ドラスには何も届かない。
再び闇の広間へと、ドラスは舞い戻ってきた。突如豪風が吹き荒れ、空気の流れが一点に集中する。
コロニー内の空気をすべて奪いつくすといわんばかりに流れる風の中、ただドラスは呆然としていた。
□
ゼロはサイドマシーンに乗り、ひたすらドラスの元へと走っていた。
昇りになったカーブを身体を右に倒して曲がり、ゼロは忌々しげに舌打ちをする。
凱が首と胴体を別れて、物言わぬ死体となっていた。犯人は近くにいる。
ドラスが危ない。こういうことなら、凱かドラスを一人にするんじゃなかったと、ゼロは激しく後悔する。
サイドマシーンが殺戮者の手に渡っていなかったのは幸いだ。凱のPDAに戻される前に、ゼロのPDAへ登録しなおす。
あの場にPDAを落としたのはミスかもしれない。
ゼロはサイドマシーンのアクセルを全開にし続けた。
「間に合わなかったか……」
ゼロが悔しげに呟き、血塗れのギンガと、咆哮するスバル、そして呆けるドラスの姿を発見した。
唯一いつもどおりに動けるのはナタクのみ。ゼロは声をかけようとして、大きな大気のうねりに奪われた。
舌打ちしながら、サイドマシーンを発進させてドラスたちに近寄る。
「ナタク、ドラス!!」
「くっ、なんだ? この暴風は?」
ナタクが文句を言うが、ゼロにも知りようがない。まさかコロニーに穴が開いたためのものとは、神ならぬ彼らに知るよしはなかった。
ドラスは風に舞うギンガの死体を視線だけで追っていた。ゼロは無理やり、ドラスの首根っこをつかんでサイドカーに押し込む。
スバルも回収しようとハンドルを向けると、銃弾が車体に跳ねた。
「スバル・ナカジマ! 無事か?」
「ボブ……さん?」
ハンドガンを二発撃ち、HARLEY-DAVIDSONにまたがったT-800が現れた。
そこでゼロは不自然に思う。タイミングがよすぎる。
「乗れ、スバル・ナカジマ! 奴らは敵だ! ここは退くぞ!」
「け、けど……ギン姉がぁ……」
「後回しだ! 体勢を立て直す!」
T-800がスバルをHARLEY-DAVIDSONに押し込み、退いていった。ゼロはくそ、とサイドマシーンを叩く。
ナタクが暴風に対抗するために哮天犬に乗って、訝しげにゼロを見た。
「とんだ役者だ……ボブ、あいつは殺し合いに乗っている! 城茂を殺したのも、おそらくあいつだ!」
「なに! どういうことだ!?」
「凱が殺された! 下手人は……どう見てもボブ、あいつしかいない!!」
「凱が……殺されただと……? それはっ!!」
「今は退くぞ……。ごたごたを片付けるのは後だ。あいつらは修理工場か……俺たちは軍事基地に向かう! いいな!」
ナタクはまだ文句を言いたげだったが、サイドカーのドラスを見て自制する。
あまりナタクは自制が得意な方に見えない。早く落ち着く場所を見つけたほうがいい。
移動を続けるゼロたちは、交差点で沈んだ様子のチンクに会った。
ドラスを見て、チンクは沈んだ顔を押し込み、いつもの強気な姉の顔を取り戻した。
「ドラス! ゼロ、なにがあった」
チンクが現れ、ドラスの様子を気遣って尋ねる。ゼロは詳しく話している暇はない。
ボブは敵だとだけチンクに告げて、軍事基地へと向かった。ゼロはギリッ、と歯を食いしばる。
(この借りは高くつくぞ……ボブ!)
ゼロはボブに対し、怒りを燃やし続けた。
□
「くぅ……ここは……?」
バチバチ、とダブルタイフーンが火花を散らす。V3は自分がいる、深い闇の天井を見た。
床は鉄でもリノリウムでもない、未知の物質でできていた。感触としては、滑らない氷が近いのかもしれない。
周囲は四角に切り出された何もない部屋だった。
「俺は……なぜ生きている?」
「それについては、私が説明しよう」
「キサマは!」
V3が怒りを向ける。いきなり現れた声の主は、自分たちを呼び寄せた男、シグマだ。
シグマはマントを揺らしながら、警戒するV3の正面に余裕を持って立つ。
声をかけられるまで、存在を感知することができなかった。V3はごくり、と唾を呑む。
こいつ、シグマは……強い。
「制限によって命拾いしたのだ」
「制限……だと?」
「火柱キックは、キサマのエネルギーを全部費やし、その反動に耐え切れないために起こるのが身体の崩壊だ。
あのコロニーに刺したキンシひょうしきによって、キサマは自分が耐えれる、ギリギリの出力で火柱キックを放つことに成功したのだ。
もっとも、本来の威力に遠く及ばないとはいえ、コロニーに穴を開けてこの要塞に15%もの損傷を与える。つくづく呆れた性能だ」
「黙れ! ならば、俺はキサマを倒すのみ!」
シグマは聞き分けのない子供を見た大人のような表情で、ため息を一つ吐いた。
V3が構えても、シグマはただ無防備に立つのみ。
「聞け、風見志郎。いや、仮面ライダーV3」
シグマはマントの下から、腕だけ取り出しV3へと向けた。
何かを求めるように。
「私と手を組め」
「断……」
「答えを出すのは、話を聞いてからでも遅くはあるまい」
戯言を。V3は心の中で吐き捨てる。シグマは構わず、語り始めた。
□
「ギン姉……ギン姉……」
修理工場にたどり着いたスバルはひたすら、死んだ姉のことに泣いていた。何度手を洗っても、血が落ちた気がしない。
左腕だけでは、手が洗い難くてしょうがないのだが、何度も吐きながらスバルは洗い続けた。
「……スバル」
「ボブ……さぁん……」
ボブは何も言わず、スバルの背中を撫で続けてくれた。やっと再会して、自分の味方でいてくれる。
ボブは頷いて、PDAから何かを取り出した。
「失った右腕の代わりだ。リゼンブルというらしい。両腕分あるから、君の右腕に装着しよう。
ここで見つけたメカ救急箱というものとあわせて、怪我の手当てをせねばな」
スバルはボブの優しさに、さらに涙が出る。
「私は……私は……人を殺して……ギン姉まで……」
「君の姉が死んだのは、ドラスが盾にしたからだ。悪いのは君ではない」
「う……うわぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
スバルはただ、ボブのたくましい胸に涙を流し続ける。
ようやく会えた、仲間なのだから。
T-800は泣き続けるスバルを宥めながら、冷静に現状を分析する。
シグマに対抗するものは、かつての自分がしたようにチームを組むだろう。
また、一人で数を減らすのは容易ではない。ここはスバルを味方につけ、敵を減らしていく。
どういうわけだかまだ知らないが、スバルはドラスを敵視している。好都合だ。
自分が殺し合いに乗った、とは凱の死体を通して、ゼロにも伝わっている。
他のチームに彼らの悪評を広め、外堀から埋めていくのもいい。
T-800は静かに、新たに手に入れたPDAの画面を見る。
ゼロが使い道がない、と判断したリゼンブルのパーツは、スバルの右腕となって役に立つだろう。
本来ならある程度手術が必要だが、簡単に装着できるように改造されていた。
そして、最後の一つ。ゼロがエックスへの手土産と称したアイテム。
ガイアアーマー。
ライト博士が作成した、最古のアーマーにして、山のごとき頑強さを誇るアーマー。
T-800は線が太すぎて装着することができなかった。
だが、スバルならちょうどはまるであろう。これで、スバルは自分が手に入れた最高の戦力となる。
ただ、T-800は静かに破壊活動を続けるべく冷静に計算した。
「ありがとうございます……ボブさん。もう大丈夫です……」
「……スバル、一つ質問だ。君はなぜ涙を流す?」
「それは……ギン姉が……」
「……俺に死という観念はない。だからか。人が涙を流す理由を知らない」
T-800が言うと、スバルは少し困った顔をした。いきなりT-800の手をとって、スバルは真直ぐ瞳を向ける。
始めてあった頃より、余裕はなくなっているが正義感の強そうな瞳は変わっていなかった。
「ボブさん、大丈夫。私が……教えるから。涙も……ドラスたちを許せない理由も」
T-800にスバルの言葉によって僅かなノイズが走る。
自身でも気づかないようなノイズだ。T-800は不思議と、そのノイズを嫌いに思えなかった。
外を見る。風によって次々ものが舞い上がっていった。視界センサーによれば、空気の量が減っていっていると分かる。
T-800は戦って生き残るために、冷静に現状を分析続けた。
スカイネットの指令を守るために。
□
「理解してくれたか?」
シグマは黙っているV3に告げる。シグマが話すべきことは、すべて話した。
あとはV3がどう判断するか。シグマは答えを待ち続けた。
V3は震えている。それもそうだろう。それほど、シグマが告げた現実は重い。
V3は躊躇し、そしていつもの両腕を広げた独特の構えをとった。
「交渉決裂……か。君は私のジョーカーとなれる男だったのだが」
「俺はそれでも……一人でも守るために戦う! いくぞ、シグマ!!」
「できることなら、全快の君と戦ってみたかった。まあ、いい。こい、V3!!」
シグマはマントを脱ぎ捨て、Σブレードを取り出した。
V3のただならぬ気配。傷ついても尚、闘志は衰えず。
最後にエックスと戦って以来、最強の敵にシグマの戦士としての本能が疼く。
たとえそれが、プログラムの揺らぎであったとしても。
シグマとV3、同時に地面を蹴って互いの距離を零とした。
□
ギンガの死体は、閉じきる前のコロニーの壁の穴へと吸い込まれていった。
数奇な運命をたどり、洗脳された状態で殺し合いの舞台に呼ばれた少女は、最後に一瞬だけおのれを取り戻した。
たとえそれが悲劇しか生まなかったとしても、それを見ることのない少女は幸せだったのかもしれない。
閉じていく隔壁を越えて、少女は名前と同じ場所へと放り出された。
彼女を隔離すべく、コロニーの臨時の壁がシャッターの如く降りて、穴を塞ぐ。
ただ、何もない暗闇の中、少女の死体は漂い続けた。
ドラスは強風が吹く中、凱と灰原が死んだことを知る。
風見とチンクが合流していないところを見ると、もしかしたら彼も生きてはいないかもしれない。
ドラスが仲良くなった人たちは、ノーヴェたちを含み死んでいった。
自分を家族と認めて人が死んでいく様子は、まるで自分が死神になった気分だ。
以前ならなにも思わなかっただろう。今はただ、胸が痛いと悲鳴を上げる。
涙がドラスの頬を濡らした。この前泣いたときと違って、ただ無表情に。
どうしていいか、誰も教えてくれない。ドラスは膝を抱え、声を押し殺して泣いた。
□
「お戻りですか?」
「ああ、手強かった。V3は死んだよ」
シグマは代理で会場を見張らせていたイーグリードに礼を言いながら、玉座へと座る。
バチッ、と左肩の火花が散った。イーグリードはそれを見て、救護班を呼ぼうとする。
「構わん。かすり傷だ」
「しかし……今後の作戦行動に支障が出る可能性があります」
「戦士のつけた傷だ。残したままでいてやりたい」
「……一つだけ、聞いてもよろしいでしょうか?」
「構わんよ」
シグマが許可を与え、イーグリードは敬礼を一度してからシグマに向く。
イーグリードはシグマへと、かねてからの疑問をぶつけた。
「シグマ隊長は四度、エックスやゼロたちと戦ったと聞きます。なのに、なぜ最初のボディを……?」
「なに、ただの感傷だ」
シグマは自嘲しながら、イーグリードに答えた。
イーグリードを先に起動させたのは、もっとも信頼できる部下だからだ。
他の世界からの戦力も持っているが、来るべき時のために今は眠らせてある。
イーグリードは最後の質問を期に、振り向いて作業に専念した。
言いたいことはまだあるだろう。イーグリード自身はエックスやゼロが参加者なのに、心が痛むはずだ。
それらを押し殺し、シグマの部下としてイーグリードは行動をしてくれる。
もっとも、シグマに離反するべくタイミングを見計らっているかもしれないが。
送られたメールを、シグマは見る。何かあったのか? というただの質問だ。
こちらの答えは、何もない。すべては順調だ、とだけ。
シグマはモニターへと視線を向けた。ただ、己が目的のために。
シグマの胸に宿る炎は、燃え滾り続ける。
&color(red){【灰原@パワポケシリーズ 死亡確認】}
&color(red){【獅子王凱@勇者王ガオガイガー 死亡確認】}
&color(red){【T-1000@ターミネーター2 死亡確認】}
&color(red){【ディムズデイル・ボイルド@マルドゥックシリーズ 死亡確認】}
&color(red){【ギンガ・ナカジマ@魔法少女リリカルなのはStrikerS 死亡確認】}
&color(red){【風見志郎@仮面ライダーSPIRITS 死亡確認】}
&color(red){【残り十九人】}
【G-3 修理工場/一日目 午後】
【T-800@ターミネーター2】
[状態]:全身に損傷(特に背部)、所々の深い傷からは金属骨格が露出、シグマウィルス感染
[装備]:滝和也のライダースーツ@仮面ライダーSPIRITS
[道具]:コルトS.A.A(0/6)、HARLEY-DAVIDSON:FAT BOY@ターミネーター2、電磁ナイフ@仮面ライダーSPIRITS)、
PDA(凱、村雨)、打神鞭@封神演義、グランドリオン@クロノトリガー、トリモチ銃@サイボーグクロちゃん
生活用リゼンブルパーツ(左腕)@SoltyRei、メカ救急箱
[思考・状況]
基本思考:スカイネットの使命通り、全ての者を破壊する。
1:スバルを利用して人間及び、人間側のサイボーグとロボットを始末する。
2:ゼロたちのチームの悪評を流す。
3:発見した音楽ファイルに秘められたメッセージを解読。
4:用が済めば、スバルを破壊する(しかし、ノイズが発生。それを心地よく思っている?)。
[備考]
※本編開始直後からの参加です。
※スバルに、ボブと呼ばれています。
※地中にいた為、神敬介の接近や行動に気付きませんでした。
【スバル・ナカジマ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
[状態]:右腕をリゼンブルに換装。あちこちにトリモチ付着、罪の意識とそれ以上の決意
[装備]:滝和也のナックル@仮面ライダーSPIRITS、軍用双眼鏡@現地調達、ガイアアーマー@ロックマンX5
生活用リゼンブルパーツ(右腕)@SoltyRei(装着済み)
[道具]:PDA×2(スバル、T-800:ラブラブビッグバンの音楽ファイル入り)サブタンク(満タン)@ロックマンX
テキオー灯@ザ・ドラえもんズ、ナックルの弾薬(25/30発)@仮面ライダーSPIRITS
コルトS.A.Aの弾丸(19/30発)、@SoltyRei、ライディング・ボード@リリカルなのはStrikerS
[思考・状況]
基本思考:他者を破壊しようとした参加者を破壊する。罪は自分だけが背負う。
1:ドラスを許さない。ギンガの仇を討つ。
2:ボブと協力。
3:チンク、メカ沢、ロボ(後ろの二名は名前を知らない)とは、いずれ合流する。
[備考]
※本編開終了後からの参加です。
※テキオー灯は、一時間のみ効力持続。
一度使った者には、24時間経過しなければ使用不可能と制限されています。
※T-800のことを、ボブと呼んでいます。
【E-3 道路/一日目 午後】
【ゼロ@ロックマンX】
[状態]:シグマウィルスにより回復。T-800を敵視。シグマウィルス一個に感染
[装備]:チャージキックの武器チップ@ロックマンシリーズ、カーネルのセイバー@ロックマンX4、
プラ膏薬とポリ包帯@ザ・ドラえもんズ、謎の金属片(マルチの残骸から回収)、サイドマシーン@人造人間キカイダー
[道具]:支給品一式 PDA(ゼロ)、空っぽの平凡なデイバッグ@ゴミ処理場
[思考・状況]
基本:シグマを倒す。イレギュラーに容赦はしない。
1:凱を殺したボブ(T-800)を最大の敵と認識。
2:チームの立て直しのためこのまま基地へ。特にドラスは気をつける。
3:ハカイダーを更生したい。更生に失敗したなら凱の分も、自分がハカイダーを倒す。
4:ハカイダーに再会できない場合、日付の変わる頃(二日目00:00)にハカイダーと決着をつけるため、スクラップ工場に再度向かう。
5:本郷、エックスと合流。ボイルド、メガトロン、グレイ・フォックス、ボブ(T-800)は警戒。
6:シグマ、何を企んでる?
7:風見とチンクが一緒でないことに疑問。
8:左上コロニーまで行き、そこから虱潰しに全エリアを巡る。
[備考]
※ノーヴェたちを生体パーツを使用したレプリロイド(のようなもの)と解釈しました。
※参戦時期はX4のED~X5開始前のようです。
※液体金属が参加者に擬態している可能性に気づきました。
※支給品にゾンダーメタルがある可能性を考えています。
※城茂を殺したのを、T-800だと思っています。
※シグマウィルスに感染しましたが、発症するのにウィルスが足りないのか、それとも潜伏期間に入ったのかは、後続にお任せします。
【チンク@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
[状態]:疲労大、全身に中ダメージ、固い決意、ノーヴェの死を悟り悲しみと憤怒、姉妹の仇を討つ決意
風見の死を信じたくない。
[装備]:金属の詰まった平凡なデイバッグ(中身60%消費)@ゴミ処理場、サイクロン号@仮面ライダーSPIRITS
[道具]:PDA(チンク、メカ沢、灰原、ロックマン)、ナイスなグローブ×2@パワポケシリーズ、ツバメ@クロノトリガー
ゆうしゃバッジ@クロノトリガー。ガトリング砲@サイボーグクロちゃん(弾切れ)
ダンボール@メタルギアソリッド、大型スレッジハンマー@ジョジョの奇妙な冒険、五光石@封神演義、アトロポスのリボン@クロノトリガー
[思考・状況]
基本:ノーヴェとセインの仇を討ち、シグマを破壊する
1:風見の馬鹿者。死んだとは信じない。
2:誰が何と言おうとも、ノーヴェの仇を討つ。敬介だろうが影武者だろうが関係ない。
3:ドラスの様子がおかしい。
3:姉として、弟(ドラス)を守る。
4:本郷、エックスとの合流。スバル、敬介、ハカイダー、メガトロン、ボブ(T-800)は警戒。
5:殺し合いに乗った危険人物には容赦しない。
6:スティンガー、シェルコートを手に入れる。
7:日付が変わる頃、スクラップ工場へ向かう。
[備考]
※参戦時期は本編終了後です。
※リシュウの仕込み杖@スーパーロボット大戦シリーズはハカイダーショットによって砕けました。
【ドラス@仮面ライダーZO】
[状態]:全身打撲、コアにダメージ。中程度の損傷&疲労。右腕がスバルのもの。悲しみ。自分が求めていたものが『家族』と自覚。
仮面ライダーへの恐怖を少し克服、仮面ライダーXへの怒り、セインを四、五歳幼くした状態に擬態。ただし、生えている
絶望、混乱。
[装備]:ラトゥーニのゴスロリ服@スーパーロボット大戦OG、メカ沢の学ラン@魁クロマティ高校、オルゴール付き懐中時計@仮面ライダーZO
[道具]:支給品一式、PDA(ドラス、マルチ、ノーヴェ)
荷電磁ナイフ@マルドゥックスクランブル(D-3基地に放置。呼び出し可)
スタームルガー レッドホーク、装弾数0/6@ターミネーター2(D-3基地に放置。呼び出し可)
[思考・状況]
基本思考:混乱して何も考えられない。
1:チンクを守りたいが、自信がない。
2:スバルをまだ正気に戻したいが……。
3:チンクと共にロボ、メカ沢、ノーヴェの仇を討ちたいが……。
4:ギンガ、凱、灰原の死にショック。
[備考]
※自分が未完成品、仮面ライダーが完成品だと勘違いしています。
※チンクを姉として強く慕っています。
※無意識の内に罪悪感が芽生えつつあります。
※志郎の言った10人ライダーの中に仮面ライダーZOがいると思い込んでいます。
【ナタク@封神演義】
[状態]:全身にギンガ戦のダメージ(中)、疲労(小)
[装備]:哮天犬@封神演義、アタッチメント@仮面ライダーSPIRITS、混天綾@封神演義、乾坤圏@封神演義(左腕の方は修理が必要)
[道具]:支給品一式、高性能探知機(バッテリー切れ)
[思考・状況]
基本思考:家族を亡くしたドラスは悲しませたくはないが、他者と馴れ合うつもりはない。強い敵と戦う。弱者に興味はない。シグマは殺す。
1:城茂をT-800が殺した? だとしたら借りが一つできた。
2:武器を探す(宝貝優先)。
3:強い奴と戦いたいが、ドラスを放っておけない。
4:とりあえずゼロに事情を聞く。
5:凱が死んだ? 馬鹿な!
[備考]
※仙界大戦終了後からの参戦。
※アタッチメントを右腕に装着しています。
※右腕は、修理工場の冷凍庫にて冷凍保存されてます。
※M.W.S.は粉砕されました。
【共通備考】
※F-4エリアの南端の壁に、火柱キックによって穴があきました。今は隔壁が降りて、コロニーの崩壊と空気の漏れを塞いでいます。
※ギンガ・ナカジマ@魔法少女リリカルなのはStrikerSの死体、フットパーツ@ロックマンX
生体センサー@メタルギアソリッド、時空管理局の制服@魔法少女リリカルなのはStrikerS
天王剣@クロノトリガー、デザートイーグル(0/7)@魔法先生ネギま! 、弾倉(0/7)×1+(0/7)×1 (弾頭に魔法による特殊加工が施されています)
ハカイダーショット@人造人間キカイダー(弾切れ)、ネコミミとネコにゃん棒@究極超人あ~る、ヴィルマの投げナイフ@からくりサーカス×2(チンクの支給品)
ドラスの腕、PDA×4(ボイルド、タチコマ、ギンガ、王ドラ) が宇宙空間に放り出されました。
【支給品紹介】
【ナイスなグローブ@パワポケシリーズ】
サクセス時に技術ポイントが上がりやすくなるグローブ。
現状ではただの野球グローブ以外機能しない。
【生活用リゼンブルパーツ(腕)@SoltyRei】
サイボーグ技術による人体用パーツ。今回支給されたパーツは両腕分。
簡単に装着できるように改造されている。
【ガイアアーマー@ロックマンX5】
ライト博士が試作中だったという、かなり古いアーマー。パワーを重視されており、トゲトラップを無効化するなどの特殊な性能も備えている。
エアダッシュができずダッシュ速度が遅い、特殊武器や強化パーツが使えないなどの制約も多く、チャージ速度が非常に早い。
・ヘッドパーツ
特別な効果はない。
・フットパーツ
トゲトラップを無効化する。また、壁に張り付いた際、ずり落ちなくなる。ダッシュで特定のブロックを押すことも出来る。
・ボディパーツ
受けるダメージを軽減し、蓄積されたダメージはエネルギーに転換してギガアタックとして使用できる。
ギガアタックは、前方に大型のエネルギー弾を放って攻撃する。
・アームパーツ
フルチャージ速度が高速になる。また、チャージショットが一部のブロックや敵の攻撃を破壊可能になる。
しかし、弾速と射程は通常のものにくらべ劣る。
*時系列順で読む
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*投下順で読む
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|127:[[真っ黒焦げの凶暴な卵(3)]]|灰原|&color(red){GAME OVER}|
|127:[[真っ黒焦げの凶暴な卵(3)]]|獅子王凱|&color(red){GAME OVER}|
|127:[[真っ黒焦げの凶暴な卵(3)]]|T-1000|&color(red){GAME OVER}|
|127:[[真っ黒焦げの凶暴な卵(3)]]|ギンガ・ナカジマ|&color(red){GAME OVER}|
|127:[[真っ黒焦げの凶暴な卵(3)]]|ボイルド|&color(red){GAME OVER}|
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|127:[[真っ黒焦げの凶暴な卵(3)]]|T-800|131:[[仮面のはがれた殺人機械]]|
|127:[[真っ黒焦げの凶暴な卵(3)]]|スバル・ナカジマ|131:[[仮面のはがれた殺人機械]]|
|127:[[真っ黒焦げの凶暴な卵(3)]]|ゼロ|132:[[YE GUILTY]]|
|127:[[真っ黒焦げの凶暴な卵(3)]]|チンク|132:[[YE GUILTY]]|
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|127:[[真っ黒焦げの凶暴な卵(3)]]|ナタク|132:[[YE GUILTY]]|
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